ブログトップページはコチラ

スッキリできる本

2017年6月24日

今日のネッツカフェドライヴィンで

私がご紹介したスッキリできる本はこの3冊です。

女性におすすめの2冊はこちら。

『あのこは貴族/山内マリコ』

『猿の見る夢/桐野夏生』

男性におすすめはこちら。(女性も楽しめます)

『我が名は、カモン/犬童一心』

※いずれも作品名をクリックすると、私の感想が見られます。

ぜひこれらの本を読んでスッキリしてください!!

yukikotajima 12:00 pm

暗殺者、野風

2017年6月21日

今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃〜)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は、

『暗殺者、野風(のかぜ)/武内涼(角川書店)』

です。

 奥野さんの紹介文は コチラ

 出版社の紹介ページは コチラ

私もこの本を読みました。

作者の武内さんは、私と同じ群馬出身。
この物語の前半は、まさに群馬が舞台となっていました。

戦国時代にも今の群馬と同じように空っ風が吹いていたようで、
主人公の野風が強風の中を歩きながら
どれくらい大変なのかが想像できました。

群馬らしい描写だけでなく
武内さんの文章は五感が刺激されます。
作品の中がよく見える。
というか、私自身が作品の中にいる気分になります。

戦国時代の刺客の物語なので、
スピード感のある戦いのシーンが続きます。
すると、文字を読むスピードがはやまって
つい読み飛ばしてしまいそうになりますが、
それではもったいない。

丁寧な描写をじっくり読めば
より鮮明に映像が浮かんできて、さらに楽しめます。

まるで気分は野風でした。
野風が見たもの、感じたことのすべてを
私も同じように体験していました。

野風は若く強い。
刺客としての強さだけでなくメンタルも強い。

野風がなぜこんなに強くなったのか。
それは最初のページを読めばわかります。

私は読んだ瞬間、怒りが湧きました。
え?こんな話?と1ページ目から、怒りスイッチがオン。
それは、野風も同じです。
その怒りを胸に野風は強くなっていきます。

野風がうまれたのは私と同じ、群馬です。
群馬の女性はやはり強いのかもな。
私も野風に負けないように強くならなければ!

いやいや、田島はもう十分強いから…
なんて声が聞こえたような?(笑)

野風は架空の人物のようですが、
上杉謙信をはじめ、実在の人物もたくさん登場します。

実際の歴史を変えることなく
架空の人物である野風がどのように大きな時代の流れに絡んでいくのか。

ぜひ本のページをめくって確かめてみて下さい。

yukikotajima 11:44 am

アノニム

2017年6月14日

昨日、ツイッターを見ていたら、
気になるニュースが目に飛び込んできました。

それは、ニューヨークの近代画家ジャクソン・ポロックの作品が、
米アリゾナ州の個人のガレージの中から発見されたというものです。

この作品は、今月20日に開催されるオークションに
出品される予定なのだとか。

この記事を見たとき、
これは、実際のニュースなのか
それとも私が最近読んだ小説の紹介なのか
一瞬わけがわからなくなりました。

というのも、今日のユキコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)
でご紹介する小説は、まさに
ジャクソン・ポロックの新作がオークションに出品される、
という物語なのです。

ちなみに小説は100%フィクションだそうですが、
まるでこうなることを予測したかのように思えて
興奮せずにはいられませんでした。

20日に行われる実際のオークションでも
小説のような出来事が行われたりして…と想像すると、
わー!
ますます興奮する!!
キャー!

…すみません。
ひとりで舞い上がりまして。

でも、この本を読んだ後に、このニュースを読むと
きっと私と同じ状態になると思います。

***

今日ご紹介する小説は、
先日、角川書店から発売されたばかりの

原田マハさんの新作『アノニム』です。

原田マハさんと言いますと、
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』
といったアート小説でおなじみですが、
今回もアートがテーマとなっています。

ただ、今回はちょっと毛色が異なります。

これまでは、アンリ・ルソー、マティス、ピカソといった
モダンアートが主に取り上げられていましたが、
今回は、現代アートを代表するジャクソン・ポロックの作品が登場します。

ポロックは、戦後、NYを中心に活躍したアーティストで、
カンヴァスを床に置いて絵の具を垂らす
アクションペインティングと呼ばれる手法で
作品を制作したことで注目を浴びました。

***

『アノニム』は、このポロックの幻の作品をめぐって
謎のアート窃盗団と無名の高校生アーティストが活躍する
アドベンチャー小説です。

窃盗団といっても、盗まれた美術品を盗み返しているだけで
決して悪の集団ではありません。
ちなみに、著者の原田さんは、アート版のルパン三世をイメージされたのだとか。

その窃盗団の名前が、
小説のタイトルになっている「アノニム」なのです。

アノニムという言葉は「作者不詳」という意味で、
実際、この窃盗団は名前も肩書も隠して活動しています。

メンバーは、美術品修復家や建築家、アートコレクターといった
国籍も年齢も職業もバラバラの9人で構成されています。

彼らはそれぞれ本業でも活躍しているのですが、
皆、お互い尊敬し合っています。

たとえば、あるメンバーは、
「お互い持ち上げることを忘れないから、
 彼らとの仕事は面白い」
と言っています。

それ、よくわかるなー。
私もそういう方たちとの仕事は楽しいですもの。
チームワークは本当に大切です。

さて。
この物語、登場人物は多いですが、
本編の前にイラスト付きの人物紹介のページがありますし、
全員かなり個性的なので、話がこんがらがることはありません。

いや、こんがらがるどころか、大変読みやすかったです。
まるで漫画を読んでいる気分でした。

最初に目にしたイラストの印象が強かったのはもちろん、
影のヒーローたちが活躍する物語の内容が漫画っぽいなあと思いまして。
勝手に脳内で漫画に変えて読んでいました。

そして、読み終えた後、
これで「アノニム」とお別れは寂しいなあと思っていたら、
あるインタビューで原田さんが
「今後もアノニムのメンバーそれぞれにスポットを当てていきたい」
とおっしゃっていました。

それは嬉しい!

シリーズ化されたら、
漫画化なんてこともあるかもしれませんね。

アート小説というと難しそう!と思われがちですが、
この作品はアート・エンタテインメントですので読みやすいです。

ぜひ読んでみて下さい。

yukikotajima 11:17 am

夏のお誘い♪

2017年6月9日

現在、色々募集中です!


まずは、まもなく開催となるホットヨガスクールです。

FMとやまレディースホットヨガスクール

土曜コースは、17日(土)〜ヨガスタジオユニオン魚津スタジオ

日曜コースは、18日(日)〜ヨガスタジオユニオン富山太郎丸スタジオ

いずれも6〜7月の2ヶ月で6種類のヨガが体験できます。

レッスン料は、税込8,270円です。

ご予定に合わせて振替もできます!

◎ヨガスクールの詳細&申込は コチラ

先日、魚津スタジオに行ってきました。

 私のレポートは コチラ

ホットヨガの魅力についてもアップしています。

※お申し込みは先着順ですので、お早めに〜。

ヨガスクールには、私も時々参加します。
一緒にヨガを楽しみましょう♪


***

もうひとつは、親子バスツアーです。

ゆっきーと行く!「天然温泉湯来楽 内灘店」grace親子バスツアー

を7月9日(日)に開催します。

バスに乗って、石川県の「天然温泉湯来楽 内灘店」に行くというツアーです。

日帰り温泉や岩盤浴はもちろん、
「流しそうめん付きのブッフェランチ」も楽しめます。

また、当日は参加者だけの特別なアトラクションやゲーム大会など
お楽しみイベントも満載ですよー。

参加費は、親子ペア(保護者1名 お子様1名)で1組 3,500円とオトク!

そしてこのツアーには、私、田島も同行します♪

◎親子バスツアーの詳細&申込は コチラ

・・

***


この夏は、今後もまだまだお楽しみイベントが続く予定です♪♪
お楽しみに〜。

yukikotajima 7:15 pm

三つの悪夢と階段室の女王

2017年6月7日

突然ですが、質問です。
あなたは「正しい人」ですか?

もうひとつ。
あなたは「いい人」ですか?

どうでしょう?

「はい」と答えた方もこの本を読むと
いや、私にも嫌な部分があるかも、と思うかもしれません。

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃〜)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は、
第35回小説推理新人賞受賞作も収録されている
増田忠則さんのデビュー作

『三つの悪夢と階段室の女王』

です。

4つの短編が収録されています。

詳しくは、奥野さんの紹介文をお読みください。 → コチラ

私も読みましたので、軽く感想を。

こわかった。
本当にこわかった。

読むとイヤな気分になるイヤミスなのですが
まさしく後味が悪かったです。

私は、作中の被害者にも加害者にも共感できませんでした。
だからといって、自分とは全く関係無い話かと言えば、
いつ私が当事者になってもおかしくないような内容で全く他人事とは思えず、
本を読みながら、もし自分だったらどうするか?
ということを考えずにはいられませんでした。

例えば、あなたに酷いことをしてきた人がいたとします。
その人が困っているのを目にした時、あなたはどう思いますか?

「いい気味だ」と思わない自信はありますか?

私は正直、無いかも…。

フィクションだけど、「小説だから」と割り切れないものがありました。
人間の嫌な部分の描き方が実にリアルで。

また、嫌な物語にもかかわらず、
悔しいことにページをめくる手を止められませんでした。

結局この物語はどうなっていくんだろう、と気になってしまい、
こわいと思いつつ夢中で読んでしまいました。

こうやって、みんなイヤミスの虜になっていくのね…(笑)

それにしても、ほんと小説の世界の話でよかったよ。

yukikotajima 11:36 am

FMとやまレディースホットヨガスクール

2017年6月6日


今年もまもなく

FMとやまレディースホットヨガスクール

が行われます。


参加を希望される女性のみなさま、

お申し込みは先着順ですのでお早めに〜。


* ヨガスクールの詳細&お申し込みは こちら


私のもうひとつのブログ 続・ゆきれぽ

にホットヨガの魅力やヨガスクールのことをアップしましたので

よかったらお読みください♪

yukikotajima 5:38 pm

おばちゃんたちのいるところ

2017年5月31日

今日から富山市では「山王さん」ですね。
このお祭りの目玉のひとつが「お化け屋敷」。

あなたはこのお化け屋敷に入ったことはありますか?

私はだいぶ前ですが、あります。
後輩のアナウンサーと一緒に入ったのですが、
怖さのあまり後輩を先に行かせ
私は後輩の後ろをついていく…
という情けない思い出があります。(苦笑)

私、小さいころからかなりの怖がりでして、
家族で旅館に行くと、必ずと言っていいほど
こわくて寝られませんでした。
温泉の天井の模様を見つめながら、それが人の顔に見えてきたり、
ちょっとでも音がしようもんならお化けが来た!と思ったり。

まあ、実際に会ったことは無い…はずなのですけどね。

はず、と書いたのは、
もしかしたら私が気付いていないだけで
お化けに会ったり、時には会話をしたり
しているかもしれないからです。

今日ご紹介する小説には、まさに亡くなった方がたくさん登場します。

『おばちゃんたちのいるところ
 Where The Wild Ladies Are 
 /松田青子(中央公論新社)』

タイトルは、「お化け」ではなく「おばちゃんたち」です。

実際、お化けのおばちゃんたちがたくさん出てきます。

と言っても、このお化けたちは見える人には見えますが、
見えない人には全く見えません。

様々なお化けが登場する連作短編集で、時代は現代です。

「皿屋敷」、「子育て幽霊」、「娘道成寺」といった
落語や歌舞伎がモチーフになっており、
おなじみの皿屋敷のお菊さんや八百屋お七などが登場します。

私が好きなのは、戯曲「天守物語」がモチーフになった
「下りない」という物語。

姫路城の天守に今も住む富姫は、
「パッタパッタパッタ」という
観光客の履くスリッパのだらしない足音に嫌気がさしています。

そして、そろそろお城を出ていきたいと思っています。

この富姫の話では、
姫路城内にあるお菊井戸には、
お菊さんはもういないそうです。

お菊さんは人間に転生したのだとか。
でも、今もお皿を数えているそうですよ。(笑)

そのお菊さんのお話もこの短編集に収録されています。

ほかにも、落語の「三年目」がモチーフの「楽しそう」では、
スキンヘッドの女性のお化けは、パンクファッションに身を包み
好きな映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
というはじけっぷり。

と、お化けのお話なですが、まったく怖くありません。
どのお化けも大変チャーミングなのです。
また、有能なお化けたちが多く、
中には、シングルマザーが働いている間、
こっそり部屋で小さな子どもを見守るお化けもいます。
なんていいお化け!

こんなに愉快で有能なお化けさんたちなら、
私も会ってみたいと思いました。

でも、実際会ってみても私はお化けだと気付かなそうですが。

あなたが昨日偶然すれ違った、あの女性も
もしかしたらすでに亡くなっている人かもし・れ・ま・せ・ん・よ〜。

最近、いたるところで人が多く感じるなあという方は、
亡くなっている人が見え始めたのかも!?(笑)

***

このお話は、先ほども申した通り、
落語や歌舞伎がモチーフになっていますので、
元のお話を全て知っている方は、より楽しめると思います。

私は、知らないお話も結構あったので、
元のお話も読んだり見たりしてみたいなと思いました。

あ、もちろん、元のお話をまったく知らなくても楽しめますので
気軽に読んでみてくださいね。

yukikotajima 11:08 am

やめるときも、すこやかなるときも

2017年5月24日

今日ご紹介するのは、こちら。

『やめるときも、すこやかなるときも/窪美澄(集英社)』

タイトルを見た瞬間、結婚式を思い浮かべた方もいらっしゃるのでは?
結婚式の誓いの言葉としておなじみですよね。

まさに結婚を意識した、アラサーの男女の物語です。

簡単に二人のことをご紹介しますね。

男性は、家具職人をしています。
彼は、大切な人の死を忘れられずにおり、
彼女は作らず、女性とは一夜限りの関係を続けています。

一方の女性は、パンフレットの制作会社で働いています。
彼女は、困窮する実家を経済的に支え、
恋とは縁遠い日々を送っています。
心の中では誰かと結婚をしたいと思いつつも恋には奥手です。

そんな二人が一緒に仕事をすることになります。
彼が作った家具のパンフレットの制作担当が彼女だったのです。

***

実は主人公の二人は、ともに人には言えない悩みを抱えています。
仲のいい友人にさえ言っていないような。

恋愛が始まったばかりの頃は、
たいていお互いのいいところを見せますよね。

デートをするにしても二人とも頑張ります。
オシャレもするし、お互いを思いやります。

そして、慣れてきたころにダメな部分が出てきて
大きな喧嘩をしたり、場合によっては別れたりするのですよね。

こんな人だとは思わなかった…
なんてことを言ったり聞いたりしたこと、あなたにもありませんか?

でも、この主人公の彼女は、
気になる相手には、最初から自分の弱点を見せてしまえ!
と開き直ります。

これが功を奏し、彼女にとっては嬉しい展開となるのですが…
おとぎ話のように、王子様と結ばれて、はい、めでたしめでたし。
ではなく、ここから物語がはじまります。

弱みを見せた後、二人がどうなっていくかは、
是非本を読んで確かめてください。

***

この物語は、語り手が男女交互に入れ替わります。
ですから、ひとつの出来事に対して、男女それぞれの思いを知ることができます。

私は女性なので、どちらかというと彼女に肩入れし、
すっかり彼女の友達気分で応援していましたが、
男性がこの本を読んだときは、また違った感覚なのでしょうね。

そんな一般的な男女の違いなども興味深かったです。
もちろん、肝心のストーリーも大変面白かったですよ!

主人公二人の関係が気になって、
夢中で一冊を一気読みしてしまったほどです。

不器用なアラサー男女のラブストーリーというと
薄っぺらく聞こえてしまいそうですが、
この物語は決してそんなことはありません!

物語の登場人物たちは、お互いの気持ちをぶつけ合っていますし。

でも、喧嘩ばかりではありませんよ。(笑)

著者の窪さんが
「やさしさ成分の多い作品になりました」
とおっしゃるとおりでした。

何度、その優しさに涙したことか。

具体的に心が揺さぶられた箇所を言いたいところですが、
ネタバレになってしまいますので、やめておきます。

この本、どなたが読んでもいいと思いますが、
あえてしぼるなら、婚活中の方におすすめです。

「結婚」に対する考え方がいい意味で変わるように思います。

私は…結婚もいいもんだなと思えました。(笑)

ぜひ読んでみて下さい♪

yukikotajima 12:57 pm

『宝くじで1億円当たった人の末路』

2017年5月17日

もし宝くじで1億円当たったら…

ということを誰もが一度は考えたことがあると思います。

番組にも時々そういったメッセージが届きますが、
夢のある話題なので毎回、盛り上がります。

実際には、なかなか当たらないからこそ
色々自由に想像できて楽しめるものなのかもしれません。

でも、もし本当に当たったら、どんな末路が待ち受けていると思いますか?

そんな宝くじに当たった人の末路について書かれた本があります。

その名も『宝くじで1億円当たった人の末路』です。

詳しくは今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただきます。

◎奥野さんの紹介文は コチラ

この本には、宝くじで1億円当たった人の末路のほか、
「友達ゼロ」の人の末路、子供を作らなかった人の末路、賃貸派の末路、
電車で「中ほど」まで進まない人の末路、8時間以上寝る人の末路、
ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路…など、
23の「末路」が紹介されています。

「末路」という言葉を使っているため
マイナスのイメージを抱きがちですが、
決してそうではありません。

本の帯には「心が軽くなる!」とありますしね!

この本では、専門家や経験者が具体的なエピソードを交えながら
それぞれの末路ついて意見を述べています。

なんと誰でも簡単にできる肩こり対策まで書かれていました。
その具体的な対策は、ぜひ本を読んでください。

私は、この本を読んで、人生には色々な選択があるということに
改めて気付かされました。

それぞれの人生があり、何がハッピーかも人によって違うわけですからね。

私は「賃貸派の末路」にあった

日本は今、それまで多くの人が信じてきた様々な常識を見直すべき時期に来ている

という一文が印象に残りました。

昔から決まっているんだ!という言葉にはまったく説得力がありません。
なぜそう決まっているのか、その理由を理解し、
おかしければ変えることがこれからの時代には必要なのかもしれませんね。

この本を読んだ人の末路は、確かに心が軽くなるのかも。(笑)
少なくとも私は読んでよかったです。

yukikotajima 11:17 am

文庫版 遊牧夫婦

2017年5月6日

今日のネッツカフェドライヴィンのテーマは
「お出かけのおとも」でしたが、
ラジオでもお話した通り、私のおともは「本」です。

先日、京都に旅行に行った時にももちろん持っていきました。

今回私が読んだのは、旅のエッセイ、
近藤雄生(こんどう・ゆうき)さんの
『遊牧夫婦 はじまりの日々』です。

あえてのエッセイです。
長編小説などは、先が気になって旅どころではなく
下手したら駅のホームのベンチに座ったまま一日が過ぎてしまった!
なんてことになりかねないので(笑)、
旅のおともの本は、エッセイや短編小説を選ぶようにしています。

旅エッセイの『遊牧夫婦』は、まさに旅にぴったりです。
まず、文庫なので荷物になりません。
また、旅する場所は違えど旅のテンションで読めるので、気持ちが入りやすい!
それに、この本はなんといっても面白いのです。

実は私、『遊牧夫婦』のファンなんです。

『遊牧夫婦』はシリーズものでこれまでに3冊出ています。

1『遊牧夫婦』は コチラ

2『中国でお尻を手術〜遊牧夫婦、アジアを行く』は コチラ

3『終わりなき旅の終わり〜さらば、遊牧夫婦』は コチラ

このほど最初の作品である『遊牧夫婦』の文庫が発売されたので、
あらためて読んでみたというわけです。

***

『遊牧夫婦』は、世界各地を旅してまわった若い夫婦のエッセイで、
彼らが実際に見た世界が「素直な言葉」で綴られています。

そう、飾り気がないのです。だから読みやすい。

今回、あらためてこの本を読んで、あることに気付きました。

このご夫婦は「決めつけ」が無いということに。
一方の私はイメージだけで決めつけていることが多いなと。

例えば、「そこに行くのは危なそうじゃない?」と思うような場所にも
遊牧夫婦のお二人は「行ってみなければわからない」と向かっていきます。

この「決めつけ」の無さが彼らの魅力であり、
だからこそ何年も旅を続けることができたのかもなと思いました。

たしかに、知りもしないのにイメージだけで勝手に判断してしまったら
どこに行ったとしても自分の世界は狭いままですものね。

旅というと、どこか遠くに行くことで自分の世界が広がるような気がしますが、
そうではなく、世界を広げられるかどうかは、自分次第なのですよね。

この本を読んで、私も「決めつけ」を減らしてオープンな気持ちで旅をしよう!
と思ったからか、京都旅行中はよく声をかけられました。(笑)
それも外国の方ばかりに。

普段なら言葉がわからないから無理!
と思ってしまいそうですが、なんとかなるものですね。
楽しい交流でした♪

この本のおかげで、ふわりと軽い心で旅を楽しむことができました。

『遊牧夫婦』は、もちろん旅のおともにもいいですが、
このGW中、どこにも行けなかった方にもおすすめです。

遊牧夫婦と一緒に世界へ旅に出てみては?

yukikotajima 12:34 pm

追憶

2017年5月3日

今週末、6日(土)に
富山をはじめとした北陸が舞台の 映画『追憶』 が公開されます。

先月18日には、富岩運河環水公園で凱旋イベントが行われ、
主演の岡田准一さんも会場に登場し当日は約4,500人の方が集まったようです。

映画『追憶』は、監督の降旗康男さんと撮影の木村大作さんの
巨匠二人が9年ぶりにタッグを組んだ作品です。

主演は、岡田准一さん。
共演は、小栗旬さん、柄本佑さん、安藤サクラさん、長澤まさみさん
といった豪華な顔ぶれです。

先日、岡田さんが富山でイベントを行った理由は、
この映画のほとんどが富山で撮影されたからです。

雄大な立山連峰や海に沈む夕日のほか、
八尾や氷見などのおなじみの富山が登場します。

撮影の木村大作さんといえば、
『劒岳 点の記』、『春を背負って』でおなじみですが、
さすが富山の美しい景色を知り尽くしていらっしゃる木村さんです。

スクリーンから木村さんの富山愛を感じました。

どのように富山が撮られているかは、
ぜひ映画館でお確かめください♪

***

簡単にストーリーもご紹介しましょう。

物語は、25年ぶりに再会した幼なじみの男性3人を軸に描かれます。

子どものころは仲良しだった3人が
過去のある出来事を機にそれぞれ別の生活を送るようになります。

それから25年後、3人は、刑事、被害者、容疑者という立場で久しぶりに再会します。

主演の岡田さんは刑事を演じているのですが、
ずっと盛り上がったままの眉が印象的でした。
そう、ずっと不機嫌なのです。

普段は吸い込まれそうな美しい「目」をされている岡田さんなのに、
今回は目以上に眉に注目してしまったほどです。

顔で演じていました。

その一方で、安藤サクラさんの包み込むような優しい佇まいにも釘付けになりました。

長澤まさみさんもいつも以上に透明感を感じたのですが、
なんとこの映画、全キャストがほぼ「ノーメイク」だったのだとか。

なんてこと!

そうか、だから余計、顔の表情や透明感が感じられたのか。

是非そのあたりにも注目してご覧になってみてください♪

映画『追憶』は、今度の土曜日6日に公開です。

 映画『追憶』公式サイトは コチ

***

そうそう、映画を見た後、
本屋さんで原作を見つけたので読んでみました。

細かいところはすこし映画とは異なりましたが、
映画を見た後に原作を読んだことで、より深く作品の世界を味わえました。

もし映画と合わせて原作も読みたい!という方がいらっしゃれば、
私は、映画を見たあと復習がてら原作を読むことをおすすめします〜!

yukikotajima 10:49 am

幸福のパズル

先日、本屋さんで初恋の人に出逢い、
思わずかけよって抱きついてしまいました。

というのは比喩ですが(笑)、
でも、それくらいのテンションになったのは確かです。

私の心を一瞬で思春期に戻したのは、
折原みとさんのお名前です。

思わず「わー!」と声を出してしまったほどです。

懐かしい「シュンチ」というキーワードまで蘇ってきて、
気分はすっかり10代でした。

30〜40代の女性の方ならご存知の方も多いのでは?

折原みとさんの『時の輝き』

映画化もされた話題作です!

その折原みとさんの新作が本屋さんにあったのです。

タイトルは『幸福のパズル』

とっさに読んでみたい!と思い、
興奮状態のまま、さっそく本のページをめくってみました。

600ページもある長編でしたが、一気読みでした。

***

物語は、高校生二人のピュアな恋バナから始まります。

主人公は、高校生のときにデビューした若手人気作家の「みちる」。

彼女が恋に落ちるのが、老舗ホテルの御曹司の優斗(ゆうと)なのですが、
この優斗がパーフェクトな男性なのです。

イケメンで身長が高くて優しくて、そのうえお坊ちゃま。
ね?完璧でしょ?(笑)

主人公のみちるちゃんは、地味で友だちもおらず、
物語ばかりを書いているような女の子です。
だから自分に自信がありません。

そんな女子が王子様のような男子に告白される、
という王道のラブストーリーからこの物語は始まります。

まるで少女漫画を読んでいるかのようなまぶしさで、
私もキュンキュンしながら読んでいたのですが、
そのキラキラなラブストーリーも長くは続きませんでした。

なんと二人には困難が次々に降りかかり、何度も引き裂かれてしまうのです。

お互い惹かれあっているのだから邪魔しないでよ!
と本に向かって突っ込む私は、すっかり10代の女子でした。

王道のストーリーは、ときには退屈に感じることもありますが、
この物語は、王道だからこその面白さを感じました。

ここまでの王道の心地よさを感じたのは久しぶりです。
やはり思春期の感覚って自分の心の中にずっとあるものなのですね。
というか、私のベースになっているのかもな。

また、「王道」以外の面白さもあります!

みちるだけでなく、複数の登場人物の視点で描かれているため、
それぞれの心の内がわかるのです。
純愛小説だけど、二人の恋愛オンリーでないのがいいなあと。
そうなのです。
この作品は、お仕事小説、家族小説、みちるの人としての成長物語でもあるんです。

とくに後半は家族小説としての色合いが強かったです。

というのも、みちるが小説家として成功したあと、
家族がよくないほうへと変わってしまうのです。

途中、あまりにもみちるがかわいそうで、
ここまで苦しめなくてもいいのに!と本から逃げたくなったほどです。

物語は、めまぐるしく展開していき、
気付いたらあっという間の600ページでした。

ほんっと面白かった!

思春期のころ、折原みとワールドにはまった皆さん、
たまには王道の純愛物語を読んでみませんか?

実は王道のラブストーリーは嫌いではないけど、
年齢を重ねてきて、本屋さんで手に取るのがちょっと恥ずかしくて…
なんて方もこの本なら大丈夫!

なんてったって私たちの「折原みと」ですから!!(笑)

GW後半、もし何か本でも読んでみようかなという方がいらっしゃれば、
ぜひ『幸福のパズル』を読んでみてください♪

yukikotajima 10:39 am

今日紹介する本は…不便益と家庭内男女平等

2017年4月26日

私がラジオでご紹介する本は基本的には小説が多いのですが、
それ以外の本も実は色々と読んでいます。

そこで、今日は最近読んだ小説以外の本を2冊ご紹介します。

まずは、こちら。

『ごめんなさい、
もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、
不便をとり入れてみてはどうですか?
〜不便益という発想/川上浩司(かわかみ・ひろし)(インプレス)』

大変長いタイトルですよね。

本の表紙は、こちら。

タイトルのみです。

でも、そのわけのわからなさに、私はまんまとはまってしまい
本屋さんで手に取ってしまったのでした。

この本のテーマは「不便益」。
「ふべんえき」と読みます。

この本によると、
「不便であるからこそ得られる益」
のことを「不便益」と呼ぶそうです。

今の時代はスピードや効率が大切にされることが多いですが、
不便から生まれる益もある!ということで
この本には、様々な不便益の事例が紹介されています。

いくつか例をあげると

・アクセスしづらいところにある秘湯

・遠足のおやつの金額制限(おやつは300円まで)

どうですか?
言われると納得しませんか?

アクセスしづらいからこその「秘湯」なわけで、
これが誰でも簡単に行けたら秘湯にはならないですよね。

おやつも300円以内だったからこそ
あれこれ考えながらおやつを選ぶ楽しみがあったのだと思います。

実際、こどもに不便な体験させたところ、
工夫するようになったという事例もあるのだとか。

不便ゆえにどうしたら便利になるか考え、
それが「工夫」につながるのですね。

大変面白い本でした!

あなたも生活にあえて「不便」を取り入れてみては?

とりあえず、今年のGWのおでかけのおやつは、
300円以内にしてみてはいかがでしょう?(笑)

***

もう1冊は、FMとやまでは「オッケートーク」でおなじみの
富山出身の作家、山内マリコさんのエッセイです。

こちらの本もタイトルが最高です。

『皿洗いするの、どっち?目指せ、家庭内男女平等!(マガジンハウス)』

こちらは、雑誌「アンアン」に掲載されていたエッセイをまとめたもので、
ご主人との生活における不満(時々のろけ)が綴られています。

ラジオでは、かわいい声で優しい印象の山内さんですが、
ご主人の前では常に不機嫌で
ご主人から「夜叉」と呼ばれることもあるのだとか。わーお!

たしかにこのエッセイの山内さんは、ずっと怒っています。

でも、読んでいて不快にならないのは、
怒りつつもご主人への愛情は感じられるから。
それに時々のろけているしね♪(笑)

また、ご主人も言われっぱなしではありません。

このエッセイには、夫の言い分ものっていて
優しい語り口でソフトに反論というか言い訳をしています。

山内さんだけの話を聞いていると
ご主人、もっとがんばってー!と思うのだけど、
ご主人の言い分を聞くと
うーん。どっちもどっちなんじゃないの?と思えてくるもので(笑)、
人の話は、双方から聞かないとわからないもんだなと実感しました。

こちらも大変面白い一冊でした♪

そうそう!
山内さんからgraceリスナーの皆さんへコメントを頂きました。


graceリスナーのみなさん、こんにちは!山内マリコです。

新刊のエッセイ集は、同棲と結婚をテーマにしています。

料理がめんどくさいとか、
なんでわたしばっかり皿洗わなきゃなんないのとか、
多くの女性が思っているであろう家事にまつわるモヤモヤした気持ちを、
恥をしのんで正直に書きました!

この本がきっかけになって、
家事のことを、旦那さんと奥さんが腹を割って話し合う機会になれば幸いです。

未婚の人もきっと勉強になるはずなのでぜひ!

目指せ、家庭内男女平等☆

 

yukikotajima 11:40 am

いのちの車窓から

2017年4月19日

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本はこちら。

星野源(ほしの・げん)さんのエッセイ集

『いのちの車窓から』

です。

●奥野さんの紹介文は コチラ

私もこのエッセー集を読みましたので軽く感想を。

今や俳優としても大人気の星野源さんですが、
私にとっては音楽家の印象が強いです。
ラジオでもデビュー時からよく曲がかかっていましたしね!

エッセイ集を読みながら、
2011年に富山の野外フェス「Summer Voice Carnival」
に出演された時のことを思い出しました。

あの日、ライブをしながらも
マイペースにたくさんお話をされていたのが印象的でした。

そのお話というのが、まるで一緒にお茶でもしているかのようか自然な空気感で
私はこの日、星野源さんのファンになったのでした。

あの日の会場は決して大きくなかったけれど、
会場の大きさは関係なく
いつでもどこでもあのままなのだということが、
このエッセイ集を読んでわかりました。

ああ、久しぶりに星野源さんのライブに行きたいなあ。

yukikotajima 11:40 am

スウィングしなけりゃ意味がない

2017年4月12日

昨日、本屋大賞が発表されました。

大賞に選ばれたのは、
直木賞受賞作でもある恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』

納得の大賞です。おめでとうございます!

私の感想は コチラ

この本、まだお読みでない方は是非〜。

本屋大賞のサイトは コチラ

今日のユキコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)で
ご紹介する本も音楽に関する本です。

『スウィングしなけりゃ意味がない/佐藤亜紀(角川書店)』

本のタイトルを見た瞬間、
「お、これはジャズに関する小説かしら?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

正解です!

戦時下のドイツでジャズに夢中になった少年たちの物語です。

と言っても『蜜蜂と遠雷』のように演奏したり歌ったりするのではなく
(中には演奏をする少年もいますが)、
基本的にはジャズを「聞いて」楽しんでいました。

でも、当時のドイツはナチスの政権下にあり、ジャズは敵性音楽でした。
つまり、聞くことが禁止されていたのです。

にも関わらず、彼らはジャズを聞いていました。
例えば、ジャズが楽しめるカフェで。
それもバンドの生演奏を。

物語はひとりの少年の一人喋りで進んでいきます。

少年は15歳のエディ。
彼は裕福な家庭の息子です。
いい服を着て、いいものを食べて、いい音楽を聞いて…と
まるで戦時中であることを忘れてしまいそうになるほど、
優雅な日々を送っています。

とは言え、やはり戦時中です。楽しいだけの日々は続きません。
戦争が進むにつれ、彼の環境も大きく変わっていきます。

でも、彼自身は変わりませんが。

彼の感覚は、いたって真っ当です。
長い物には巻かれません。

たとえば、こんなふうに。

「禁止された音楽だとしても
ホールいっぱいのお客さんが望むものを国は邪魔できない」

エディの本音、最高です!

この本には、そんなエディの心の声がたくさん出てきます。
しかも今どきの若者言葉で。もちろん日本語ですよ。(笑)
そういえば、この本、どことなく翻訳小説っぽいかも。

戦時中は特に誰もが上に従わざるを得ませんでしたが、エディは違います。

いや、戦時中だけのことではないな。

大人というものは、いつの時代もおかしさを疑わず、
こういうものだ、とあきらめてしまいがちなのかも。

私もエディから見たらつまらない大人になっているのかもと、どきり。
反省しました。

それにしても、この作品、ずっと音が鳴っていて
なんとも賑やかな一冊でした。

エディが好きなジャズのナンバーが次々に出てくるのです。
しかもおなじみのナンバーばかり。

ジャズ好きの方は脳内で音を鳴らしながら読書を楽しめると思います♪

音楽小説を読むたびに言っていることだけど、
この本専用のCDがあればいいのになあ。

もちろん、ジャズがわからなくても楽しめますので安心してお読みください。

yukikotajima 11:40 am

いい空気を一瞬でつくる

2017年4月7日

私がアナウンサーとして仕事を始めたのが2001年の4月。
この春で17年目となりました。

わーお。
もうそんなに経つのか…。

もう17年目ですが、
でも、毎年この時期には新人の気持ちで
アナウンス関連の本を読むようにしています。

車の定期検査のような感じで。

今年読んだのはこちら。

『いい空気を一瞬でつくる
  誰とでも会話がはずむ42の法則
    /秀島史香(朝日新聞出版)』

秀島史香(ひでしま・ふみか)さんは、ラジオDJです。
ナレーターとしても活躍されています。

都会的でありながらもあたたかみのある声が素敵です。
写真にうつる笑顔もいつもおだやかです。

本のタイトルの「いい空気を一瞬でつくる」と言う言葉は、
まさに秀島さんにぴったりだなあと思いました。

まあ、実際お会いしたことは無いのですけどね。(笑)

この本を読みながら、わかる!わかる!と共感の連続でした。
と同時に忘れていたこともたくさん思い出し反省もしました。
いま思い出せて本当によかったです。

ラジオの仕事は、喋る仕事だけではありません。
どちらかというと、聞くことのほうが多いように感じます。

話を聞く上でまず大切になるのは、この本のタイトルにもある通り、
相手がリラックスして話せる空気をつくることです。

秀島さんは、いい空気をつくるために大切なのは
「笑顔」であるとおっしゃっています。

笑顔と言えば、先日、妹の子ども(もうすぐ2歳の甥っ子)とテレビ電話をしたとき
前はよく笑っていた甥っ子がこの間はあまり笑っていなかったのです。

妹も「最近この子、いつも不機嫌な顔してるんだよねー」
と心配していたのですが、そのとき気付きました。
ママである妹と甥っ子の表情がそっくりであることに。

どうやら妹は最近ストレスを感じていて全然笑えていなかったそうで、
私に指摘されてハッとしたそうです。

妹と話をしながら、この本にあった
「ネガティブな感情はポジティブな感情より強い伝染力を持っている」
という言葉を思い出しました。

私も気を付けなきゃな。

このブログを読んでいるあなたは今どんな表情をしてますか?
仏頂面になっていませんか?

そんな方はちょっと口角あげてみてください。
きっとその瞬間、少し気持ちが軽くなると思います♪

ちなみに、この本によると、
相手に好感が持てるかどうかは会って0.1秒で決まるのだとか。
また、好印象の人は会う前から笑顔で上機嫌なんだそうです。

たしかにそうかも!

とはいえ、自分は笑顔で柔らかな空気をつくろうと心がけても
相手の空気がピリピリしていることもあります。
そんな中で会話をしなければならない時、
どうしたらいいと思いますか?

答えはこの本に書かれています。(笑)
答えが気になる方は是非読んでみてね!

この本はどなたが読んでも勉強になると思いますが、
イチオシは新人さんたちです。

入社式以降、様々な人とコミュニケーションを取ってきたと思いますが、
どうですか?うまくしゃべれなかったと落ち込んでいる方もいるのでは?

この本を読めば、来週はすこ〜し肩の力を抜けるかも♪

yukikotajima 12:19 pm

か「」く「」し「」ご「」と「

2017年4月5日

こんにちは、田島悠紀子です。

2017年度も引き続き、

・水曜・木曜のgrace

・土曜日のネッツ・カフェ・ドライヴィン

を担当していきますので、よろしくお願いします!

そして、ブログも3つ続けていきます。

ゆきれぽ

graceブログ

続・ゆきれぽ

ラジオと合わせてブログもよろしく〜。

そうそう、日々のつぶやきは、ツイッターを見てね♪

@yukky713

2017年度も田島悠紀子をよろしくお願いします〜。

***

さて、今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)
で紀伊國屋書店富山店の奥野さんからご紹介いただく本は、

『 か「」く「」し「」ご「」と「 / 住野よる 』

です。

まずは、奥野さんの推薦文をお読みください。

→ コチラ

読み方は、ストレートに「かくしごと」です。
かぎかっこは読みません。

5人の高校生たちの物語で、5人それぞれの視点で描かれています。

5人とも人を見るとき、それぞれ他の人とは違った能力というか、感覚で見ています。

たとえば、
誰が誰を好きか気持ちが矢印になって見える女子もいれば、
人の気持ちが感嘆符で見える男子もいます。

この本、もしや不思議ワールド全開?と最初は思いましたが、途中で気付きました。

同じものを見ているようでも人によって見える世界は全然違う、ということなんだなと。

見え方も感じ方も全然違います。
私はこう思う。だから、他の人も同じように思っているはず、というのは間違いです。

たとえ仲が良くても100%同じ感覚であることはありません。
ある人には、笑い飛ばして数分後には忘れられるような言葉でも
人によっては、その言葉に苦しめられずっと悩んでしまうこともあります。

でも、問題を難しくしているのは、自分自身だったりするのですよね。
たいていのことは自分が思うほど、複雑ではないのかもしれません。

人の言動に振り回されがちな方は、この本を読むことで心が軽くなるかも。
ああ、私だけじゃないんだって思えるはずです。

高校生の物語だけど、大人の皆さんもぜひ!

ちなみに、私は高校生たちの気持ちがわかりつつも
あまりのもどかしさに何度もおせっかいをやきたくなりました。(笑)

そういう意味では、私はややおせっかいなパラに近いかなー。

あなたは5人のうち誰の気持ちが一番わかるかしら?

yukikotajima 12:07 pm

ぼくのとなりにきみ

2017年3月29日

学生の皆さんは、ちょうど春休み中ですよね。
毎日何をして過ごしていますか?

暇だ〜という方は、探検に出かけませんか?
と言っても本の中ですが。

探検に連れて行ってくれる本とは、

『ぼくのとなりにきみ/小嶋陽太郎(こじま・ようたろう)(ポプラ社)』

です。

このも物語は、家の近くにある古墳を探検した
三人の中学一年生の物語です。

慎重で大人っぽいサクと
スポーツ万能で天真爛漫なハセは、
夏休みの最終日に町の古墳へ冒険に出ます。

そこで、筒に入った謎の暗号を拾います。

二人は暗号を解読するために調査を開始。

そこに、フシギな行動が目立つクラスの女子のチカも暗号調査隊に加わります。

調査隊三人を詳しくご紹介しましょう。

サクは、心配性で真面目で
中一にして何もかもあきらめたおじさんのようなところがあります(笑)。

親友のハセは、本能のまま突き進む明るい少年です。
人を疑ったり傷つけたりすることはありません。
だから、クラスで浮いているチカにも気軽に声をかけます。

そして、この調査隊で唯一の女子のチカは、
ひとことで言うなら不思議ちゃんです。
のんびりしていて、あまり勉強もできません。

サクは、そんなチカに勉強を教えているのですが、
どうしてこんなことがわからないんだ!といつもイライラしています。

でも、気付くとチカのことを考えていたり、目で追ったりしていて、
この気持ちは何だろう?と思っています。

そんな三人が暗号を解くために調査をしていくのですが、
物語が進むにつれ、
サクがどこか冷めている理由や
チカがいつもわけのわからない行動をしている理由が
明らかになっていきます。

無邪気に冒険して楽しむぞ〜!と思っているのは、ハセだけで(笑)、
他の二人は、人知れず悩みを抱えています。

親との関係、出来のいい他のきょうだいに対する葛藤、恋心…。

サクは一見、大人びているけれど、やはり中学生です。

サクが何か抱えているなと気付いたママとのやりとりには涙しました。

今の私は、ママの年齢に近いですが、
この本を読んでいる時は、中学生に戻っていました。
気分は13歳です。
だから、涙したのもサク側としてです。(笑)

物語に出てくる30歳の学校の先生も実年齢では年下だけど、
中学生に戻っている私にしてみれば立派な大人で、
中学生にはこんな風に大人が見えるんだなということを思い出しました。

中学生が普段関わりのある大人といえば、親か学校の先生です。

出会う大人が少ない分、大人たちのちょっとした言葉や態度に
影響を受けやすかったりするのですよね。

今もし大人たちの言動によって悩んでいる学生さんたちがいるのであれば、
「気にしなくていいよ!」と言ってあげたい。

それから、大人の皆さんも「言わなくてもわかるだろう」と思わずに
子どもたちの不安をとりのぞくような言葉をかけてあげてほしいな。

学生さんだけでなく、大人の皆さんにもぜひ読んでいただきたい一冊です。

勝手に中高生と保護者のための春休みの課題図書に推薦します。(笑)

yukikotajima 11:50 am

我が名は、カモン

2017年3月22日

本屋さんをぶらぶら歩いている時に、
著者の名前を目にして思わず手に取った本があります。

それは、

『我が名は、カモン/犬童一心(河出書房新社)』

です。

犬童一心さんは、
「ジョゼと虎と魚たち」や「のぼうの城」
などでおなじみの映画監督です。

ですから最初この本を目にした時、
映画の原作?と思ってしまったのですが、
『我が名は、カモン』は、犬童監督の初の小説でした。

それだけも十分心惹かれましたが、
カラフルな色使いの表紙に黄色の帯がかけられていて、
なんとも楽しそうな雰囲気だったこともあり、
これは絶対に面白いに違いない!と迷わず手に取り読んでみました。

で。
肝心の本の中身はと言うと、
本の表紙から勝手に想像した期待を上回る面白さでした。

主人公は、加門慶多(かもん・けいた)。
大変めでたい名前ですが、芸名です。
元俳優で、今は劇団で芸能マネージャーをしている50代の男性です。

シニア統括マネージャーとして日々忙しく働いています。

ちなみに、忙しい理由は、担当している俳優たちのワガママに振り回されているから。

大御所俳優は、突然「引退したい」と言い出すし、
人気若手女優は、CM撮影現場でわがままを言って撮影がストップとトラブル続き。

そのたびに彼らを説得しに現場に顔を出しているのが加門です。

そんなトラブル処理係のような加門をさらに大きなトラブルが襲います。

40年前に、ある台本を途中まで書いて姿を消した伝説の劇作家を探し出し、
最後まで台本を書かせて劇を上演したいという依頼がきます。

加門は山奥の村へ劇作家を探しに行き、無事出会えるのですが、
この劇作家は、とんでもなくわがままなおじいちゃんだったのです。

私のイメージは、田中泯(みん)さんでした。(笑)
つい先日まで放送されていたドラマ「A LIFE」でキムタクの父役をしていた、あの方です。

正直ハチャメチャなおじいちゃんですが、でもエネルギッシュなのです。
いたずらっ子の少年がそのまま年だけ重ねて
おじいちゃんになってしまった感じです。

『我が名は、カモン』には、
この劇作家をはじめ、わがままな人がたくさん登場しますが、
彼らのわがままは、ぬるくはありません。
ちゃんと意味がある。
みんな芝居が好きなのです。
仕事に誇りをもっている。
そして、楽しんでいる。

だから、振り回される加門も頑張れるのだと思います。

一切の妥協無く自分の心に正直な人たちの集まる芝居の世界の、なんとまぶしいことか。

「芝居は英語で「PLAY」。上手に遊べているかどうか」が大事なんだそうです。

これ、芝居以外の仕事にも言えますよね。
仕事を遊べている、楽しんでいる人との仕事って
実際ワクワクするものです。

もちろんワクワクするだけでなく、時にはカチンとくることもあるのだけど(笑)、
後で冷静になって考えてみると、指摘されたことは正しかったりする。
妥協の無い仕事は、ひりひりする緊張感がありながらも
終わってみると「楽しかったな」と思えるものです。

この、最後はカラッとした感じが昔の現場にはよくあったのかもしれませんね。
理不尽や酷い仕打ちだらけだったとしても、
いいものを作ったあとはみんな幸せという感じ。

ちなみに、この物語の中心は50代以上の男性たちです。

だから、ちょっと今の若者たちの空気感とは違います。
でもそこがなんかいいなあと。
いまも現役で働く愛すべきオジサマたちの物語はとても面白かったです。

それから、この本、文章がまるで脚本のト書きのようなリズムなのも印象的でした。

このまま脚本として使えそうですもの。
って、実際の脚本は見たことは無いのですが…(笑)

この作品、いつか犬童監督自身の手で映画化されるかな?
是非映画化してほしい!

その時は、劇作家のわがままじいさんの役は是非、田中泯さんでお願いします!(笑)

yukikotajima 9:22 am

劇場

2017年3月15日

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃オンエアー)
で紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は

芥川賞作家・又吉直樹さんの小説第2作「劇場」です。

●奥野さんの紹介文は コチラ

こちらは、本の装丁を見ていただければわかる通り、
まだ書籍化されていません。

3月7日(火)に発売された「新潮」4月号に掲載されています。

『劇場』は、売れない劇作家が主人公の恋愛小説です。

実は、書き始めたのは、芥川賞受賞作「火花」より前のことだそうで、
又吉さんの作家としての原点でもある作品なのだとか。

私は「火花」より「劇場」のほうぐいぐい作品に引き込まれました。

ただ、この主人公の男がとんでもなくダメな男なので、
彼には全く惹かれませんでしたが。(笑)

でも、この男はどうしたいのか?
と不安定でつかみどころのない彼の行く末が気になり、
ページをめくり続けてしまいました。

たぶんこの本を読んだ方のほとんどが感じると思いますが、
この主人公のダメ男は、又吉さんと重なります。

実際の彼の暮らしや考えていることなどは知らないので、
あくまでもイメージでしかないのだけれど、
私はずっと又吉さんが頭に浮かんだままこの本を読みました。

又吉風(ふう)の主人公の彼はとにかくめんどくさい男です。
自意識過剰です。過剰すぎるほどです。

そんな彼の恋人がとっても素敵な女性なのです。
ほんとうに優しい。

例えば、彼がつまらないことを言った時
私だったらスルーするか
「は?」と冷たい反応をしてしまいそうですが、
笑顔で楽しい!と笑うのです。

そんな二人のやりとりを軸に物語は進んでいきます。

きっとこの作品も近いうちに映像化されるのだろうな。
前作以上に映像が見えてきた作品でした。

そうそう、「火花」はなんかよくわからなかったという方も
この作品はきっと楽しめると思いますよー。

yukikotajima 12:18 pm

Good old boys

2017年3月8日

あなたの職場に、日差しが強くなるこれからの季節の毎週月曜日、
日焼けがどんどん濃くなっていく人はいませんか?

それ、まさに俺だ!というパパさんもいらっしゃるかもしれません。

お子さんのサッカーや野球の練習や試合に
顔を出しているというパパやママは、
月曜の日焼け顔ですぐにわかりますよね。

そんな姿を見ると、いいパパなんだろうなあと微笑ましく思います。

今日ご紹介する本は、
少年サッカーチームに所属する子供たちを支える
父親たちの物語、

『Good old boys /本多孝好(集英社)』

です。

この作品は、 小学四年生のメンバー8人のパパたちによる8つの短編と
プロローグとエピローグで構成された連作短編集です。

この少年サッカーチームは、とにかく弱くて一度も勝ったことがありません。

でも、彼らはサッカーが大好きです。

そんな彼らのことを70歳を超える監督は、

「楽しそうにサッカーをやる才能がある!」

と言っています。

このサッカーチームは、勝つことよりも楽しんでやることを大事にしているのです。

辛いだけではサッカーを嫌いになってしまうから、楽しんでやってほしい。
そして、大人になってからもずっと続けてほしいと。

その教えの通り、
子どもたちは、誰一人文句を言わずのびのびとサッカーをしているのですが、
パパ達はいというと、その考えに共感しているパパもいれば、
もっとしっかりした方がいいとじれったく感じているパパもいます。

例えば、日本人女性と結婚したブラジル人のパパさんは、
日本のサッカーをあまりよく思っていません。
サッカーはもっと楽しむもの、という考えが体に染みついているからです。
そんなブラジル人のパパは、
サッカーの楽しさを教えてくれる素晴らしいチームだと思っています。

ところで、このサッカーチームにはなぜこうもパパしかいないのかというと、
父親の方が色々手伝えるからです。
ゴールの移動や球出しなどは男性のほうがいいということで、
パパさんたちが手伝っています。

そして、それぞれ子どもの名前に「パパ」をつけた呼び方で呼び合っています。
ユウマパパ、ユキパパといった具合に。

子どもたちを見守るパパたちは、
程よい距離感の中でうまく大人な関係をキープしていますが、
パパと子どもの関係性は、家族ごとに微妙に異なります。

パパたちも一人の人間です。
それぞれが悩みを抱えています。
奥さまや息子さんとの関係もそれぞれです。

この物語には、そんな8人のパパ達の本音が綴られています。

まさに今小学生の息子さんがいるパパさんたちは、
より共感できるんじゃないかしら?

女性目線で見ると、そのプライド何?なんだその言い訳?
たよりないなーと思わずにはいられないところもあるけれど(笑)、
でも、みんな憎めないパパさんたちでした。

本の帯にはこうありました。

「すべての頑張るお父さんと子どもたちに、あたたかなエールを贈る一冊」

そうそう、この本は家族の前では読まない方がいいかも。

私は、泣けてしかたなかったです。

気持ちはこのチームの子どもたちの母の気分でした。
(子どもはおろか結婚もしていないというのに…笑)

yukikotajima 12:30 pm

騎士団長殺し

2017年3月1日

今日のキノコレ(grace内13:45頃〜オンエア)
で紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は超話題作!

村上春樹さんの『騎士団長殺し』です。

奥野さんの紹介文は コチラ

『騎士団長殺し(きしだんちょうごろし)』は、

・第1部 顕(あらわ)れるイデア編—

・第2部 遷(うつ)ろうメタファー編—

の2冊にわかれています。
あわせて1000ページ以上ある長編です。

先週の金曜日24日に発売されましたので、
発売と同時に購入し週末に一気に読んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。

私も読みました!

私は一気に読むのが好きなのですが、
さすがに1000ページ以上ある作品を一気に読む時間は無かったので
今回は少しずつ読み進めていきました。

いつもは、どうしても物語の先が気になって
なかなかすっぱりここまで!とやめられないのですが、
この本は何章にもわかれていますので、まだ途中でやめやすかったです。

また、新しい章の始まりも復習から入りますので
読書を再開しやすく、すうっと物語に入っていけました。

ところで、お気づきになったでしょうか?
ここまで私は、物語のストーリーには一切触れていません。

本紹介というのは難しいもので
私も毎週本紹介をしつつも、どこまでネタをばらすべきかいつも悩みます。

村上春樹さんの本は、発売まで一切の中身に関する情報が発表されていませんでした。

つまり、中身を知らせたくないということですよね?

まだ発売直後ということもありますし、
これから読もうという方も多いと思いますので
私もストーリーについて触れるのはやめることにしました。

でも、せっかく読みましたので簡単に感想は言いますね。

ひとことでいうなら面白かったです!

私はほとんど夜中に読んだのですが、
一人静かな部屋で本の世界に没頭しながら
登場人物たちと同じ緊張感を何度も味わいました。

スマホがぶるぶるっとなっただけで
キャーと飛び上るほどでした。(笑)

いったいこの音は何?
この先には何があるの?
これはどういうこと?

そんな疑問が何度も頭に浮かび、
ドキドキが止まりませんでした。

また絵が浮かびやすいので本を読みながら、
作品世界の中に入り込んでしまったかのような
実感を伴った読書でした。

あるいは、私は本の世界にいたのかもしれない。
(春樹風に言ってみた。笑)

「村上春樹の新作」ということで、
正直、読む前は、どこか構えてしまうところがあったのですが、
読んでいるうちに、そんなことどうでもいいやと思えました。

純粋な気持ちでただ本のページをめくればいいのだ、
と思ったら大変軽やかな読書になりました。

私と同じように感じている方も
固定概念なんて取っ払って読んでみては?

物事を難しくややこしくしているのは、いつも自分の心なのかもしれませんよ。

yukikotajima 11:56 am

graceブライダルバスツアー報告

2017年2月26日


今日の graceブライダルバスツアー にご参加くださった皆様、
ありがとうございました!



このブライダルバスツアーは、
素敵なウェディングを叶えてくれるお店を
バスに乗って一日でまわるもので、
私、田島がナビゲートしました。

ツアー終了後、参加された皆さんから
「楽しかった」「参加してよかった」
という嬉しい感想をたくさん頂戴しました。

ありがとうございます〜!

今回都合が合わず参加できなかった皆さんのために、
どんなお店をまわったのか、ブログでご紹介しますね。
気になるお店があれば、気軽にお問い合わせください♪

***

まず訪れたのは、貸衣装の WEDDING SCENE WARAKU

富山ではWARAKUでしか取り扱いがないというシルク100%のドレスを見学。

シルクドレスに触れた参加者の女性の皆さんはうっとりされていました。

シルクドレスとWARAKUの西垣さんと。



結婚式の準備は、まずは衣装選びから始めるのがいいそうですよ!

***

次は、オーダーメイドジュエリーの オートクチュール宝飾サロンJ.C.BAR

ジュエリー王子こと、嶋さんに
オーダーメイドジュエリーの魅力をわかりやすくご紹介いただきました。



なんと、今日2月26日から20周年を記念して20万円プランがスタート。
通常25万円が20万円になります。

◎詳しくは コチラ をチェック!

20周年おめでとうございます〜♪



***

二次会・アフターパーティーの ULUWATU AMIGO(ウルワツ・アミーゴ)では、
美味しいランチをいただきました。

食後のデザートは大人気のベリーベリーベリーパンケーキ♪



ウルワツ・アミーゴでの二次会はもちろん、
ハワイでのフォトプランもおすすめだそうですよ。



ウルワツ・アミーゴの石井さんは、
話題の映画『真白の恋』に出演されているんですよー!

***

続いては、ハネムーン・海外ウェディングの ヴァケーション

ヴァケーション金谷さんの
「明日からハワイに行くことにしましょう!」という無茶ぶりから(笑)、
参加者の皆さんは急きょ、
ハワイでどんな挙式・ハネムーンをしたいかプランを考えることに。

オリジナルハネムーンのサポートをされているヴァケーションらしい
楽しい空想ハネムーンとなりました。

ハワイ旅を楽しんだあとには、ハワイ土産のプレゼントも♪



***

ホテルグランテラス富山 では、
チャペルや神殿、披露宴会場を見学♪



こちらは12階の披露宴会場。この後ろには立山連峰が見えるんですって。



今日は見えず残念でしたが、それでも12階からの景色はよかったです♪

ホテルグランテラス富山の益田さんとケーキ入刀!(笑)



***

お世話になった皆さま、ありがとうございました!

また、バスの運転手、高岡交通の前田さんも
一日、安全運転をありがとうございました。



***

最後に。

今回ツアーに参加された皆様へ。

あらためてになりますが、

ご結婚おめでとうございます。

素敵な結婚式となりますように♪

yukikotajima 8:21 pm

みかづき

2017年2月22日

今年も本屋大賞発表の時期が近づいてきました。

本屋大賞は、直木賞・芥川賞と並ぶ、
いや、実際にはそれ以上に注目を浴びている
と言ってもいいかもしれません。

ひとことで言うなら、書店員の投票だけで選ばれる賞です。

過去一年の間、書店員自身が自分で読んで
「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」
と思った本を選び投票し、
まずはノミネート作品が10作品選ばれます。

そして今年は4月11日(火)に本屋大賞が発表されます。

これまでの受賞作を振り返ってみると…

2016年は『羊と鋼の森/宮下奈都』

2015年は『鹿の王/上橋菜穂子』

です。

いずれも大変話題になりました。

また、本屋大賞受賞作は映画化されることも多く
現在公開中の映画『海賊とよばれた男』は2013年の受賞作ですし、
他にも『舟を編む』『告白』『ゴールデンスランバー』などが
映画化されています。

本を読まない方にしてみれば、
全て話題の映画じゃないか!
と思うかもしれません。

でも、これらはすべて原作がまず注目を浴びたのですよ!

2017年はどの作品が選ばれるのでしょう。

 2017年のノミネート作品は コチラ

ノミネート作品をすべて読んで
自分で予想するのも楽しいかもしれません。

ラジオで紹介した本も何冊もノミネートされていますよ!

私もすべては読んでいませんが、
読んだ本の中では、
直木賞受賞作恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』
がよかったなと思いましたが、
この本を読んで、いや、この本もよかった。
そして映像化されたものを見てみたい!と思いました。

その本とは、森絵都さんの『みかづき(集英社)』です。

去年9月に発売されて以来、ずっと売れ続けているそうです。

私、この本を読みながら久しぶりに生活リズムを崩しました。(笑)

三世代の家族の物語とあったので、
途中で区切ってじっくり読んでいこうと
夜読み始めたら、気付いたら明け方でした。

この本、500ページ近くもあって大変面白いので、
お読みになる時は、
時間がたっぷりある日の午前から読み始めるのがいいと思います。
今日は徹底的に読書デーにするぞ!と決めて。

夜遅くに読み始めたら間違いなく生活リズムが崩れます!(笑)

さて私が寝るのを忘れるほど没頭してしまった『みかづき』は、どんなお話なのか、
簡単にご紹介しましょう。

***

『みかづき』は、昭和から平成の塾業界が舞台のお話です。

昭和36年に、若い男女が学習塾を立ち上げます。

シングルマザーの千明に誘われて
塾の先生になった吾郎。

二人はすぐに家族になります。

家族経営の小さな塾は、
ベビーブームと経済成長の波に乗って
どんどん大きくなっていきます。

塾に関わる人も増えていき、ときには対立も生じます。

また、成長した娘たちとの関係も少しずつ変化していき、
物語は、予期せぬ方向へと進んでいきます…。

昭和30年代に塾を始めた父と母。
三人の娘たち。
そして、その孫。

それぞれの物語が描かれています。

***

この本は、とにかく激しく熱い千明と
のんきな夫、吾郎を中心に物語がすすんでいくのですが、
千明をメインとしたお話は、とにかくスピードははやく、
ページをめくる私の手までスピードを増していきます。

ちょっと加速しすぎたなと思うと
のんきな吾郎がいい感じでスピードをゆるめてくれます。

本の中の家族たちが、
笑ったり、泣いたり、怒ったりするたび、
私も同じことをしていました。

私は気性の激しい千明に感情移入しやすかっただけに、
穏やかな吾郎の言葉が心に響きました。

家族だからこその甘えもあれば遠慮もある。
でも、家族だからこそのつながりもあるわけで。

本当にいい物語でした。

この作品、間違いなく映像化されると思う。
NHKの朝ドラにも向いているかも。

yukikotajima 12:10 pm

エマソン

2017年2月15日

今日のキノコレで紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は、

『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉/中島輝(なかしま・てる)』

です。

先月、朝日新聞出版から発売されました。

この本ついては、奥野さんが紹介していますので、
ぜひ コチラ をお読みください。

また詳しくは今日13時45分ごろからのキノコレでご紹介しますので、
ぜひラジオを聞いてくださいね。

***

私も読みましたので軽くご紹介。

エマソンは、「アメリカ成功哲学の祖」と言われているそうで、
本のタイトル通り、自分を信じることを訴えています。
また、自分の直感を信じることも。

私が心に響いたのは、この言葉。

「自然に出てくる行為が、いつも一番良い」

たしかに、他人の顔色ばかりうかがっていると
不安にもなるし、自分の言動に自信が持てず、
結局自分が何をしたいのか、何を求めているのか
わからなくなってしまいますよね。

でも、自信を持つと言っても
自己肯定感が落ちて負の感情が出てきそうなときもありますよね?

この本でエマソンの言葉を解説されている中島さんは、

「そんなときは、いつもより一時間睡眠を長くとればいい」

とおっしゃっています。

たしかに、たっぷり寝ると体だけでなく心も楽になりますよね。

この本は、エマソンの言葉に対して
中島さんが解説・補足をしていて
わかりやすくエマソンのことを学べます。

先ほどの睡眠アドバイスのように
具体的なアドバイスも色々上がっていますので、
4月からの新年度を前に自分自身を変えたい!
と思っている方は、是非読んでみては?

自己肯定感の低めの方は心がきっと楽になると思いますよ。

ちなみに。

自分に自信を持て!と言うのは、
えらそうに振る舞うことではありません。

中島さんによると、
ある分野のトップに立つ人物は
謙虚で誠実、温厚である、そうです。

そういう意味では、
すでに自分には自信がある!俺はできる!
という自信過剰な方にもおすすめの一冊です。

ほんとうに必要な「自信」とはどういうものか学べます。

yukikotajima 11:28 am

ブライダルバスツアー

2017年2月14日

今日はバレンタインデーですね。

今夜はバレンタインデート♪
という方もいらっしゃるかもしれません。

そんなラブラブなお二人に
是非ご参加いただきたいツアーがあります!

その名も

graceブライダルバスツアー 

です。

式場、貸衣装、ジュエリー、ハネムーン、パーティーなど
素敵なウエディングを叶えてくれるお店を
バスに乗って一日でまわるツアーで
今年は2月26日(日)に開催します!

これまで2回行ってきましたが、
毎回大好評のツアーで
今年も開催が決定しました。

なんとULUWATU AMIGOでのペアランチもついて
参加は無料という大変お得なツアーです。

指輪、ドレスなどのお店を恋人と二人でまわろうと思ったら
手間も時間もかかってしまいますが、
このツアーは、バスに乗って一日でまわって行きますので、
とにかく楽なのです!

当日は、私、田島がナビゲートします。

参加は、結婚を予定されているカップルはもちろん、
親子、姉妹、お友達同士でもOKです。
必ずペアでお申し込みくださいね。

◎詳細&申込は コチラ

このツアーは定員に達し次第、締切となりますので
結婚を予定されている方は、お早めにお申し込みくださいー!!

yukikotajima 5:38 pm

気まぐれな朗読会

2017年2月12日

先ほどのブログの続きです。

昨日は、ネッツカフェの公開生放送を終えてすぐ
朗読会の会場へ向かいました。

ネッツカフェの会場には
大勢のリスナーの皆さんにお越しいただいていたのですが、
ゆっくりご挨拶できずごめんなさい!

昼のラジオの公開生放送に続き、
夜は気まぐれな朗読会でした。

どちらにもお越しくださった方も結構いらっしゃったようで。
一日お付き合い頂き、ありがとうございました。

それから、たくさんの差し入れやお花のプレゼントもありがとうございました。
スタッフ皆でおいしくいただきました♪

***

気ままプランパーソナリティー 廣川奈美子さんと
graceパーソナリティーである私、田島悠紀子でお届けした
気ま+グレ= 気まぐれな朗読会 は、
楽しんでいただけましたか?



朗読会は三部構成でお届けしました。

第一部は、北日本新聞・北陸新幹線開業特集から
「山内マリコショートストーリー」

新高岡駅から東京駅まで新幹線に乗って一人旅をする
女子高校生の物語を廣川さんと交互に読みました。

駅長さんや木村光宏さんのアニメーション
を交えながらの新幹線旅はいかがでしたか?

あのアニメーションは、フェルトで作られていたのですよー!
レルヒさん、かわいかったな♪


第二部は、星新一さんの『未来いそっぷ』から
「アリとキリギリス」
「ウサギとカメ」
「オオカミがきた」
の3作品を気まぐれチャートエクスプレスというラジオ番組の中でご紹介しました。

当日まで秘密にしていたスペシャルゲストは、今井アナでした。

今井アナは、イマ太郎としても登場!(笑)

おなじみのイソップ物語の星新一さんバージョンを
ドタバタ劇仕立てでお届けしました。

まさか朗読会で水泳キャップを被ることになるなんて
想像すらしていませんでした。
舞台に上がる前に恥なんてものは捨て去りました!(笑)

でもほんと、皆さんが楽しんで頂けてよかったです。


第三部は、私と廣川さんでそれぞれ別の作品を読みました。

まず、私が吉田篤弘さんの『台所のラジオ(角川春樹事務所)』から
『毛玉姫』を読みました。

graceで紹介した本の中から「ラジオ」が登場する本を選んだのですが、
読みの練習を始めてすぐ気づきました。

読書と朗読は全然別物だと。
読書としては面白い作品でも朗読になると途端に難しくなるのです。

普通の女性の日常が描かれた物語を読むことの、なんと難しいことよ!

著者の吉田さんは、起承転結の起承までの物語を書くのがお好きだそうで、
この物語も結末がぼんやりとしています。
その先は、読者の皆さんの想像にお任せします…というような終わり方で。
それが読書の面白いところなのですが、朗読になると難しい。

私の朗読を聞いて皆さんは物語を理解してくださるだろうか、
と不安でいっぱいでしたが、
昨日の本番では、客席のお客様から
笑いや驚きといった生の反応が聞こえてきたので、
ほっとして読むことができました。
本番が一番ほっとしていたかも。(笑)

もちろん小笠原さんの映像の力もかなり大きかったと思います。
小笠原さん、素敵な映像をありがとうございました!

あの焼きそば、おいしそうだったなあ。

と言いつつも。正直、毛玉姫の話、よくわからなかった…
という方は、ごめんなさい。私の力不足です。

でも原作は面白いので、もしよければ『台所のラジオ』を読んでみてください。
ラジオとおいしい食べ物が登場する短編集で
「毛玉姫」以外の作品もたくさん収録されています。・『


最後は、廣川さんがスージー・モルゲンステルヌほか岸恵子訳
『パリのおばあさんの物語(千倉書房)』
を松浦有里さんのピアノに合わせて朗読しました。

廣川さんの朗読に涙したという方も結構いらっしゃったようです。
私も裏でモニターを見ながらなんて素敵な朗読なんだ、
とすっかりお客さん目線で聞き入っていました。

***

という流れで気まぐれな朗読会をお届けしましたが、
皆さん、いかがでしたか?

もちろん至らない点も多々あったかとは思いますが、
お帰りの際に
「楽しかった」
「新鮮だった」
「また来たい」
といった感想を直接おっしゃっていただけて嬉しかったです。

本当にありがとうございました!

朗読会直後の私たち。


***

また、演出の広田さんをはじめ、
スタッフの皆さまにも大変お世話になりました。
感謝申し上げます。

大勢の皆さんに支えられている、
ということを実感した朗読会でした。

様々なプロの皆さんと作り上げていく作業は楽しかった。
朗読会に関われて、よかったと心から思います。

実は地味に試練の日々だったけれど(笑)、
今になって思えば、大切な、私にとって必要な日々でした。

あらためてお世話になった皆さま、
本当にありがとうございました。

打ち上げ♪

***

そうそう!

来月、FMとやまで朗読会の模様がオンエアーされます。

3月12日(日)18時〜19時の放送 です。

是非お聴きください♪

yukikotajima 4:45 pm

ネッツでゲッツ!


昨日、ネッツカフェ・ハッピーバレンタインの公開生放送
&気まぐれな朗読会にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

まずは、ネッツカフェ・ハッピーバレンタインの報告から。

***

昨日は、富山市新庄本町のネッツ富山・本店から公開生放送をお届けしました。

本当にたくさんの皆さまにお越しいただきました。ありがとうございます!

皆さんのお目当ては…
ネッツ富山のテレビCMに出演されている ダンディ坂野 さんです!



生「ゲッツ!」をご覧になった会場の皆さんは大興奮でした。



ダンディさんは、
以前、氷見の民宿に泊まったことや
綺麗なお肌を保つ秘訣(!)、
家族とのドライブの思い出など
様々なお話をしてくださいました。

私も大爆笑。(笑)



ダンディさん、楽しかったです!ありがとうございました。

◎ダンディさん出演のCMは コチラ

***

頼れる若き営業ガール、岩城さんには、
先月マイナーチェンジしたばかりの

「ニューヴィッツ」

について教えていただきました。



今回、待望の ハイブリッドモデル が登場したんです!

ネッツ富山本店では、ガソリン、ハイブリッドともに試乗できるそうですので、
ぜひこの機会に試乗してみてください♪

今日試乗をするとプレゼントがもらえますよー。

またご来場プレゼントも!
ネッツ富山のお店に行くだけでワッフルがもらえます。

さらに、今日までのご成約で「選べるチョコレートギフト」がプレゼントされます。

また、3月26日(日)までに新車を購入すると抽選で3万円分の旅行券が当たる
「ネッツdeゲッツキャンペーン」も開催中です!

◎キャンペーンの詳細は コチラ

プレゼントが満載ですね〜♪

これらは、ネッツ富山全店共通のプレゼントですが、
今日までネッツ富山の各店でもオリジナルイベントを開催していますので、
ぜひお近くのネッツ富山のショールームへお出かけください。

本店・富山西店・富山南店・魚津店・高岡店・高岡西店・砺波店 があります。

ちなみに、昨日ラジオの公開生放送を行った本店では
ホットケーキカステラ
チョコすくい
かけそば
プラ板づくり
が無料ですよ〜!

◎ネッツ富山のHPは コチラ

昨日の本店の様子が ネッツ富山のブログ にもアップされています。
ぜひご覧ください。

ネッツ富山本店の皆さま、今回も大変お世話になりました!

***

2月18日(土)はいつも通りFMとやまのスタジオから

「ネッツカフェ・ドライヴィン」

をお送りします。

メッセージテーマは「ラッキー」

◎詳細&メッセージフォームは コチラ

メッセージお待ちしています!

yukikotajima 10:28 am

涙香迷宮

2017年2月8日

先日、紀伊國屋書店富山店に行って
次は何を読もうかしらとぶらぶら店内を歩いている時に、
非常に目立つ本が目に飛び込んできました。

本のタイトルよりも
ショッキングピンクの帯に吸い寄せられ、
思わず手にとってしまいました。

帯には1、2、3という数字が書かれていました。
これは数々のミステリーランキングの順位でした。

・「このミステリーがすごい!2017年版」(宝島社) 国内編 第1位 

・「ミステリが読みたい! 2017年版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇第2位 

・「週刊文春ミステリーベスト10」 国内部門第3位 

ここまでランクインしているとなると気になるもので
迷わず手に取り読んでみました。

本のタイトルは、『涙香迷宮(るいこうめいきゅう)』

著者は、竹本健治(たけもと・けんじ)さんです。

竹本さんの本を読むのは初めてだったのですか、
どうやらこの本、1980年から続く人気シリーズのようです。

読み始めてすぐに、なんとなく続編ぽいなと思って調べてみたら、その通りでした。

あ、でも、過去の作品を読んでいなくても楽しめましたよ。
それどころか、この本を読んだことをきっかけに過去の本も読みたくなりました。

ちなみに、1980年代に出たこのシリーズのゲーム三部作が、
今月以降、講談社から発売されるようです。

このシリーズは、天才囲碁棋士・牧場智久(まきば・ともひさ)を探偵役としたミステリーです。

本のタイトルの涙香(るいこう)は、
明治の傑物・黒岩涙香(くろいわ・るいこう)のことです。

涙香、ご存知ですか?

明治・大正時代の新聞記者で翻訳家で、実在の人物です。
翻訳小説『巌窟王(がんくつおう)』『噫無情(ああむじょう)』で人気を博しました。
ちなみに、巌窟王は「モンテ・クリスト伯」、噫無情は「レ・ミゼラブル」のことです。

『涙香迷宮』は、涙香が残した暗号に牧場智久が挑むというものです。

読み解くのは「いろは歌」。

「いろはにほへと〜」のアレです。
発音の異なるひらがなを全て読み込んだ七五調の歌です。

著者の竹本さんは、趣味で「いろは歌」づくりをされているそうで、
実際この小説にはたくさんの「いろは歌」が出てきます。

四十八文字を一度ずつ全て使って作られるわけですが、
この本には涙香が残したと言われる「いろは」が四十八首登場します。

そしてここに暗号が隠されているのです。

牧場智久は、どのようにしてこの暗号に挑むのでしょうか?

この本は小説としての面白さはもちろん、
様々なことを学べる一冊でもあります。

涙香の入門書のようでもありますし、
いろは歌を含めた日本語や囲碁についても学べます。

正直、囲碁を始め、私にはわからないことだらけの世界で
最初は、ついていけるかしら?と不安にもなりましたが、
物語の面白さが私の不安を簡単に打ち消してくれました。

ですから囲碁がわからなくても問題ありません。

物語は、いろは歌の暗号を読み解くだけでなく
殺人事件の謎にも迫っていて、二つの柱で楽しめます。

読み応えのある一冊ですので
じっくり丁寧に読み進めてみてください。

私はこの本を読み終えた時、かしこくなった気がしました。

まあ、気がしただけですが…。(笑)

でも、きっと皆さんもそんな気分になると思うな。

冬の夜は暗号ミステリーにどっぷりつかってみては?

yukikotajima 11:47 am

蜜蜂と遠雷

2017年1月25日

先週の金曜日にある本を求めに紀伊國屋書店富山店に行ったら
私が手に取った本が最後の1冊でした。

その本とは、先週の木曜日に直木賞を受賞した

恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷(幻冬舎)』

です。

本を持った瞬間、ずしりとした重さを感じました。

500ページ以上というページ数はもちろんですが、
構想から12年、取材11年、執筆7年という
長期間にわたって丁寧に描かれた渾身の作品
であることも関係しているように思います。

500ページ以上あるなんて読むの大変そうだ…
と思いましたか?

そんなことありません!

先が気になって読みたくてたまらなくなりますから。
と同時にまだまだ本の世界に浸っていたいという
矛盾した気持ちにもなりますが。

私は読み始めてすぐにこの本の虜になりました。

いや、この本は「読む」というより「聞く」と言うべきかも。

こんなに音が聞こえる作品は無いというくらいに音が聞こえてきました。
素敵なライブを見たときの高揚感をずっと感じながらの読書時間でした。

***

簡単に内容をご紹介しましょう。

『蜜蜂と遠雷』
というタイトルを見ただけでは何のお話?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
舞台はピアノコンクールです。

日本で3年ごとに開催される
国際ピアノコンクールのエントリーから
第一次予選、第二次予選、第三次予選、
本選までが描かれます。

そのコンクールに参加する若者たちをメインに
審査員や彼らを支える人たちが登場し、
一人称が入れ替わりながら物語が進んでいきます。

メインとなる参加者は4人。

・独自の世界観をもっている16歳の少年
・かつて天才少女と言われた20歳の女性
・28歳の楽器店勤務のサラリーマン
・見た目も演奏も完璧な19歳の男性

彼ら4人をはじめ様々な若きピアニストたちが
優勝を目指してコンクールに挑むという青春小説です。
 
***

この物語の何がすごいって、
文字だけで音楽を再現していることです。

不思議なことに文字を目で追っていると
音楽を聴いている気分になり、
気付くと涙が出ているのです。

たくさんの曲が登場するのですが、
どれも趣が全く異なります。

表現力のなんて豊かなことか!

ライブを見ている時の言葉にならない感動ってありませんか?

それらが心にぴったりあてはまる言葉で表現されていて、
まるで心の中が整理されていくようでもありました。

実際、共感の連続でした。

例えば、

・一流のアスリートの動きには音楽が聞こえるように感じる時もある

・素晴らしい演奏を耳にすると、
 よく知っている曲のはずなのに、
 初めて聴く曲のような気がする

・いい演奏は、聞いた瞬間、会場全体が覚醒する

など。

この本を読むと心がどこまでもピュアになり、
私は自分の心に正直に本を読んでいたら、泣いてばかりでした。
本を読み終えた時、目が腫れてました。(笑)

そうそう、この本は音楽が聞こえる、と表現しましたが、
実際にどんな曲だろう?
と聞いてみたくなる方もいらっしゃると思います。

私も聞きたくなったので調べたところ…
なんと、聞くことができました!

この本の特設サイトに詳細がのっていますので
是非チェックしてみて下さい。

 『蜜蜂と遠雷』の特設サイトは コチラ

私も実際の曲を聞きながらこの本を再度読んでみたいな。

とにかくいい本でした!!

あなたも次のお休みは一日どっぷり『蜜蜂と遠雷』の世界に浸ってみては?
きっといい時間を過ごせるはずです。

心のエステだと思えば、税別1,800円は破格の安さです!

yukikotajima 12:16 pm