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台所のラジオ

2016年6月22日

いつもラジオを聞いている方は、
どちらで何をしながらラジオを聞いていますか?

富山の方ですと、車の中で聞いている方が多いかもしれませんね。
最近はスマホでお聞きの方も増えていようですが、
中には昔からずっと古いラジオで聞いているという方もいるのでは?

今日ご紹介する本は、そんなラジオが登場する短編集です。

『台所のラジオ/吉田篤弘(角川春樹事務所)』

本屋さんで本を選んでいる時に
「ラジオ」と書かれたタイトルにそそられ手に取ってみたところ、
裏表紙には冷蔵庫の上に古いラジオがのったイラストが描かれていて、
それを見た瞬間、読みたい!と思ってしまいました。

この本は、12の作品が収録された短編集です。

ちなみに、裏表紙のイラストにまつわる物語もありまして、
その物語の主人公が冷蔵庫の上のラジオから声が聞こえてきたとき、
「ちょうど母の声と同じ位置だな」と気付くのです。

その感覚、私には無かったなあと読みながらニヤニヤしてしまいました。

いつもラジオをお聞きの皆さんも、
たまにはラジオの置き場所を変えてみると面白いかもしれません。

私、田島が立って喋っているのを再現したければ、
私の身長は約167センチなので、合わせてみてください。(笑)

このように、この本はちょっとしたことなのだけど面白い!
と思える感性にあふれていました。

本の帯にもある通り、地味ではなく滋味深い物語です。

***

短編集である『台所のラジオ』は
どの作品にもラジオと食べ物が登場します。

でも、ラジオはあくまでもおまけです。
さりげなく登場します。

作者の吉田さんはきっと普段からラジオをよく聞いているのだと思います。
だってラジオの登場の仕方が絶妙ですもの。

それに、喋り手のちょっとした変化にもよく気付いていて、さすがです。
私も今後喋る時に意識してしまいそうだわ。

メインの話題はどちらかというと食べ物です。
ミルク・コーヒー、お茶漬け、きつねうどん、ビフテキなどが登場します。

そうそう、この本に素晴らしい一文がありました。

それは「すべてのひとを笑顔にできるものは○○だけだ」という一文。

さて、この○○に入る言葉は何でしょう?

気になる方は、ぜひ『台所のラジオ』を読んでみてください。

***

『台所のラジオ』は、短編集なので、
本を読むのが苦手という方にもおすすめです。

現実逃避したい〜!と思った時にも、私はよく本を読みますが、
長編小説は海外旅行、短編集は日帰り近場旅のような感覚で読みます。

でも、短編だからと侮るなかれ。

『台所ラジオ』には、ちょっと変わった物語も収録されています。

・毎日お好み焼きを食べる男の話

・Gに分類される人の話

・女優洗浄機を依頼された設計士の話

などです。

本当は具体的なストーリーをご紹介したいのですが、短編集は難しいのです。

すみません…。

なんかぼんやりした本紹介だなあと思ったあなたへ
すっきりする方法をお教えしましょう!

それは『台所ラジオ』を読むこと。(笑)

リスナーの皆さんが主人公の物語ですから、
普段からラジオをお聞きの皆さんには、より読みやすい一冊だと思いますよ!

yukikotajima 11:08 am

ありがとうございました!

2016年6月11日

今日は、公開生放送&競輪ツアーと

リスナーの皆さんにお会いする機会の多い一日となりました。

まず午前中は、ネッツ富山高岡店から

特別番組ネッツ富山プレゼンツ・ネッツカフェ・アーリーサマー

の公開生放送でした。

✴︎ 公開生放送の模様は コチラ

お越しくださった皆さん、ありがとうございました!

✴︎✴︎✴︎

そして午後からは、富山競輪場ドリームスタジアムとやまへ。

Takt女子部タイアップ!貸切ポートラムで行く!ガールズKEIRIN観戦ツアー

でした。

✴︎ ツアーの模様は コチラ

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

また、皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。

ヨガスクール競輪パーティー へのご参加もお待ちしています!

田島悠紀子

yukikotajima 11:41 pm

6月11日(土)はネッツ富山高岡店へ♪

2016年6月10日

明日11日(土)は、ネッツ富山高岡店から

ネッツカフェ・アーリーサマー

を公開生放送でお届けします!

放送は、午前11時〜11時55分です。

お越し頂いた皆様には、ベルギーワッフルがプレゼントされます。

カフェ気分を味わいながらのんびり楽しんでくださいね〜。

◎ネッツカフェアーリーサマーの詳細は コチラ

明日、ネッツ富山高岡店でお待ちしています!

yukikotajima 4:44 pm

アカガミ

2016年6月8日

今、独身の皆さんに質問します。

もし、あなたにふさわしいと判断した人を
国が結婚相手として選んでくれるお見合いシステムがあったら
利用してみたいと思いますか?

ちなみに、国が選んでくれた相手と
とりあえず暮らしてみて嫌だったらチェンジすることもできます。

***

今日ご紹介する本は、そんなお見合いシステムが設立された2030年の物語、

窪美澄 (くぼ・みすみ)さんの『アカガミ(河出書房新社)』です。

アカガミと言うと、第二次世界大戦中の日本の召集令状を
頭に思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれませんが、
この作品のアカガミは、国が立ち上げたお見合い制度のことです。

14年後、2030年の日本では、若者は恋愛も結婚ものぞんでいません。
恋愛に対して拒否反応を示すほどです。
恋愛どころか他者に対しての興味がないのです。

これではまずいと国が立ち上げたのが、
「アカガミ」というお見合い制度です。

主人公の25歳の女性ミツキも恋愛をしたことがありません。

彼女は、ある年上女性から「恋をしなさい」と
アカガミへ応募することをすすめられ、志願します。

アカガミに登録したら、まずは教習所に通います。

と言っても、車の教習所ではないですよー。(笑)

教習所では、昔の映画やドラマなどを題材に
恋愛や結婚、家族について学びます。

なんてったって、この時代の若者たちは恋愛をしたことがないんですから。

そして、ついに国が選んだパートナーと暮らすことになるのですが、
ミツキは、これまで恋愛どころか異性と話すことすらなかったため
なかなかパートナーとの距離を縮めることができません。

そんな彼女が初めて恋をします。

まるでロボットのようだった彼女が
恋をして人間らしい感情を持つようになり、
アカガミに志願するまでは考えもしなかった
結婚や子どもを持つといった未来についても考えるようになります。

無機質なモノクロの物語に色がついていくように
物語のタッチが変わっていき、物語に勢いが出てきます。

と同時に気になることも出てきます。
この物語はどこに向かっているんだろうと。

恋を知ってよかったね!で終わるのかと思いきや、
残りのページはまだまだある…。

果たして、恋を知った彼女には、どんな未来が待っているのでしょうか。

***

終わりが近づくにつれ、ページをめくるスピードがどんどん増していきました。

そして最後…

わーお。
そうきたか!

気になる方は、ぜひ『アカガミ』を読んでみてね。

***

『アカガミ』で描かれるのは、14年後の日本です。

フィクションだけど、不気味なほど現実味を帯びていて、
まるで予言のようだわと思いました。

そして2016年現在、すでにその気配は漂い始めているようにも感じます。

興味があるのは自分だけという自己愛の強い人や
他者に興味が無いわけではないけれど、ひとりのほうが楽という人が
増えているように、私には感じられます。

このままそういった人たちが増えていくと、
まさに他者に興味を持てない人ばかりの『アカガミ』の世界になってしまいます。 

そんな色の無い世界はこわすぎるよ、やはり。

yukikotajima 10:54 am

海の見える理髪店

2016年5月25日

今日ご紹介する本は、「家族」の日々が描かれる短編集、
荻原浩(おぎわら・ひろし)さんの新作

『海の見える理髪店/(集英社)』  

です。

様々な家族のお話が6編収録されています。

家族の物語というと、どんな印象を持ちますか?

いい人がたくさん出てくるあたたかな物語
を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際の家族はというと、100%問題の無い家族なんてないですよね。

どの家族にもきっと何かしらあるのでは?

こどもが小さい頃は家族全員仲良しってこともあるかもしれないけれど、
こどもが成長するにつれ、その関係性が変わっていくこともあります。

あなたの場合はいかがですか?

家族って近いだけに甘えが出てしまいがちなんですよね。
他人には優しく接することはできても、
家族にはわがままやひどいことも平気で言えたりしませんか。

家でまで気をつかえないよ!と思うかもしれませんが、
家族だって人間です。心があります。こどもは親のモノではありません。

そんなのわかってるよ!(怒)と思うかもしれないけれど、
今、イラッときた方は、わかっていないのだと思います。

すみません。よりイラッときましたよね。

でも、大切なことです!

奥さまをこき使ってふんぞり返っているご主人、

娘に自分の考えを押し付けているお母さん、

そんなことをしていたら、いつか離れちゃいますよー!

家族だからこそ、思いやりが大切だと思うのです。

「ありがとう」と伝えられるうちに伝えないと、きっと後悔します。

『海の見える理髪店』には、素直になれない家族がたくさん登場します。

たとえば・・・

・自分の考えが絶対だという母に反発して家を出た娘が
 弟から一度母に会ってほしいと言われ16年ぶりに帰省したお話

・仕事ばかりの夫と口うるさい姑に嫌気がさし実家に帰った奥さまのお話

・両親が離婚し母の親戚の家に引っ越してきた女の子が家出をするお話
 
・15歳で亡くなった娘のもとに成人式のカタログが届き、ある決意をした両親の物語

などが収録されています。 

どのお話も終わり方が素敵なのです。そういうことか!と匂わせる感じで。

私は、この本を読んで、あらためて自分の家族について考えました。
しかも、文句じゃなくていいところを思い出そうと。
そうしているうちに、優しい気持ちになっていました。

こんな気持ちになれたのは、この本のおかげです。

実は今、家族とうまくいっていない、という方は、
試しにこの本を読んでみてはいかがでしょう。

何かしらのヒントをもらえるかもしれませんよ。

ちなみに私がこの作品の中で好きなのは、
表題作の『海の見える理髪店』です。

海辺の理髪店に髪を切りに来た若い男性と
お店のご主人のやりとりが描かれいるのですが、
大きな鏡にうつる青空や海、手入れの行き届いた店内などの描写が美しくて
まるで私自身が髪を切ってもらっているような錯覚におちいったほどでした。

今日ご紹介した荻原浩さんの短編集
『海の見える理髪店』は、丁寧に読み進めたい一冊です。

仕事終わりにちょっとカフェにでも寄り道して
一話読んでから帰宅したら、家族に優しくなれるかも。

yukikotajima 11:17 am

ゴッチ&ボック

2016年5月18日

アジカンのボーカル&ギターのゴッチこと後藤正文さんの本を読みました。

その名も『何度でもオールライトと歌え』です。

この本、ゴッチさんの日記の書籍化だそうです。

詳しくは、今日のキノコレ(grace内13:45頃〜オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただきますが、
私も読んだので軽く感想を。

 奥野さんの紹介文は コチラ

***

せっかくなので、アジカンの2003年の1stアルバム『君繋ファイブエム』
を聞きながら読んでみました。

実は、このアルバムがリリースされた頃
アジカンのメンバーにインタビューをしておりまして、
久しぶりにこのアルバムを聞いたら
当時のことが思い出されて本に集中できなくなり、
しばらく思い出に浸りながらアルバムを聞き
1枚聞き終えたところで本を読み始めました。

インタビューをしたときのゴッチさんの印象は、
まるで大学の先輩のような感じでした。(笑)
ゴッチ先輩と言いたくなるような雰囲気で、
まるで友達に喋るかのように自然に話してくださいました。

突然ハイテンションになったりキャラが変わったりしないので(笑)、
とても喋りやすかったです。

この本のゴッチさんもいたって自然体。

すうっとゴッチさんの言葉が心に入ってきました。

この本は日記を書籍化したものですが、
くすっと笑える日常の出来事もあれば真面目に語る日もあり
とにかく読み応えがありました。

共通しているのは、正直であるということ。

社会で問題になっている事に対して
ネット上にあふれている情報を鵜呑みにせず、
自ら現地に行ったり当事者に話を聞いたりと
納得のいくまで調べた上で発言しています。

ゴッチさんは本質を大切にしています。

だからゴッチさんの言葉には耳を傾けてしまうのかも。

今は、SNSに誰もが言いたい放題発言できる世の中だけど、
無責任な言葉に振り回されてはいけないよな、
とゴッチさんの本を読んで気付きました。

ま、私もゴッチさん同様、嫌なことを言われたら気にしちゃうのだけどねー。(笑)

読んでよかったです。
この本、たくさんの方に読んでいただきたいなあ。

この本が丁寧な本づくりで知られるミシマ社から出ているところもポイントです。

***

もう一冊は、文芸誌です。

『小説BOC(ボック)1』

創刊号です。
中央公論新社創業130周年記念特別企画として創刊されたものです。

内容は、かなり濃いです!

コンセプトは「つながる」だそうで、
8組の作家さんたちによるコラボ作品や
「つながる」をテーマにした読み切り作品などが収録されています。

コラボ作品では、伊坂幸太郎さんや朝井リョウさんといった
人気作家さんがコラボしています。

文芸誌なら、たくさんの作家さんたちの作品を読めますので、
知らない作家さんとの出合いの場にもなるのもいいですよね。

私は竹吉優輔さんの『嘘吐きの憂鬱』という作品を読んで
竹吉さんの他の作品も読んでみたくなりました。

普段、文芸誌は読まないという方もとりあえず創刊号を買ってみては?

素敵な出合い、発見があるかもよ〜。
 

yukikotajima 11:11 am

バンク走行会報告!

2016年5月16日

昨日は、富山競輪場ドリームスタジアムとやま

バンバン♪バンク走行会

を行いました。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

バンク走行は現役競輪選手の皆さんが手伝ってくださいました。

左から、西田選手、表選手、吉川選手です。

まずは、すり鉢状の斜度のあるバンクを歩いて
競輪選手の皆さんがいかにすごいかを実感。

「これ、壁だよね?」
「どうやって自転車で走るの?こわくないの?」
と皆さん素直な感想をおっしゃっていました。

その後は、準備運動。

現役選手の皆さんから自転車の乗り方を教えていただき、

早速チャレンジ!

競輪選手がレースで乗っているブレーキの無い自転車ピストに
初めて乗ったという女性の方は、
最初は「こわい〜」とおっしゃっていたのに
1周終わるころには「爽快〜♪楽しい〜!」と笑顔で2周目へ。

今回は小学生や高校生などの参加も多かったのですが、
みんなとっても楽しそうに自転車に乗っていました。
しかも乗れば乗るほどうまくなっていき、
選手の皆さんも思わず「競輪選手にならない?」とスカウト!

また、バンク走行に加えて競輪選手の宿舎の見学もありました。

バンク走行の後は、ランチ&競輪初心者講座のため
おしゃれなメンバーズラウンジ「サイクルスター」へ移動。

ラジオでもおなじみ元競輪選手の山野さんと私の進行のもと、
現役選手の皆さんにもご参加いただきながら
競輪の魅力をお伝えしました。

「競輪選手になろうと思ったきっかけは?」
「レース前のルーティーンはあるの?」
など様々な質問にお答えいただきました。

お忙しい中、お付き合いくださった
宮越選手、西田選手、表選手、吉川選手、
ありがとうございました!

これからもがんばってくださいね〜。
応援してまーす!!

初心者講座では、実際のレースをモニター観戦をしながら
山野さんに予想をしていただきましたが、
今回の山野さんの的中率はなんと100%!

すごい!
さすがです。
思わずガッツポーズ!(笑)

あらためて、ご参加くださった皆様ありがとうございました。
今回はモニター観戦でしたが、次回は実際のレースもご覧くださいね♪

そして、また次のイベントにもご参加ください。

女性の皆さん!早速ありますよー。(笑)

Takt女子部タイアップ!貸切ポートラムで行く!ガールズKEIRIN観戦ツアー!

を6月11日(土)に行います。

詳細は コチラ

次回は女性の競輪のレースを生でご覧頂きます。

バクハウスのスイーツもついて参加は無料です。

競輪のことをまったく知らなくても大丈夫!
山野さんにわかりやすく教えていただきますので♪

一緒に楽しみましょ。

ドリームスタジアムとやまのHP は コチラ

yukikotajima 6:16 pm

ショートショート診療所

2016年5月11日

春はどこかふわふわした季節だと思いませんか?

桜の開花に新年度のスタート、
そしてゴールデンウィークと、
日常にいつもと違うリズムが加わり、
落ち着かないまま日々を過ごしていた方もいらっしゃるのでは?

ゴールデンウィークが終わって数日たった今日あたりは、
ちょうどいつものリズムを取り戻し始めた頃かもしれませんね。

でも、同時に、退屈な毎日が戻ってきたなあと思ったり…していませんか?

ほんの5分で非日常の世界に行ける方法があります。

それは、ショートショートを読むこと。

最近お気に入りのショートショート作家さんがいます。

その方は、田丸雅智(たまる・まさとも)さんです。

新世代ショートショートの旗手と言われる1987年生まれの若い作家さんです。

以前もラジオ&ブログで田丸さんの作品を紹介しました。

『日替わりオフィス』の感想&紹介は コチラ

この本がとても面白くて、この本を読むなりファンになりました。

お仕事にストレスを感じている方には、
この『日替わりオフィス』はオススメです!

きっとストレス発散できると思いますよー。

***

そしてそして。

今日ご紹介するのは、3月に発売された

『ショートショート診療所(キノブックス)』

です。

今回も独特の視点&感性に満ちた面白い一冊でした。

今回はタイトルに「診療所」とついているとおり、
「医」についてのお話が18作品収録されています。

どの作品も約5分で読めます。

ですからちょっとした空き時間にすぐに読むことができます。

ちょっと時間ができると、
ついついスマホに手がのび、
気付くと1時間もスマホを眺めていた、
なんてことはありませんか?

スマホを開くかわりに、この本を開けば、
きっと豊かな時間を過ごすことができるはずです。

早い方ですと5分、ゆっくり読んでも10分くらいで読めますし、
内容も分かりやすく読みやすいので、
読書が苦手な方でも難なく読めると思います。

『ショートショート診療所』には、
不思議な治療をするお医者さんや変わった薬、
初めて耳にする病名などが登場します。

たとえば、いくつかあげてみましょう。

・風邪ならぬ「雪をひいた」ことのある人。
 雪をひくと高熱ではなく低熱になるのだとか。

・飲むだけでメイクができてしまうという「コスメ・ドリンク」

・反抗期を治してしまう「更生物質」。
 菌をやっつける方の「抗生物質」ではありません。

どうですか?
気になりませんか?

私は「コスメ・ドリンク」を飲んでみたいです。
朝起きて、このドリンクを飲んだらメイクができちゃうだなんて、素晴らしすぎる!

子どもの頃はあんなに大好きだった非現実世界のお話、おとぎ話も
大人になると全く見向きもしなくなり、
自ら選ぶ作品も現実味を帯びたものばかりになりがちです。

でも、大人だって不思議な世界に遊びに行ってもいいと思うのです。
それこそ、空想して楽しむことをしてもいいと思います。

『ショートショート診療所』は、
忙しくて余裕が無いという方にこそ読んでいただきたい一冊です。

いやいや、そんな時間無いっ!(怒)という方に限って、
ムダな時間が多かったりするものです。

壮大な長編小説を読むのは無理かもしれないけれど、
ショートショートは、たった5分で読めます。

スマホを触っていると5分なんてあっという間じゃないですか?

ちょっとしたすきま時間に、この本のページをめくってみてはいかがでしょう?

いい気分転換になると思いますよー。

yukikotajima 11:12 am

今年もバンク走行会を開催しますよー!

2016年5月6日

5月15日(日)に 富山競輪場ドリームスタジアムとやま で

「バンバン♪バンク走行会」

を行います!

 詳細&申込は コチラ

毎回大好評のバンク走行会です。

 過去のバンク走行の様子は コチラ

競輪選手が走るバンクを選手と同じタイプの自転車で走ります。
自転車は競輪場からお借りします。

つまり、選手気分が味わえるんです〜♪

乗り方などは地元競輪選手がやさしく指導してくれますので、
わからなくても大丈夫!

競輪選手の皆さんは、見た目はいかついですが(笑)、
気さくで優しいお兄様たちです。しかもかっこいいです、ホント。
たくましい太ももも間近でご覧になってみてください。(笑)

当日は、競輪選手の皆さんに色々と質問してみてねー。

更にこの日は、バンク走行体験だけでなく
競輪場を見学したり
競輪のレースをモニター観戦したりと
様々な角度から競輪の魅力に触れていただきます。

競輪観戦では、ラジオでもおなじみの元競輪選手の山野憲一さんが
わかりやすく競輪のことを教えてくださいますので、
知識が全くなくても問題なしっ!
楽しく競輪について学べます。

そうそう、私田島がアシスタントをつとめます。
山野さんと田島の掛け合いをお楽しみください♪

バンク走行会は、5月15日(日)に開催します。

参加費は、お昼ご飯と保険代がついて「無料」です。

そう!お昼ご飯もついて無料なんです〜。わ〜い!

参加資格は、小学5年生以上の健康な男女です。
自転車に乗りますので、動きやすい服装でご参加くださいね。

募集人数は30名ですが、定員に達し次第、締切となります。

すでに多くの皆さんからお申込みいただいていますので、
お申し込みはお早めに〜!

 詳細&申込は コチラ

yukikotajima 4:53 pm

向田理髪店

2016年5月4日

GWまっただ中。
ご実家に帰省されている方もいらっしゃると思いますが、
久しぶりの地元はいかがですか?

帰ってばかりの頃は、実家はいいなあ。地元のこの豊かな自然、落ち着くなあ。
なんて思っていたものの、
何日かいると、田舎の嫌な部分が見えてきて、そろそろ今住んでいる家に帰りたいなあ、
なんて思う瞬間もあるかもしれません。

人と一緒ですよね。
どんなに好きな人でも100%完璧な人はいませんものね。
いいところもあれば、ダメなところもあるわけで。

なんだかんだで文句を言いつつも好きなのが地元なのかもしれません。

今日の本紹介コーナー「キノコレ(grace内コーナー13:45頃〜オンエアー)」で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんからご紹介いただくのは、

『向田理髪店(むこうだりはつてん)/奥田英朗(光文社)』

です。

まずは、奥野さんの紹介文をお読みください。

 奥野さんの紹介文は コチラ

私もこの本を読みました。
大好きな作家さんである奥田さんの最新作とあり、
今回も読む前からわっくわくでした。

主人公は、本のタイトルの理髪店のご主人。

彼はやや心配性で、どんなことも悪い方に考えてしまいがちです。

彼の住む町は、寂れてしまった北海道の炭坑町。
しかも財政破たんしてしまった町です。

となると、あそこが思い浮かびますが、
多分あそこをモデルにしているのでしょう。

小さな町とは言え、全く平凡な日々というわけではありません。

『向田理髪店』は、町で起きた6つの出来事が綴られています。

たとえば、異国から花嫁がやって来たり、
新しくできたスナックの妖艶なママにオヤジ連中が夢中になったり、
映画のロケ地になったり、
地元出身の若者が全国指名手配犯になったりと、
それはそれは賑やかです。

小さな町だからこそ、すべてが筒抜けです。
こっそり何かをしようなんてことは無理です。必ずばれます。

また家を訪れるときは、前もって連絡なんてしません。
とりあえず、行ってみます。

そういった田舎ならではのあんなことこんなことが綴られています。
田舎に住む人たちは、身近な人と登場人物を重ねながら楽しめるのでは?

『向田理髪店』は物語という感じがしませんでした。
日本各地で同じような出来事が起きているんだろうなと思って。

地元の未来はいったいどうなってしまうのかと憂い、
勉強会などに参加される方もいますが、
この町の住民たちの声にも耳を傾けてみてください。
いいヒントをもらえるますよ、きっと。

いや、田舎の町だけじゃないな。
これは、きっとみんなに必要なことだな。

大切なことに気付かせてくれる一冊でした。

『向田理髪店』について詳しくは今日のラジオでもご紹介しますので、お聞き下さい♪

オンエアーは、今日の13時45分頃〜grace内です。

yukikotajima 11:21 am

語彙力こそが教養である

2016年4月30日

今日のネッツカフェドライヴィンのテーマは「癖」でした。

メッセージをくださった皆さん、ありがとうございました!

今日の番組の中で、
「口癖」をなおしたい!と思っている方に
オススメの本としてご紹介したのは、

『語彙力こそが教養である/齋藤孝(角川新書)』

でした。

***

あなたの口癖は何でしょう?

気付いたらよく言っている言葉、ありませんか?

いや、口癖は特にない!という方は
一度スマホの録音機能などを使ってみてください。

客観的に聞いてみると、実はよく使っている言葉に気付くはずです。

たとえば、

・なるほど

・すごい

・たしかに

など。

これらの言葉は便利ですからね。
口癖になっている方も多いのでは?

そういった口癖を減らして他の言葉に言いかえることができたら、
大人としてかっこいいですよね。

『語彙力こそが教養である』には、口癖をなおす具体的な方法が書かれていますので、
気になる方は是非読んでみて下さい。

こちらの本、去年の12月に発売され、すでに10万部を突破しています!

齋藤孝さんといいますと『声に出して読みたい日本語』でおなじみですね。
私にとっては発声練習の教本です。

新作の『語彙力こそが教養である』でも声に出して読むことをすすめています。

幕末・明治初期までは子どもたちは声に出して本を読んでいたそうです。
だから自然と言葉が身についていたのですね。

今の人は本を読んでも声に出さないので、
なかなか自分の言葉にならないそうです。

この本では、齋藤孝さんが声に出して読むべき本をたくさんご紹介しています。

とくにオススメの1冊として

夏目漱石の『坊っちゃん』

をあげています。

日本語は、夏目漱石一人でマスターできる

ともおっしゃっています。

なんといってもテンポがよいのだとか。

私も早速『坊っちゃん』を買って声に出して読んでみました。

齋藤さんのおっしゃるとおり、息継ぎがしやすく読みやすかったです。
また、普段の会話ではなかなか出てこない言葉を声に出すことが新鮮でした。

たとえば「小学校にいる時分」の「時分」という言葉。
あらためて声に出してみるとかっこいいものです。

何度も繰り返し読むことで、
自分の言葉になっていくものなのだなあと実感しました。

しばらくは発声練習の教本として『坊っちゃん』を使ってみようと思います!

***

GW中に、あなたも好きな本を声に出して読んでみては?

いや、田島はアナウンサーだから喋るの慣れてるかもしれないけど、
自分には無理。恥ずかしい・・・なんて思わず、ぜひ!

キレイに読まなくてもいいんです。
声に出すことが大切なのです。

それに声を出すのは気持ちいいもんですよ♪

yukikotajima 1:03 pm

暗幕のゲルニカ

2016年4月27日

もうすぐゴールデンウィークですね。
今年の連休は、どのように過ごす予定でしょうか。

たとえば、アートに触れる、それもお家でどっぷりと、というのはいかがでしょう?

家でアートを楽しむといっても、
絵画を購入して鑑賞するのではありません。

本屋さんに行ってある小説を買ってください。
もしじっくり読みたいのであれば、数冊まとめて。
とりあえず1冊読んで見ようというのであれば、こちらを。

原田マハさん『暗幕のゲルニカ(新潮社)』です。

原田マハさんといいますと、
これまでもたくさんの美術小説をお書きになっています。

一番話題となったのは『楽園のカンヴァス』です。
こちらは、アンリ・ルソーの「夢」を扱っています。

他にもニューヨーク近代美術館が舞台の短編集『モダン』や
ドガ、セザンヌ、モネ、マティスの4人の画家たちを描いた短編集
『ジヴェルニーの食卓』などがあります。
この『ジヴェルニーの食卓』は「読む美術館」とも呼ばれています。

***

先月発売されたばかりの新作『暗幕のゲルニカ』は、
本のタイトルにもなっている通り、
ピカソの「ゲルニカ」を取り巻く物語です。

アートに詳しくなくてもピカソの「ゲルニカ」のことはご存知の方も多いのでは?

この絵です!

今回、本の表紙になっています。

原田さんは、史実をベースに物語を紡いでいくので、
ストーリーの面白さはもちろん、アートの勉強にもなります。

ゲルニカは、1937年にドイツ軍がスペインの街ゲルニカに行った
無差別空爆をモチーフにパリ万博のパビリオンのために描かれました。

反戦のシンボルでもあります。

このゲルニカにはタペストリーがいくつかあり、
そのうちの一つはニューヨークの国連本部のロビーに飾られています。

ところが、このタペストリーが2003年のある日、姿を消します。
誰が何のためにこのタペストリーを隠したのか。

この事件をきっかけに原田さんは物語を書くことにされたそうです。

***

原田さんは、アートに込められたメッセージが政治や国を動かすことがある。
とくに「ゲルニカ」にはそういう力がある。とおっしゃっています。

私もそう思います。
絵画はもちろん、小説も曲も映画も娯楽のひとつであるけれど、
人の人生を変えてしまうほどのとてつもない力を持っていると思います。

この『暗幕のゲルニカ』では、
ピカソがゲルニカを描くことになったきっかけをはじめ、
どのような思いで描いたのかを知ることができます。

この本を読む前と読んだ後ではゲルニカの見方も変わると思います。
私は変わりました。

***

この作品は、2つの時代の物語が
それぞれ、ある女性の目線で交互に進んでいきます。

まず、1930年代のパリ。
ピカソの愛人のドラ・マールの物語です。
彼女は「泣く女」などのピカソの絵画のモデルとしても知られる実在の人物です。

もう一方は、2000年代のニューヨーク。
日本生まれでニューヨーク近代美術館のキュレーターである
ヨーコ目線で物語が進んでいきます。
彼女は、ピカソ研究をしており、
企画展「ピカソの戦争展」を開くにあたり
ゲルニカを展示の目玉にしたいと考えています。

この二つの時代が交互に入れ替わりながら
『ゲルニカ』を軸に物語が進んでいきます。

二つの物語がどう繋がっていくのか。

後半になるにつれ、私は文字を読むスピードが増していきました。
原田さんの文章は、表現が美しいだけでなく、
リズムが心地いいので声に出して読みたくなるのですが、
今回はまるで音楽を奏でるかのごとき文章で、とくに最後が最高でした。

バンドメンバーの息がぴったりのライブって、見ていて気持ちいいですよね?
まさにそんな感じでした。

今回も濃い読書時間でした。
原田マハさんのアート小説はやはり面白い!

そうそう、ピカソの作品は富山でも見られるんですよ。

さすがに「ゲルニカ」はスペインに行かなければ見られませんが、
富山県立近代美術館では、現在、
「座る女」と「静物」の2点が展示されていますので、
小説と合わせて実際の作品もご覧になってみてはいかがでしょう?

私も今度見に行ってみよう。

yukikotajima 11:51 am

コンパクトデリトヤマ

2016年4月17日

旅に出たときは、その土地の魅力を思う存分味わい尽くしたいものですよね。

「朝から一杯♪」なんてことができちゃうのも旅ならではです。

でも富山では無理でしょ…と思ったあなた!

なんと富山でもできるようになりました。

4月15日(金)に富山市の富山国際会議場の1階に

「コンパクトデリトヤマ」

がオープンしました!

セントラムの「国際会議場前」の電停のすぐ前です。

近い〜。

デリカテッセンスタイルのお店で、
富山市内の名店の味を再現したお惣菜や朝獲れのお刺身、
富山の日本酒・クラフトビール・ワインなどのアルコールなどの他、
お菓子や富山のライフスタイル雑貨も販売されています。

お刺身!

お土産!

買ったお惣菜などはイートインスペースで食べることができます。

しかも朝9時オープンなので、朝から飲めちゃうんです!

いや、でも朝からは飲みにくい…
なんて思わなくても大丈夫。

だって堂々と

「朝から一杯でもいいんです」

って書かれていますもの!(笑)

全てのお惣菜は、ユニオンランチが作っているそうですが、
レシピを考案したのは、富山を代表する料理人の皆さん。

お惣菜には料理人のお名前も表記されています。

その理由をコンパクトデリトヤマをプロデュースした北村森さんは
このようにおっしゃっていました。

「富山にも素晴らしい料理人がいるということを知ってほしかった」

富山の食材ももちろん大切だけど、
今回紹介したかったのは「人」であると。

お名前が入ることで、ひとつひとつのメニューが
まるで芸術作品のようにも思えてきます。

実際見た目も楽しめます。

メニューは季節ごとに変わっていくそうで、
はやくも今は夏のメニューを考案中なのだとか。

私は美味しいものが大好き(飲むのも大好き)で
富山市内の様々なお店に行っています。

だからこそ、そうそうたる料理人たちの顔ぶれに
これはすごいことだ!と鼻息荒くなりました。(笑)

時々グランドプラザで地元の食やお酒が一堂に集まるイベントをしていますが、
びっくりするくらいたくさんの皆さんで賑わいますよね?

このコンパクトデリトヤマは、
毎日、そのイベントが行われているのと同じことだなと思いました。

観光客の皆さんはもちろんだけど、
地元の皆さんもきっと楽しんでいただけるのではないかしら。

例えば、0次会やちょっと一杯飲みたい時、
ランチ、カフェ、遅めのモーニングとして利用してもいいかも。

ちなみに、このコンパクトデリトヤマは営業時間が9時〜19時までです。

うわっ!19時って早すぎるでしょ。さすが、富山時間だわ、と思ったあなた!

違うんですよ。19時でちょうどいいんです。

コンパクトデリトヤマのパンフレットを見ると、
それぞれの料理人のお店の情報が載っているのですが、
デリから徒歩○分と書かれているのです。

デリで食べて気に入ったメニューがあれば、
そのあとは、その飲食店に行ってじっくり味わうことができるというわけです!

デリで完結しないところが素敵です。

北陸新幹線を降りたら市電に乗ってデリへ行き、
デリを拠点に富山の街へ出ていく。

そんな旅のスタイルが今後、増えていくかもしれませんね。

そうそう、このデリには富山のライフスタイル雑貨も販売されています。

すべて「女性の所作がきれいに映る小物」をテーマに
富山大和の女性スタッフがセレクトしたのだとか。

コンパクトデリトヤマは、コンパクトなお店だけど、その中身はかなり濃いです。

地元の木材や和紙が使われた温もりのある空間で
ぎゅっと凝縮された富山の魅力をあなたも感じてみては?

私はきっとこのお店の常連になるんだろうな。(笑)

 コンパクトデリトヤマ の詳細は コチラ

yukikotajima 12:28 pm

ブログ

2016年4月13日

時々ご案内していますが、

私はこのブログの他にも

個人ブログ 続・ゆきれぽ

graceのブログ 水曜・木曜

があります。

続・ゆきれぽ は、このブログと連動していますので、

合わせてお読みいただけると嬉しいです。


ちなみに、今日のgraceでご紹介した

東京ディズニーシーの報告も

続・ゆきれぽ

にアップしました!

写真も載せてますー。


それから、ツイッターもしています。

アカウントは @yukky713   です。

どうでもいいことから(笑)

仕事のことまで

様々なことをつぶやいています。


どちらかというと・・・

どうでもいいことが多いかも(笑)


もしご興味があれば、

私のゆるっゆるのひとりごとにお付き合いください。


今年度も番組、イベント、ブログ、ツイッター

いずれもよろしくお願いします。


田島悠紀子

yukikotajima 8:04 pm

あの人が同窓会に来ない理由

今年はオリンピックイヤーということで、
同窓会が予定されているという方もいらっしゃるのでは?

ちなみに、私もお盆の時期に中学時代の同窓会が開催される予定です。

オリンピックイヤーに開催する理由をはっきり聞いたことは無いけれど、
何より覚えやすいということと、
4年に1度の頻度がちょうどいいのかもしれませんね。

と言いながらも、私がこれまで同窓会に出席したのは2回だけですが。

1回目は20歳の頃。成人式の式典のあとの懇親会に出ました。
そして2回目は、前回のオリンピック開催時です。

その間なぜ出席しなかったのかというと、
そもそも誘われなかったのです…。(笑)

どうやら地元にいる方たちを中心に集まっていたらしく。

私は大学時代は東京で、
働くようになってからは富山で暮らしているため、
どうせ来ないだろうと思われていたようです。

ではなぜ前回参加したのかというと、
久しぶりに会った中学時代の友人に
私も呼んで〜!と自らお願いしたのです。(笑)

あなたはどうですか?

同窓会にはいつも出席していますか?

中には一度も出たことが無いという方もいらっしゃるのでは?

欠席の理由は何でしょう?

・そもそも連絡がこない(私のように…)

・面倒くさい

・行きたいけれど仕事があるから

・子育て中で

・過去にあまりいい思い出が無い

・今の自分のことをあれこれ聞かれるのが嫌だから

など様々な理由があると思います。

・・・

今日ご紹介する本は、そんな同窓会に来ない人たちに
来てもらうべく奮闘する幹事の物語です。

『あの人が同窓会に来ない理由/はらだみずき(幻冬舎)』

そのままのタイトルですね。(笑)

この物語は、ある中学校の同窓会のシーンからスタートします。
卒業後20年が経ち、皆35歳になっています。

主人公の男性は、会社を辞め独立。結婚はしていません。
そんな彼は、中学時代は目立つようなタイプではありませんでした。

地元にいるということで、なんとなく出席していたものの、
毎回変わらぬ顔ぶれに、もう来なくてもいいかなと思っていたところ、
なんと次回の幹事をすることになってしまいます。

幹事をすると決まった以上、
たくさんの皆さんに出席してもらいたいと思い、
幹事仲間であれこれ考えます。

そして、当時クラスの中心メンバーだった人たちが来ていないことに気付き、
まずは当時の人気者に出席してもらうべく動き始めます。

色々調べていくうちに、
中心メンバーたちが同窓会に来ない理由は
中学時代のある出来事が関係していることがわかり…。

***

普通は、来られる人だけ来ればいい、で終わってしまいそうな同窓会ですが、
この物語の幹事たちは、たくさんの人に出席してもらおうと頑張ります。

特に自分が会いたい人には絶対に来てもらいたいと思いながら。

それは昔好きだった人だったりするのですが、
だからこそ、どうしても会いたいわけです。

確かに、ぼんやり出席するよりは、
会いたい人がいる同窓会のほうが気合いも入るし、楽しみも倍増というか、
そもそも唯一の目的がそれだったりすることもあるわけで。(笑)

主人公の彼は、昔好きだった彼女には会えるのか?
彼女は今どこで何をしているのか?
そして、過去にいったい何があったのか?

途中、ミステリ要素も加わり、いろいろな意味でドキドキ楽しめた作品でした。

***

私は、この本の主人公と同世代ということもあり、
まるで友人のお話をのぞいているような気分でした。

30代後半って生き方に違いが出てくる頃なのですよね。
そういう意味では面白い頃なのかもな。

同窓会の連絡がきても、
いつも「欠席」、あるいは「無視」しているという人も
たまには「出席」してみてるのも楽しいかもよ。

私も前回15年ぶりくらいに出席しましたが、
行く前の緊張感はどこへやら
拍子抜けするくらい穏やかで楽しかったです。

苦手だなあと思っていた人や
学生時代は全然喋ったことのない人との会話が
思いのほか盛り上がったり、
当時の暴露話があったりして。(笑)

時が人を丸く穏やかにさせるのかもね。

今年夏に開催予定の中学時代の同窓会にも
もちろん出席の予定です!

今回はどんな人が来るのかしら♪

yukikotajima 9:04 am

文房具図鑑

2016年4月6日

こんにちは。

田島悠紀子です。

2016年度になりましたね。
私は、2001年にアナウンサーになりましたので、
アナウンサー歴16年目となりました。
富山も生活も16年目です。

わーお!

フリーになってからも6年目。

またまた、わーお!

あっという間だなあ。

これまでたくさんの経験を積んできたけれど、
新年度になったことですし
あえてこれまでの経験をリセットし
何に対しても新鮮な気持ちで向き合い
丁寧に仕事に取り組んでいきます!

入社1年目の気持ちを思い出すべく
今年度最初に読んだのはこちら。

以前勉強がてら買った本を再読。

昔読んだときは発見の連続でしたが、
今回は、そうそう!と共感の連続でした。(笑)

でも、あらためて反省点や気付きもありました。

こうやって具体的に初心にかえることは必要だなと実感。

皆さんも入社時に学んだテキストなどをもう一度読んでみては?
忘れていること、結構あると思いますよー!

さて、私、田島悠紀子は2016年度もこれまでと変わらず

『grace』の水曜、木曜

土曜の『ネッツカフェドライヴィン』

を担当していきますので、よろしくお願いします。

***

話はかわりまして・・・

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分ごろ〜オンエアー)は、
紀伊國屋書店富山店の奥野さんからイチオシの本をご紹介いただきます。

なんとこの本、著者の希望価格からの割引率がすごいです。

ご本人の希望価格は3兆円!
ここから99%以上のプライスダウン!

1,500円+税まで値段を下げていただいたそうです。(笑)

その本とは、小学校6年生が書いた『文房具図鑑』です。

詳しくは、奥野さんの紹介文をお読みください。

 奥野さんの紹介文は コチラ

この図鑑は、文房具マニアの小学校6年生の男子が、
夏休みにお母さんから白紙の本をプレゼントされたことがきっかけで
大好きな文房具について書いたものです。

とにかく正直です。
いろんな意味で。

夢中になって文房具のことを書いているページもあれば、
ちょっとお疲れ気味かな?と思うような日もあったり、
小学生らしい落書きがあったりと、
その日の気分のムラまでそのまま感じられる
微笑ましい一冊となっています。

他人のノートをこっそりのぞいている感覚っていいものですね。
とても楽しいです。

また、彼の場合、自分の感想だけでなく、
ちゃんと調べたことを伝えているので、勉強にもなります。

たとえば、文房具屋さんで見かける商品の鉛筆は
削られていないのが当たり前だと思っていたら、
それは日本だけのことであるなんて知らなかったもの。

え?それどういうこと?
と気になった方は、この図鑑を読んでみてね。

頭でっかちの大人の皆さん、
一度、子どもの正直で自由な感覚にふれてみては?
大切なことを思い出させてもらえるかもしれませんよ。

yukikotajima 10:55 am

未婚当然時代

2016年3月31日

先日、大学時代の友人に久しぶりに会った時に

「ゆきは独身で生きることに決めたんだもんね」

と疑いも無く言われ、思わず

「うん」

と答えそうになったものの、すぐに

「そんなことないよー!」

と否定したら、

「え?結婚したかったの?」

と逆に驚かれました。

私の場合、結婚しない主義ではなく
気付いたらもう30代後半になっていた感じなのですが…
なんてことを書くと、甘いー!と怒られそうですが、
そんなタイミングで、この本のことを知りました。

『未婚当然時代 シングルたちの“絆”のゆくえ/にらさわあきこ(ポプラ社)』

この本は、ウェッジというWeb媒体の連載を加筆修正したものだそうです。

 ウェッジのHPは コチラ

にらさわさんは、NHKのディレクターをされたのち、
文筆家として結婚や婚活などを主なテーマに執筆されています。

『未婚当然時代』って、なかなか恐ろしいタイトルですが、
でも、2010年の国勢調査では、
30代後半男性の35.6%、女性の23.1%が未婚で、
このまま未婚者が増え続ければ、「人口の半分近くが未婚」
ということもありえるかもしれないのだとか。

半分がシングルだなんて!!

この本には、様々な未婚者の声が紹介されています。

本気で結婚したい人もいれば、
いつかできたらいいかなという方や
今のままでいいという方など
様々な未婚者が登場します。

未婚者の方がこの本を読んだ場合、
きっと自分の考えや状況に似た人に出会うのではないかしら。
私は出会いました。その方は仕事が大好きな女性です。
ためしにその彼女のコメントをそのままディレクターに聞かせたところ、
「いつも田島が言っていることだよね?」と言われました。(苦笑)

ちなみに、全てにらさわさんが直接未婚者に会ってインタビューしたそうです。

また、この本は、結婚しない場合、
未婚者たちはどこに「絆」を求めるのかについても踏み込んでいます。

未婚者の方は、生涯シングルだったらどうしよう…
と不安になることもあると思いますが、
もしずっとシングルだったとしても、
今後自分がどうしていったらいいのか、
この本からヒントをもらえると思います。

いや、私は絶対に結婚したい!という方もたくさんのことを学べるはず。

また、既婚者の方も未婚者の方たちの考えを知るいいきっかけになると思います。

と、ここまで本の紹介をしてきましたが、
なんと、著者のにらさわさんが、FMとやまリスナーの皆さんへコメントを下さいました。

ありがとうございます〜!

コメントはこちらです。

***

私は10年近く恋愛や結婚の取材を続けていますが、
今の時代は結婚していない人たちがどんどん増えてきていて、
結婚していないことがもはや当たり前になりつつあるのかなあという気がしています。

未婚者たちは、心の中になんとなく引け目を感じている人が多いけど
未婚であることはべつに個人の実力不足とかわがままとかではなくて、
社会全体が作り上げた「当然の現象」なのだとも感じています。

なので結婚にこだわりすぎるとどんどん生きづらさを感じるようになる。

それよりも日々の生活の中でいかに誰かとつながりを持っていくか…
を意識していくと心が楽になっていく場合もあると
たくさんの方を取材して感じました。

未婚でいることは時としてとても孤独なことではあるけれど、
孤独を意識する分、「誰かとつながりたい」という感情を感じる機会を持てますし、
自分から積極的に「自分好みのつながり方」を選んで作ろうとすればそれもできる。

その方法はたくさんあって、いくつか取材していますので、
未婚の方も、結婚している方も
ぜひ手に取っていただければと思います。

にらさわあきこ

***

にらさわさーん、ありがとうございます!
なんて優しいコメント。
妙齢で未婚だと、肩身の狭い思いは嫌というほどするものですが、
にらさわさんのコメントは、たくさんの取材をされてきたからこその説得力があります。

私はこれまで自分のことを正直あまり真剣に考えてこなかったところがありましたが、
このままではいけないということに、この本を読んで気付きました。

新しい年度を前に、いいタイミングでこの本に出合えてよかったです!

『未婚当然時代 シングルたちの“絆”のゆくえ』は、
明日4月1日(金)発売です。

是非読んでみてね!

yukikotajima 11:46 am

買い物とわたし

2016年3月30日

まもなく新年度ですね。

春から新しい生活がスタートする方は、
色々買いそろえたことと思います。

新しいものに囲まれた生活ってワクワクしますよね。

でも、多くの方は新年度だからと言って。
それほど変化が無いものかもしれません。

とは言え、せっかく年度も変わるし、
バッグやスーツ、靴などを新調しようかなと思う方もいらっしゃるのでは?

新しいものを買うと気分も変わりますものね。

さて、そのお買い物、
あなたはどのようにして買う物を選んでいますか?

お買い物の基準は人それぞれですが、
誰でも納得のいく買い物をしたいものだと思います。

でも、毎回100パーセント満足がいくかというと、そんなこともなく、
お店で手に取った時はハイテンションだったはずのものも
家に持ち帰った途端、輝きを失うものもあります。

なんで買ったんだろう…。
ああ、また無駄遣いをしてしまったわー。
次こそは絶対に失敗しない!と意気込んでも、
またしばらくすると同じことを繰り返してしまう。

はっ!これ、二日酔いの朝の感覚と似てるなー。(苦笑)

さて。
お買い物を失敗してしまうのは、
基準が曖昧というのもあるかもしれません。

では、どんな基準で買えばよいのか?

この本を読めばそのヒントがみつかるかもしれません。

山内マリコさんの

『買い物とわたし 〜お伊勢丹より愛をこめて〜 (文春文庫)』

です。

富山出身で、FMとやまで番組も担当されている作家の
山内マリコさんが書かれたお買い物エッセイです。

週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」
に書き下ろしが追加されつい先日発売されたものです。

ラジオをお聴きの方ならラジオを聴いている感覚で読めると思います。

このエッセイには山内さんがこれまで自腹で買った様々なモノが紹介されています。

なぜその商品を選んだのかや
山内さんがお買い物をする時に大切していること、
失敗から学んだことなどが包み隠さず綴られています。

富山の商品も紹介されていますよー。
それって何?と気になった方は、本を買って読んでみてね!

***

山内さんに、この本のオススメポイントを伺ったところ、
表紙にも注目してほしい!とのことでした。

「ポイントは、帯をとったカバー表紙の右下に
 Daiwaの紙袋が描かれていることと(笑)、
 随所に富山ネタがちりばめられているところ」

だそうです。

新幹線開業のときはまるまる富山回にしていて、
イラストもきときと君を描いてくれとプッシュしたのだとか。

イラストと言えば、この本、イラストがカラーで入っているんです。

イラストの山内さんもたくさん登場しています。
後ろ姿で山内さんだとわかるほど似ています。(笑)

この本で紹介されている商品は、
使い心地や着心地なども書かれているのでどれも欲しくなります。

同じく買い物好きの私は、ワクワクしながら楽しめました。

でも、読む時に近くにスマホやパソコンがあると
ついつい商品を検索して購入してしまいそうになるので注意が必要ですが。(笑)

***

実は私、山内さんと一緒に買い物をしたことがあるのですが、
お買い物スイッチが入った時の山内さんは、いさぎよすぎて面白いほどです。

私も色々買いすぎる傾向にありますが、山内さんに比べたらかわいいもんです。

この本のパート2を書こうと思ったら、すぐに書けるんじゃないかしら。

あ、でも、山内さんはやみくもに何でも買ってるわけではないですよ!
ちゃんと選んでます。それも飽きのこないものを。

私のほうがよっぽど遊んでしまい、
山内さんから「もっとベーシックなものを選んだほうがいい」
とアドバイスされたこともあるほどです。

山内さんが何をどう選んで買ってきたのかは、ぜひ本を読んで確かめてみてね。

とくに30代の女性の皆さんはきっと共感できるんじゃないかな。
私もわーかーるー!の連続でしたから。

でも、私の場合、まだまだ安物買いの銭失いなところがあるので、
これからは、山内さんのように「長く愛せるもの」を買っていこうと思います。

年齢とともに、お買い物もアップデートしていかなきゃね!

yukikotajima 10:31 am

ブラック・ヴィーナス 投資の女神

2016年3月23日

今日は、宝島社が主催する新人賞
『このミステリーがすごい!』大賞 の第14回大賞受賞作品、

城山真一(しろやま・しんいち)さんの『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』

をご紹介します。

これまで 『このミス』大賞 を受賞した作品はどれも注目を浴びており、
特に『四日間の奇蹟』(浅倉卓弥)、
『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊)などは
いずれも映像化され話題となりました。

今回の大賞作『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』も選考委員から

「たいへんリーダビリティが高く、あっという間に読める金融もの。
 ヒロインのキャラ立ちも抜群」

「個性的なキャラクターの登場、ドラマづくりのうまさなど、
 小説としての完成度が高く、最後まで楽しめた」

と絶賛されました。

たぶん、この作品もいずれドラマ化されるように思います。
登場人物が皆、個性派というのもありますが、とにかく面白いのです!
テンポがよいので、映像化されたらきっと爽快なやりとりになるだろうな
と想像しただけでニヤニヤしてきます。

ちなみに、著者の城山さんは石川県出身、金沢在住で、
今回の作品も金沢が舞台となっています。

また、金沢だけでなく富山の会社や北陸新幹線といった
富山の方にとってもなじみの場所がたくさん出てくるので、
そういう意味でも楽しめます。

***

『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』の内容も簡単に触れておきましょう。

本のタイトルの「ブラックヴィーナス」は、
依頼人のもっとも大切なものを報酬に
返済不要の大金を用意する株取引の天才、
その名も黒女神のことです。

黒の服を着て、プラチナブロンドに染めたショートボブという
まるでフィギュアのような風貌です。

そんな彼女の助手を務めるのが、
あこがれのメガバンクに就職したものの
失望して退職した元・銀行員の男性です。

黒女神のもとには、借金に苦しむ老舗和菓子屋の社長や
死亡した人気歌手の娘の死因を隠そうとする父親など、
様々な事情を抱えた人たちから依頼がきます。

そんな中、黒女神を追う人物が
助手である元銀行員の前に現れ、彼は戸惑います。

いったい彼女は何者なのか。
そもそもなぜ追われているのか。

彼女が何者なのかについては徐々に明らかになっていくのですが、
前半と後半では、別の物語といってもいいくらいに空気ががらりと変わります。
また、舞台も金沢から富山が中心の物語へと変わります。

さて、お話はどう展開していくのでしょう?
詳しくは、本を読んでみてね♪

***

とても面白い作品で、一気に読んでしまいました。

でも、株で簡単に大金をもたらすなんて現実味がない…
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
この物語はとても現実的です。

黒女神がお金を用意する条件が
自分のもっとも大切なものを差し出すことなのですが、
このやりとりがとても面白いのです。

人はなかなか自分の大切なものを言わないのですね。
隠そうとする、というか、心の中のことだからばれるはずがないと思うのです。
でも、黒女神にはすべてお見通しです。
黒女神を前にしたとき、人は嘘がつけなくなるのです。

株取引の天才というと、数字しか見ていないように思いますが、
彼女は「人の思いが株価を動かしている」と言います。
実は誰よりも人の心に敏感なのです。

きっと私も彼女を前にしたら嘘はつけないと思います。
というか、彼女から株を習いたい!(笑)

お金を通じて人の心を描き出す、北陸が舞台の経済サスペンス
『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』
をあなたも読んでみませんか?

あ、でも読むのは時間がある時にしたほうがいいです。
一気に読みたくなってしまいますので。

yukikotajima 9:11 am

当確師

2016年3月9日

突然ですが、質問です。

「選挙」という言葉を聞いた時、一番にどんな言葉が頭に浮かびますか?

「めんどくさい」

「自分には関係ない」

「うるさい」

という否定的な印象をお持ちの方もいれば

「AKB総選挙」

「18歳」

という方もいらっしゃるかもしれません。

今年から選挙権年齢が18歳以上になりましたものね。

いずれにしても、選挙に関わる人以外は
それほど関心が無いのではないでしょうか。

だからといって、そのままでいいわけはありません。
私たち一人一人がもっと真剣に向き合う必要があります。

といっても、何をすればいいのかわからない…。

そんな方は「知る」ことから始めてみるのはいかがでしょう?

わかりやすいところでは、選挙がテーマの小説を読む、というのもいいと思います。

***

今日ご紹介する小説は、選挙の裏側が描かれた作品です。

『当確師/真山仁(まやま・じん)(中央公論新社)』

真山さんはテレビドラマが話題となった『ハゲタカ』でおなじみです。

今回も強烈なキャラクターが登場します。それは、当確師。

当確師とは、選挙コンサルタントのことです。

請け負った選挙の当選確率は99%以上であることから『当確師』を名乗っています。

主人公は、当確師の聖達磨(ひじりたつま)。

選挙のプロです。
勝てそうにない選挙でも必ず当選させるのが彼のプレイスタイルです。
仕事はできます。でも、とても傲慢!

物語の中心となるのは、ある政令指定都市の市長選挙です。
現職市長を打倒する候補を勝たせるのが今回の彼の仕事です。

3期目を伺う現職の市長は、破綻直前だった市を立て直し、全国的に名を馳せています。

これだけの説明ですと、いい市長のようですが、
お金や権力、プロパガンダなどあらゆる手段を使って今の地位を築いています。

だから政治は信用できないんだよ!と思わずにはいられない、
わかりやすい黒さをまとっています。

そんな現職に立ち向かうべく擁立されたのは、ある意外な人物でした。

さて、この戦い、勝つのはどちらか?

***

選挙の裏側は、嫉妬や裏切りが入り混じってドッロドロです。

当確師である彼は、そんな中で人の心をうまく動かしていきます。
ずるいことはしないけれど、ギリギリを攻めます。

でも、そんな彼も仕事だから勝たせるのではなく、
「選挙で、この国を浄化したい」とこっそり心の中で思っています。

嫌な奴だけど憎めないのは、本心がとってもピュアだからかもしれませんね。

この作品を読んでいると、選挙の裏側ってコワイワー!!と思うけれど、
どんな仕事も変わらないようにも思います。

表面上、笑顔でやりとりしていたとしても、その腹の内までは見えませんからねー。

この作品の中に
その人が去った時に、それまで笑顔だった人たちがどこまで仏頂面になるかで、
その人が本当に愛されているのか嫌われているのかがわかる、
というような文章がありまして、ドキリとしました。

確かに、ちょっとしたスキにその人の本性って見えるものですものね。

小説『当確師』は、
選挙の裏側をのぞけるだけでなく、
「人間」の弱さや強さにも触れることができます。

また、途中まで市長の対立候補がわからないのも楽しみの一つです。

刺激ありまくりの一冊でした。
面白かった!

この作品も『ハゲタカ』同様映像化されそうだなあ。してほしいなあ。
私のイメージでは、主人公の当確師は渡部 篤郎さんです。

そんな風に想像しながら読むのも楽しいかも。

yukikotajima 12:31 pm

エヴェレスト 神々の山嶺

2016年3月2日

今日のキノコレは、夢枕獏さんの

『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』をご紹介します。

紀伊國屋書店富山店の奥野さんが
たっぷり熱い思いを綴っていらっしゃいますので、
本の紹介については コチラ をお読みください。

私も そこに本があるから読むのである ということで(笑)、
この作品を読んでみました。

もともと上巻下巻とわかれていたものを
今回、1冊にまとめたのだとか。
なんと1000ページを超えています。

手にした時、ずっしりとした重みがありました。

でも、読んでいて辛いという感じはありませんでした。
というのも、とてもテンポがよいのです。

登場人物たちの心の声などは、
息づかいまで感じられるほどです。

彼らに寄り添いながら文字を目で追っていったら、
気付いたら読み終えていたような感じでした。

そして、この作品は3月12日に映画として公開されます。

実は私、一足早く映画を見ているのですが、
映画を見てから原作を読んだので、より作品の世界を深く味わうことができました。
また、読めば読むほど映画の配役がぴったりだなあと実感しました。

原作も五感を刺激してくるものがありましたが、映画もすごかったです!

映画は3Dではないのに、まるで雪山の中に自分もいるかのような感覚になりました。
実際は寒くないけれど、体は寒さを感じてブルッとくるような感じです。

他にも街の匂いを感じたり、太陽のまぶしさに思わず目を細めてしまったりと、
本能的な部分で体が反応してしまうような作品でした。

是非、原作&映画セットで体感してみてください。

***

そしてそして。

映画は3月12日(土)に公開となりますが、
graceでは、9日(水)の14:25頃から
監督の平山秀幸さんのインタビューをお届けします。

是非お聴きください♪

yukikotajima 12:13 pm

graceブライダルバスツアー報告

2016年2月29日

昨日は 『graceブライダルバスツアー』 でした。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

去年開催し大好評だったため
今年も開催することになったのですが、
今回も参加者の皆さんから
「参加してよかった!」
と嬉しい感想をたくさんいただきました。

ありがとうございます。

graceブライダルバスツアーは、
式場、貸衣装、ジュエリー、ハネムーン、パーティー会場など
ウェディングに関連したお店をバスで一日でまわるというものです。

私、田島はバスガイドになったり
各会場で司会をしたりしながらツアーのお手伝いをしました♪

ツアーを簡単に振り返ってみますね。

***

 ジェイシーバール 

ジュエリー王子としておなじみ、嶋さん

こちらではオーダーメイドジュエリーを作ることができます。

新郎新婦お二人の思い出やこだわりなどを聞いた上で、
デザイナーが世界に一つのオリジナルデザインを考えてくださいます。

変わったところでは「焼き鳥」をキーワードに指輪を作られたこともあるのだとか。
もちろん、そのままの焼き鳥の形をした指輪ではありません。
そこをヒントに素敵なデザインにされています!

気になる方は直接お店にお問い合わせください♪

***

 ブライダルハウスことぶき富山店

富山店店長 的場さん

貸衣装でおなじみのことぶきには、
たくさんのこだわりのドレスや和装があります。

ツアーでは最新のウェディングドレスからカラードレス、
和装、ご主人のコーディネートまでたっぷり見せていただきました。

実際にモデルさんがドレスを着ていらっしゃったのを拝見したので
後姿などまでじっくり見ることができ、
参加者の皆さんも具体的なイメージがわいていたようです。

それにしても本当に種類が豊富でびっくりでした!

***

 ANAクラウンプラザホテル富山

婚礼販売支配人 若井さん

こちらではまず婚礼料理を召し上がっていただきました。

私も一緒に頂いたのですが、どれもと〜っても美味しかったです。

お料理には富山の地のものをたくさん取り入れるようにしているそうですよ!

ツアーでは今話題のプロジェクションマッピングやライティング演出、
会場コーディネート、披露宴会場、挙式会場などをご覧いただいたほか、
実際に体験もしていただきました。

***

 ウルワツアミーゴ

ウルワツアミーゴ 大江さん

こちらではまず苺のパンケーキをいただきました。
見た目もかわいくて、食べるのがもったいなかったです。
と言いつつ、ペロリと食べちゃいましたが。(笑)

ウルワツアミーゴでは結婚式二次会や各種パーティーができます。
フランジパニの姉妹店なので、パーティー対応もバッチリ!
幹事の皆さんにも大好評なんだとか。

店内にはパーティーグッズなどもたくさんありました♪

***

 ヴァケーション

ヴァケーション 金谷さん

こちらはオーダーメイドスタイルの旅行会社です。

今回は実際に明日からハワイに行って挙式&旅行をするという設定で
参加者の皆さんにツアープランを考えていただきました。

皆さん、とっても楽しそうにツアーを考えていらっしゃいました。

やはり自分の思い通りの旅は楽しいですよね〜。

ヴァケーションのHPには、
これまでにヴァケーションを利用された方たちの旅が紹介されていますので、
是非チェックしてみて下さい♪
見ているだけでもワクワクしてきます。

***

と一日で様々なウェディングの魅力に触れていただきました。

個人ですべてのお店を利用するとなると
手間も時間もかかってしまいますが、
ツアーだとバスに乗っているだけでOKということで、
参加者の皆さんからも
「一日でこれだけたくさんのお店をまわれてよかった」
と嬉しい感想をいただきました。

あらためて、ご参加くださった皆さん、各お店の皆さん、ありがとうございました!

また、参加者の皆さんは、ご結婚おめでとうございます〜。

参加者の皆さんの幸せオーラを感じながらのツアーは、私も楽しかったです♪
本当にありがとうございました。

yukikotajima 3:36 pm

ペンギンのバタフライ

2016年2月24日

今日ご紹介する本はこちら。

『ペンギンのバタフライ/中山智幸(なかやま・ともゆき)(PHP研究所)』

タイトルにバタフライとありますが、
バタフライ効果という言葉を聞いたことはありますか?

バタフライ効果とは、ほんのわずかな差が大きな違いを生むことをいいます。
チョウが羽を動かすだけで遠くの気象が変化するという現象からきているのだとか。

『ペンギンのバタフライ』は、5つの物語が収録された短編集なのですが、
本の帯に「あなたの小さな決断がどこかの誰かを幸せにする」とあります。
まさにバタフライ効果です。

『ペンギンのバタフライ』は、どのお話もちょっと不思議な物語です。

例えば、この物語の中ではこんなことが起こります。

ある坂道を自転車で逆走すると時間を遡ることができたり、
突然「きみの生まれ変わり」と名乗る老人が目の前にあらわれたり、
2年後からメールが送られてきたり、
他人の未来が見えてしまったりします。

どうですか?不思議ですよね。
でも、全然、唐突感が無いのです。

そもそも坂道を自転車で逆走したら過去にタイムスリップできるだなんて、
普通なら絶対にありえないことなのですが、
この本は自然に受け入れられます。

多分、その理由は人の心の動きがとてもリアルだからだと思います。

***

5つの作品の中で私が好きなのは、知らない老人から
突然「きみの生まれ変わり」だと言われたアラサーの女性の物語。

まだ自分は生きているのにもかかわらず。
それも自分よりだいぶ年上の男性から。

最初はナンパか?と相手にしていなかったものの、
彼女しか知りえないことを知っていることから、
本物かもしれないと思うようになります。

どうやら老人はある理由があって彼女に会いにやってきたようなのです。

その理由とは?

この続きは、ぜひ本を読んでみてね♪

***

この『ペンギンのバタフライ』は短編集ですが、
それぞれのお話がゆるやかにつながっています。

さらっと読んだ箇所が実は大きな意味を持っていたり、
一度登場した人物が別のお話では脇役で登場したりします。

ですから本を読んでいる途中に前の話をもう一度読みたくなります。

私も何度も戻りつつ、
すべてを読み終えてからまた最初から読んでしまいました。

たいていの本は1度読んで終わりということが多いかもしれないけれど、
この本は、多分、読み終えた瞬間、再読したくなると思います。

また、ドキッとするような表現にたくさん出合えたのもよかったです。
ソフトダメだしのような感じの。(笑)

直接言われたら嫌だけど、
小説の中で出合うと客観的な分、素直に聞けるもので、納得できます。

例えば…

「手持ちのものばかりでどうにかしようとしている」

という一文。

私は今ちょっと悩んでいることがあったのですが、
このくすぶりは、そういうことか!といい気付きになりました。(笑)

***

『ペンギンのバタフライ』は、
お話も面白くて読みやすく再読の楽しみもある上、
素敵な表現とも出合えるという、色々な意味でお得な1冊です。

あなたもぜひ読んでみてね♪

yukikotajima 12:00 pm

また、同じ夢を見ていた

2016年2月17日

今日のキノコレは、
紀伊國屋書店富山店店長の小作さんから、
こちらの本をご紹介いただきます。

『また、同じ夢を見ていた/住野よる(双葉社)』

住野さんといいますと、
デビュー作『君の膵臓を食べたい』が25万部を超えるベストセラーとなりました。

その住野さんに最新作です。

小作さんが、わかりやすく本の紹介をされていますので、
本については コチラ をお読みください。

***

私もこの本を読みましたので、軽く感想を。

少しませた小学生の女の子が主人公です。

クラスには友達はあまりいない彼女ですが、
学校を離れれば、彼女には友達と呼べる人たちがいます。

毎日、学校が終わるたびに彼女たちに会いに行き、
彼女たちとかかわる中で成長していく様が描かれています。

私も子どもの頃は生意気だったので、
この女の子との気持ちがわかる部分もあり、
彼女と何度も心が重なりました。

気持ちわかるなあと。

クラスの友だちよりも先生と話をしている方が、実は楽しかったなあとか、
私も図書室で本を借りて読むのが好きだったなあとか、
正しいことをまっすぐ言い過ぎて男子たちを怒らせていたなあとか。(笑)

小学生が主人公だけあって、とても読みやすいです。

小学生の頃の自分を思い出しながら、是非読んでみて下さい。
小学生の自分から教わることもきっとあると思います。

私は、無知ゆえの素直な感動や緊張の連続だったあの頃のあの感覚を
もう一度大切にしたいなと思いました。

心に正直に…。

yukikotajima 12:09 pm

スノボツアー

2016年2月15日

こんにちは。

全身筋肉痛の田島悠紀子です。(笑)

昨日開催した、

FMとやまウインターキャンペーン「ホワイトクリスタル」
スノボツアーinキューピットバレイ

にご参加くださった皆さま、ありがとうございました。




心配していたお天気ですが、さすがキューピットバレイ!
雪はたっぷりありました。

時折雨が降っていたものの、ばっちり滑れました。


今回はプロスノーボーダーの水間大輔さんにもご参加いただき、
参加者の皆さんにワンポイントアドバイスをしていただきました。

まずは、全員で水間体操。

このあと、リフトに乗って水間さんのアドバイスを聞きながら滑りました。


私はまだまだ初心者なので、
少しでもうまくなりたい!と思い果敢にチャレンジ。

たっくさん転びました。
転んで、転んで、転びまくったため、
全身筋肉痛&あざだらけです。

でも、それだけ頑張ったってことか、と思うと
この痛みも心地よく感じられます。(笑)

大きな声でキャーキャー言いながら練習していたら、
優しい参加者の皆さんが私の練習に付き合ってくださいました。

先生方、本当にありがとうございました〜。

おかげで自分でも驚くほど成長しました。(笑)

滑れば滑るほど上達していき、それが楽しくてたまりませんでした。

やはりできるようになると楽しいものですね。
スノボが大好きになりました。

あきらめずに少しずつですが続けてきてよかった。

水間さんは、スノボの魅力や楽しさを一人でも多くの人に伝えていきたい!
とおっしゃっていたのですが、
間違いなく私は水間さんのおかげでスノボが好きになりました。
水間さん、本当にありがとうございました。

スノボというと若い人たちのもの、
という印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、
そんなことないです。

というか、若い人たちだけに独占されるのはずるい。(笑)

30代後半のアラフォー女性の私でも楽しめましたよー。

今ブログをお読みの皆さんも、今年、スノボデビューしてみませんか?

でも、今年は雪降っていないよね…と思ったあなた!

キューピットバレイには雪がたくさんありましたよー。
今日また雪が降り、ゲレンデの状態はいいそうです。

キューピットバレイのHP 

には、毎朝、最新のゲレンデの様子がアップされていますので、
お出かけ前にチェックしてみて下さい。

キューピットバレイは、4月3日(日)まで営業する予定だそうで、
まだまだたくさん滑れます!


ちなみに、キューピットバレイのある新潟県上越市では、今週末27日(土)に

「灯の回廊(ともしびのかいろう)」

というイベントも行われるそうです。

60キロにわたって沿道沿いに10万本のキャンドルが設置され、
幻想的な雪の世界をつくるのだとか♪

素敵〜。

 灯の回廊の詳細は コチラ


そうそう、キューピットバレイでは陽気なマリオにも会えるよ。

こんなキュートなカレーも食べられます♪

新登場の「大人の雪だるまカレー」。

これ、とても美味しかったのですが、
「大人の」とついている通り、見た目に反して辛めでした。(笑)

滑る以外のお楽しみもたくさんあるキューピットバレイに
あなたもぜひ行ってみてねー。

あらためて、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
ほんっと楽しかったねー!
またいつか一緒にスノボしましょ。

 キューピットバレイのHPは コチラ

yukikotajima 6:27 pm

ネッツカフェ

2016年2月13日

今日のネッツカフェの公開生放送にお越しくださった皆さん、

ありがとうございました〜。

今日の模様を

こちらのブログ

にアップしました!

また次回のネッツカフェの公開生放送にも来てね〜♪

yukikotajima 6:33 pm

20の短編小説

2016年2月10日

今日ご紹介する本は、かなり濃いです。

どう濃いのかというと、

なっ、なんと!

人気作家20人の作品が1冊の中に収録されているのです。

たとえば…
芥川賞受賞後、テレビにひっぱりだこの羽田圭介さんをはじめ、
若手人気作家、朝井リョウさん、
原作が次々に映像化されている伊坂幸太郎さんなどがいらっしゃいます。

その本のタイトルは、

『20の短編小説/小説トリッパー編集部 編(朝日新聞出版)』

です。

テーマは「20」という数字。
原稿用紙20枚という制約の中で、
20人の人気作家が綴った20の短編を集めたアンソロジーです。

20人全員をご紹介しましょう。

朝井リョウ(あさい・りょう)さん
阿部和重(あべ・かずしげ)さん
伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さん
井上荒野(いのうえ・あれの)さん
江國香織(えくに・かおり)さん
円城塔(えんじょう・とう)さん
恩田陸(おんだ・りく)さん
川上弘美(かわかみ・ひろみ)さん
木皿泉(きざら・いずみ)さん
桐野夏生(きりの・なつお)さん
白石一文(しらいし・かずふみ)さん
津村記久子(つむら・きくこ)さん
羽田圭介(はだ・けいすけ)さん
原田マハ(はらだ・まは)さん
樋口毅宏(ひぐち・たけひろ)さん
藤井太洋(ふじい・たいよう)さん
宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)さん
森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん
山内マリコ(やまうち・まりこ)さん
山本文緒(やまもと・ふみお)さん。

どうですか?

すごいでしょ、すごい顔ぶれでしょ!

「20」をテーマにしているのですが、どのお話も全然違います。

また、原稿用紙20枚の長さという制限がありつつも、
それぞれ個性あふれる内容なので、1作品ごと強く印象に残ります。

1冊と言いつつ、まるで20冊分しっかりと単行本を読んだ気分になりました。

私は一日で読み終えてしまいましたが、
もっとじっくり毎晩寝る前に1作品ずつ読めばよかったな、と後悔。

ちなみに、私が印象に残ったのは、
江國香織さんの『蒸籠(せいろう)を買った日』です。

デパートで蒸籠を買ったあと
電車に乗った女性に起こった不思議な物語です。

その女性が電車の中で考え事をしていたら
近くにいる人が突然話しかけてきます。
その考え事についての反応です。
なんで私の心の中がばれているの?と思った瞬間、
他の乗客までもが彼女の話を始めます。

その上、そこにいる乗客がみな知り合いで、この車両は貸切だという。

これは、どういうこと?と思っているうちに電車は先へと進んでいき…
という物語です。

読んだ瞬間、世界にひきこまれました。

このふわふわっとした世界観を
是非本のページをめくりながら堪能してみてください♪

それから、この作品の20との関連についても
本を読んでたしかめてね!

他にも様々なジャンルの作品が収録されています。

本を読む時、どうしてもお気に入りの作家さんの作品ばかりを選んでしまいがちですが、
アンソロジーではこれまで読んだことのない作家さんの作品とも出合えます。

いいなと思う作品と出合えたら、次はその方の長編を読んでみてください。
こちらの本には、著者の皆さんの代表作も紹介されているので選びやすいと思います。

そうそう、この作品、これだけの作家さんたちが大集合しているのに
本の値段は、600円(+税)なのです。

オトクすぎます!

是非読んでみて下さい♪

***

こちらの本は、今日のgrace内コーナーユキコレ(13時45分頃オンエアー)でご紹介します。

20人の作家さんの中のおひとり、
富山市出身の山内マリコさんから
graceリスナーの方だけにメッセージを頂いていますのでご紹介します!

そちらもどうぞお楽しみに♪

yukikotajima 12:33 pm

薄情

2016年1月27日

今このブログをお読みの方は地元にお住まいですか?
それとも出身地は別でしょうか。

生まれてからずっと同じ土地で暮らしている方は、
県外で暮らしてみたいと思ったことはありますか?

そもそも地元は好きですか?

富山の方の場合は、去年の北陸新幹線の開業を機に
富山のことを考えたという方もいらっしゃるのでは?

富山関連の本もたくさん出ましたし、
テレビやラジオなどでもよく話題になりましたから、
嫌でも意識せざるを得なかったというのはあるかもしれません。

私の場合は、県外出身の富山在住者として意見を求められることがよくありました。

その度に富山や群馬について色々考えをめぐらせたものです。

そろそろ富山暮らしも丸15年が経とうとしていますので、
最近では富山が地元のようになってきているなあと思いましたが、
いやいや、やはり私は群馬の人だと、ある本を読んで実感しました。

その本とは、群馬在住の 絲山秋子さんの最新小説『薄情(新潮社)』 です。

絲山さんは東京出身ですが群馬がお好きで群馬に住んで執筆なさっています。
群馬生まれの私よりよっぽど群馬のことをご存知ですし、愛があります。

そんな絲山さんの群馬愛あふれる小説が『薄情』です。

舞台は群馬です。
小説には、群馬の景色や群馬弁がたくさん登場します。

よく群馬弁ってどういうの?と聞かれるのですが、
そのたびに、いやあまりないなあと答えていましたが…すみません。
群馬弁、たくさんありました。

登場人物たちの群馬弁の会話が
頭の中で自然なイントネーションで流れるように進んでいって
私の根っこにあるのは群馬なんだと感じました。

群馬のことを全然知らないって思っていただけど、
忘れていただけだったんだなって。

絲山さんのおかげで思い出せました。
ありがとうございます。

おっとここまでこのブログを読んできて、
え、そんなに群馬弁満載の小説なら意味わからないかも…と思ったあなた!
大丈夫です。きっとなんとなくわかるはずですから。
試しに番組ディレクターにクイズ形式で出してみましたが、正解率は高かったです。(笑)

この本の主人公は、群馬に住む男性です。
何に対しても熱くなれず、他人と深く関わることを避け、
毎日をなんとなく過ごしているような人です。

だからと言って嫌な奴ではありません。
言われたことはしっかりやりますし、結構素直です。
でも、何を考えているかわかりにくいと思われてしまうようなところがあります。

そんな彼が、高校時代の後輩女子との再会や
東京から移住した木工職人の男性との交流を通して
少しずつ変わっていく様が描かれます。

木工職人の工房になんとなく集まって会話をし
毎日が過ぎていくような、どこかふわふわした日々の物語なのかなあ。

と思いきや!

ある日そんなゆるさを断ち切るような事件が起きます。

この先は、是非本を読んでみて下さい♪

・・・

主人公の彼はよく車を運転しています。
その運転中に色々考えをめぐらします。

本を読みながら、彼とともにドライブをしているような気分でした。

そして時々、彼と自分の頭の中が重なる瞬間があるような感覚になりました。
私は彼ではないけれど、なんとなくわかるなあと。

大きく共感というわけではないけれど、
近づいたり離れたりしながら、時々交わるような。

実際、人との関係ってそういうものなのかもな。

この本を閉じた瞬間は、車のドアをバンッと閉めて車から降りたような感じがしました。

またいつか、彼のドライブのお供をしてみたいな。

あなたも『薄情』を読みながらの想像群馬ドライブ、してみませんか?

ドライブの後は、きっとちょっと景色が違って見えるはずです。

・・・

そうそう、絲山さんからリスナーのみなさんへのメッセージを頂きました。
今日のユキコレ(13:45頃〜)でご紹介しますので、お楽しみに〜。

yukikotajima 12:43 pm

スノボツアーをします♪

2016年1月25日

昨日、立山山麓スキー場でスノーボードをしてきました!

と言いつつ久しぶりのスノボで不安だったので、
今回はプロスノーボーダーの水間大輔さんに
基礎からスノボを教えていただきました。

水間さんのわかりやすい指導のおかげで、
自分でもびっくりするくらい成長しました。(笑)

不安をとりのぞいてくださる教え方なので、
こわさがどんどん消えていきました。

たとえば、リフトから降りるだけで緊張していた私に水間さんは、

「若さをキープする秘訣はほどよい緊張感なんですよ。
 だからユッキーは今アンチエイジングできてるってことです」

と。

単純な私は、そうか!若返ってるってことかとニヤニヤ笑顔に。
気付いた時には緊張が抜けていました。(笑)

また、ターンをするときは、

「足から行こうとせず、先に目線を行きたい方に向けてみて。
 自然と曲がっていくから」

とアドバイス。
その通りにやってみれば確かにできました。

教えられたとおりにやっているだけで、みるみる滑れるようになっていき、
本当に楽しかったです!

ああ、ゲレンデの空気は澄んでいていいなあ♪
などと感じる余裕までありましたもの。(笑)

こんなに肩の力が抜けた状態でスノボをしたの、初めてかも。

やはりプロに教わるのっていいなあと心から実感しました。

立山山麓スキー場には立山山麓スノーボードアカデミーというスクールがあります。

水間さんもスクールの先生をしていますので、
今回の私のように水間さんから教わることもできますし、
もちろん、ほかの皆さんも優秀なスタッフさんたちですので
どなたに教わっても楽しくスノーボードを学べると思います。

アカデミーでは、いつでもレッスンをしているそうですよ。

初めての方はもちろん、
久しぶりにする方やもっとうまくなりたい方などは、
気軽に利用してみてねー。

ほんっとオススメです!

こちらはアカデミーの校長先生、梨木満さん。

よい笑顔♪

また道具のレンタルもしています。

人気のバートンが勢ぞろい!

私も今回、こちらで道具をお借りしましたが、
初心者の私に合った板&ブーツだったおかげで、
道具に関するストレスはゼロでした。

とっても使いやすかったです!

久しぶりにスノーボードをやってみたいなあという方は、
まずは、アカデミーで道具をレンタルし、合わせてレッスンも受けてみては?

 立山山麓スノーボードアカデミー のHPは コチラ

それにしても、昨日の立山山麓スキー場は、
雪を待ってました!とばかりに大勢の皆さんで賑わっていました。

やはり県内のスキー場は気軽に出かけられるのがいいですよね!

でも、たまには遠出して他のスキー場で滑ってみるのもいいと思いません?

いや、遠出となると運転が大変で・・・と思った方、いい方法があります。

バスツアーです!

2月14日(日)にバスに乗って
新潟県上越市の 雪だるま高原キューピットバレイ に行く
日帰りのツアーを開催します。

その名も

『FMとやまウインターキャンペーン「ホワイトクリスタル」
 スノボツアーinキューピットバレイ』

プロスノーボーダーの水間大輔さんと
私、田島も同行します。

水間さんからのワンポイントレッスンも受けられますよー♪

参加費は、往復バス代、リフト1日券がついて税込6,000円です。
        
お得〜!

さらに、バスの中では、
スノボグッズや県内・近県スキー場のリフト券がもらえる
ビンゴ大会を開催します。

また、スノボツアーですがスキーでの参加もOKです。

初心者レッスン(半日4,000円)やレンタル(1セット1,500円の特別価格)もあります。

とってもお得な日帰りバスツアーです。

参加を希望される方はお早めにお申し込みください。

 ツアーの詳細&申込は コチラ

***

今週水曜の15時20分ごろ〜graceの中でもツアーのお知らせをします!

水間さんも登場しますので、どうぞお楽しみに♪

yukikotajima 12:11 pm

冬の光

2016年1月13日

同じ話でも伝える人によってその印象は大きく変わります。

たとえばそれが男女関係の話だった場合、
男性側、女性側、それに人から聞いた話なども加えると、
いくつものストーリーが生まれます。

どれが正しいかは、それぞれの話を聞いてみないとわからなかったりするものです。

同じ出来事を伝えていても「感情」がプラスされた瞬間、
ニュアンスが大きく変わってしまうことも多々ありますしね。

今日ご紹介する小説は、まさにそんな印象を強く持った作品でした。

『冬の光/篠田節子(文藝春秋)』

この物語は娘と父それぞれの物語が交互に描かれます。

最初は30代前半の娘から見た父の物語です。

企業戦士だった父が退職後ひとり四国遍路へ出ます。
その帰路、冬の海に消えます。

実は父には外に女性がいました。
しかもその関係は25年に及びました。

家族をずっと裏切り続けてきた父が
最期に考えていたことは何だったのか気になった娘は、
父の足跡を辿っていきます。

***

最初は娘目線の父の物語なので、
なんて酷い父親なんだ!と娘に同情しましたが、
次の物語を読んでその印象が少し変わりました。

それは父が大学生だったころの物語です。

父は学生時代にある女性と出逢い、その女性に夢中になります。

その後、父は彼女と別れ、別の女性と結婚。

仕事三昧の日々を送り、退職後、四国遍路を経て父が海に消えるまでの日々が
父目線で描かれていきます。

そんな父の物語の合間に
娘が父の足跡を辿る現在の物語がはさまれます。

***

娘の話だけでは、父もその相手の女性も温度の無い冷たい知らない人
という印象を持ってしまいますが、
父の話を聞いた途端、人としての温度を感じ、情がわいてきてしまいます。
どうしようもない人なのに、なぜか憎み切れません。

娘と父の物語を交互に読んでいくと、
あなたのお父さんも悪いけどさ、ちゃんと話を聞いてあげてよ!
と娘に対して思えば、
なんて勝手な思い込み!とお父さんにあきれ、
どちらの事情も知っている読者である私は、やきもきしてきます。

そして、結局父はなぜ海の中でみつかったのかが気になり、
ページをめくる手が止まりませんでした。

***

父と娘、父と母、恋人同士…
いずれの関係においても、男女の違いというのがはっきりとわかって、
そういう意味でも面白い作品でした。

そして、勉強にもなりました。

女性は正しさをぶつけてしまいがちだけど、
正しさが人の心をいい方向に動かすわけではないのだなと。

特に男の人はプライドが高い人が多いですからねえ。
プライドが傷つけられたと感じた瞬間、
正しさが憎むべき対象にかわってしまうこともあります。

どんなに正しくても人の気持ちを逆撫でするようではだめだなと。
だからと言って間違っていることを正しいとは言えませんが。

小説としての面白さに加えて、
男女間の違いや伝えることの難しさなども学べた
濃厚な読書タイムとなりました。

あなたもどっぷり『冬の光』の中を歩いてみては?

yukikotajima 11:34 am