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8月27日(土)はネッツ富山本店へGO!!

2016年8月24日

ラジオでもご案内しているとおり、

今度の土曜日は、午前11時〜

富山市新庄本町のネッツ富山本店から

ネッツカフェサマー

を公開生放送でお届けします!


公開生放送の詳細は コチラ


そして、そして、

この日は 8月27日!

そう、827の FMとやまの日 です。

ということで、ネッツ富山本店に 827カフェ がオープン♪


ネッツカフェの公開生放送の他にも様々なイベントを行います。

美味しいものの販売もありますよ!

ご購入いただいたものは、その場で食べることができます。

様々なメニューがありますので、お友達やご家族でシェアしてもいいかも!


827カフェの詳細は コチラ


イベントの最後には大ビンゴ大会も!

ビンゴは16時からの開催です。


8月27日(土)は、11時〜16時30分まで

ネッツ富山本店でのんびりお過ごしください♪

待ってまーす。

yukikotajima 7:18 pm

さよならクリームソーダ

8月も残りわずかですね。
お盆休みが終わったと同時に、
大人の皆さんは夏も終わったという気分でしょうか?

その一方で、まだ夏休み中の学生の皆さんの中には、
夏休みの宿題に追われている方もいらっしゃるかもしれませんね。

高校生のリスナーさんから、
夏休みの読書感想文の高校生向けの課題図書として、
以前私がラジオで紹介した

額賀澪(ぬかが・みお)さんの『タスキメシ』

が選ばれたと聞きました。

 私の『タスキメシ』の感想は コチラ

『タスキメシ』は、高校生の物語です。

兄弟で陸上部に所属している2人の男子を中心に
陸上部の部長や他校のライバル、
調理実習部の女子高生なども登場します。

駅伝のタスキとご飯のメシで『タスキメシ』です。

この本を高校生の課題図書にするなんて、最高じゃないか!
と、この本を読んだ大人の私は思うのですが、
登場人物たちと同世代の高校生たちは、どんなことを感じるのかしら。

彼らの読書感想文を読んでみたいな。

***

さて、今日ご紹介するのは、
この『タスキメシ』の著者、額賀澪さんの

『さよならクリームソーダ(文藝春秋)』

です。

タイトルからすでに甘酸っぱさが漂っています。

本の表紙のイラストは、
プールにいる制服姿の男女を包み込むように氷と泡が描かれ、
まるで二人がクリームソーダの中にいるような、
それこそ、クリームソーダごしに二人を見ているようなイラストです。

今回の『さよならクリームソーダ』は、大学生の物語です。

舞台は、美大。
某美大の油絵学科に入学した主人公の男性は、学生寮に住み始めます。

そこで、同じ寮に住む才能豊かなイケメンの美大の先輩と出会うのですが、
この先輩が、とにかく完璧な人なのです。

イケメン。
料理もできる。
優しい。
そして、肝心の絵の才能もある。

私が学生だったら間違いなく好きになります。

でも、この先輩にはどこかつかめないなところがあるのです。
何かを隠しているような。

まあ、それも10代の頃なら、
ミステリアスな雰囲気に感じられて
よりイケメン度がアップするだけなのですけどねー。(笑)

物語は、主人公の男性の話をベースに、
イケメンの先輩の高校時代のお話も間に挟まれていきます。

そして、ぼんやりとしていたイケメンの先輩の過去が
徐々に明らかになっていきます。
と同時に主人公の心の悩みも明らかになっていき…
という若い男子たちの物語です。

***

大人になった今は、色々な世代の方と仕事をするので、
2〜3歳の年の差は全然気になりませんが、
学生時代は、この差がとても大きいのですよね。

先輩はものすご〜く大人びて見えるもので。

また、高校3年生と大学1年生の差もとても大きい。
高校3年生からすれば、憧れの大学に入学できた大学生は
とてもまぶしきキラキラして見えたりするものです。

そんなことを久しぶりに思い出しました。

また、アラフォーになった今もまだまだ悩んでばかりだけど、
でも、明らかに悩んでいることは大学時代とは違うな、
ということにも気付き、やや寂しさも感じました。

でも、10代の頃の感情が蘇ってくる方法があります。

それは、音楽!

この本の中には、たくさんの尾崎豊さんの曲が登場します。
もしCDがあれば、ぜひ曲を流しながら本を読んでみて下さい。

と言いつつも私自身10代の頃、
尾崎豊さんの曲を繰り返し聞いたわけでは無いのだけれど、
なんでしょうね。
大人になった今改めて聞くと、懐かしい感じがするのです。

心の中の言葉にできない叫びを歌う尾崎豊さんの曲は、
ひりひりしていて、なんてあぶなかっしいんだろうと思うのだけど、
この熱さと脆さが合わさっている感じが逆に心地良くて。

曲そのものの懐かしさというより、
10代の頃の感情に対する懐かしさという感じかな。

久しぶりに大学のキャンパスに行きたくなりました。

yukikotajima 12:16 pm

スイム!スイム!スイム!

2016年8月10日

リオ・オリンピック盛り上がっていますね。

日本の選手も大活躍!
金メダルをはじめ、メダリストが続々と誕生していますが、
あなたはここまでどのシーンが印象に残っていますか?

私は競泳かな。

日本の金メダル1号に輝いた
競泳男子400メートル個人メドレーの萩野公介選手と
銅メダルを獲得した瀬戸大也選手の
2人のはじけるような笑顔に感動しました。

それから、表彰式後、萩野選手と瀬戸選手が
北島康介さんを見つけた時の嬉しそうな表情もよかったな。
そんな2人に北島さんはまるでお兄ちゃんのように接していましたよね。

北島さんと言えば、アテネ、北京オリンピック2大会連続で
100、200メートル平泳ぎの金メダルを獲得し、
今年、現役を引退しました。

でも、ぎりぎりまでリオも目指していたのですよね。
今年春の代表選手選考会で五輪出場を逃し、引退されました。

だからこそ、北島さんにとって、
今回のオリンピックは特別なものがあるんじゃないかなと思って。

そんなことを考えながら
萩野選手、瀬戸選手と3人のシーンを見ていたため、
より感動してしまったのでした。

***

さて。

今日のユキコレ(grace内本コーナー13:45頃オンエアー)で
ご紹介する小説は、オリンピックを目指すスイマーの物語です。

その名も『スイム!スイム!スイム!』

著者は、五十嵐貴久さん。
双葉社から5月に発売されました。

五十嵐さんと言いますと
『パパとムスメの7日間』がドラマ化されました。
パパとムスメが入れ替わってしまう物語で、
舘ひろしさんと新垣結衣さんが演じ話題となりました。
私も好きな作品で毎週大爆笑しながら見ていました。

今回の作品『スイム!スイム!スイム!』は、競泳のお話です。

主人公は、西山大輔。
彼は、競泳自由形でオリンピック2大会連続で金メダルを獲得したスイマーです。

読み始めてすぐに、もしや?とあの人の顔が頭に浮かんでしまいました。
でも、別人です。そもそもこの主人公は自由形ですしね。

主人公の大輔は、
オリンピックで金メダルを獲得したにもかかわらず、
引退勧告を受けてしまいます。

その上、それまで好き放題していたため、
仲間からもスポンサーからも見放されてしまいます。

でも、オリンピック出場をあきらめきれない彼は、
町のスポーツジムのプールでのコーチをしながら
オリンピックを目指します。

ただし、個人種目ではありません。
狙うは、オリンピックで新設されることになった
男女混合メドレーリレーのほうです。

リレーなので一人で戦えません。
そこで、選手を集めることになります。

とは言え、オリンピックに出場するような選手を集められるはずがなく、
彼のもとに集まったのは、訳ありスイマーたち。

週刊誌で話題になった選手や
ドーピング疑惑でメダルをはく奪された選手などです。

しかもそんな寄せ集めの選手たちが練習するのは、町のジムのプール。

果たして、大輔たちはオリンピックに出場できるのか?
というお話です。

***

この本をオリンピックの時期に合わせて読んでよかったです。

オリンピックを見ていると
どうしても選手たちに好成績を期待していますが、
そもそもオリンピックに出られるだけでもすごいことなのですよね。
オリンピックに出たくても出られなかった選手もたくさんいますしね。
また、選手にとって引き際をいつにするかも大きな問題です。

この本を読むことで、勝敗だけではないスポーツの奥の深さも知ることができました。

あ、でも、このまじめモードでこの本を読まないようにしてください。

主人公の大輔が、まあ、チャライ!(笑)
かる〜い気持ちで読んだほうがきっと楽しめます。
でも、軽いだけで終わりません。

オリンピックの楽しみ方は様々ですが、
オリンピック関連の小説を読んでみるというものいいのでは?

ぜひ開催中に読んでみて下さい!
きっと応援により力が入ると思います。

yukikotajima 11:35 am

陸王

2016年8月3日

今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃〜オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本はこちら。

『陸王(りくおう)/池井戸潤』

まずは、奥野さんの紹介文をお読みください。

◎奥野さんの紹介文は コチラ

***

私もこの陸王を読みましたので軽く感想を。

池井戸潤さんと言いますと、
半沢直樹シリーズの他、『下町ロケット』や『ルーズヴェルト・ゲーム』など
原作は次々にドラマ化され、そしてヒットしています。

ちなみに私が池井戸作品で好きなのは、
総理と大学生の息子が入れ替わってしまう『民王』です。
こちらもドラマ化されました。

シリアスな作品が多い中で、
この『民王』は、コミカルで笑いが止まりませんでした。

今回の新作『陸王』も「王」がついていたので、
もしや民王と同じくコミカル作品?と思いましたが、
こちらは、おなじみ企業が舞台の作品でした。

池井戸作品の企業ものは、
「池井戸スタイル」がすっかり出来上がっていますよね。
まるで長編の水戸黄門のようです。

あ、これ、否定しているわけではないですよ!

そのスタイルが私は心地よくて好きです。

今回も何度も涙しました。

なんでこんなに邪魔が入るのよー!
とイライラした後にやってくる感動の涙。

しかもそれが何度もやってきます。

涙がかわいたと思ったらまた涙で、
読み終えたとき、心がすっきりしていました。
目は腫れていましたが…(笑)。

こんなにいい涙を流し続けたのは久しぶりでした。

私はこの本を家で一人で読んでいましたので思う存分泣けましたが、
電車の中やカフェで読んでいたら危なかったと思います。
きっと「この人号泣しているけど…大丈夫?」と思われていたに違いありません。(笑)

そうそう、今回の『陸王』は、『ルーズヴェルト・ゲーム』に近いように感じました。

『ルーズヴェルト・ゲーム』は社会人野球のお話でしたが、
今回は企業の陸上選手が出てきます。

足袋作りの老舗がランニングシューズに挑むお話と
大学時代に活躍したものの、その後伸び悩む陸上選手のお話が交互に描かれていきます。

毎年お正月に群馬で行われるニューイヤー駅伝も描かれているのですが、
私の実家のすぐそばを走るので、私もこれまで何度も応援に行っています。
そのため、作品を読みながらその空気感がよくわかり、
途中から本を読んでいる感覚はありませんでした。
まるでその場にいるような感じで。

駅伝のシーンのあと、ハッと我に返ったほどでしたもの。
あ、そうか。今、本を読んでいたんだった、と。

それほど熱中させられた作品でした。

***

それから、池井戸作品の企業小説を読むたび、
私は自分の器の小ささや甘さを認め、反省しています。

仕事関連のビジネス書や名言集を読むより
池井戸作品を読んだほうが私は心に響きます。

理不尽なことがあったとき、
嫌がらせをされたとき、
どうしたらいいのか。

この本には学ぶべき対応がたくさん出てきました。

読んでよかった。

やはり池井戸さんはすごいなあ。

『陸王』も間違いなくドラマ化されるんだろうな。
というかされてほしい!
はやく映像化された『陸王』も見てみたいな。

yukikotajima 11:50 am

大きな鳥にさらわれないよう

2016年7月27日

ずっと先の未来。
地球はどうなっていると思いますか?

未来を描いたある物語には「私」が何人もいました。
若い私も年上の私もいます。
でも、全て同じ遺伝子を持った同じ私…そう、クローンです。

そんな様々な年代の「私」が同時代を生きる物語を読みました。

『大きな鳥にさらわれないよう/川上弘美(講談社)』

本のタイトルと一見のどかに見える本の表紙と
本の帯に書かれた「ファンタジィ」という言葉に惹かれ、手に取りました。

お子さんたちは夏休みに入ったことだし、
大人の「ファンタジィ」でも読んでみようかなと思いまして。

読み始めてすぐは、いつの時代の話なのかはっきりわかりませんでした。
今の時代のようにも、ずっと昔の物語のようにも思えて。

でも、徐々にこれが未来の話であることがわかります。

昔ここは「日本」と呼ばれていた、とあります。

また、衝撃的なことに「こどもたち」は工場で作られています。

遠い未来、人類は滅亡の危機に瀕していたのでした。

大戦、テロ、汚染物実拡散によって人間は減ってしまったのだそうです。

そこで、多様性が保たれるように「母」のもと、
人間たちは小さなグループに分かれて暮らしていました。

この「母」は、産みの親ではなく育ての親に近く、
一人の母がたくさんの子供たちを育てます。

人間をいくつかのグループに分ける理由は、人類を進化させるためです。
異なるグループ同士の人間の間にできたこどもが
新しい遺伝子を持っていることを期待して。

でも、人間というのは愚かなもので、
新しさを求めつつも、自分と違うものを許せなかったりします。

この時代を生きるある男の子は、この世界のことを
「息苦しくて、にせものばかりで、希望のない世界」と言います。

いったい遠い未来はどんな世界となっているのでしょうか…。

この続きは是非本を読んでみてね。

***

この物語は未来の話ですが、
虫を追って遊んだり、森の中で踊ったりする子供が出てきて、
まるで昔のお話のようにも感じられます。

その一方で、クローン技術や人工知能もあります。

この『大きな鳥にさらわれないよう』は、ひとつの大きな物語ではありますが、
それぞれのお話は独立した短編集です。

ただ、どのお話もどこかぼんやりとしています。
具体的なことがまったく見えないのです。
気付いたら知らない世界に入り込んでしまって、
無意識のうちにその世界のルールに従っているような感覚でした。
まるで催眠術にかかったかのような。

でも、ある瞬間、はっと我に返ります。

私は、感情を無くしてしまったのではなく、
ただ忘れていただけだ、ということに気付きます。

自分にとって穏やかでいられる人とだけいられれば怒りも生じないものですが、
異なる存在と出会ったとき、感情はどう動くと思いますか?

本の中の登場人物を通して、私の心を試されているようにも感じました。

あなたは、遠い未来の世界で何を感じるでしょうか。

この夏あなたも『大きな鳥にさらわれないよう』の世界にお出かけになってみては?

ちなみに、私はこの世界を2回旅しました。(笑)

きっとあなたも読み終えた後、最初のページからめくり直したくなるはずです。

2回旅できるなんて、ある意味ではお得な一冊かも。

yukikotajima 11:37 am

直木賞・芥川賞が決定!

2016年7月20日

昨日、第155回直木賞・芥川賞が発表されました。

直木賞は、荻原浩(おぎわら・ひろし)さんの『海の見える理髪店』が
芥川賞は、村田沙耶香さんの『コンビニ人間』が受賞しました。

荻原浩さんの作品は、5月にラジオで紹介しています。

 私の感想は コチラ

とてもいい本でしたので、受賞も納得!
おめでとうございます〜。

皆さんも是非読んでみて下さい♪

***

今日のキノコレは、
紀伊國屋書店富山店で今週末行われるイベントのご紹介です。

★ 詳細は コチラ

トークショーを行う青木ゆかさんと森由香子さんの著書を私も読みました。

『なんでも英語で言えちゃう本/青木ゆか』

これ、私がラジオでお話するときにも大切にしていることだー!と共感。
英語もそうすればいいのか、と納得しました。

さて、どうすればいいのでしょう?
気になる方は、本を読んでみてね。

『老けない人は何を食べているのか/森由香子』

先週誕生日を迎え、1歳年齢が上がったばかりの私は、
本能のまま手に取っていました。(笑)もちろん購入!

とてもわかりやすかったです。
今、食に関する様々な本が出ていますが、
この本は、それらに対しても言及されています。

たとえば、話題の糖質制限とかオイルをどう取り入れるべきか、など。

色々なオススメ食材がありましたが、
とりあえず、もっと納豆を食べようと思いました。

これらの話題に興味を持った皆さんは、
ぜひ今週末、紀伊國屋書店富山店へ。

土曜は青木さんのトークショー、日曜は森さんのトークショーが行われます。

 詳細は コチラ

yukikotajima 11:51 am

総選挙ホテル

2016年7月13日

突然ですが、今、会社に属してお仕事をされている方に質問です。
あなたが働く部署は自分に合っていると思いますか?

もう一つ質問。
同じ部署のメンバーの顔を思い浮かべてください。
7人メンバーがいるとして、
今の部署に相応しいと思う人を5人選んでください。
他の部署から選んでも結構です。

ちなみに選ばれなかった2人はどうなるのかというと、
会社を辞めていただくことになります。

ということを突然社長から言われたらどうしますか?

***

今日ご紹介するのは、まさにそんな従業員総選挙が行われたホテルの物語です。

『総選挙ホテル/桂望実(角川書店)』

桂望実(かつら・のぞみ)さんと言いますと、原作が次々に映画化されています。

映画化された作品には、
黒木瞳さんが監督をつとめた映画『嫌な女』、
織田裕二さん、柴咲コウさんが出演した映画『県庁の星』
などがあります。

他に桂さんの作品と言いますと、
以前ラジオで『ハタラクオトメ』という作品をご紹介しました。

私の『ハタラクオトメ』の紹介は コチラ

プライドの高い男性たちの嫌がらせに負けず、
新製品を開発していくOLたちの物語です。

今まさに職場で男性に対して嫌な思いを感じている女性の皆さんは、
この本を読んでみて下さい。

仕事終わりにジョッキのビールを
ぐびぐびっと飲み干したのと同じくらいの爽快感があります!(笑)

***

さて、今日ご紹介する桂さんの最新作もお仕事小説です。

その名も『総選挙ホテル』。

従業員総選挙が行われたホテルの物語です。

売り上げが落ち込む中堅ホテルに新しい社長がやってきます。
新社長は大学で社会心理学を教えていたという元教授で、
性格はだいぶ変わっています。
もちろんホテルを経営したことなどはありません。

そんな新社長が突然、従業員総選挙を行うことを打ち出します。

落選した従業員は解雇。
当選した従業員も部署が変わるかもしれない。
管理職の投票ももちろんやるよ!

という人材シャッフルを行います。

新体制になったホテルは果たして業績アップとなるのか?
というお話です。

***

選挙と言えば、つい先日、参議院選挙が行われましたので、
皆さんも候補者に投票したと思いますが、
投票はしても投票されることというのは、
人生においてそんなにないのでは?

票を集めたいと思った時、人はどんな行動に出ると思いますか?

崖っぷちに立たされた時こそ人は本性が出るものです。

この本に出てくる人の中にも
自分に投票するよう脅したり、
人の悪い噂を流したりする人が出てきます。

その一方で、誰を選ぶべきかを考えた時、
一人一人のいいところに目を向けるようになります。

そして、気付くのです。

これまでは、その人のダメなところばかりが気になっていたけど、
見方を変えると、いいところもたくさんあるな、と。

なんか、ちぐはぐ感がぬぐえないという会社は、
思い切って人材シャッフル!従業員総選挙をしてみてもいいかも。

まあ、実際は総選挙なんてなかなかできないかもしれませんが、
でも、この本から学ぶことはたくさんあると思います。

私は人の悪いところばかりでなく、
いいところを見ていきたいなと思いましたもの。

そして、いいなと思ったことは本人に伝えていきたいなと。

やはり褒められると嬉しいものね!

yukikotajima 12:03 pm

家康、江戸を建てる

2016年7月6日

大河ドラマ『真田丸』はご覧になっていますか?

ご覧になっている方は、すうっとこの本に馴染めると思います。

『家康、江戸を建てる/門井慶喜』

江戸に行くことを決めてからの家康のお話です。

詳しくは、今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)
で紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただきます。

 奥野さんの紹介文は コチラ

私も読みましたので軽く感想を。

何もなかった江戸の町が
それぞれの道のプロの職人たちの手によって
作り上げられていく様が丁寧に描かれています。

たとえば、江戸の飲み水を引くプロや
江戸城の石垣を積み上げるプロたちが登場します。

しかも、この物語は当時の江戸の地名だけでなく、
今の東京の地名でも紹介しているので、
距離感がつかみやすくわかりやすい!
その上、地名の由来もわかるので勉強になります。

この本を読むと、
家康は本質を見極める力があったことがわかります。

トップが現場にあれこれ口を出すのではなく、
現場の人間を信頼し、仕事を任せる。

家康が成功したのは、できる人間を見極め、
その道のプロを信用したことにあるのだと思いました。

なんでも首を突っ込むトップ、今の世も結構多い気がしませんか?
そういうトップに限って現場のことを知らなかったりするんですよねー。

現場を信用すれば、うまくいくのになあ。
と思うことはよくあるもので…。

その点、家康はちゃんと現場を見ています。

それぞれの道のプロの仕事ぶりは本当にかっこよく、
私も丁寧に仕事をしよう!と刺激を受けました。

読んでよかった!

それから、奥野さんも書いていらっしゃいますが、
この本、直木賞候補になっているんです。

 直木賞候補作品は コチラ

ちなみに、候補作6作品中、私は4作品読んでおり
ラジオでもご紹介しましたので、
できればラジオでご紹介した作品が選ばれたら嬉しいなあ。

この家康の本も面白かったので、
有力候補ではないかなと思います!

むかつく上司にストレスを抱えているという、働くみなさーん。
ストレス解消にこの本を読んでみてはいかがでしょう?

読み終えた時、きっと前向きな気持ちになっていると思いますよー!

yukikotajima 11:38 am

マチネの終わりに

2016年6月29日

若いころは、恋愛は若い人たちだけのもの、
と思っているようなところがありましたが、
年を重ねるに連れ、
そんなこともないなと思うようになりました。

そもそも恋愛に年齢制限は無いのですよね。

そして、この恋愛というものは、
何歳だろうが、
うまくいくこともあれば、
どう頑張ってもうまくいかないこともあります。

恋をしたら必ず幸せになれるかといったら、そんなこともなく。

厄介なことに、いつもは冷静な大の大人が
恋に振り回されてしまったりもします。

***

今日ご紹介する本は、恋に落ちてしまった大人二人の物語、

芥川賞作家、平野啓一郎さんの新作

『マチネの終わりに(毎日新聞出版)』

です。

この本は毎日新聞に連載されている当時から話題になっていたそうで、
連載終了後、「マチネロス」が続出したのだとか。

実際、著者の平野さんは、
「ページをめくる手が止まらない」小説ではなく、
「ページをめくりたいけどめくりたくない、
 ずっとその世界に浸りきっていたい」小説にしたかったのだそうです。

本の帯にはこうありました。

「何かとくたびれる世の中で、日常を忘れ
 没頭できる小説が書きたかった」

と。

確かに没頭しました。
そして、今や私もマチネロス…。

***

『マチネの終わりに』は、どんな小説なのか、簡単にご紹介しましょう。

一言でいうなら、アラフォーの恋愛小説です。

天才クラシックギタリストの38歳の男性と
海外の通信社の記者である40歳の女性の
二人の恋愛を軸に物語は進んでいきます。

私は、二人が初めて顔を合わせた日の描写が好きです。

会話をすればするほど、
お互いもっと話をしたい、一緒にいたいと思うのだけど、
どこか遠慮のある距離感がじれったいのなんのって。

探り合いながらもなかなか近づけない二人の物語に
私はすっかり夢中でした。

『マチネの終わりに』は、どちらか一方ではなく、
男女いずれの側からも描かれているので、
公平な目で二人の恋愛をのぞくことができます。

読者である私は、お互いを知る共通の友人のような気分でした。

途中、二人の間にすれ違いが生じたときには、
本の世界に入り込んで、お節介おばさんのごとく
本当のことを教えてあげたくなったほどです。(笑)

また、この物語は恋愛小説ではありますが、
恋愛だけのお話ではありません。

登場人物の抱える問題や社会問題など様々な問題が出てきます。

たとえば、主人公の女性は、独身で仕事もバリバリしていますが、
40歳という年齢を考え、近いうちにこどもが欲しいと思っています。

一方の男性も天才ギタリストと言われながらも実はスランプに陥っており、
それを誰にも言えずにいます。

私自身が彼らと同世代ということもあり、他人事とは思えませんでした。

彼らが様々な問題に対して悩み、答えを出すたびに、
私だったらどうするかなと常に自分と重ねていました。

そして。

ラストは私の目も赤くなっていました。

って、あまり書いてしまうとネタバレになってしまいますので、我慢、我慢。

この本は、なるべくまっさらな状態で読んでいただきたいので、
そろそろやめておきます。

ああ、毎回思うけれど、本の紹介って難しいわー!

そうそう、主人公の男性がギタリストということもあり
音楽もたくさん出てきますので、
音楽好きの方も楽しめると思います。

また、文章そのものが心地いい音楽のようでもあります。

ただ、この作品、一つだけ心残りが。

主人公のギタリストの演奏が聞けないこと!

『マチネの終わりに』のCDがリリースされればいいのにな。

yukikotajima 11:57 am

台所のラジオ

2016年6月22日

いつもラジオを聞いている方は、
どちらで何をしながらラジオを聞いていますか?

富山の方ですと、車の中で聞いている方が多いかもしれませんね。
最近はスマホでお聞きの方も増えているようですが、
中には昔からずっと古いラジオで聞いているという方もいるのでは?

今日ご紹介する本は、そんなラジオが登場する短編集です。

『台所のラジオ/吉田篤弘(角川春樹事務所)』

本屋さんで本を選んでいる時に
「ラジオ」と書かれたタイトルにそそられ手に取ってみたところ、
裏表紙には冷蔵庫の上に古いラジオがのったイラストが描かれていて、
それを見た瞬間、読みたい!と思ってしまいました。

この本は、12の作品が収録された短編集です。

ちなみに、裏表紙のイラストにまつわる物語もありまして、
その物語の主人公が冷蔵庫の上のラジオから声が聞こえてきたとき、
「ちょうど母の声と同じ位置だな」と気付くのです。

その感覚、私には無かったなあと読みながらニヤニヤしてしまいました。

いつもラジオをお聞きの皆さんも、
たまにはラジオの置き場所を変えてみると面白いかもしれません。

私、田島が立って喋っているのを再現したければ、
私の身長は約167センチなので、合わせてみてください。(笑)

このように、この本はちょっとしたことなのだけど面白い!
と思える感性にあふれていました。

本の帯にもある通り、地味ではなく滋味深い物語です。

***

短編集である『台所のラジオ』は
どの作品にもラジオと食べ物が登場します。

でも、ラジオはあくまでもおまけです。
さりげなく登場します。

作者の吉田さんはきっと普段からラジオをよく聞いているのだと思います。
だってラジオの登場の仕方が絶妙ですもの。

それに、喋り手のちょっとした変化にもよく気付いていて、さすがです。
私も今後喋る時に意識してしまいそうだわ。

メインの話題はどちらかというと食べ物です。
ミルク・コーヒー、お茶漬け、きつねうどん、ビフテキなどが登場します。

そうそう、この本に素晴らしい一文がありました。

それは「すべてのひとを笑顔にできるものは○○だけだ」という一文。

さて、この○○に入る言葉は何でしょう?

気になる方は、ぜひ『台所のラジオ』を読んでみてください。

***

『台所のラジオ』は、短編集なので、
本を読むのが苦手という方にもおすすめです。

現実逃避したい〜!と思った時にも、私はよく本を読みますが、
長編小説は海外旅行、短編集は日帰り近場旅のような感覚で読みます。

でも、短編だからと侮るなかれ。

『台所ラジオ』には、ちょっと変わった物語も収録されています。

・毎日お好み焼きを食べる男の話

・Gに分類される人の話

・女優洗浄機を依頼された設計士の話

などです。

本当は具体的なストーリーをご紹介したいのですが、短編集は難しいのです。

すみません…。

なんかぼんやりした本紹介だなあと思ったあなたへ
すっきりする方法をお教えしましょう!

それは『台所ラジオ』を読むこと。(笑)

リスナーの皆さんが主人公の物語ですから、
普段からラジオをお聞きの皆さんには、より読みやすい一冊だと思いますよ!

yukikotajima 11:08 am

ありがとうございました!

2016年6月11日

今日は、公開生放送&競輪ツアーと

リスナーの皆さんにお会いする機会の多い一日となりました。

まず午前中は、ネッツ富山高岡店から

特別番組ネッツ富山プレゼンツ・ネッツカフェ・アーリーサマー

の公開生放送でした。

✴︎ 公開生放送の模様は コチラ

お越しくださった皆さん、ありがとうございました!

✴︎✴︎✴︎

そして午後からは、富山競輪場ドリームスタジアムとやまへ。

Takt女子部タイアップ!貸切ポートラムで行く!ガールズKEIRIN観戦ツアー

でした。

✴︎ ツアーの模様は コチラ

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

また、皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。

ヨガスクール競輪パーティー へのご参加もお待ちしています!

田島悠紀子

yukikotajima 11:41 pm

6月11日(土)はネッツ富山高岡店へ♪

2016年6月10日

明日11日(土)は、ネッツ富山高岡店から

ネッツカフェ・アーリーサマー

を公開生放送でお届けします!

放送は、午前11時〜11時55分です。

お越し頂いた皆様には、ベルギーワッフルがプレゼントされます。

カフェ気分を味わいながらのんびり楽しんでくださいね〜。

◎ネッツカフェアーリーサマーの詳細は コチラ

明日、ネッツ富山高岡店でお待ちしています!

yukikotajima 4:44 pm

アカガミ

2016年6月8日

今、独身の皆さんに質問します。

もし、あなたにふさわしいと判断した人を
国が結婚相手として選んでくれるお見合いシステムがあったら
利用してみたいと思いますか?

ちなみに、国が選んでくれた相手と
とりあえず暮らしてみて嫌だったらチェンジすることもできます。

***

今日ご紹介する本は、そんなお見合いシステムが設立された2030年の物語、

窪美澄 (くぼ・みすみ)さんの『アカガミ(河出書房新社)』です。

アカガミと言うと、第二次世界大戦中の日本の召集令状を
頭に思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれませんが、
この作品のアカガミは、国が立ち上げたお見合い制度のことです。

14年後、2030年の日本では、若者は恋愛も結婚ものぞんでいません。
恋愛に対して拒否反応を示すほどです。
恋愛どころか他者に対しての興味がないのです。

これではまずいと国が立ち上げたのが、
「アカガミ」というお見合い制度です。

主人公の25歳の女性ミツキも恋愛をしたことがありません。

彼女は、ある年上女性から「恋をしなさい」と
アカガミへ応募することをすすめられ、志願します。

アカガミに登録したら、まずは教習所に通います。

と言っても、車の教習所ではないですよー。(笑)

教習所では、昔の映画やドラマなどを題材に
恋愛や結婚、家族について学びます。

なんてったって、この時代の若者たちは恋愛をしたことがないんですから。

そして、ついに国が選んだパートナーと暮らすことになるのですが、
ミツキは、これまで恋愛どころか異性と話すことすらなかったため
なかなかパートナーとの距離を縮めることができません。

そんな彼女が初めて恋をします。

まるでロボットのようだった彼女が
恋をして人間らしい感情を持つようになり、
アカガミに志願するまでは考えもしなかった
結婚や子どもを持つといった未来についても考えるようになります。

無機質なモノクロの物語に色がついていくように
物語のタッチが変わっていき、物語に勢いが出てきます。

と同時に気になることも出てきます。
この物語はどこに向かっているんだろうと。

恋を知ってよかったね!で終わるのかと思いきや、
残りのページはまだまだある…。

果たして、恋を知った彼女には、どんな未来が待っているのでしょうか。

***

終わりが近づくにつれ、ページをめくるスピードがどんどん増していきました。

そして最後…

わーお。
そうきたか!

気になる方は、ぜひ『アカガミ』を読んでみてね。

***

『アカガミ』で描かれるのは、14年後の日本です。

フィクションだけど、不気味なほど現実味を帯びていて、
まるで予言のようだわと思いました。

そして2016年現在、すでにその気配は漂い始めているようにも感じます。

興味があるのは自分だけという自己愛の強い人や
他者に興味が無いわけではないけれど、ひとりのほうが楽という人が
増えているように、私には感じられます。

このままそういった人たちが増えていくと、
まさに他者に興味を持てない人ばかりの『アカガミ』の世界になってしまいます。 

そんな色の無い世界はこわすぎるよ、やはり。

yukikotajima 10:54 am

海の見える理髪店

2016年5月25日

今日ご紹介する本は、「家族」の日々が描かれる短編集、
荻原浩(おぎわら・ひろし)さんの新作

『海の見える理髪店/(集英社)』  

です。

様々な家族のお話が6編収録されています。

家族の物語というと、どんな印象を持ちますか?

いい人がたくさん出てくるあたたかな物語
を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際の家族はというと、100%問題の無い家族なんてないですよね。

どの家族にもきっと何かしらあるのでは?

こどもが小さい頃は家族全員仲良しってこともあるかもしれないけれど、
こどもが成長するにつれ、その関係性が変わっていくこともあります。

あなたの場合はいかがですか?

家族って近いだけに甘えが出てしまいがちなんですよね。
他人には優しく接することはできても、
家族にはわがままやひどいことも平気で言えたりしませんか。

家でまで気をつかえないよ!と思うかもしれませんが、
家族だって人間です。心があります。こどもは親のモノではありません。

そんなのわかってるよ!(怒)と思うかもしれないけれど、
今、イラッときた方は、わかっていないのだと思います。

すみません。よりイラッときましたよね。

でも、大切なことです!

奥さまをこき使ってふんぞり返っているご主人、

娘に自分の考えを押し付けているお母さん、

そんなことをしていたら、いつか離れちゃいますよー!

家族だからこそ、思いやりが大切だと思うのです。

「ありがとう」と伝えられるうちに伝えないと、きっと後悔します。

『海の見える理髪店』には、素直になれない家族がたくさん登場します。

たとえば・・・

・自分の考えが絶対だという母に反発して家を出た娘が
 弟から一度母に会ってほしいと言われ16年ぶりに帰省したお話

・仕事ばかりの夫と口うるさい姑に嫌気がさし実家に帰った奥さまのお話

・両親が離婚し母の親戚の家に引っ越してきた女の子が家出をするお話
 
・15歳で亡くなった娘のもとに成人式のカタログが届き、ある決意をした両親の物語

などが収録されています。 

どのお話も終わり方が素敵なのです。そういうことか!と匂わせる感じで。

私は、この本を読んで、あらためて自分の家族について考えました。
しかも、文句じゃなくていいところを思い出そうと。
そうしているうちに、優しい気持ちになっていました。

こんな気持ちになれたのは、この本のおかげです。

実は今、家族とうまくいっていない、という方は、
試しにこの本を読んでみてはいかがでしょう。

何かしらのヒントをもらえるかもしれませんよ。

ちなみに私がこの作品の中で好きなのは、
表題作の『海の見える理髪店』です。

海辺の理髪店に髪を切りに来た若い男性と
お店のご主人のやりとりが描かれいるのですが、
大きな鏡にうつる青空や海、手入れの行き届いた店内などの描写が美しくて
まるで私自身が髪を切ってもらっているような錯覚におちいったほどでした。

今日ご紹介した荻原浩さんの短編集
『海の見える理髪店』は、丁寧に読み進めたい一冊です。

仕事終わりにちょっとカフェにでも寄り道して
一話読んでから帰宅したら、家族に優しくなれるかも。

yukikotajima 11:17 am

ゴッチ&ボック

2016年5月18日

アジカンのボーカル&ギターのゴッチこと後藤正文さんの本を読みました。

その名も『何度でもオールライトと歌え』です。

この本、ゴッチさんの日記の書籍化だそうです。

詳しくは、今日のキノコレ(grace内13:45頃〜オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただきますが、
私も読んだので軽く感想を。

 奥野さんの紹介文は コチラ

***

せっかくなので、アジカンの2003年の1stアルバム『君繋ファイブエム』
を聞きながら読んでみました。

実は、このアルバムがリリースされた頃
アジカンのメンバーにインタビューをしておりまして、
久しぶりにこのアルバムを聞いたら
当時のことが思い出されて本に集中できなくなり、
しばらく思い出に浸りながらアルバムを聞き
1枚聞き終えたところで本を読み始めました。

インタビューをしたときのゴッチさんの印象は、
まるで大学の先輩のような感じでした。(笑)
ゴッチ先輩と言いたくなるような雰囲気で、
まるで友達に喋るかのように自然に話してくださいました。

突然ハイテンションになったりキャラが変わったりしないので(笑)、
とても喋りやすかったです。

この本のゴッチさんもいたって自然体。

すうっとゴッチさんの言葉が心に入ってきました。

この本は日記を書籍化したものですが、
くすっと笑える日常の出来事もあれば真面目に語る日もあり
とにかく読み応えがありました。

共通しているのは、正直であるということ。

社会で問題になっている事に対して
ネット上にあふれている情報を鵜呑みにせず、
自ら現地に行ったり当事者に話を聞いたりと
納得のいくまで調べた上で発言しています。

ゴッチさんは本質を大切にしています。

だからゴッチさんの言葉には耳を傾けてしまうのかも。

今は、SNSに誰もが言いたい放題発言できる世の中だけど、
無責任な言葉に振り回されてはいけないよな、
とゴッチさんの本を読んで気付きました。

ま、私もゴッチさん同様、嫌なことを言われたら気にしちゃうのだけどねー。(笑)

読んでよかったです。
この本、たくさんの方に読んでいただきたいなあ。

この本が丁寧な本づくりで知られるミシマ社から出ているところもポイントです。

***

もう一冊は、文芸誌です。

『小説BOC(ボック)1』

創刊号です。
中央公論新社創業130周年記念特別企画として創刊されたものです。

内容は、かなり濃いです!

コンセプトは「つながる」だそうで、
8組の作家さんたちによるコラボ作品や
「つながる」をテーマにした読み切り作品などが収録されています。

コラボ作品では、伊坂幸太郎さんや朝井リョウさんといった
人気作家さんがコラボしています。

文芸誌なら、たくさんの作家さんたちの作品を読めますので、
知らない作家さんとの出合いの場にもなるのもいいですよね。

私は竹吉優輔さんの『嘘吐きの憂鬱』という作品を読んで
竹吉さんの他の作品も読んでみたくなりました。

普段、文芸誌は読まないという方もとりあえず創刊号を買ってみては?

素敵な出合い、発見があるかもよ〜。
 

yukikotajima 11:11 am

バンク走行会報告!

2016年5月16日

昨日は、富山競輪場ドリームスタジアムとやま

バンバン♪バンク走行会

を行いました。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

バンク走行は現役競輪選手の皆さんが手伝ってくださいました。

左から、西田選手、表選手、吉川選手です。

まずは、すり鉢状の斜度のあるバンクを歩いて
競輪選手の皆さんがいかにすごいかを実感。

「これ、壁だよね?」
「どうやって自転車で走るの?こわくないの?」
と皆さん素直な感想をおっしゃっていました。

その後は、準備運動。

現役選手の皆さんから自転車の乗り方を教えていただき、

早速チャレンジ!

競輪選手がレースで乗っているブレーキの無い自転車ピストに
初めて乗ったという女性の方は、
最初は「こわい〜」とおっしゃっていたのに
1周終わるころには「爽快〜♪楽しい〜!」と笑顔で2周目へ。

今回は小学生や高校生などの参加も多かったのですが、
みんなとっても楽しそうに自転車に乗っていました。
しかも乗れば乗るほどうまくなっていき、
選手の皆さんも思わず「競輪選手にならない?」とスカウト!

また、バンク走行に加えて競輪選手の宿舎の見学もありました。

バンク走行の後は、ランチ&競輪初心者講座のため
おしゃれなメンバーズラウンジ「サイクルスター」へ移動。

ラジオでもおなじみ元競輪選手の山野さんと私の進行のもと、
現役選手の皆さんにもご参加いただきながら
競輪の魅力をお伝えしました。

「競輪選手になろうと思ったきっかけは?」
「レース前のルーティーンはあるの?」
など様々な質問にお答えいただきました。

お忙しい中、お付き合いくださった
宮越選手、西田選手、表選手、吉川選手、
ありがとうございました!

これからもがんばってくださいね〜。
応援してまーす!!

初心者講座では、実際のレースをモニター観戦をしながら
山野さんに予想をしていただきましたが、
今回の山野さんの的中率はなんと100%!

すごい!
さすがです。
思わずガッツポーズ!(笑)

あらためて、ご参加くださった皆様ありがとうございました。
今回はモニター観戦でしたが、次回は実際のレースもご覧くださいね♪

そして、また次のイベントにもご参加ください。

女性の皆さん!早速ありますよー。(笑)

Takt女子部タイアップ!貸切ポートラムで行く!ガールズKEIRIN観戦ツアー!

を6月11日(土)に行います。

詳細は コチラ

次回は女性の競輪のレースを生でご覧頂きます。

バクハウスのスイーツもついて参加は無料です。

競輪のことをまったく知らなくても大丈夫!
山野さんにわかりやすく教えていただきますので♪

一緒に楽しみましょ。

ドリームスタジアムとやまのHP は コチラ

yukikotajima 6:16 pm

ショートショート診療所

2016年5月11日

春はどこかふわふわした季節だと思いませんか?

桜の開花に新年度のスタート、
そしてゴールデンウィークと、
日常にいつもと違うリズムが加わり、
落ち着かないまま日々を過ごしていた方もいらっしゃるのでは?

ゴールデンウィークが終わって数日たった今日あたりは、
ちょうどいつものリズムを取り戻し始めた頃かもしれませんね。

でも、同時に、退屈な毎日が戻ってきたなあと思ったり…していませんか?

ほんの5分で非日常の世界に行ける方法があります。

それは、ショートショートを読むこと。

最近お気に入りのショートショート作家さんがいます。

その方は、田丸雅智(たまる・まさとも)さんです。

新世代ショートショートの旗手と言われる1987年生まれの若い作家さんです。

以前もラジオ&ブログで田丸さんの作品を紹介しました。

『日替わりオフィス』の感想&紹介は コチラ

この本がとても面白くて、この本を読むなりファンになりました。

お仕事にストレスを感じている方には、
この『日替わりオフィス』はオススメです!

きっとストレス発散できると思いますよー。

***

そしてそして。

今日ご紹介するのは、3月に発売された

『ショートショート診療所(キノブックス)』

です。

今回も独特の視点&感性に満ちた面白い一冊でした。

今回はタイトルに「診療所」とついているとおり、
「医」についてのお話が18作品収録されています。

どの作品も約5分で読めます。

ですからちょっとした空き時間にすぐに読むことができます。

ちょっと時間ができると、
ついついスマホに手がのび、
気付くと1時間もスマホを眺めていた、
なんてことはありませんか?

スマホを開くかわりに、この本を開けば、
きっと豊かな時間を過ごすことができるはずです。

早い方ですと5分、ゆっくり読んでも10分くらいで読めますし、
内容も分かりやすく読みやすいので、
読書が苦手な方でも難なく読めると思います。

『ショートショート診療所』には、
不思議な治療をするお医者さんや変わった薬、
初めて耳にする病名などが登場します。

たとえば、いくつかあげてみましょう。

・風邪ならぬ「雪をひいた」ことのある人。
 雪をひくと高熱ではなく低熱になるのだとか。

・飲むだけでメイクができてしまうという「コスメ・ドリンク」

・反抗期を治してしまう「更生物質」。
 菌をやっつける方の「抗生物質」ではありません。

どうですか?
気になりませんか?

私は「コスメ・ドリンク」を飲んでみたいです。
朝起きて、このドリンクを飲んだらメイクができちゃうだなんて、素晴らしすぎる!

子どもの頃はあんなに大好きだった非現実世界のお話、おとぎ話も
大人になると全く見向きもしなくなり、
自ら選ぶ作品も現実味を帯びたものばかりになりがちです。

でも、大人だって不思議な世界に遊びに行ってもいいと思うのです。
それこそ、空想して楽しむことをしてもいいと思います。

『ショートショート診療所』は、
忙しくて余裕が無いという方にこそ読んでいただきたい一冊です。

いやいや、そんな時間無いっ!(怒)という方に限って、
ムダな時間が多かったりするものです。

壮大な長編小説を読むのは無理かもしれないけれど、
ショートショートは、たった5分で読めます。

スマホを触っていると5分なんてあっという間じゃないですか?

ちょっとしたすきま時間に、この本のページをめくってみてはいかがでしょう?

いい気分転換になると思いますよー。

yukikotajima 11:12 am

今年もバンク走行会を開催しますよー!

2016年5月6日

5月15日(日)に 富山競輪場ドリームスタジアムとやま で

「バンバン♪バンク走行会」

を行います!

 詳細&申込は コチラ

毎回大好評のバンク走行会です。

 過去のバンク走行の様子は コチラ

競輪選手が走るバンクを選手と同じタイプの自転車で走ります。
自転車は競輪場からお借りします。

つまり、選手気分が味わえるんです〜♪

乗り方などは地元競輪選手がやさしく指導してくれますので、
わからなくても大丈夫!

競輪選手の皆さんは、見た目はいかついですが(笑)、
気さくで優しいお兄様たちです。しかもかっこいいです、ホント。
たくましい太ももも間近でご覧になってみてください。(笑)

当日は、競輪選手の皆さんに色々と質問してみてねー。

更にこの日は、バンク走行体験だけでなく
競輪場を見学したり
競輪のレースをモニター観戦したりと
様々な角度から競輪の魅力に触れていただきます。

競輪観戦では、ラジオでもおなじみの元競輪選手の山野憲一さんが
わかりやすく競輪のことを教えてくださいますので、
知識が全くなくても問題なしっ!
楽しく競輪について学べます。

そうそう、私田島がアシスタントをつとめます。
山野さんと田島の掛け合いをお楽しみください♪

バンク走行会は、5月15日(日)に開催します。

参加費は、お昼ご飯と保険代がついて「無料」です。

そう!お昼ご飯もついて無料なんです〜。わ〜い!

参加資格は、小学5年生以上の健康な男女です。
自転車に乗りますので、動きやすい服装でご参加くださいね。

募集人数は30名ですが、定員に達し次第、締切となります。

すでに多くの皆さんからお申込みいただいていますので、
お申し込みはお早めに〜!

 詳細&申込は コチラ

yukikotajima 4:53 pm

向田理髪店

2016年5月4日

GWまっただ中。
ご実家に帰省されている方もいらっしゃると思いますが、
久しぶりの地元はいかがですか?

帰ってばかりの頃は、実家はいいなあ。地元のこの豊かな自然、落ち着くなあ。
なんて思っていたものの、
何日かいると、田舎の嫌な部分が見えてきて、そろそろ今住んでいる家に帰りたいなあ、
なんて思う瞬間もあるかもしれません。

人と一緒ですよね。
どんなに好きな人でも100%完璧な人はいませんものね。
いいところもあれば、ダメなところもあるわけで。

なんだかんだで文句を言いつつも好きなのが地元なのかもしれません。

今日の本紹介コーナー「キノコレ(grace内コーナー13:45頃〜オンエアー)」で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんからご紹介いただくのは、

『向田理髪店(むこうだりはつてん)/奥田英朗(光文社)』

です。

まずは、奥野さんの紹介文をお読みください。

 奥野さんの紹介文は コチラ

私もこの本を読みました。
大好きな作家さんである奥田さんの最新作とあり、
今回も読む前からわっくわくでした。

主人公は、本のタイトルの理髪店のご主人。

彼はやや心配性で、どんなことも悪い方に考えてしまいがちです。

彼の住む町は、寂れてしまった北海道の炭坑町。
しかも財政破たんしてしまった町です。

となると、あそこが思い浮かびますが、
多分あそこをモデルにしているのでしょう。

小さな町とは言え、全く平凡な日々というわけではありません。

『向田理髪店』は、町で起きた6つの出来事が綴られています。

たとえば、異国から花嫁がやって来たり、
新しくできたスナックの妖艶なママにオヤジ連中が夢中になったり、
映画のロケ地になったり、
地元出身の若者が全国指名手配犯になったりと、
それはそれは賑やかです。

小さな町だからこそ、すべてが筒抜けです。
こっそり何かをしようなんてことは無理です。必ずばれます。

また家を訪れるときは、前もって連絡なんてしません。
とりあえず、行ってみます。

そういった田舎ならではのあんなことこんなことが綴られています。
田舎に住む人たちは、身近な人と登場人物を重ねながら楽しめるのでは?

『向田理髪店』は物語という感じがしませんでした。
日本各地で同じような出来事が起きているんだろうなと思って。

地元の未来はいったいどうなってしまうのかと憂い、
勉強会などに参加される方もいますが、
この町の住民たちの声にも耳を傾けてみてください。
いいヒントをもらえるますよ、きっと。

いや、田舎の町だけじゃないな。
これは、きっとみんなに必要なことだな。

大切なことに気付かせてくれる一冊でした。

『向田理髪店』について詳しくは今日のラジオでもご紹介しますので、お聞き下さい♪

オンエアーは、今日の13時45分頃〜grace内です。

yukikotajima 11:21 am

語彙力こそが教養である

2016年4月30日

今日のネッツカフェドライヴィンのテーマは「癖」でした。

メッセージをくださった皆さん、ありがとうございました!

今日の番組の中で、
「口癖」をなおしたい!と思っている方に
オススメの本としてご紹介したのは、

『語彙力こそが教養である/齋藤孝(角川新書)』

でした。

***

あなたの口癖は何でしょう?

気付いたらよく言っている言葉、ありませんか?

いや、口癖は特にない!という方は
一度スマホの録音機能などを使ってみてください。

客観的に聞いてみると、実はよく使っている言葉に気付くはずです。

たとえば、

・なるほど

・すごい

・たしかに

など。

これらの言葉は便利ですからね。
口癖になっている方も多いのでは?

そういった口癖を減らして他の言葉に言いかえることができたら、
大人としてかっこいいですよね。

『語彙力こそが教養である』には、口癖をなおす具体的な方法が書かれていますので、
気になる方は是非読んでみて下さい。

こちらの本、去年の12月に発売され、すでに10万部を突破しています!

齋藤孝さんといいますと『声に出して読みたい日本語』でおなじみですね。
私にとっては発声練習の教本です。

新作の『語彙力こそが教養である』でも声に出して読むことをすすめています。

幕末・明治初期までは子どもたちは声に出して本を読んでいたそうです。
だから自然と言葉が身についていたのですね。

今の人は本を読んでも声に出さないので、
なかなか自分の言葉にならないそうです。

この本では、齋藤孝さんが声に出して読むべき本をたくさんご紹介しています。

とくにオススメの1冊として

夏目漱石の『坊っちゃん』

をあげています。

日本語は、夏目漱石一人でマスターできる

ともおっしゃっています。

なんといってもテンポがよいのだとか。

私も早速『坊っちゃん』を買って声に出して読んでみました。

齋藤さんのおっしゃるとおり、息継ぎがしやすく読みやすかったです。
また、普段の会話ではなかなか出てこない言葉を声に出すことが新鮮でした。

たとえば「小学校にいる時分」の「時分」という言葉。
あらためて声に出してみるとかっこいいものです。

何度も繰り返し読むことで、
自分の言葉になっていくものなのだなあと実感しました。

しばらくは発声練習の教本として『坊っちゃん』を使ってみようと思います!

***

GW中に、あなたも好きな本を声に出して読んでみては?

いや、田島はアナウンサーだから喋るの慣れてるかもしれないけど、
自分には無理。恥ずかしい・・・なんて思わず、ぜひ!

キレイに読まなくてもいいんです。
声に出すことが大切なのです。

それに声を出すのは気持ちいいもんですよ♪

yukikotajima 1:03 pm

暗幕のゲルニカ

2016年4月27日

もうすぐゴールデンウィークですね。
今年の連休は、どのように過ごす予定でしょうか。

たとえば、アートに触れる、それもお家でどっぷりと、というのはいかがでしょう?

家でアートを楽しむといっても、
絵画を購入して鑑賞するのではありません。

本屋さんに行ってある小説を買ってください。
もしじっくり読みたいのであれば、数冊まとめて。
とりあえず1冊読んで見ようというのであれば、こちらを。

原田マハさん『暗幕のゲルニカ(新潮社)』です。

原田マハさんといいますと、
これまでもたくさんの美術小説をお書きになっています。

一番話題となったのは『楽園のカンヴァス』です。
こちらは、アンリ・ルソーの「夢」を扱っています。

他にもニューヨーク近代美術館が舞台の短編集『モダン』や
ドガ、セザンヌ、モネ、マティスの4人の画家たちを描いた短編集
『ジヴェルニーの食卓』などがあります。
この『ジヴェルニーの食卓』は「読む美術館」とも呼ばれています。

***

先月発売されたばかりの新作『暗幕のゲルニカ』は、
本のタイトルにもなっている通り、
ピカソの「ゲルニカ」を取り巻く物語です。

アートに詳しくなくてもピカソの「ゲルニカ」のことはご存知の方も多いのでは?

この絵です!

今回、本の表紙になっています。

原田さんは、史実をベースに物語を紡いでいくので、
ストーリーの面白さはもちろん、アートの勉強にもなります。

ゲルニカは、1937年にドイツ軍がスペインの街ゲルニカに行った
無差別空爆をモチーフにパリ万博のパビリオンのために描かれました。

反戦のシンボルでもあります。

このゲルニカにはタペストリーがいくつかあり、
そのうちの一つはニューヨークの国連本部のロビーに飾られています。

ところが、このタペストリーが2003年のある日、姿を消します。
誰が何のためにこのタペストリーを隠したのか。

この事件をきっかけに原田さんは物語を書くことにされたそうです。

***

原田さんは、アートに込められたメッセージが政治や国を動かすことがある。
とくに「ゲルニカ」にはそういう力がある。とおっしゃっています。

私もそう思います。
絵画はもちろん、小説も曲も映画も娯楽のひとつであるけれど、
人の人生を変えてしまうほどのとてつもない力を持っていると思います。

この『暗幕のゲルニカ』では、
ピカソがゲルニカを描くことになったきっかけをはじめ、
どのような思いで描いたのかを知ることができます。

この本を読む前と読んだ後ではゲルニカの見方も変わると思います。
私は変わりました。

***

この作品は、2つの時代の物語が
それぞれ、ある女性の目線で交互に進んでいきます。

まず、1930年代のパリ。
ピカソの愛人のドラ・マールの物語です。
彼女は「泣く女」などのピカソの絵画のモデルとしても知られる実在の人物です。

もう一方は、2000年代のニューヨーク。
日本生まれでニューヨーク近代美術館のキュレーターである
ヨーコ目線で物語が進んでいきます。
彼女は、ピカソ研究をしており、
企画展「ピカソの戦争展」を開くにあたり
ゲルニカを展示の目玉にしたいと考えています。

この二つの時代が交互に入れ替わりながら
『ゲルニカ』を軸に物語が進んでいきます。

二つの物語がどう繋がっていくのか。

後半になるにつれ、私は文字を読むスピードが増していきました。
原田さんの文章は、表現が美しいだけでなく、
リズムが心地いいので声に出して読みたくなるのですが、
今回はまるで音楽を奏でるかのごとき文章で、とくに最後が最高でした。

バンドメンバーの息がぴったりのライブって、見ていて気持ちいいですよね?
まさにそんな感じでした。

今回も濃い読書時間でした。
原田マハさんのアート小説はやはり面白い!

そうそう、ピカソの作品は富山でも見られるんですよ。

さすがに「ゲルニカ」はスペインに行かなければ見られませんが、
富山県立近代美術館では、現在、
「座る女」と「静物」の2点が展示されていますので、
小説と合わせて実際の作品もご覧になってみてはいかがでしょう?

私も今度見に行ってみよう。

yukikotajima 11:51 am

コンパクトデリトヤマ

2016年4月17日

旅に出たときは、その土地の魅力を思う存分味わい尽くしたいものですよね。

「朝から一杯♪」なんてことができちゃうのも旅ならではです。

でも富山では無理でしょ…と思ったあなた!

なんと富山でもできるようになりました。

4月15日(金)に富山市の富山国際会議場の1階に

「コンパクトデリトヤマ」

がオープンしました!

セントラムの「国際会議場前」の電停のすぐ前です。

近い〜。

デリカテッセンスタイルのお店で、
富山市内の名店の味を再現したお惣菜や朝獲れのお刺身、
富山の日本酒・クラフトビール・ワインなどのアルコールなどの他、
お菓子や富山のライフスタイル雑貨も販売されています。

お刺身!

お土産!

買ったお惣菜などはイートインスペースで食べることができます。

しかも朝9時オープンなので、朝から飲めちゃうんです!

いや、でも朝からは飲みにくい…
なんて思わなくても大丈夫。

だって堂々と

「朝から一杯でもいいんです」

って書かれていますもの!(笑)

全てのお惣菜は、ユニオンランチが作っているそうですが、
レシピを考案したのは、富山を代表する料理人の皆さん。

お惣菜には料理人のお名前も表記されています。

その理由をコンパクトデリトヤマをプロデュースした北村森さんは
このようにおっしゃっていました。

「富山にも素晴らしい料理人がいるということを知ってほしかった」

富山の食材ももちろん大切だけど、
今回紹介したかったのは「人」であると。

お名前が入ることで、ひとつひとつのメニューが
まるで芸術作品のようにも思えてきます。

実際見た目も楽しめます。

メニューは季節ごとに変わっていくそうで、
はやくも今は夏のメニューを考案中なのだとか。

私は美味しいものが大好き(飲むのも大好き)で
富山市内の様々なお店に行っています。

だからこそ、そうそうたる料理人たちの顔ぶれに
これはすごいことだ!と鼻息荒くなりました。(笑)

時々グランドプラザで地元の食やお酒が一堂に集まるイベントをしていますが、
びっくりするくらいたくさんの皆さんで賑わいますよね?

このコンパクトデリトヤマは、
毎日、そのイベントが行われているのと同じことだなと思いました。

観光客の皆さんはもちろんだけど、
地元の皆さんもきっと楽しんでいただけるのではないかしら。

例えば、0次会やちょっと一杯飲みたい時、
ランチ、カフェ、遅めのモーニングとして利用してもいいかも。

ちなみに、このコンパクトデリトヤマは営業時間が9時〜19時までです。

うわっ!19時って早すぎるでしょ。さすが、富山時間だわ、と思ったあなた!

違うんですよ。19時でちょうどいいんです。

コンパクトデリトヤマのパンフレットを見ると、
それぞれの料理人のお店の情報が載っているのですが、
デリから徒歩○分と書かれているのです。

デリで食べて気に入ったメニューがあれば、
そのあとは、その飲食店に行ってじっくり味わうことができるというわけです!

デリで完結しないところが素敵です。

北陸新幹線を降りたら市電に乗ってデリへ行き、
デリを拠点に富山の街へ出ていく。

そんな旅のスタイルが今後、増えていくかもしれませんね。

そうそう、このデリには富山のライフスタイル雑貨も販売されています。

すべて「女性の所作がきれいに映る小物」をテーマに
富山大和の女性スタッフがセレクトしたのだとか。

コンパクトデリトヤマは、コンパクトなお店だけど、その中身はかなり濃いです。

地元の木材や和紙が使われた温もりのある空間で
ぎゅっと凝縮された富山の魅力をあなたも感じてみては?

私はきっとこのお店の常連になるんだろうな。(笑)

 コンパクトデリトヤマ の詳細は コチラ

yukikotajima 12:28 pm

ブログ

2016年4月13日

時々ご案内していますが、

私はこのブログの他にも

個人ブログ 続・ゆきれぽ

graceのブログ 水曜・木曜

があります。

続・ゆきれぽ は、このブログと連動していますので、

合わせてお読みいただけると嬉しいです。


ちなみに、今日のgraceでご紹介した

東京ディズニーシーの報告も

続・ゆきれぽ

にアップしました!

写真も載せてますー。


それから、ツイッターもしています。

アカウントは @yukky713   です。

どうでもいいことから(笑)

仕事のことまで

様々なことをつぶやいています。


どちらかというと・・・

どうでもいいことが多いかも(笑)


もしご興味があれば、

私のゆるっゆるのひとりごとにお付き合いください。


今年度も番組、イベント、ブログ、ツイッター

いずれもよろしくお願いします。


田島悠紀子

yukikotajima 8:04 pm

あの人が同窓会に来ない理由

今年はオリンピックイヤーということで、
同窓会が予定されているという方もいらっしゃるのでは?

ちなみに、私もお盆の時期に中学時代の同窓会が開催される予定です。

オリンピックイヤーに開催する理由をはっきり聞いたことは無いけれど、
何より覚えやすいということと、
4年に1度の頻度がちょうどいいのかもしれませんね。

と言いながらも、私がこれまで同窓会に出席したのは2回だけですが。

1回目は20歳の頃。成人式の式典のあとの懇親会に出ました。
そして2回目は、前回のオリンピック開催時です。

その間なぜ出席しなかったのかというと、
そもそも誘われなかったのです…。(笑)

どうやら地元にいる方たちを中心に集まっていたらしく。

私は大学時代は東京で、
働くようになってからは富山で暮らしているため、
どうせ来ないだろうと思われていたようです。

ではなぜ前回参加したのかというと、
久しぶりに会った中学時代の友人に
私も呼んで〜!と自らお願いしたのです。(笑)

あなたはどうですか?

同窓会にはいつも出席していますか?

中には一度も出たことが無いという方もいらっしゃるのでは?

欠席の理由は何でしょう?

・そもそも連絡がこない(私のように…)

・面倒くさい

・行きたいけれど仕事があるから

・子育て中で

・過去にあまりいい思い出が無い

・今の自分のことをあれこれ聞かれるのが嫌だから

など様々な理由があると思います。

・・・

今日ご紹介する本は、そんな同窓会に来ない人たちに
来てもらうべく奮闘する幹事の物語です。

『あの人が同窓会に来ない理由/はらだみずき(幻冬舎)』

そのままのタイトルですね。(笑)

この物語は、ある中学校の同窓会のシーンからスタートします。
卒業後20年が経ち、皆35歳になっています。

主人公の男性は、会社を辞め独立。結婚はしていません。
そんな彼は、中学時代は目立つようなタイプではありませんでした。

地元にいるということで、なんとなく出席していたものの、
毎回変わらぬ顔ぶれに、もう来なくてもいいかなと思っていたところ、
なんと次回の幹事をすることになってしまいます。

幹事をすると決まった以上、
たくさんの皆さんに出席してもらいたいと思い、
幹事仲間であれこれ考えます。

そして、当時クラスの中心メンバーだった人たちが来ていないことに気付き、
まずは当時の人気者に出席してもらうべく動き始めます。

色々調べていくうちに、
中心メンバーたちが同窓会に来ない理由は
中学時代のある出来事が関係していることがわかり…。

***

普通は、来られる人だけ来ればいい、で終わってしまいそうな同窓会ですが、
この物語の幹事たちは、たくさんの人に出席してもらおうと頑張ります。

特に自分が会いたい人には絶対に来てもらいたいと思いながら。

それは昔好きだった人だったりするのですが、
だからこそ、どうしても会いたいわけです。

確かに、ぼんやり出席するよりは、
会いたい人がいる同窓会のほうが気合いも入るし、楽しみも倍増というか、
そもそも唯一の目的がそれだったりすることもあるわけで。(笑)

主人公の彼は、昔好きだった彼女には会えるのか?
彼女は今どこで何をしているのか?
そして、過去にいったい何があったのか?

途中、ミステリ要素も加わり、いろいろな意味でドキドキ楽しめた作品でした。

***

私は、この本の主人公と同世代ということもあり、
まるで友人のお話をのぞいているような気分でした。

30代後半って生き方に違いが出てくる頃なのですよね。
そういう意味では面白い頃なのかもな。

同窓会の連絡がきても、
いつも「欠席」、あるいは「無視」しているという人も
たまには「出席」してみてるのも楽しいかもよ。

私も前回15年ぶりくらいに出席しましたが、
行く前の緊張感はどこへやら
拍子抜けするくらい穏やかで楽しかったです。

苦手だなあと思っていた人や
学生時代は全然喋ったことのない人との会話が
思いのほか盛り上がったり、
当時の暴露話があったりして。(笑)

時が人を丸く穏やかにさせるのかもね。

今年夏に開催予定の中学時代の同窓会にも
もちろん出席の予定です!

今回はどんな人が来るのかしら♪

yukikotajima 9:04 am

文房具図鑑

2016年4月6日

こんにちは。

田島悠紀子です。

2016年度になりましたね。
私は、2001年にアナウンサーになりましたので、
アナウンサー歴16年目となりました。
富山も生活も16年目です。

わーお!

フリーになってからも6年目。

またまた、わーお!

あっという間だなあ。

これまでたくさんの経験を積んできたけれど、
新年度になったことですし
あえてこれまでの経験をリセットし
何に対しても新鮮な気持ちで向き合い
丁寧に仕事に取り組んでいきます!

入社1年目の気持ちを思い出すべく
今年度最初に読んだのはこちら。

以前勉強がてら買った本を再読。

昔読んだときは発見の連続でしたが、
今回は、そうそう!と共感の連続でした。(笑)

でも、あらためて反省点や気付きもありました。

こうやって具体的に初心にかえることは必要だなと実感。

皆さんも入社時に学んだテキストなどをもう一度読んでみては?
忘れていること、結構あると思いますよー!

さて、私、田島悠紀子は2016年度もこれまでと変わらず

『grace』の水曜、木曜

土曜の『ネッツカフェドライヴィン』

を担当していきますので、よろしくお願いします。

***

話はかわりまして・・・

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分ごろ〜オンエアー)は、
紀伊國屋書店富山店の奥野さんからイチオシの本をご紹介いただきます。

なんとこの本、著者の希望価格からの割引率がすごいです。

ご本人の希望価格は3兆円!
ここから99%以上のプライスダウン!

1,500円+税まで値段を下げていただいたそうです。(笑)

その本とは、小学校6年生が書いた『文房具図鑑』です。

詳しくは、奥野さんの紹介文をお読みください。

 奥野さんの紹介文は コチラ

この図鑑は、文房具マニアの小学校6年生の男子が、
夏休みにお母さんから白紙の本をプレゼントされたことがきっかけで
大好きな文房具について書いたものです。

とにかく正直です。
いろんな意味で。

夢中になって文房具のことを書いているページもあれば、
ちょっとお疲れ気味かな?と思うような日もあったり、
小学生らしい落書きがあったりと、
その日の気分のムラまでそのまま感じられる
微笑ましい一冊となっています。

他人のノートをこっそりのぞいている感覚っていいものですね。
とても楽しいです。

また、彼の場合、自分の感想だけでなく、
ちゃんと調べたことを伝えているので、勉強にもなります。

たとえば、文房具屋さんで見かける商品の鉛筆は
削られていないのが当たり前だと思っていたら、
それは日本だけのことであるなんて知らなかったもの。

え?それどういうこと?
と気になった方は、この図鑑を読んでみてね。

頭でっかちの大人の皆さん、
一度、子どもの正直で自由な感覚にふれてみては?
大切なことを思い出させてもらえるかもしれませんよ。

yukikotajima 10:55 am

未婚当然時代

2016年3月31日

先日、大学時代の友人に久しぶりに会った時に

「ゆきは独身で生きることに決めたんだもんね」

と疑いも無く言われ、思わず

「うん」

と答えそうになったものの、すぐに

「そんなことないよー!」

と否定したら、

「え?結婚したかったの?」

と逆に驚かれました。

私の場合、結婚しない主義ではなく
気付いたらもう30代後半になっていた感じなのですが…
なんてことを書くと、甘いー!と怒られそうですが、
そんなタイミングで、この本のことを知りました。

『未婚当然時代 シングルたちの“絆”のゆくえ/にらさわあきこ(ポプラ社)』

この本は、ウェッジというWeb媒体の連載を加筆修正したものだそうです。

 ウェッジのHPは コチラ

にらさわさんは、NHKのディレクターをされたのち、
文筆家として結婚や婚活などを主なテーマに執筆されています。

『未婚当然時代』って、なかなか恐ろしいタイトルですが、
でも、2010年の国勢調査では、
30代後半男性の35.6%、女性の23.1%が未婚で、
このまま未婚者が増え続ければ、「人口の半分近くが未婚」
ということもありえるかもしれないのだとか。

半分がシングルだなんて!!

この本には、様々な未婚者の声が紹介されています。

本気で結婚したい人もいれば、
いつかできたらいいかなという方や
今のままでいいという方など
様々な未婚者が登場します。

未婚者の方がこの本を読んだ場合、
きっと自分の考えや状況に似た人に出会うのではないかしら。
私は出会いました。その方は仕事が大好きな女性です。
ためしにその彼女のコメントをそのままディレクターに聞かせたところ、
「いつも田島が言っていることだよね?」と言われました。(苦笑)

ちなみに、全てにらさわさんが直接未婚者に会ってインタビューしたそうです。

また、この本は、結婚しない場合、
未婚者たちはどこに「絆」を求めるのかについても踏み込んでいます。

未婚者の方は、生涯シングルだったらどうしよう…
と不安になることもあると思いますが、
もしずっとシングルだったとしても、
今後自分がどうしていったらいいのか、
この本からヒントをもらえると思います。

いや、私は絶対に結婚したい!という方もたくさんのことを学べるはず。

また、既婚者の方も未婚者の方たちの考えを知るいいきっかけになると思います。

と、ここまで本の紹介をしてきましたが、
なんと、著者のにらさわさんが、FMとやまリスナーの皆さんへコメントを下さいました。

ありがとうございます〜!

コメントはこちらです。

***

私は10年近く恋愛や結婚の取材を続けていますが、
今の時代は結婚していない人たちがどんどん増えてきていて、
結婚していないことがもはや当たり前になりつつあるのかなあという気がしています。

未婚者たちは、心の中になんとなく引け目を感じている人が多いけど
未婚であることはべつに個人の実力不足とかわがままとかではなくて、
社会全体が作り上げた「当然の現象」なのだとも感じています。

なので結婚にこだわりすぎるとどんどん生きづらさを感じるようになる。

それよりも日々の生活の中でいかに誰かとつながりを持っていくか…
を意識していくと心が楽になっていく場合もあると
たくさんの方を取材して感じました。

未婚でいることは時としてとても孤独なことではあるけれど、
孤独を意識する分、「誰かとつながりたい」という感情を感じる機会を持てますし、
自分から積極的に「自分好みのつながり方」を選んで作ろうとすればそれもできる。

その方法はたくさんあって、いくつか取材していますので、
未婚の方も、結婚している方も
ぜひ手に取っていただければと思います。

にらさわあきこ

***

にらさわさーん、ありがとうございます!
なんて優しいコメント。
妙齢で未婚だと、肩身の狭い思いは嫌というほどするものですが、
にらさわさんのコメントは、たくさんの取材をされてきたからこその説得力があります。

私はこれまで自分のことを正直あまり真剣に考えてこなかったところがありましたが、
このままではいけないということに、この本を読んで気付きました。

新しい年度を前に、いいタイミングでこの本に出合えてよかったです!

『未婚当然時代 シングルたちの“絆”のゆくえ』は、
明日4月1日(金)発売です。

是非読んでみてね!

yukikotajima 11:46 am

買い物とわたし

2016年3月30日

まもなく新年度ですね。

春から新しい生活がスタートする方は、
色々買いそろえたことと思います。

新しいものに囲まれた生活ってワクワクしますよね。

でも、多くの方は新年度だからと言って。
それほど変化が無いものかもしれません。

とは言え、せっかく年度も変わるし、
バッグやスーツ、靴などを新調しようかなと思う方もいらっしゃるのでは?

新しいものを買うと気分も変わりますものね。

さて、そのお買い物、
あなたはどのようにして買う物を選んでいますか?

お買い物の基準は人それぞれですが、
誰でも納得のいく買い物をしたいものだと思います。

でも、毎回100パーセント満足がいくかというと、そんなこともなく、
お店で手に取った時はハイテンションだったはずのものも
家に持ち帰った途端、輝きを失うものもあります。

なんで買ったんだろう…。
ああ、また無駄遣いをしてしまったわー。
次こそは絶対に失敗しない!と意気込んでも、
またしばらくすると同じことを繰り返してしまう。

はっ!これ、二日酔いの朝の感覚と似てるなー。(苦笑)

さて。
お買い物を失敗してしまうのは、
基準が曖昧というのもあるかもしれません。

では、どんな基準で買えばよいのか?

この本を読めばそのヒントがみつかるかもしれません。

山内マリコさんの

『買い物とわたし 〜お伊勢丹より愛をこめて〜 (文春文庫)』

です。

富山出身で、FMとやまで番組も担当されている作家の
山内マリコさんが書かれたお買い物エッセイです。

週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」
に書き下ろしが追加されつい先日発売されたものです。

ラジオをお聴きの方ならラジオを聴いている感覚で読めると思います。

このエッセイには山内さんがこれまで自腹で買った様々なモノが紹介されています。

なぜその商品を選んだのかや
山内さんがお買い物をする時に大切していること、
失敗から学んだことなどが包み隠さず綴られています。

富山の商品も紹介されていますよー。
それって何?と気になった方は、本を買って読んでみてね!

***

山内さんに、この本のオススメポイントを伺ったところ、
表紙にも注目してほしい!とのことでした。

「ポイントは、帯をとったカバー表紙の右下に
 Daiwaの紙袋が描かれていることと(笑)、
 随所に富山ネタがちりばめられているところ」

だそうです。

新幹線開業のときはまるまる富山回にしていて、
イラストもきときと君を描いてくれとプッシュしたのだとか。

イラストと言えば、この本、イラストがカラーで入っているんです。

イラストの山内さんもたくさん登場しています。
後ろ姿で山内さんだとわかるほど似ています。(笑)

この本で紹介されている商品は、
使い心地や着心地なども書かれているのでどれも欲しくなります。

同じく買い物好きの私は、ワクワクしながら楽しめました。

でも、読む時に近くにスマホやパソコンがあると
ついつい商品を検索して購入してしまいそうになるので注意が必要ですが。(笑)

***

実は私、山内さんと一緒に買い物をしたことがあるのですが、
お買い物スイッチが入った時の山内さんは、いさぎよすぎて面白いほどです。

私も色々買いすぎる傾向にありますが、山内さんに比べたらかわいいもんです。

この本のパート2を書こうと思ったら、すぐに書けるんじゃないかしら。

あ、でも、山内さんはやみくもに何でも買ってるわけではないですよ!
ちゃんと選んでます。それも飽きのこないものを。

私のほうがよっぽど遊んでしまい、
山内さんから「もっとベーシックなものを選んだほうがいい」
とアドバイスされたこともあるほどです。

山内さんが何をどう選んで買ってきたのかは、ぜひ本を読んで確かめてみてね。

とくに30代の女性の皆さんはきっと共感できるんじゃないかな。
私もわーかーるー!の連続でしたから。

でも、私の場合、まだまだ安物買いの銭失いなところがあるので、
これからは、山内さんのように「長く愛せるもの」を買っていこうと思います。

年齢とともに、お買い物もアップデートしていかなきゃね!

yukikotajima 10:31 am

ブラック・ヴィーナス 投資の女神

2016年3月23日

今日は、宝島社が主催する新人賞
『このミステリーがすごい!』大賞 の第14回大賞受賞作品、

城山真一(しろやま・しんいち)さんの『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』

をご紹介します。

これまで 『このミス』大賞 を受賞した作品はどれも注目を浴びており、
特に『四日間の奇蹟』(浅倉卓弥)、
『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊)などは
いずれも映像化され話題となりました。

今回の大賞作『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』も選考委員から

「たいへんリーダビリティが高く、あっという間に読める金融もの。
 ヒロインのキャラ立ちも抜群」

「個性的なキャラクターの登場、ドラマづくりのうまさなど、
 小説としての完成度が高く、最後まで楽しめた」

と絶賛されました。

たぶん、この作品もいずれドラマ化されるように思います。
登場人物が皆、個性派というのもありますが、とにかく面白いのです!
テンポがよいので、映像化されたらきっと爽快なやりとりになるだろうな
と想像しただけでニヤニヤしてきます。

ちなみに、著者の城山さんは石川県出身、金沢在住で、
今回の作品も金沢が舞台となっています。

また、金沢だけでなく富山の会社や北陸新幹線といった
富山の方にとってもなじみの場所がたくさん出てくるので、
そういう意味でも楽しめます。

***

『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』の内容も簡単に触れておきましょう。

本のタイトルの「ブラックヴィーナス」は、
依頼人のもっとも大切なものを報酬に
返済不要の大金を用意する株取引の天才、
その名も黒女神のことです。

黒の服を着て、プラチナブロンドに染めたショートボブという
まるでフィギュアのような風貌です。

そんな彼女の助手を務めるのが、
あこがれのメガバンクに就職したものの
失望して退職した元・銀行員の男性です。

黒女神のもとには、借金に苦しむ老舗和菓子屋の社長や
死亡した人気歌手の娘の死因を隠そうとする父親など、
様々な事情を抱えた人たちから依頼がきます。

そんな中、黒女神を追う人物が
助手である元銀行員の前に現れ、彼は戸惑います。

いったい彼女は何者なのか。
そもそもなぜ追われているのか。

彼女が何者なのかについては徐々に明らかになっていくのですが、
前半と後半では、別の物語といってもいいくらいに空気ががらりと変わります。
また、舞台も金沢から富山が中心の物語へと変わります。

さて、お話はどう展開していくのでしょう?
詳しくは、本を読んでみてね♪

***

とても面白い作品で、一気に読んでしまいました。

でも、株で簡単に大金をもたらすなんて現実味がない…
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
この物語はとても現実的です。

黒女神がお金を用意する条件が
自分のもっとも大切なものを差し出すことなのですが、
このやりとりがとても面白いのです。

人はなかなか自分の大切なものを言わないのですね。
隠そうとする、というか、心の中のことだからばれるはずがないと思うのです。
でも、黒女神にはすべてお見通しです。
黒女神を前にしたとき、人は嘘がつけなくなるのです。

株取引の天才というと、数字しか見ていないように思いますが、
彼女は「人の思いが株価を動かしている」と言います。
実は誰よりも人の心に敏感なのです。

きっと私も彼女を前にしたら嘘はつけないと思います。
というか、彼女から株を習いたい!(笑)

お金を通じて人の心を描き出す、北陸が舞台の経済サスペンス
『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』
をあなたも読んでみませんか?

あ、でも読むのは時間がある時にしたほうがいいです。
一気に読みたくなってしまいますので。

yukikotajima 9:11 am

当確師

2016年3月9日

突然ですが、質問です。

「選挙」という言葉を聞いた時、一番にどんな言葉が頭に浮かびますか?

「めんどくさい」

「自分には関係ない」

「うるさい」

という否定的な印象をお持ちの方もいれば

「AKB総選挙」

「18歳」

という方もいらっしゃるかもしれません。

今年から選挙権年齢が18歳以上になりましたものね。

いずれにしても、選挙に関わる人以外は
それほど関心が無いのではないでしょうか。

だからといって、そのままでいいわけはありません。
私たち一人一人がもっと真剣に向き合う必要があります。

といっても、何をすればいいのかわからない…。

そんな方は「知る」ことから始めてみるのはいかがでしょう?

わかりやすいところでは、選挙がテーマの小説を読む、というのもいいと思います。

***

今日ご紹介する小説は、選挙の裏側が描かれた作品です。

『当確師/真山仁(まやま・じん)(中央公論新社)』

真山さんはテレビドラマが話題となった『ハゲタカ』でおなじみです。

今回も強烈なキャラクターが登場します。それは、当確師。

当確師とは、選挙コンサルタントのことです。

請け負った選挙の当選確率は99%以上であることから『当確師』を名乗っています。

主人公は、当確師の聖達磨(ひじりたつま)。

選挙のプロです。
勝てそうにない選挙でも必ず当選させるのが彼のプレイスタイルです。
仕事はできます。でも、とても傲慢!

物語の中心となるのは、ある政令指定都市の市長選挙です。
現職市長を打倒する候補を勝たせるのが今回の彼の仕事です。

3期目を伺う現職の市長は、破綻直前だった市を立て直し、全国的に名を馳せています。

これだけの説明ですと、いい市長のようですが、
お金や権力、プロパガンダなどあらゆる手段を使って今の地位を築いています。

だから政治は信用できないんだよ!と思わずにはいられない、
わかりやすい黒さをまとっています。

そんな現職に立ち向かうべく擁立されたのは、ある意外な人物でした。

さて、この戦い、勝つのはどちらか?

***

選挙の裏側は、嫉妬や裏切りが入り混じってドッロドロです。

当確師である彼は、そんな中で人の心をうまく動かしていきます。
ずるいことはしないけれど、ギリギリを攻めます。

でも、そんな彼も仕事だから勝たせるのではなく、
「選挙で、この国を浄化したい」とこっそり心の中で思っています。

嫌な奴だけど憎めないのは、本心がとってもピュアだからかもしれませんね。

この作品を読んでいると、選挙の裏側ってコワイワー!!と思うけれど、
どんな仕事も変わらないようにも思います。

表面上、笑顔でやりとりしていたとしても、その腹の内までは見えませんからねー。

この作品の中に
その人が去った時に、それまで笑顔だった人たちがどこまで仏頂面になるかで、
その人が本当に愛されているのか嫌われているのかがわかる、
というような文章がありまして、ドキリとしました。

確かに、ちょっとしたスキにその人の本性って見えるものですものね。

小説『当確師』は、
選挙の裏側をのぞけるだけでなく、
「人間」の弱さや強さにも触れることができます。

また、途中まで市長の対立候補がわからないのも楽しみの一つです。

刺激ありまくりの一冊でした。
面白かった!

この作品も『ハゲタカ』同様映像化されそうだなあ。してほしいなあ。
私のイメージでは、主人公の当確師は渡部 篤郎さんです。

そんな風に想像しながら読むのも楽しいかも。

yukikotajima 12:31 pm

エヴェレスト 神々の山嶺

2016年3月2日

今日のキノコレは、夢枕獏さんの

『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』をご紹介します。

紀伊國屋書店富山店の奥野さんが
たっぷり熱い思いを綴っていらっしゃいますので、
本の紹介については コチラ をお読みください。

私も そこに本があるから読むのである ということで(笑)、
この作品を読んでみました。

もともと上巻下巻とわかれていたものを
今回、1冊にまとめたのだとか。
なんと1000ページを超えています。

手にした時、ずっしりとした重みがありました。

でも、読んでいて辛いという感じはありませんでした。
というのも、とてもテンポがよいのです。

登場人物たちの心の声などは、
息づかいまで感じられるほどです。

彼らに寄り添いながら文字を目で追っていったら、
気付いたら読み終えていたような感じでした。

そして、この作品は3月12日に映画として公開されます。

実は私、一足早く映画を見ているのですが、
映画を見てから原作を読んだので、より作品の世界を深く味わうことができました。
また、読めば読むほど映画の配役がぴったりだなあと実感しました。

原作も五感を刺激してくるものがありましたが、映画もすごかったです!

映画は3Dではないのに、まるで雪山の中に自分もいるかのような感覚になりました。
実際は寒くないけれど、体は寒さを感じてブルッとくるような感じです。

他にも街の匂いを感じたり、太陽のまぶしさに思わず目を細めてしまったりと、
本能的な部分で体が反応してしまうような作品でした。

是非、原作&映画セットで体感してみてください。

***

そしてそして。

映画は3月12日(土)に公開となりますが、
graceでは、9日(水)の14:25頃から
監督の平山秀幸さんのインタビューをお届けします。

是非お聴きください♪

yukikotajima 12:13 pm