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その調理、9割の栄養捨てます!

2017年10月18日

きのこの美味しい季節ですが、
私、これからはきのこは冷凍してから食べることにします。

だって、冷凍することで
おいしさも栄養価も3倍になるんですよ!

また、小松菜は冷凍すると味も栄養も60%アップするんですって。

ほかにも、納豆は70度で酵素が死滅してしまうので、
あつあつご飯に納豆はダメ!

な〜んてことが、この本に書かれていました。

『その調理、9割の栄養捨ててます!(世界文化社)』

毎日しっかり食べているつもりでも、
実は栄養が取れていないかもしれないのだとか。

私たちの食べ方がどう間違っているのかが、
この本に書かれていますので、気になる方は是非読んでみて下さい。

また、今日のキノコレ(grace内コーナー13時35分頃オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんからもご紹介いただきますので、
今日のラジオも聞いてくださいね!

 奥野さんの推薦文は コチラ

yukikotajima 11:06 am

明日14日はネッツカフェの公開生放送!来てね♪

2017年10月13日

明日14日(土)は、ネッツトヨタ富山 富山南店から

特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ・ネッツカフェ・オータム』

を公開生放送でお送りします!

時間は午前11時〜11時55分です。

富山南店はちょうど1年前にリニューアルし、
とても素敵なお店になりました。

◎1年前のネッツカフェの様子は コチラ

まるで都会のカフェのような雰囲気です。

「五感でくつろいで頂きたい」と思ってリニューアルされたそうですよ。

実際、とってもリラ〜ックスできます。

ぜひくつろぎにネッツトヨタ富山南店にお越しください♪

メッセージテーマも「リラックス」です。

メッセージもお待ちしています!

また、この日は、お店がまさにカフェ空間になります。
お越しいただいた皆様にはお飲物とスイーツが振る舞われます。
無料です!

カフェ気分を味わいながらラジオの公開生放送をお楽しみください。

◎ネッツカフェ・オータムの詳細は コチラ

◎ネッツトヨタ富山 富山南店の詳細は コチラ

また、14日限定の「ラッキーナンバープレゼントキャンペーン」もあります。
カーナンバーに 8 と 9 両方の数字 が入っている方に 
エンジンオイル無料交換券 がプレゼントされます。

こちらは、ネッツトヨタ富山全店のキャンペーンです。

また、富山南店オリジナルのイベントも盛りだくさん!

・オリジナルエコバッグ作り

・野菜のつめ放題

・素敵なプレゼントが当たるビンゴ大会!(※放送終了後におこないます)

しかも、これらはすべて 無料 なんですよー!!

無料でこんなに楽しめちゃうなんて嬉しすぎますよね!

『ネッツカフェ・オータム】の公開生放送は、
明日14日(土)の11時から
富山市上野のネッツトヨタ富山 富山南店からお届けします。
このブログをお読みの皆さんも気軽にお越しくださいね。
お待ちしていますー!

yukikotajima 3:19 pm

ハリーズ富山

2017年10月12日

先週の金曜日10月6日に富山第一ホテルに

モルトウイスキーバー「ハリーズ富山」

がオープンしました。

おめでとうございます!

***

場所は、ホテル1階のカフェ&バー「ボルベール」があったところです。

スコッチを中心としたウイスキーの種類はなんと100種類以上!

砺波にある、北陸で唯一のウイスキー蒸留所
「三朗丸(さぶろうまる)蒸留所」のウイスキーをはじめ、
世界の様々なウイスキーを楽しむことができます。

と言っても。。。
私、田島はウイスキーの知識が全くありません。

そんな私でも楽しめるかしら?
と思ったのですが、心配ありませんでした。

バーテンダーさんに希望を伝えれば、
オススメのウイスキーを用意してくださるのです!

ちなみに私は「飲みやすいタイプで面白いウイスキー」という
なんとも矛盾したリクエストをしたところ、
おすすめしていただいたのが、こちら。

「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ」

エメラルドグリーンのボトルがオシャレなウイスキーです。
そのままお部屋に飾りたい!と思ったほど素敵なボトルでした。
味も飲みやすく美味しかったです♪

お料理も富山の食材にこだわったものが楽しめます。

例えば「富山の猪のリエット」「射水の桜鱒のスモーク」など。

また、金沢市のパティスリー「パティスリーオフク」が
富山のウイスキー「サンシャインプレミアム」を使って作った
オリジナルショコラ「ショコラサンシャインプレミアムが美味しかったー!

大人味で甘すぎず、口の中でウイスキーの上品な香りが広がっていき、
しあわせな気分になりました。

それから、ハリーズ富山はモルトウイスキーバーですが、
ウイスキー以外のビールやカクテル、ソフトドリンクもありますし、
ホテル内のバーでありながら、路地からの出入りも可能ですので、
気軽に利用することができます。

カウンターの他、個室もありますので、
ひとりでふらりと入っても大勢でもゆっくり楽しめますよー。

***

ハリーズ富山では、10月31日(火)まで お得なオープン記念企画 を行っています。

・モルト飲み比べ3種セット 1,000円

・ウイスキーのためのアペタイザー5種盛特製ワンプレート 1,000円

などの特別価格メニューがありますので、この機会にぜひご利用になってみてください♪

モルトウイスキーバー「ハリーズ富山」のHPは コチラ

電話番号 076・442・4052(直通)

yukikotajima 12:07 pm

バック・ステージ

2017年10月11日

仕事をしていると、
自分のミスを人のせいにしたり
逆ギレしたりする人に時々出会います。

このブログをお読みのあなたも
仕事をしていて理不尽だなと感じたこと、ありませんか?

私は逆ギレしている人を冷めた目で見ながら、
心の中で「いつか痛い目にあいますように」と何度思ったことか。(笑)

私も性格悪いですね…。ハハハ〜。

今回読んだ本にもまさにそんな男が出てきました。
営業成績はいいものの、理不尽な説教を部下にし続ける嫌な男です。

読んでいて本当にイライラしました。(笑)

***

今日ご紹介するのは、そんなパワハラ上司の不正の証拠を見つけることになった
2人の男女の物語から始まる小説です。

『バック・ステージ/芦沢央(あしざわ・よう)(角川書店)』

でも、すべてがこの2人の物語で構成されているわけでなく、
この2人の周辺で、ある4つの物語が同時に進行していくという連作短編集です。

例えば、どんな人が登場するのとかというと

・なかなか友達が作れずにいる息子のことを心配するママ

・好きな女性にふられた男子大学生

・人気演出家の舞台に抜擢されたのに
 本番直前に「舞台に出るな」という脅迫状を受け取ってしまった新人俳優
 
・認知症の兆候が表れた大女優を長年支えているマネージャー

といったそれぞれ全く関わりの無い人たちの物語が描かれています。
そして、それぞれの物語に最初の男女2人が偶然繋がっていきます。

果たして、物語はどこに向かっていくのでしょうか?

***

ここまでの紹介では、あまりにもバラバラ過ぎて
何が面白いの?と思われてしまいそうですが、
このバラバラな物語が面白いように繋がっていくのです。

もちろん、最初に登場したパワハラ上司も忘れられていません!(笑)

後半は、とある舞台の本番がそのまま描かれているので、
舞台の緊張感も加わり、よりスリリングな展開になっていきます。

そして、最後まで読んで、ああ、面白かった!と思うのですが、
それで終わらない遊び心がこの本にはあります。

なんと本のカバーをめくると「お楽しみ掌編」が特別に収録されているのです。

この最後の物語がとてもいい!

もちろん本編で完結しているのだけど、
この短い物語あることで、ニヤニヤ度が増します。

「お楽しみ掌編」はカバーの裏にありますので、
忘れないように気を付けてくださいね。

***

この本は面白かったのはもちろん、大切なことにも気付かされました。
人は知らないうちにたくさんの「勘違い」をしているものなんだな、と。

例えば、この人は私のことが嫌いに違いない!と思っているのは自分だけで、
実際は相手は何も考えていなかったりする、というような。

どうでしょう?
あなた自身、自分の思い込みで悩みを大きくしてしまっていませんか?

物事を大事(おおごと)にしてしまっているのは自分自身なのかも。

***

表紙を見る限り軽〜い物語のように見えますが、内容は濃いです。
様々な登場人物がいますし、老若男女、誰もが楽しめるはずです。
秋の夜長に是非読んでみてください♪

yukikotajima 11:56 am

ナラタージュ

2017年10月4日

今週末、10月7日(土)に富山で撮影された映画『ナラタージュ』が公開されます。

●映画の公式サイトは コチラ

この映画は、島本理生(しまもと・りお)さんの恋愛小説を映画化したものです。

高校教師と生徒として出会った二人が、
時が経ち再会したあと、恋に落ちる…というものです。

高校教師の葉山先生を松本潤さん。
生徒の工藤泉を有村架純さん、
また、泉を思う大学生・小野礼二を坂口健太郎さんが演じています。

そして、この映画のメガホンをとったのが、行定勲(ゆきさだ・いさお)さんです。

今日のgraceでは、行定監督のインタビューをお届けします。
15時からの放送です。どうぞお楽しみに!

私は、ひとあし早く映画を見てきました。
また原作も読んでいるのですが、
この作品に関しては、原作を読んでから映画を見るのがいいかも。

ちなみに内容はすこ〜し違います。
ラストも異なります。

原作の終わり方もいいけれど、
私は映画のラストのほうが好きかな。

ネタバレになりますので、
私がラストでどう感じたか言えないのがもどかしいー!

とにかくとてもいいラストでした。

ああ、言いたい。(笑)

yukikotajima 12:29 pm

院長選挙

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃〜

紀伊國屋書店富山店の奥野さんから

久坂部羊(くさかべよう)さんの『院長選挙』をご紹介いただきます。

 奥野さんの紹介文は コチラ

私もこの本を読みました。

本のタイトル通り、お医者様たちの物語です。
超エリート大学病院で開かれる院長選挙の候補者4人の副院長たち
による戦いが描かれています。

この4人は、それぞれ仕事はできますが、性格が最悪です。

他の科の悪口を言い始めたら止まりません。
全員が自分が一番だと思い、周りを下に見ています。
とにかく傲慢!

ちなみに著者の久坂部さんは、現役のお医者様なんだとか。
だからあんなにリアルな悪口が出てくるかと納得。
もしかしてこの本を書きながら一番ストレス発散していたのは、
久坂部さんだったりして!?

ほぼ人の悪口だけで構成されているこの物語ですが、
一度だけ4人がそれぞれを褒め合います。
まあ、褒め合いつつも言い方を変えれば結局は悪口なのですけどね。

言い方ひとつでこんなにも変わるものなのかと笑ってしまいました。

普通は、むかつくと思っても実際言えない、
いや、言わないのが大人ですが、
この本に出てくるお医者様たちは思ったままを口にします。、

そういう意味ではストレス発散になります。
ああ、私もこれくらい言ってしまいたい!!!と。

この本を読みながら笑っている私も性格悪いなあと思えてきますが、
でも、そんな時間も必要なのかも。(笑)

言えずにいる不平不満がたまりにたまっている皆さん、
ぜひこの本のページをめくってみて下さい。

ただし、読み終えた後、自分も強くなった気がして
彼らと同じような態度をとったら間違いなく嫌われますのでご注意ください。(笑)

yukikotajima 12:19 pm

騙し絵の牙

2017年9月27日

小説は漫画や映像のように絵や写真が無いので、
小説を読む時は、登場人物の容姿を読者一人一人が勝手に想像して
物語のイメージを広げていきますよね?

ですから、実際に映像化されたときに、
自分のイメージ通りのこともあれば、
イメージと異なり、うーん、なんか違う…とがっかりすることもあります。

でも、この本に関しては、主人公の顔や声は全員が同じ人を想像するはずです。

その本とは、

『騙し絵の牙/塩田武士(株式会社KADOKAWA)』

です。

本の表紙は、スーツを着て後ろを振り返る大泉洋さんの写真です。

そう。この小説の主人公は、俳優の大泉洋さんを「あてがき」したものなのです。

また、ページをめくっていきますと、
ストーリーにあった大泉さんの写真が何枚も出てきますので、
小説を読みながら、まるでドラマや映画を見ている錯覚に陥ります。

といっても大泉さん以外の人物は読者一人一人のイメージになりますが。

大泉さんが演じているのは、大手出版社で雑誌編集長を務める速水(はやみ)です。
いや、演じていないな、実際には。
でも、私の脳内では演じているのです。(笑)

この速水は、誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男性です。

とにかく明るく面白い。そして、かしこい。
おじさんたちの嫌味な発言にもユーモアを交えて返したり、
空気の悪くなった会議も一瞬で笑いのある空間に変えたりと
彼がいるだけで、ほとんどの物事が穏やかに解決していきます。

例えば、ある大物作家さんに文章を依頼したものの、出来が悪かったとします。

オブラートに包まずに言えば
「これではだめです。書き直してください」となるところを、
速水は、
「初稿も面白かったけど、これ以外の設定も読んでみたい。
 先生のように打てば響く方ですと、私も欲張ってしまうのです」
と言うのです。
もし私がこの作家だったら、嫌な気持ちはしません。
それどころか、そうか、では別の設定でも書いてみようかな、
と逆にやる気が湧いてきます。

こんな上司がいたら、私は間違いなくついていきます。
また、人としてはもちろん、男性としても好きになってしまいそうです。(笑)

でも、仕事ができるからと言っても
何もかもがスムーズに進んでいくわけではありません。

ある日、上司から自身の雑誌の廃刊を匂わされてしまいます。
そして、速水は組織に翻弄されていくことになります。。。

果たして、速水が編集長をつとめる雑誌はどうなってしまうのしょうか?

***

小説『騙し絵の牙』、大変面白かったです!

大泉洋さんの顔だけでなく
著者の塩田さんの文章が映像的なので、
物語が鮮やかに頭に浮かんできて
物語を読みながらも映像作品を見ている気分でした。

ちなみに、塩田さんは、もと新聞記者なのだとか。
この小説にも徹底的に調べつくしているからこそのリアルな空気感がありました。

また、会話の内容やテンポもウイットに富んでいて
読んでいて何度もニヤリとしてしまいました。
ああ、なんて頭のいい人たちの会話なの!
と読みながらストレス発散になったほどです。(笑)

さらに、出版業界の裏側が包み隠さず描かれているのも面白かったです。
実際、廃刊に追い込まれている雑誌も多いそうです。残念ながら。
でも、私は今でも雑誌も小説も買っていますし、
本屋さんという場所も好きです。
ですから、これからもずっと出版業界には頑張っていただきたいと心から思います。

ネットの普及で誰でも簡単に情報を発信したり
無料で情報を得たりすることができる世の中ですが、
だからこそ、私は、よりプロの作品を選ぶようになりました。

読み物に関しては圧倒的にプロのほうが面白いですしね。

同じものを見ていても同じことを感じても
プロが表現するのと素人が表現するのでは全然違いますし。

自分の言いたいことをぴたりとくる言葉を選んで表現する。
その表現力の豊かさは、やはりプロにはかないません。

でも、これ、すべての業界に言えますよね?

趣味とプロの違いや、プロのプライドなど
そういったことも頭に浮かび、
私も「プロ」の仕事をしていきたいと思いました。

ほんっと面白い本だった!

yukikotajima 11:44 am

彼女の人生は間違いじゃない

2017年9月20日

今日のgraceでは
15時から映画『彼女の人生は間違いじゃない』
主役の金沢みゆきを演じた女優の瀧内公美さんのインタビューをお届けします。

瀧内さんは、なんと富山出身なんです!

 

瀧内さんは、映画で見る限り
大人っぽいキレイなお姉さんに見えましたが、
実際の瀧内さんは、とにかくよく笑う
笑顔がキュートなかわいい女性でした。

また、よく喋る!(笑)
映画では、それほど喋る役ではなかっただけに、
こんなに喋る方だったのか、とびっくりしつつも
たくさん喋って頂いて嬉しかったです。

おかげでインタビューはかなり長くなってしまいました。(笑)

せっかくなので、今日はノー編集でそのままオンエアーします!

放送は、今日20日の15時からです。

ぜひお聞き下さい♪

●映画の公式サイトは コチラ

映画『彼女の人生は間違いじゃない』は、
富山ではジェイマックスシアターで
今週末9月23日(土)から上映されます。

映画は震災後の福島が描かれています。
福島で暮らす人々が今どんな気持ちでいるのか、
正直、私はわかっていませんでした。

市役所の職員に大学生の女性が
卒論のテーマにしたいと震災のことを根掘り葉掘り聞くシーンがあるのですが、
良かれと思ってやっていることが人を傷つけることもあるのですよね。

人の気持ちに寄り添っているようでいて
実は自分のことしか考えていない。

ドキリとしました。

この映画からは、たくさんのことを気付かされました。
私はなんて無知で世界が狭かったのかと。

まるでドキュメンタリーのようなリアルな空気感の作品でした。

見てよかった。

あなたも是非ご覧ください。

●ジェイマックスシアターのサイトは コチラ

映画を観た後に原作も買って読んでみました。

私は映画を見たあとに原作を読む方が好きですが、
この作品は、原作を先に読んでもいいかも。

ちなみにストーリーはちょっと違います。

そして映画のほうがより深さがあるように感じました。

yukikotajima 11:55 am

散り行く花

2017年9月13日

今日ご紹介する本は、
「このミス」大賞で優秀賞を受賞した作家さんの新作です。

このミスとは、宝島社の「このミステリーがすごい!大賞」のことで、
過去に大賞を受賞した作品の中には、
『四日間の奇跡/浅倉卓弥』、『チーム・バチスタの栄光/海堂尊』
など映画化された話題作もあります。

今日ご紹介する本は、伽古屋圭市(かこや・けいいち)さんの
『散り行く花(ちりゆくはな)』です。

先月、講談社から発売されました。

伽古屋さんは、『パチプロ・コード』で
第八回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し2010年にデビューされました。

今回の作品は、美人画で有名な絵師が軸となり話が進む短編集です。

舞台は、大正時代。
大正時代に美人画で有名な絵師といったら、
どなたかわかりますか?

ちなみに、絵師は自らのことを「茂次郎」と名乗っています。
たぶん、絵に詳しい方は、彼か!とおわかりになったのでは?

気になる方は、「大正時代 美人画 茂次郎」で検索してみてください。

***

この物語では、人を殺めた4人の女性たちが登場します。

大正時代、女性たちは今以上に窮屈に生きていました。

そんな中、夫や父親の抑圧から解放された、
つまり、夫や父親などを殺してしまった女性たちの前に、
どこからともなく茂次郎と名乗る絵師の男性があらわれます。

彼女たちは皆「自分が人を殺したことはばれていない」と思っているのですが、
茂次郎からは「あなたが殺した」と言われてしまいます。

見ず知らずの人になぜばれたのか?

茂次郎は「罪を背負った女性がわかる」のだそうです。
そして「罪を抱え、解放された女性は最も美しい」と言います。

茂次郎の目的は一つ。

「この世で最も美しい女性」の絵を描くことです。

彼女たちの罪を警察に通報したり誰かに話したりはしません。

茂次郎は絵師ですが、この作品の中ではまるで探偵のようです。
女性たちがどのように罪を犯したのか、鮮やかに暴いていきます。

この謎解きが大変面白い!

女性が犯罪を犯したことは、本を読んでいればわかるのですが、
それ以外にも様々な謎が明かされていきます。

ああ、この発言、この行動は、こういうことだったのか!
と私自身すっかり騙されていたことを茂次郎によって気付かされます。

この物語は、伏線が自然に散りばめられており、なかなか気付けないのです。
また、映像ではなく、本ならではの遊びがこの本にはつまっていました。

短編集ですので、次の作品は騙されないぞ。
と思ってじっくり文字を追っていくのですが、やはり騙されます。

先入観、思い込みってこわいですね。
毎回、100%騙されました。

でも、うわ、また騙されたか!と思いつつも
騙されたことを心地よく感じている私がいました。

ああ、読書は面白い!

まだ夜はそこまで長くないですが、これからの秋の夜長にぴったりです。

忙しくて本を読む時間なんて無い。
という方も短編集ですので、気軽に読めると思います。

軸となっているのは男性の人気絵師ですが
物語そのものは女性たちの物語ですので
女性の方にこそオススメの一冊です。

もちろん、男性も楽しめると思いますが
女性のことを少し怖いと感じるかもしれません…。
まあ、それも含めて楽しんでください。(笑)

yukikotajima 11:44 am

ルビンの壺が割れた/朝の余白で人生を変える

2017年9月6日

今日のキノコレでは、
紀伊國屋書店富山店オススメの本を
書店員の奥野さんからご紹介いただきます。

◎奥野さんの紹介文は コチラ

私も読みましたので、軽くご紹介。

2冊あります。

1冊目は、いま紀伊國屋書店富山店で人気の本、

『ルビンの壺が割れた/宿野かほる(新潮社)』

タイトルの『ルビンの壺』は
壺にも見えるし二人の人間の横顔にも見えるトリックアートです。

本の表紙の絵は、タイトル通りその壺が割れてしまった絵ですが、
それでも壺にも人の横顔にも見えますよね?

モノの見方やとらえ方も人によって様々です。
同じものを見ていても同じように見えているとは限らないのですよね。

また、この一枚の絵にも2つの見え方があるように、
人にも色々な面があるのですよね・・・。

な〜んてことを書いていくとネタバレになりそうなので、やめておきます。(笑)

この小説はフェイスブックのメッセンジャーで構成されているので、
本を読むというより人のメールのやりとりを盗み見している気分でした。

***

もう一冊は、『朝の余白で人生を変える/池田千恵(ディスカヴァー)』

朝が苦手な私は、著者のように朝4時起きなんて絶対に無理!
と思いながら読んでいましたが、
私のような生活が不規則になりがちな人でも実践できる方法も書かれていました。

これは素晴らしい!と思えたのは、
常にデジタルなつながりがある時代だからこそ

「朝の時間は自分とつながってみませんか?」

という提案。

確かに今の時代、ネットがあることで
良くも悪くもいつでもどこでも誰とでもつながれちゃいますものね。
でも、大切な自分自身と向き合う時間を忘れていたりするのですよね。

池田さんによると、早起きすることで朝に余白がうまれ
その日一日をゆったり穏やかに過ごすことができるのだそうです。

たしかに、朝余裕がある時は一日中穏やかかもなあ。

さすがに朝4時起きは無理だけど
明日からいつもより少しだけ早く起きてみようかな。

朝の過ごし方を変えたいと思っている方は、ぜひこの本を読んでみてね!
また、池田さんのトークショーが、
9月16日(土)の16時から紀伊國屋書店富山店で開催されるそうですので、
お時間のある方は行ってみて下さい。
ちなみに、無料で予約などは必要ないそうです。

yukikotajima 11:55 am

『明治乙女物語』『ワンダーウーマン』

2017年8月30日

今日ご紹介する本は、

『明治乙女物語/滝沢志郎(文藝春秋)』

です。

2017年度の松本清張賞受賞作なのですが、
選考会では、選考委員であるプロの作家さんたちが絶賛したのだとか。

ちなみに選考委員は、
石田衣良さん、角田光代さん、葉室麟さん、三浦しをんさん、中島京子さん
といったそうそうたる顔ぶれ!

選考委員のコメントは、小説の帯にのっていますので、
ぜひチェックしてみて下さい。

***

『明治乙女物語』は、
本のタイトル通り、明治時代の乙女たちの物語です。

時代は、欧化の波が押し寄せていた鹿鳴館時代と呼ばれる頃。

主人公は、東京の高等師範学校女子部に通う2人の女生徒です。

彼女たちは、教育者になるべく真摯に勉学に励んでいます。
しかし、この時代、そんな彼女たちに対して
「女が学問なんて」と白い目で見る人たちも少なくありませんでした。

当時の女性たちには、三従の訓(さんじゅうのおしえ)というものがありました。

「家にありては父に従い、嫁(か)しては夫に従い、老いては子に従う」
ことが正しいと当時は言われていたのですね。

そんな時代に「それは違う!あなた方は胸を張りましょう」と
彼女たちを鼓舞した人物がいます。

当時の文部大臣の森有礼(もり・ありのり)です。

その森から彼女たちは、鹿鳴館での舞踏会に招かれます。

めでたいことのように思いますが、
日本をはじめ各国の大使など要人があつまる鹿鳴館は
暴徒たちにとって格好の標的であり
実際、鹿鳴館を襲うという糾弾状も出るほどでした。

それでも彼女たちに舞踏会に行かない
という選択肢はありませんでした。

行かざるをえなかったのです。

でも、賢い彼女たちです。
決して権力に屈することはありません。

常に自分の心に正直であり
何が正しくて何が間違っているのかをしっかりと理解しています。
若いからとか女性だから未熟であるなんてことはありません。

彼女たちなりの戦いをします。

***

本当に面白かったです!!

そしてこの物語は、明治時代のお話ですが、
現代に通じる部分も多々ありました。

また、今も昔も変わらない嫉妬といった感情も包み隠さず描かれ、
人間らしさも感じられました。

特に主人公二人の友情の描き方が最高です。

他にもさまざまな女性たちが登場しますが、
どの女性も皆それぞれに魅力があり共感できました。

理不尽に負けそうな女性の皆さん、是非読んでみて下さい!

本を読んだあとは、
私も負けていられないわっ!
とむくむくとやる気が湧いてくるのではないかしら?

また、この物語はフィクションですが
実在の人物もたくさん登場するのも面白い理由のひとつです。

森有礼のほか伊藤博文や唐人お吉、大山捨松などが物語を彩ります。

とにかく面白い一冊でした。

***

話はちょっと変わりますが、
先日公開された話題の映画『ワンダーウーマン』を見たときに、
『明治乙女物語』と重なるところがあるなあと思いました。

もうご覧になりましたか?
今日本でも大ヒットしているそうですね。

『ワンダーウーマン』は、史上最強の女性戦士の物語で、
主役を演じるガル・ガドットが大変美しい!

 映画『ワンダーウーマン』の公式サイトは コチラ

もちろん乙女たちはワンダーウーマンのように
実際に戦場で戦士として戦うわけではありませんが、
でも、純粋で基本的に優しいことや
精神的な強さがあること、その一方で可愛らしさもあること
などが共通しています。

戦う強い女性というと、
「私についてきなっ!」というような
姉御肌の女性を思い浮かべそうですが、
乙女もワンダーウーマンもそうではありません。

強いけれど、男性になろうとしているわけではないですし、
女性であることを利用するわけでもありません。

ひとりの人間として、自分が正しいと思うことをしているのです。
心に嘘をつかず。

そして、自ら行動していきます。
誰かがやってくれたらいいのにと人任せにするのではなく、自分でやる。

と、偶然、同じ時期に味わった作品が戦う女性のヒロインものだったのですが、
どちらも重なるところがありました。

それからもうひとつ。
どちらの作品もヒロインのそばには男性がいるのですが、
男性の雰囲気も似ているところがありました。

優しくて強い。その上、イケメン。(笑)

『ワンダーウーマン』も大変面白かったです。

もしよろしければ、どちらの作品もお楽しみください。

yukikotajima 12:20 pm

蘇我の娘の古事記

2017年8月23日

645年に起きた出来事は何か聞かれたら
すぐに答えられますか?

私は「蒸しご(645)はん炊いて喜ぶ大化の改新」

で覚えたため、今でも645の数字を見ると
「大化の改新」が頭に浮かびます。

でも、大化の改新がどんな出来事だったかは、
だいぶ忘れているのですが…。

あなたは覚えていますか?

大化の改新は、645年の夏に中大兄皇子(のちの天智天皇)が
中臣鎌足らと蘇我氏を倒してはじめた古代政治史上の大改革です。

今日ご紹介する本は、
まさにその大化の改新が行われるところから
物語がスタートします。

『蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)/
 周防柳(すおう・やなぎ)<角川春樹事務所>』

本のタイトルの蘇我の娘とは、
大化の改新で殺された蘇我入鹿の娘のことです。

彼女は、殺されたと思われていましたが、実は生きていました。
彼女の命を救ったのは、国史をつくる仕事をしていた男性です。
入鹿にお世話になっていた彼は、
うまれたばかりの入鹿の娘を殺したように見せかけ
こっそり自分の子として育てます。決してばれないように…。

この育ての父は、国史をつくる仕事をしていたため
各地の語り部たちから様々な物語を聞き、娘にも聞かせていました。

実はこの娘は目が見えません。
そのぶん耳がよく、さらに一度聞いた話は忘れることなく覚えています。
そして誰よりも物語を聞くことが大好きでした。

この小説は、大化の改新から壬申の乱までが描かれていますが、
歴史物語の間に神々のお話がはさまれます。
小さな子どもに語って聞かせるような「語り」のスタイルで。

実は、そのお話こそ「古事記」の内容なのです。

例えば…

・イザナキとイザナミの物語
・スサノオとオオクニヌシのお話
・ヤマトタケルの物語

などです。

これらのお話は、語り口調で子どもに向けて話しかけているので、
どれもわかりやく面白い!
また、大変勉強になりました。

恥ずかしながら私は古事記の存在はもちろん知っていましたが、
中身までは詳しく知りませんでした。

神様の名前は聞いたことはあるものの、
どんな神様かまでは理解しておりませんでした。

ちなみに、古事記によると、神様たちはかなり人間的です。
ワガママだったり、すぐに怒ったり…。

ちなみに、古事記とは、現存する日本最古の歴史書で3巻からなります。

一般的には、天武天皇が記憶力のすぐれた稗田阿礼に命じて
様々な物語を覚えさせ、それを学者である太安万侶(おおの・やすまろ)
が書き取ったもの、とされています。

しかし、どうやらそうではないという話もあるそうなのです。
著者の周防さんはそのことに興味をもち、この物語を書き始めたのだそうです。

果たして『古事記』は誰によってどのように作られたのでしょうか。
気になる方は、是非この本を読んでみて下さい。

歴史小説というと、戦国時代が中心になりがちですが、
それよりもずっと昔々の歴史物語も面白いものですよ。

蘇我入鹿の娘の人生を軸に
激しい王位継承争いや時折はさまれる神々の物語など
読み応えありまくりの一冊でした。

この本を読むだけでも『古事記』について知ることができますが、
私はさらに知りたくなり、小説を読み終えるやいなや
本屋さんに行って古事記の漫画を買って読んでみました。

『マンガ 面白いほどよくわかる!古事記(西東社)』

この漫画もかなりわかりやすくて面白かったです!
気になる方は合わせてどうぞ。

今日は、日本最古の歴史書である『古事記』を楽しく学べるだけでなく、
物語としても最高に面白い『蘇我の娘の古事記』をご紹介しました。

一度あなたも『古事記』の世界にどっぷりつかってみては?

yukikotajima 11:28 am

パーマネント神喜劇

2017年8月16日

何か叶えたい願い事があるとき、神社に行って神様にお願いをしますよね?

でも実際、神様に直接会ったことのある方はいないと思います。

もし、会ってしまったどうします?

そもそも神様とはどんなイメージでしょうか?

きっと皆様の頭の中にはそれぞれ神様像があると思いますが、

もしあなたの目の前にこんな男性が出てきて
「私は神様だ」と言ってきたら信じますか?

お腹が出ていて、すこし頼りない感じの髪の毛の
下ぶくれの顔つきのどう見ても普通の中年男性が。

今日のキノコレ(grace内コーナー13:45分頃〜オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんからご紹介いただく本は、
まさに、そんな神様が出てくる小説です。

万城目学(まきめまなぶ)さんの新作『パーマネント神喜劇(新潮社)』

奥野さんの紹介文は コチラ

本の表紙のイラストのおじさんがが、まさに神様です!

新喜劇ではなく、神喜劇です。読み方は「しんきげき」です。

万城目さんと言いますと、これまで
『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』
といった作品が映画化もされた人気作家さんです。

今回は、神様のお話です。
見た目は普通の中年男性っぽい神様が得意とするのは「縁結び」。

しかも、この神様はすぐに文句を言ったり言い訳をしたりするのです。

あまり信用したくないタイプの神様です。(笑)

と言いながらも、読み進めていくと、結構いいヤツだなあと思えてきます。

なんだ、悪いヤツじゃないじゃん。神様ごめん!

と本を読みながら心の中でこっそり謝罪。

私の言葉づかいがカジュアルなのは、
神様がそう言いたくなる感じのキャラクターだからです。(笑)

本当にいいヤツなのです。

私もいつか会ってみたいな。

これから神社で神様にお願いをするとき、
この本の神様を思い浮かべてしまいそうだわー。

そうそう。
この小説は軽いだけのお話ではありません。
神様が人間に対して言う言葉の数々が心に響きます。

神頼みは、ただ願うだけではだめなのだ、ということにあらためて気づかされました。

この作品もいつか映画化かドラマ化されそうだなあ。

ちなみに、私の神様のイメージは、古田新太さんです。

yukikotajima 11:39 am

塚田農場で九州旅気分に♪

2017年8月9日

私、普段はあまり焼酎を飲まないのですが、
先日は焼酎をおかわりしてしまいました。

だって美味しかったのだもの。
お料理にもよく合っていましたし。

先日、九州に美味しいものを食べに行ってきました!

と言うのは嘘だけど(笑)、言いたくなるんですよ。
ここに行けば。

先週の木曜日8月3日に富山駅前にオープンした
「鹿児島県霧島市 塚田農場 富山駅前店」では、
まさに九州旅気分をあじわえます。

塚田農場は全国で人気のチェーン店で
なんとこのたび富山に初出店されました。

おめでとうございます〜。

さっそくオープン初日に
今井アナ、堀池アナ、廣川姐様、山﨑さんと一緒に行ってきました。

どれも美味しかったです♪

いくつかご紹介しますと…

一押しの、炭火で一気に焼き上げられた
鹿児島県の地鶏「黒さつま鶏の黒焼」は、
ジューシーで旨味がぎゅっと詰まっています。

地鶏のささみをわさび醤油でいただく「鶏わさ」は、モッチモチ!

宮崎伝統野菜の「砂土原(さどわら)ナスの焼きびたし」
はお出汁が染みてて最高に美味しかっです。

などどれを食べても美味でした。

***

メニューや店内や壁に生産者さんが紹介されているのも印象的でした。

顔が見える分、料理がより美味しく感じられましたし、
残さずしっかり味わいたいという気持ちにもなれました。
ま、美味しいから残すことは無いのですが。(笑)

そしてそして。

お料理だけじゃなく、
私が、いや私と奈美子さんがはまったのがこの焼酎です。

薩摩焼酎、富乃宝山の前割りのスパークリングボトル

前の日に焼酎を炭酸で割ったものを前割りというのだそうです。
味がマイルドになるのだとか。

たしかにまろやかで大変大変美味しかったです。

お酒が主張し過ぎるとお料理の邪魔になってしまいますが、
この前割りは、どのお料理とも相性抜群!
おかわりをしてしまったほどです。

と、大満足の九州旅(気分)でした。(笑)

また行きたーい!

***

そうそう。
塚田農場は、スタッフの皆さんが明るいのはもちろん、サービス精神旺盛でした。

まずお店に来たら手書きのメッセージ。

今井アナ嬉しそう。

最後はお皿にメッセージ。

さらにお土産まで。

そして、帰る時にはなんと「主任」の役職がついてきます。(笑)

お店に行くにつれ、昇格していくのだとか。面白い!

この夏、あなたも富山で九州旅気分♪はいかがでしょう?

本場の味をとことん満喫できますよ。

***

『鹿児島県霧島市 塚田農場 富山駅前店』

住所 :富山市桜町2-1-10 陽光堂ビル1階
電話  :076-445-5557
営業時間  :17時〜24時(ラストオーダー 23時30分)

HPは コチラ

yukikotajima 11:30 am

ショートショート・BAR

そろそろお盆ですね。
大人の皆さんはお盆休みは取れそうですか?

まとまったお休みが取れそうな方は
ぜひ本を読んでみませんか?

「たーじーまー。お盆休みは、何かと忙しくて本なんて読む暇無いから!」

というツッコミが今聞こえた気がする…。(笑)

そんな忙しい方でも読める本があるんです!

なんと1話5分で読めます。

5分くらいなら取れませんか?
スマホやパソコンをぼうっと見ているだけでも
5分くらいあっという間に経っちゃいませんか?

その時間を読書にあててみませんか?

***

今日ご紹介する本は、

田丸雅智さんの『ショートショート・BAR(光文社)』 です。

ショートショートというと星新一さんを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
田丸さんは、新世代ショートショートの旗手として注目されている作家さんで
芥川賞作家の又吉直樹さんからも絶賛されています。

私も田丸さんの作品は好きで、これまで様々な作品を読んできました。

『ショートショート・BAR』は、田丸さんの5月に発売された新作です。

本屋さんで見つけるなり購入!
今回はタイトルに「BAR」とあったのでいつも以上に興味がそそられました。

お話は全部で21話収録されています。

ですから一気に1冊読んでも2時間ちょっとで読み終えます。
早い方だともっと早く読めるかも。

今回も田丸さんの独特な世界を楽しめました。

タイトルにはBARとついていますが、
BAR以外のお話も収録されています。

たとえば…

・アルコール度数マイナス14%のお酒「マイナ酒(しゅ)」のお話。
→アルコール度数がマイナスのお酒って一体どんなものなのでしょう?

・グチを掃除する「グチ清掃員」の話。
→たしかに今の世の中、グチだらけですよね。
とくにオフィス街にある居酒屋のグチは汚れが激しいそうです。(笑)

・風鈴とよく似た「霊鈴(れいりん)」の話。
→霊鈴は、霊に反応して鳴るものなんですって。
そういう意味では、お盆の時期にぴったりの物語です。
でも怖い話では無いのでご安心ください。

という感じの物語が21話楽しめます。

田丸さんの作品を読むたび、これまでありそうで無かった発想に驚かされます。

風鈴から霊鈴を思いつかれたり
マイナスからマイナ酒(しゅ)なるものを作ってしまったり。
グチを掃除するという考えもすごくないですか?
たしかに「グチをこぼす」って言いますものね。
実際、たくさんのグチがこぼれたまま積もってそうですよね…。見えないだけで。

ちょっと見方や捉え方を変えるだけで、
おなじみの世界ががらりと変わってしまうことが本当に面白い!

あなたもちょっと不思議な世界をのぞいてみませんか?

本を読むのが苦手な方も1話5分ですので
達成感を感じやすいと思いますよ〜。

ぜひこの夏、ゆっくり少しずつ読み進めてみてください。

yukikotajima 11:06 am

きょうの日は、さようなら

2017年8月2日

こんにちは。 

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃〜)
で紀伊國屋書店富山店の奥野さんからご紹介頂く本はこちら。

石田香織さんの 『きょうの日は、さようなら(河出書房新社)』

いま書店員さんたちの間で話題となっている作品のようです。

詳しくは、奥野さんの推薦文をお読みください。

 奥野さんの推薦文は コチラ

私もこの本を読みましたので、軽く感想を。

とにかく登場人物みんなキャラが濃かったです。

例えば、元ジャズシンガーのオカマや
元ケーキ職人のオカマが登場します。

ちなみに彼らは主人公ではありません。
でも、スピンオフとして彼らの物語があったら読みたいかも。
いや、かも、じゃなくて読みたい!

みんな、どこか満たされない思いを抱えつつも
決して暗くなく、明るいのが印象的でした。

辛い時、他の人が楽しそうにしているのを見ると
それだけで醜い感情がわいてくることもありますが、
楽しそうに見える人もあえて辛さを見せないようにしている
だけなのかもな。

SNSも同じです。

人は誰にでも色々な面があって、
悩みの無い人なんていないのですよね。

そんなことにあらためて気付きました。

またこの本の登場人物たちは、人との距離の取り方がうまいなあと思いました。
近すぎず、遠すぎずで。

キャラの濃い人たちがたくさん出てきて、軽いお話のように感じられるけれど、
物語の内容は、どちらかというと現実的な物語でした。

終わり方もよかったです。

次回作はオカマさんたちのスピンオフが読みたいなー!
(って、しつこい?笑)

石田先生、いかがでしょ?

yukikotajima 12:45 pm

往復書簡 初恋と不倫

2017年7月26日

私は、小説はもちろん、映画やドラマといった「物語」が好きです。

今年に入ってからはまったドラマは「カルテット」です。

あのテンポのいい会話劇の虜になりました。
本筋とは全く異なるどうでもいい内容の会話が繰り広げられる度に
ニヤニヤが止まりませんでした。
いったいこの会話はどこに向かっていくんだろう、
とわくわくしながら彼らの会話を楽しんでいました。

だからドラマが終わってしまったあとは、
密かにカルテットロスになっていました。

そろそろ「みぞみぞ※」したいなあと思っていたら、
先日本屋さんで「カルテット」と書かれた本と出合いました。

(※みぞみぞは、ドラマでおなじみの表現です。
 ご覧になっておらず、?という方は無視してください)

しかも、著者は「坂元裕二」とあります。

「カルテット」の脚本家じゃないか!
と思わず、わーと声を出してしまいました。

今日ご紹介するのは、まさに私がハイテンションで手にした本

坂元裕二さんの『往復書簡 初恋と不倫(リトルモア)』です。

2つの作品が収録されていますが、
どちらもタイトルにあるとおり「往復書簡」で構成されています。

ト書きは一切なく、手紙かメールのみの会話で綴られています。

まるで人のメールを盗み見している気分です。

読み始めてすぐ、まさに「カルテット」だ!と思いました。
普通のメールのやりとりの中に、どうでもいい会話が突然はさまれていくのです。

例えば突然「ラジオ体操第一の好きな箇所を教えてください」などと聞いたり。

本筋からずれてばかりです。でも、そのずれが楽しい。
私は、カフェでこの本を読んでいたのですが、
笑いをこらえるのに必死でした。

ちなみに、2つの物語は、
「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」
「カラシニコフ不倫海峡」
です。

最初が「初恋」で次が「不倫」がテーマとなっています。
そして、なんとびっくり!
いずれも2012年と2014年に朗読劇として上演されているのです。

ちなみに私は主人公の男性のイメージは高橋一生さんだったのですが、
出演されていました!

「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」は、
中学時代の男女の手紙のやりとりから始まり、
後半は大人になった二人のメールによる会話が繰り広げられます。

一方の「カラシニコフ不倫海峡」は、
ある男性のところに迷惑メールらしきものが届くところから始まります。

メールを送ったのは、ある女性なのですが、
彼女から意外な事実を告げられます。

この二人は全く赤の他人ではなく、ある共通点があったのです。

メールをやり取りするうちに徐々に距離が縮まっていき、
メールの内容も変化していきます。

その二人のやり取りが最高に面白い!笑えます。

例えば、男性が送ったどうでもいい内容に対する女性の返信が

「文字化けして読めませんでした」

ですよ。(笑)

笑いました。ああ、なんて素晴らしい返信!

また、この男性の名は「待田(まちだ)」というのですが、
あまりにも怒っている男性に対しての返信が

「「待田」の「待」を「侍」にしてみたのだけど気付きましたか」

です。(笑)

会話を無視してます。

この女性に限らず、結構会話がポンポン飛ぶ女性って結構いますよね。
(普段の私もそうかも。笑)
男性はすっかり自由奔放な女性に振り回されています。

そんな二人のやり取りに笑いつつも
物語は、決して明るいだけではありません。
ただ、わははと笑って終わらないところが坂本さんらしいなあと思いました。

終わり方も、わーお、こうきたか!という
さすがのラストでした。どちらの作品も。

私、この本を読んで思ったことがあります。
絵文字やスタンプ使うの、やめようかなと。

この作品は、手紙やメールのやり取りだけで構成されているのですが、
会話だけだからこそ面白いのです。
絵文字やスタンプは一切ありません。
私も文章だけでこんな風に楽しく会話してみたいなと思いまして。
すっかり影響を受けてしまいました。単純です…。

ああ、この作品の朗読劇。再演してくれないかしら。

yukikotajima 11:49 am

graceタイアップ「女性限定!つるぎ恋月デトックスセミナー」報告

2017年7月23日

昨日は、つるぎ恋月で

graceタイアップ
「女性限定!つるぎ恋月デトックスセミナー」

を開催しました。

ご参加くださった皆さま、お世話になった皆さま
ありがとうございました!


graceパーソナリティーの私、田島も
セミナーのMCを務めつつ、一緒に参加。

ピラティスで体を動かして
峯山料理長の美味しく体にいいデトックスランチを食べて
和漢膳セミナーで体にいい食べ物を知って
つるぎ恋月の美肌効果の高い温泉に入って…
と様々な角度から徹底的にデトックス!

それから、「笑う」ことも体にはいいそうなのですが、
参加者の皆さんは終始笑顔でしたよ♪

そういう意味でもデトックスできたのでは?

私も大変楽しい一日になりました!


***

「デトックスセミナー」は、
まずgraceでは第2・第4木曜15:20頃〜の
「ヨガスタジオユニオン・ヨガスタイル」
でおなじみのヨガ・ピラティスティーチャーの
tomomi先生 による「ピラティス教室」からスタート。


ピラティスは初めて、という方が多かったようですが、
tomomi先生のわかりやすく楽しい指導のおかげで
気持ちよく体を動かすことができたようです。

tomomi先生のピラティスは
8月以降、つるぎ恋月でも受けられます。

8月〜毎週木曜、女性限定の 特別日帰りプラン がスタート!

10:30〜12:00 体験教室
12:00以降 レストランでランチ。その後お風呂サービス。

第1週 ヨガ・ピラティス教室(tomomi先生)
第2週 フラワーアレンジメント教室
第3週 レジンアクセサリー教室
第4週 料理教室

いずれも 税込み3,000円 と大変お得です。

◎詳細は コチラ

◎お申し込みは 076・472・6333

***

ピラティスをして体を動かし
お腹がペコペコになった後は、
このセミナーのために
つるぎ恋月の峯山料理長 が作ってくださった
デトックスランチ「ヘルシー会席ランチ」
をいただきました。


それぞれの食材が体にどのようにいいのか
食べる前に料理長が説明してくださったおかげで、
全てのお料理を気持ちよくいただけました♪

お料理は、色鮮やかな野菜もたっぷりで見た目も華やかでした。

こちらは、つるぎ恋月名物!「白海老釜飯」


私もですが、ほとんどの方が完食!
かなりのボリュームだったのですけどね。(笑)
美味しくて体にいいと聞けば食べちゃいますよね♪

***

午後は、graceでは毎月第5月曜13:45頃〜の「健康ナビ」でおなじみの
一般社団法人国際薬膳食育学会、メンター・フーズ株式会社
板倉奈菜子さん による 和漢膳セミナー
「和漢膳で体の中からきれいに〜若さを保つ食とは〜」
でした。


私が持っているのは、ヤモリ!
ただのヤモリではなく、和漢膳(薬膳)なんですって。

板倉さんからは、「食」に関して色々なことを教えていただきました。
例えば、今の時期、夏バテしないためには
「赤」や「苦味」のあるものを口にするといいそうです。

具体的には、トマトやパプリカ、ゴーヤ、緑茶、
飲みすぎなければビールもOKなんだとか。
わーお。それは嬉しい♪(笑)

***

最後は、お肌がつるつるすべすべになると人気の温泉に入浴♪

参加者の皆さん、気持ちよくデトックスできましたか?

また第2弾、第3弾とできたらいいな。

参加された皆さん、よかったら私が担当している番組
「grace」に感想をお寄せください。
お待ちしていますー!

これからも grace をよろしくお願いします♪

◎graceのサイトは コチラ

***

さきほどもご案内しましたが、
つるぎ恋月では、8月以降、お得な日帰りプランがスタートします。
ぜひご参加ください。

◎日帰りプランの詳細は コチラ

◎つるぎ恋月のサイトは コチラ

yukikotajima 12:34 pm

話題の恋愛小説を2冊ご紹介。

2017年7月12日

突然ですが、あなたには忘れられない恋はありますか?

あんなに人を好きになることはもう無いと思うような。

さすがにずっと昔の恋なら毎日思い出すことは無いかもしれませんが、
ふとした瞬間に思い出すことならあるのでは?

たとえば、ラジオから流れてきた懐かしい音楽を聞いてとか
人の癖や言い回しから似た人いたなとか
最近では、Facebookの「知り合いかも?」に名前が登場して、
思わずドキッとしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

もし昔好きだった人が「知り合いかも?」に出てきたら
あなたは「友達リクエスト」を送信しますか?

***

今日は話題の恋愛小説を2冊ご紹介します。

まず1冊目は、

『ボクたちはみんな大人になれなかった/燃え殻(新潮社)』

著者の燃え殻さんは、都内で働く会社員の男性なのですが、
いま、この普通の男性が書いた小説がTwitterを中心に話題になっているのです。

抒情的なつぶやきがTwitter上で人気の燃え殻さんは
「140文字の文学者」とも呼ばれています。

私は本が好きなので本関連のアカウントをたくさんフォローしているのですが、
ある時から私のタイムラインに「燃え殻」という言葉が増えてきました。

あまりにも皆さんが絶賛されているので、私も気になり読んでみたというわけです。

この小説は、特に大人の男性が心をつかまれているようです。
というのも主人公は43歳独身の男性なのです。

彼は、ある日、昔フラれた大好きだった彼女に
間違えてフェイスブックの「友達申請」を送ってしまいます。
なんと満員電車の中で不意に押してしまったのです。わーお!

やばい。どうしようと思いながら、
彼女と付き合っていた1990年代のことを思い出します。。。

その1990年代の空気感に私は懐かしさでいっぱいになりました。

例えば、待ち合わせの仕方も今とは異なります。
今は誰とでも簡単に待ち合わせができますが、
当時は初めて会う場合、目印となるものをお互い伝え合い、
無事会えるかしら?と思いながら待ち合わせをしたものです。
今ではなかなか味わえないドキドキですよね。

また、この小説には過去だけでなく現在のことも描かれています。
そのバランスが絶妙です。
心地よく今と昔が入り混じっていて。
頭で理解するのではなく、心がすうっと受けいれて、感じるのです。
ああ、こういうことかって心が納得する感じです。

過去を振り返ってばかりは私はあまり好きではないのだけど、
たまにはどっぷり過去に浸ってみるのも悪くないのかも。
過去と向き合うことは、未来と向き合うことでもあるのかもしれないしね。

***

そしてもう1冊は、来週19日(水)17時に発表される
第157回直木賞の候補になっている作品です。

『月の満ち欠け/佐藤正午(岩波書店)』

偶然ですが、こちらの本も過去の恋を振り返るお話です。
しかもきっかけが駅や電車というのも似ています。

と言いつつも、こちらは、ちょっと変わった物語なのですが。

できれば、なるべく情報を入れずに
「これはどういうことだろう?」
と思いながら読んでいただきたいので、
本当は一切中身に触れたく無いのですが(笑)、
それでは紹介放棄になってしまいますので、本当に軽くだけ。

突然ですが、質問です。
大事な人が亡くなってしまった後に
よく似た人に会ったら、もしかして生まれ変わり?と思いますか?

この物語では、ある男性に向かって
7歳の女の子が「亡き娘の生まれ変わり」らしいことを話してきます。
でも彼はその現実を受け入れられずにいます。そんなことはありえないと。

でも、この物語には「瑠璃」という女性が何人も登場します。
いったい「瑠璃」とは何者なのでしょうか?
そしてストーリーは20代の瑠璃さんの恋愛を軸に広がっていきます。
この20代の瑠璃さんの恋愛ストーリーがとてもいい。
詳しく言えないのが残念過ぎます。

やはり小説は面白い!と思わずにはいられない作品でした。

これはどういうこと?とふわふわした気持ちで読み始め
純愛ストーリーに心をつかまれ
最初のふわふわ感をすっかり忘れたかと思いきや
ぼんやりとしていた作品の世界が徐々にくっきり見えてきて
えーっ!そうだったの?と驚くことが続き
最後まで読んでハイ終わり!ではなく
また最初から読みたくなるという
なんとも豊かな読書時間でした。

たいへん曖昧な感想ですみません。(笑)
読まれた方は、確かにそうそう!とわかってくださるはず。

来週、直木賞を受賞したら嬉しいなー。

***

今日は今話題の2冊の恋愛小説をご紹介しましたが、
どちらも大変面白かったです。

ぜひ2冊ともお読みください♪

どちらも男性が主人公のお話です。
恋愛小説は読む気が起きないという男性もいそうですが、
これら2冊は男性のほうがより心をつかまれるんじゃないかしら。
男性の方こそ是非!

yukikotajima 11:35 am

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

2017年7月5日

私は、とことんくだらないことが好きです。

パロディーやモノマネも好きです。

そんな、私と同じような感覚をお持ちの方なら
きっと楽しんでいただける本があります。

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』 

という本です。

本の帯でクリープハイプの尾崎さんが

「切実に馬鹿だから、なんかもう泣けてくる。」

とおっしゃっているとおりです。

私は、本を読みながらニヤニヤが止まりませんでした。
この本をカフェなどで読んだら、
ずっとニヤニヤしている気持ち悪い客になってしまったと思います。

まじめにくだらないって素敵です!

私、こういう本、大好きです。

この本の中身は、本のタイトルのとおりです。

太宰治、村上春樹といった文豪たちが
カップ焼きそばの容器にある「作り方」を書いたら、
どんな文章になるのか、が書かれています。

しかも100人分。

文豪以外にも星野源、小沢健二といったミュージシャンや
迷惑メール風、ロミオとジュリエット風なども出てきて、
もうどこまでも自由です。

いくつかタイトルをあげると…

小沢健二「痛快ウキウキ焼きそば通り」
松尾芭蕉の「麺の細道」
宮沢賢治「カップ焼きそばの星」
夏目漱石「焼蕎麦っちゃん」

などです。

タイトルを見ただけでも、そのくだらなさに笑えてきます。

全ての文章は、あくまでも模倣ですが、
でもたしかにご本人が書かれていそうな文体です。

また、笑えるだけでなく
カップ焼きそばの作り方だけで
こんなに書き方に違いがあるなんて!
と、その幅の広さにもびっくりしました。

ぜひ力を抜いて、アハハと笑いながらこの本を読んでみて下さい。

きっと読み終えた後、カップ焼きそばを作って食べたくなります。(笑)

この本について詳しくは、
今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃〜オンエアー)
で紀伊國屋書店富山店の奥野さんからもご紹介いただきます。

奥野さんの紹介文は コチラ

ラジオも聴いてね〜!

yukikotajima 12:14 pm

遠くの街に犬の吠える

2017年6月28日

今、このブログを読んでいる方は、
頭の中で私の声が聞こえていますか?

私の声をご存知の方は、
無意識のうちに文字が私の声になっているのでは?

小説の場合は、登場人物の声を勝手に想像していませんか?

文章を読む時、黙読していても
頭の中で声となって聞こえてきますよね。

つまり「本は声」なんだそうです。

言葉の正体は「音」で、
「世界は音でできている」のだとか。

また、音は香りのように残るのですって。

いやいや、香りは「残り香」という言葉がある通り
ずっと残ることもあるけれど、
音はどんなに大きな音を出したとしても
翌日にはさすがに消えているって!
と思いますよね?私も思いました。

でも。

「音」も香りのように何かに染みついているのだそうです。

そんなことが書かれた小説を読みました。

吉田篤弘さんの『遠くの街に犬の吠える(筑摩書房)』

です。

吉田さんは、今年2月におこなった「気まぐれな朗読会」で
私が朗読した作品『台所ラジオ』の著者の方です。

なんと新作の『遠くの街に犬の吠える』にも
「朗読」の話が出てきます!

新作には著者の吉田さんがそのまま物語に登場しているのですが、
編集者から
「音で小説を描いてみませんか。次の小説は朗読作品にしたい」
と提案されるのです。

小説を読みながら、偶然とはいえ2月に吉田さんの作品を朗読していたため、
勝手に親近感。ニヤニヤが止まりませんでした。

そして、この作品の中で吉田さんは自ら朗読することになります。

そこで出会ったのが、音響技術者の男性です。
彼は、仕事として音や声を録音する以外にも様々な音を録音しています。

例えば、炭酸をコップにそそいだ音やカメラのシャッター音などを。

そんな「音」を収集する男性がいる一方で
使われなくなった言葉を集めて辞書をつくっている先生も登場します。

この先生が亡くなったところから物語が動き出します。

登場人物が皆、この先生とつながりがあるのですが、
先生亡き後、
先生がある方とずっと手紙のやりとりをしていた
ことを知った吉田さんたちは、
そのやりとりの相手に会いに行き…。

***

ネタバレになるのであまり感想を言いたくないのですが、
独特なリズムをもった世界は大変心地よかったです。

いたって真面目な雰囲気なのに
どこかとぼけたところがあって、
真面目な部分とゆるさの按配が絶妙で。

それこそ梅雨の時期にぴったりの一冊です。
雨の音もたくさん出てきますし。

私は、じっくりゆっくり読み進めていきました。
また、読み終えた後は、
ラジオやテレビや音楽をすべて消して目を閉じ、
どんな音が聞こえるか、耳をすませてみました。

耳をすませると不思議なもので
たしかに世界は音であふれていました。

本を読む前と読んだ後で
ちょっと世界が違って見えたり感じられたりする作品が
私は好きなのですが、
この本はまさにそういったタイプの作品でした。

yukikotajima 11:25 am

スッキリできる本

2017年6月24日

今日のネッツカフェドライヴィンで

私がご紹介したスッキリできる本はこの3冊です。

女性におすすめの2冊はこちら。

『あのこは貴族/山内マリコ』

『猿の見る夢/桐野夏生』

男性におすすめはこちら。(女性も楽しめます)

『我が名は、カモン/犬童一心』

※いずれも作品名をクリックすると、私の感想が見られます。

ぜひこれらの本を読んでスッキリしてください!!

yukikotajima 12:00 pm

暗殺者、野風

2017年6月21日

今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃〜)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は、

『暗殺者、野風(のかぜ)/武内涼(角川書店)』

です。

 奥野さんの紹介文は コチラ

 出版社の紹介ページは コチラ

私もこの本を読みました。

作者の武内さんは、私と同じ群馬出身。
この物語の前半は、まさに群馬が舞台となっていました。

戦国時代にも今の群馬と同じように空っ風が吹いていたようで、
主人公の野風が強風の中を歩きながら
どれくらい大変なのかが想像できました。

群馬らしい描写だけでなく
武内さんの文章は五感が刺激されます。
作品の中がよく見える。
というか、私自身が作品の中にいる気分になります。

戦国時代の刺客の物語なので、
スピード感のある戦いのシーンが続きます。
すると、文字を読むスピードがはやまって
つい読み飛ばしてしまいそうになりますが、
それではもったいない。

丁寧な描写をじっくり読めば
より鮮明に映像が浮かんできて、さらに楽しめます。

まるで気分は野風でした。
野風が見たもの、感じたことのすべてを
私も同じように体験していました。

野風は若く強い。
刺客としての強さだけでなくメンタルも強い。

野風がなぜこんなに強くなったのか。
それは最初のページを読めばわかります。

私は読んだ瞬間、怒りが湧きました。
え?こんな話?と1ページ目から、怒りスイッチがオン。
それは、野風も同じです。
その怒りを胸に野風は強くなっていきます。

野風がうまれたのは私と同じ、群馬です。
群馬の女性はやはり強いのかもな。
私も野風に負けないように強くならなければ!

いやいや、田島はもう十分強いから…
なんて声が聞こえたような?(笑)

野風は架空の人物のようですが、
上杉謙信をはじめ、実在の人物もたくさん登場します。

実際の歴史を変えることなく
架空の人物である野風がどのように大きな時代の流れに絡んでいくのか。

ぜひ本のページをめくって確かめてみて下さい。

yukikotajima 11:44 am

アノニム

2017年6月14日

昨日、ツイッターを見ていたら、
気になるニュースが目に飛び込んできました。

それは、ニューヨークの近代画家ジャクソン・ポロックの作品が、
米アリゾナ州の個人のガレージの中から発見されたというものです。

この作品は、今月20日に開催されるオークションに
出品される予定なのだとか。

この記事を見たとき、
これは、実際のニュースなのか
それとも私が最近読んだ小説の紹介なのか
一瞬わけがわからなくなりました。

というのも、今日のユキコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)
でご紹介する小説は、まさに
ジャクソン・ポロックの新作がオークションに出品される、
という物語なのです。

ちなみに小説は100%フィクションだそうですが、
まるでこうなることを予測したかのように思えて
興奮せずにはいられませんでした。

20日に行われる実際のオークションでも
小説のような出来事が行われたりして…と想像すると、
わー!
ますます興奮する!!
キャー!

…すみません。
ひとりで舞い上がりまして。

でも、この本を読んだ後に、このニュースを読むと
きっと私と同じ状態になると思います。

***

今日ご紹介する小説は、
先日、角川書店から発売されたばかりの

原田マハさんの新作『アノニム』です。

原田マハさんと言いますと、
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』
といったアート小説でおなじみですが、
今回もアートがテーマとなっています。

ただ、今回はちょっと毛色が異なります。

これまでは、アンリ・ルソー、マティス、ピカソといった
モダンアートが主に取り上げられていましたが、
今回は、現代アートを代表するジャクソン・ポロックの作品が登場します。

ポロックは、戦後、NYを中心に活躍したアーティストで、
カンヴァスを床に置いて絵の具を垂らす
アクションペインティングと呼ばれる手法で
作品を制作したことで注目を浴びました。

***

『アノニム』は、このポロックの幻の作品をめぐって
謎のアート窃盗団と無名の高校生アーティストが活躍する
アドベンチャー小説です。

窃盗団といっても、盗まれた美術品を盗み返しているだけで
決して悪の集団ではありません。
ちなみに、著者の原田さんは、アート版のルパン三世をイメージされたのだとか。

その窃盗団の名前が、
小説のタイトルになっている「アノニム」なのです。

アノニムという言葉は「作者不詳」という意味で、
実際、この窃盗団は名前も肩書も隠して活動しています。

メンバーは、美術品修復家や建築家、アートコレクターといった
国籍も年齢も職業もバラバラの9人で構成されています。

彼らはそれぞれ本業でも活躍しているのですが、
皆、お互い尊敬し合っています。

たとえば、あるメンバーは、
「お互い持ち上げることを忘れないから、
 彼らとの仕事は面白い」
と言っています。

それ、よくわかるなー。
私もそういう方たちとの仕事は楽しいですもの。
チームワークは本当に大切です。

さて。
この物語、登場人物は多いですが、
本編の前にイラスト付きの人物紹介のページがありますし、
全員かなり個性的なので、話がこんがらがることはありません。

いや、こんがらがるどころか、大変読みやすかったです。
まるで漫画を読んでいる気分でした。

最初に目にしたイラストの印象が強かったのはもちろん、
影のヒーローたちが活躍する物語の内容が漫画っぽいなあと思いまして。
勝手に脳内で漫画に変えて読んでいました。

そして、読み終えた後、
これで「アノニム」とお別れは寂しいなあと思っていたら、
あるインタビューで原田さんが
「今後もアノニムのメンバーそれぞれにスポットを当てていきたい」
とおっしゃっていました。

それは嬉しい!

シリーズ化されたら、
漫画化なんてこともあるかもしれませんね。

アート小説というと難しそう!と思われがちですが、
この作品はアート・エンタテインメントですので読みやすいです。

ぜひ読んでみて下さい。

yukikotajima 11:17 am

夏のお誘い♪

2017年6月9日

現在、色々募集中です!


まずは、まもなく開催となるホットヨガスクールです。

FMとやまレディースホットヨガスクール

土曜コースは、17日(土)〜ヨガスタジオユニオン魚津スタジオ

日曜コースは、18日(日)〜ヨガスタジオユニオン富山太郎丸スタジオ

いずれも6〜7月の2ヶ月で6種類のヨガが体験できます。

レッスン料は、税込8,270円です。

ご予定に合わせて振替もできます!

◎ヨガスクールの詳細&申込は コチラ

先日、魚津スタジオに行ってきました。

 私のレポートは コチラ

ホットヨガの魅力についてもアップしています。

※お申し込みは先着順ですので、お早めに〜。

ヨガスクールには、私も時々参加します。
一緒にヨガを楽しみましょう♪


***

もうひとつは、親子バスツアーです。

ゆっきーと行く!「天然温泉湯来楽 内灘店」grace親子バスツアー

を7月9日(日)に開催します。

バスに乗って、石川県の「天然温泉湯来楽 内灘店」に行くというツアーです。

日帰り温泉や岩盤浴はもちろん、
「流しそうめん付きのブッフェランチ」も楽しめます。

また、当日は参加者だけの特別なアトラクションやゲーム大会など
お楽しみイベントも満載ですよー。

参加費は、親子ペア(保護者1名 お子様1名)で1組 3,500円とオトク!

そしてこのツアーには、私、田島も同行します♪

◎親子バスツアーの詳細&申込は コチラ

・・

***


この夏は、今後もまだまだお楽しみイベントが続く予定です♪♪
お楽しみに〜。

yukikotajima 7:15 pm

三つの悪夢と階段室の女王

2017年6月7日

突然ですが、質問です。
あなたは「正しい人」ですか?

もうひとつ。
あなたは「いい人」ですか?

どうでしょう?

「はい」と答えた方もこの本を読むと
いや、私にも嫌な部分があるかも、と思うかもしれません。

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃〜)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は、
第35回小説推理新人賞受賞作も収録されている
増田忠則さんのデビュー作

『三つの悪夢と階段室の女王』

です。

4つの短編が収録されています。

詳しくは、奥野さんの紹介文をお読みください。 → コチラ

私も読みましたので、軽く感想を。

こわかった。
本当にこわかった。

読むとイヤな気分になるイヤミスなのですが
まさしく後味が悪かったです。

私は、作中の被害者にも加害者にも共感できませんでした。
だからといって、自分とは全く関係無い話かと言えば、
いつ私が当事者になってもおかしくないような内容で全く他人事とは思えず、
本を読みながら、もし自分だったらどうするか?
ということを考えずにはいられませんでした。

例えば、あなたに酷いことをしてきた人がいたとします。
その人が困っているのを目にした時、あなたはどう思いますか?

「いい気味だ」と思わない自信はありますか?

私は正直、無いかも…。

フィクションだけど、「小説だから」と割り切れないものがありました。
人間の嫌な部分の描き方が実にリアルで。

また、嫌な物語にもかかわらず、
悔しいことにページをめくる手を止められませんでした。

結局この物語はどうなっていくんだろう、と気になってしまい、
こわいと思いつつ夢中で読んでしまいました。

こうやって、みんなイヤミスの虜になっていくのね…(笑)

それにしても、ほんと小説の世界の話でよかったよ。

yukikotajima 11:36 am

FMとやまレディースホットヨガスクール

2017年6月6日


今年もまもなく

FMとやまレディースホットヨガスクール

が行われます。


参加を希望される女性のみなさま、

お申し込みは先着順ですのでお早めに〜。


* ヨガスクールの詳細&お申し込みは こちら


私のもうひとつのブログ 続・ゆきれぽ

にホットヨガの魅力やヨガスクールのことをアップしましたので

よかったらお読みください♪

yukikotajima 5:38 pm

おばちゃんたちのいるところ

2017年5月31日

今日から富山市では「山王さん」ですね。
このお祭りの目玉のひとつが「お化け屋敷」。

あなたはこのお化け屋敷に入ったことはありますか?

私はだいぶ前ですが、あります。
後輩のアナウンサーと一緒に入ったのですが、
怖さのあまり後輩を先に行かせ
私は後輩の後ろをついていく…
という情けない思い出があります。(苦笑)

私、小さいころからかなりの怖がりでして、
家族で旅館に行くと、必ずと言っていいほど
こわくて寝られませんでした。
温泉の天井の模様を見つめながら、それが人の顔に見えてきたり、
ちょっとでも音がしようもんならお化けが来た!と思ったり。

まあ、実際に会ったことは無い…はずなのですけどね。

はず、と書いたのは、
もしかしたら私が気付いていないだけで
お化けに会ったり、時には会話をしたり
しているかもしれないからです。

今日ご紹介する小説には、まさに亡くなった方がたくさん登場します。

『おばちゃんたちのいるところ
 Where The Wild Ladies Are 
 /松田青子(中央公論新社)』

タイトルは、「お化け」ではなく「おばちゃんたち」です。

実際、お化けのおばちゃんたちがたくさん出てきます。

と言っても、このお化けたちは見える人には見えますが、
見えない人には全く見えません。

様々なお化けが登場する連作短編集で、時代は現代です。

「皿屋敷」、「子育て幽霊」、「娘道成寺」といった
落語や歌舞伎がモチーフになっており、
おなじみの皿屋敷のお菊さんや八百屋お七などが登場します。

私が好きなのは、戯曲「天守物語」がモチーフになった
「下りない」という物語。

姫路城の天守に今も住む富姫は、
「パッタパッタパッタ」という
観光客の履くスリッパのだらしない足音に嫌気がさしています。

そして、そろそろお城を出ていきたいと思っています。

この富姫の話では、
姫路城内にあるお菊井戸には、
お菊さんはもういないそうです。

お菊さんは人間に転生したのだとか。
でも、今もお皿を数えているそうですよ。(笑)

そのお菊さんのお話もこの短編集に収録されています。

ほかにも、落語の「三年目」がモチーフの「楽しそう」では、
スキンヘッドの女性のお化けは、パンクファッションに身を包み
好きな映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
というはじけっぷり。

と、お化けのお話なですが、まったく怖くありません。
どのお化けも大変チャーミングなのです。
また、有能なお化けたちが多く、
中には、シングルマザーが働いている間、
こっそり部屋で小さな子どもを見守るお化けもいます。
なんていいお化け!

こんなに愉快で有能なお化けさんたちなら、
私も会ってみたいと思いました。

でも、実際会ってみても私はお化けだと気付かなそうですが。

あなたが昨日偶然すれ違った、あの女性も
もしかしたらすでに亡くなっている人かもし・れ・ま・せ・ん・よ〜。

最近、いたるところで人が多く感じるなあという方は、
亡くなっている人が見え始めたのかも!?(笑)

***

このお話は、先ほども申した通り、
落語や歌舞伎がモチーフになっていますので、
元のお話を全て知っている方は、より楽しめると思います。

私は、知らないお話も結構あったので、
元のお話も読んだり見たりしてみたいなと思いました。

あ、もちろん、元のお話をまったく知らなくても楽しめますので
気軽に読んでみてくださいね。

yukikotajima 11:08 am

やめるときも、すこやかなるときも

2017年5月24日

今日ご紹介するのは、こちら。

『やめるときも、すこやかなるときも/窪美澄(集英社)』

タイトルを見た瞬間、結婚式を思い浮かべた方もいらっしゃるのでは?
結婚式の誓いの言葉としておなじみですよね。

まさに結婚を意識した、アラサーの男女の物語です。

簡単に二人のことをご紹介しますね。

男性は、家具職人をしています。
彼は、大切な人の死を忘れられずにおり、
彼女は作らず、女性とは一夜限りの関係を続けています。

一方の女性は、パンフレットの制作会社で働いています。
彼女は、困窮する実家を経済的に支え、
恋とは縁遠い日々を送っています。
心の中では誰かと結婚をしたいと思いつつも恋には奥手です。

そんな二人が一緒に仕事をすることになります。
彼が作った家具のパンフレットの制作担当が彼女だったのです。

***

実は主人公の二人は、ともに人には言えない悩みを抱えています。
仲のいい友人にさえ言っていないような。

恋愛が始まったばかりの頃は、
たいていお互いのいいところを見せますよね。

デートをするにしても二人とも頑張ります。
オシャレもするし、お互いを思いやります。

そして、慣れてきたころにダメな部分が出てきて
大きな喧嘩をしたり、場合によっては別れたりするのですよね。

こんな人だとは思わなかった…
なんてことを言ったり聞いたりしたこと、あなたにもありませんか?

でも、この主人公の彼女は、
気になる相手には、最初から自分の弱点を見せてしまえ!
と開き直ります。

これが功を奏し、彼女にとっては嬉しい展開となるのですが…
おとぎ話のように、王子様と結ばれて、はい、めでたしめでたし。
ではなく、ここから物語がはじまります。

弱みを見せた後、二人がどうなっていくかは、
是非本を読んで確かめてください。

***

この物語は、語り手が男女交互に入れ替わります。
ですから、ひとつの出来事に対して、男女それぞれの思いを知ることができます。

私は女性なので、どちらかというと彼女に肩入れし、
すっかり彼女の友達気分で応援していましたが、
男性がこの本を読んだときは、また違った感覚なのでしょうね。

そんな一般的な男女の違いなども興味深かったです。
もちろん、肝心のストーリーも大変面白かったですよ!

主人公二人の関係が気になって、
夢中で一冊を一気読みしてしまったほどです。

不器用なアラサー男女のラブストーリーというと
薄っぺらく聞こえてしまいそうですが、
この物語は決してそんなことはありません!

物語の登場人物たちは、お互いの気持ちをぶつけ合っていますし。

でも、喧嘩ばかりではありませんよ。(笑)

著者の窪さんが
「やさしさ成分の多い作品になりました」
とおっしゃるとおりでした。

何度、その優しさに涙したことか。

具体的に心が揺さぶられた箇所を言いたいところですが、
ネタバレになってしまいますので、やめておきます。

この本、どなたが読んでもいいと思いますが、
あえてしぼるなら、婚活中の方におすすめです。

「結婚」に対する考え方がいい意味で変わるように思います。

私は…結婚もいいもんだなと思えました。(笑)

ぜひ読んでみて下さい♪

yukikotajima 12:57 pm

『宝くじで1億円当たった人の末路』

2017年5月17日

もし宝くじで1億円当たったら…

ということを誰もが一度は考えたことがあると思います。

番組にも時々そういったメッセージが届きますが、
夢のある話題なので毎回、盛り上がります。

実際には、なかなか当たらないからこそ
色々自由に想像できて楽しめるものなのかもしれません。

でも、もし本当に当たったら、どんな末路が待ち受けていると思いますか?

そんな宝くじに当たった人の末路について書かれた本があります。

その名も『宝くじで1億円当たった人の末路』です。

詳しくは今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただきます。

◎奥野さんの紹介文は コチラ

この本には、宝くじで1億円当たった人の末路のほか、
「友達ゼロ」の人の末路、子供を作らなかった人の末路、賃貸派の末路、
電車で「中ほど」まで進まない人の末路、8時間以上寝る人の末路、
ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路…など、
23の「末路」が紹介されています。

「末路」という言葉を使っているため
マイナスのイメージを抱きがちですが、
決してそうではありません。

本の帯には「心が軽くなる!」とありますしね!

この本では、専門家や経験者が具体的なエピソードを交えながら
それぞれの末路ついて意見を述べています。

なんと誰でも簡単にできる肩こり対策まで書かれていました。
その具体的な対策は、ぜひ本を読んでください。

私は、この本を読んで、人生には色々な選択があるということに
改めて気付かされました。

それぞれの人生があり、何がハッピーかも人によって違うわけですからね。

私は「賃貸派の末路」にあった

日本は今、それまで多くの人が信じてきた様々な常識を見直すべき時期に来ている

という一文が印象に残りました。

昔から決まっているんだ!という言葉にはまったく説得力がありません。
なぜそう決まっているのか、その理由を理解し、
おかしければ変えることがこれからの時代には必要なのかもしれませんね。

この本を読んだ人の末路は、確かに心が軽くなるのかも。(笑)
少なくとも私は読んでよかったです。

yukikotajima 11:17 am