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家日和

2007年5月31日

今週は、私の大好きな作家、奥田英朗さんの最新小説
『家日和』をご紹介します。

本の帯びには「家庭発信 6つのドラマ」とあります。
家庭が舞台の6つの作品がおさめられた短編集です。

簡単にご紹介しますと、
まず、インターネットオークションにはまってしまった主婦の話「サニーデイ」。
インターネットオークションは…
まず、商品を出品します。
そして、自分の商品に入札者があらわれて、落札者が決定して、
落札者とメールで連絡をとります。
そして、最後は、他のユーザーに情報提供するために、
落札者が出品者を、また出品者が落札者を、評価します。

このお話の主人公の主婦は、物が売れる喜びよりも、
自分の出品した商品に、たくさんの方が入札することで、
まるで自分が注目されているような気分になれることと、
落札者から商品や対応について感謝されたり、いい評価をもらえたりすることに、
喜びを感じます。
そして、その主婦にはさらに嬉しい変化が生じ、
どんどんインターネットオークションにはまっていき…というお話です。

その他、突然会社が倒産してしまった夫の変わりに、
奥さんが働きに出て、夫が家で主夫になる話。

一緒に住んでいた妻と別居をすることになった夫が、
妻がいなくなった後に自分好みの部屋を作っていく話。

内職をしている主婦のひそかな楽しみの話。

すぐに会社をやめて起業することが好きな夫と、それに振り回される妻の話。

ロハスにはまった妻と、そのことを小説にしたい小説家の夫の話。

など、全部で6つの作品が納められています。
全て、特に大きな事件がおきるわけでも、誰かが大きく傷つくわけでもありません。
どこにでもありそうな、普通の人々のお話です。
今までの奥田さんの作品と比べると、おだやかな部類に入るかもしれません。
でも、そのおだやかさが、まさに本のタイトル「家日和」なのだと思います。

自分が何に向いているか、
どんなことに心踊るか、
わかっているようで実はわかっていないことの方が多いのかもしれません。
では、どこで気づくのか?
それは「家の中」です。

『家日和』。
読み終えたあとは、
毎日暮らしている家が、一緒にいる家族が、いつもよりもいとおしく感じられます。
そして、人ってなんかいいな、と思えてきます。

あなたも、6つの家庭の様子をこっそりのぞいて見ませんか?

yukikotajima 10:20 am

欲しいのは、あなただけ

2007年5月28日

最近は、恋愛小説を積極的に読みたいとは思わなくなりました。
(もしや、恋をしていないからか?笑)
たまたま読みすすめていったら恋愛がテーマになっていた、ということはあるけれど、
明らかに「ザ・恋愛小説」とわかるものは、滅多に読みません。
でも、学生の頃は、小説といったら、ほぼ恋愛小説でしたが(笑)。

そんな私も、時々、普段読まないようなものも読んでみたくなります。
選び方は・・・
ほとんどが、本屋で見つけることが多いかな。
タイトルや、表紙のイラストや、帯などを総合的に見ながら、決めます。

先日も、なんとな〜く本を選んでいたら、
ふと目に飛び込んできたのが、
『欲しいのは、あなただけ』
というタイトルの本。

うわっ、うわっ、うわ〜、
きた〜、どうみても恋愛小説と思われるタイトルの本。

いったいどんなことが書かれているのか、
最初の数行を読んでみました。

「昔好きになった人は、年をとらない」
というようなことが書かれていて、
なんか面白そうだぞと思って、買ってみました。

なんと、この本、
第12回 島清(しませ)恋愛文学賞 を受賞している作品でした。
 
作者は、小手鞠(こでまり)るいさんです。

舞台は京都。
主人公の「かもめ(女の子の名前)」が愛した二人の男の人
のことが描かれています。

かもめが愛したのは、
支配欲をむき出しに、ときに力で組み伏せる「男らしい人」と、
家庭を持ちながらもひたむきに愛してくれる「優しい人」の二人。

(ちなみに、この二人を愛した時期は異なるので、
 同時に愛したわけではありません)

かもめが、どんどん愛にのめりこんでいく様が、
生々しく描かれています。
生活の全てが「好きな男の人」になってしまう。
その人と一緒にいられるなら、他のものは何もいらない。
そう、まさに、タイトルどおり!

かもめの、恋愛に正直すぎるところは、
私にはないなぁと、どこか客観的に読んでいましたが、
かもめが、のめりこめばのめりこむほど、
段々、そのいきすぎる気持ちがわかってくる。

きっと、普通の人ならここまではできないのかもしれない。
でも、心の奥の方では、どこかでかもめと同じことを思っていたりするのかもしれない。
だから、読みたくなる。
でも、うらやましいのとは違う。
もし、ここまでやってしまったらどうなってしまうのだろう、、、
という限界を見てみたかったのかもしれません。

その先にあるものは…

気になる方は、是非、小説を読んでみてくださいな。
文庫で8ミリくらいの厚さなので、あっという間に読めますよ。

yukikotajima 10:36 am

そのときは彼によろしく

2007年5月25日

6月2日公開の映画『そのときは彼によろしく』を見ました。

『いま、会いにゆきます』でもおなじみの市川拓司さん原作の映画化です。

長澤まさみさん、山田孝之さん、塚本高史さん演じる3人は幼なじみ。
小学生の頃は、小さな湖畔の廃バスを秘密基地に遊びまわっていましたが、
それぞれの事情でバラバラになってしまいます。

そして13年後、再会を果たし…。

映画は、13年前と現在が交互に映し出されます。
なんといっても子役の3人がいい!
自然の中で無邪気に遊ぶシーンは、
土や緑の懐かしいニオイがよみがえってきて、
くすぐったい感じがしました。
洗っても洗っても手についた草の匂いが取れない感じ。

市川拓司さんといったら「純」という言葉がぴったりですが、
この作品の登場人物たちも、
人を信じて疑わない、まっすぐな気持ちを持っています。
ちょっとうらやましいくらい。
私も信じたいのだけど、
実は、疑い深かったりするので(笑)。

映画『そのときは彼によろしく』は、
様々な雑念は捨てて、リラックスしながら、
ぼ〜っと、美しい自然を眺める感覚でご覧になるのがいいかも♪

そうそう、この映画の主題歌、
柴咲コウさんの歌う『プリズム』が、
映画にインスパイアされて作られたということで、映画の世界観そのままです。

映画のラストで流れますが、
是非、曲もしっかり聴いてみてください♪
歌詞が、頭にす〜っと入ってくると思います。

yukikotajima 11:43 am

マイ・フェア・レディ

2007年5月23日

昨日、オーバードホールで行われたミュージカル
『マイ・フェア・レディ』を鑑賞してきました。

主人公のイライザ演じる大地真央さんの美しさと面白さに
うっとりしたり、笑ったり、感動したりと、いい心の運動になりました。

笑わせるところは、容赦なく責めてきました。
ウフフなんていうソフトな笑いじゃありません。
思わず、プッと噴出してしまう笑い。
その後は、笑いを我慢するのが大変でした。
クックックック・・・。
だって、おかしいんだもの。
いや〜楽しかった。

もう一つの見どころ。
イライザが花売り娘から
社交界の花に生まれ変わったときの美しさには、
目を見張るものがありました。
確かに、キラキラきらめくドレスは着ていたけれど、
それだけじゃ出せない内からの輝きを放っていました。
美しい・・・。
先程まで、あんなに笑わせてくれた人と同一人物だとは
到底思えませんでした。

心の運動時間は、たっぷり3時間半!

終了後は、一緒に観に行った後輩と心のストレッチへ。
ご飯を食べに行って、色々語り合って、すっきりしてと(笑)、
とても充実した夜を過ごすことが出来ました♪

yukikotajima 5:36 pm

女性の品格 〜装いから生き方まで〜

2007年5月21日

PHP研究所から去年10月に出版された、
坂東眞理子(ばんどうまりこ)さんの『 女性の品格—装いから生き方まで 』
を読みました。

坂東眞理子さんは、富山県のご出身です!
富山のことも少し触れられています。

「品格」といえば、藤原正彦さんの『国家の品格』が出版されて以来、
様々な「品格本」が出版されました。
中でも、ダントツトップの人気となっているのが、この『女性の品格』です。

本の帯には「強く、優しく、美しい女性になるための66の法則」とあります。

女性の社会進出、活躍が当たり前となった今、
男性と同じように(中にはそれ以上に)働いている女性も増えてきました。
そんな女性達に、品のない男性を例にあげて、
「こういう人間にはならないように」と注意を促しつつ、
「女性らしい価値観をもって欲しい」とおっしゃっています。

こう書くと、男性批判本?などと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
そんなことはないですよ。男性が読んでも大丈夫です。
女性に向けたというよりも、人間に向けた本といってもいいと思います。

人によっては目新しい発見はそんなに無いかもしれません。
でも、頭ではわかっていても、きちんと行動に移せているか、
といったら…全くできていない。という私のような方もいらっしゃるのでは。

何が自分に足りないのか確認のために読む、というのもいいかもしれません。

私は、第5章の「品格ある人間関係」が一番心に響きました。
響いたというのは、感動というよりも反省に近いかな。

あと、なるほど!と思ったのは「装い」について。
パーティなどで着る服よりも普段着の方が使用価値があるのだから
上質なものを買うべき、なんですって。
私は、どちらかというと逆でした。

坂東さんによると「人間としての基礎力」を持つことが大切なんだとか。
これは、簡単に言うと「強さと優しさを持つこと」。

また「自分がしてほしくないことは人にしない」ことは、
品格のある生き方の基本(ちなみにこれは孔子の教え)。

例えば、どんな女性だろう…と思ったときに頭に浮かんだのが、
映画『博士の愛した数式』の主人公の女性(深津絵里さんが演じています)。
映画をご覧になっていない方には???といった感じでしょうが、
「強さと優しさ」の両方を兼ね備えていて、「人の痛み」がわかる女性です。

『女性の品格—装いから生き方まで』。
気になる方は、是非♪

yukikotajima 10:31 am

コンタクトレンズ

2007年5月20日

土曜日の朝のことです。

顔を洗い、コンタクトレンズをつけようと、
ケースからレンズを外し、
そう、外し・・・
って、レンズどこ〜〜〜〜!?

右目はあったの。
でも、左目のレンズがない。

メガネをかけて周囲を探してみる。
床に、はいつくばって探しても、
洗面所を隅から隅まで探しても、
自分の目の中を探してみても、
どこにもない。

あきらめて、他のことをしてみても、
気づくと洗面所にいる、私。

超ド近眼の私には、
コンタクトレンズがない生活などはありえないことなので、
仕方なく病院へ。

あわてていた私は、診察券も忘れてしまい、
どうしよう〜〜!!と思ったものの、
保険証があれば大丈夫とのことだったので、一安心、

でも、全ての予定がくるいました。

無駄な出費。
無駄な行動。
無駄な時間。

反省。

コンタクト歴14年にして、
初めてコンタクトレンズを無くしました。
いつもは落としても必ず見つかっていたのに。。。

ところで、私の消えたレンズちゃんへお願いです。
もう出てこないで下さい。
だって、、、新しいのをかってしまったんですもの。

なんて、言っていると出てきたりするんですよね〜(笑)。

yukikotajima 2:23 pm

食れぽ♪

2007年5月18日

『ゆきれぽ』に写真を載せようと思い、
先程マイ・デジカメの中身をチェックしてみたところ・・・
凄い数の、食べ物の写真が。

食べに行ったり、飲みに行ったりするたびに、
必ずと言っていいほど、写真を撮っているのですが、
撮ったらそこで満足してしまい、いつも忘れてしまうんです。

そこで、せっかく撮ったので、
忘れないうちに、まとめて載せることにしました。

まず「のどぐろ」さま。
nodoguro.jpg
「のどぐろ」は富山に来て初めて知った味。
それまで、魚はお刺身が一番だと思っていたけれど、
「のどぐろ」と出会ってからは、焼き魚が一番好きになってしまいました。

最近は、飲みに行くと、必ず「焼き魚」を頼むため、
いつも、オヤジ扱いされてしまいます・・・。だって、おいしいんだもの。
焼き魚を綺麗に食べられるようになる日もそう遠くないかも!?

次は、旬の食べ物。たけのこ。
takenoko.jpg
こちらもお酒にあう!
食感のよさと香りのよさはピカイチ☆

こちらは、すす竹。
susutake.jpg
皮をむいて、塩をつけてパクッ。
焼いたことにより、香ばしい香りが♪♪
塩をつけなくても十分おいしい。
すす竹本来の味を味わえます。

そして、昨日頂いたのがコチラ。
iroiro.jpg
また、すす竹発見!
昨日は、ふきのとうみそをつけていただきました。
さわがにも、カリカリでおいしかったです。

以上、食レポートでした。

今日もこのあとおいしいものを食べに行ってきます♪

yukikotajima 6:47 pm

けんか山

2007年5月16日

昨晩、”けんか山”と呼ばれる、
高岡市伏木の勇壮なお祭り、伏木曳山祭りに行ってきました。

けんか山のみどころはなんといっても、
昼間の華やかな花山車と、夜は対称的に雄壮な提灯山車。

近隣の曳山まつりとの大きな違いは、
外周1メートル、長さ5メートルほどもある大木が縛りつけられた
山車の前後につけられた長手です。

夜になると、その長手同士を激しくぶつけあう「かっちゃ」が行われます。
両総代が納得するまで、何度もぶつけあって、最後は総代の握手で終わります。

この握手をしているところがとっても素敵♪

「かっちゃ」は、
真剣な眼差しをした法被姿の男たちが
400個近くの提灯がつけられた山車を勢いよく曳いて、
長手と長手を、がつ〜んとぶつけあいます。

強い衝撃と共に提灯が激しく揺れ、、、そして、大歓声。
お祭りのクライマックスです。

「けんか山」という名前から
かなり荒々しいものを想像していましたが、
そうではありませんでした。

熱気に包まれている中では気づきにくいかもしれませんが、
綺麗に並んだ提灯と礼儀正しい男たちの姿は、実は、とても凛々しく美しい。

私は、「武士」を感じました。

やっぱり、お祭りは生で見るべきですね。
男たちもかっこいいし(笑)。
いつも思うのだけど、
お祭りに参加している男の人たちって、
かっこいですよね〜〜〜、本当に(笑)。

kenkayama.jpg
山車と山車がぶつかり合う瞬間。

まだご覧になったことがない方は、
是非、来年は見に行ってみて〜。

yukikotajima 3:56 pm

ネッツ・カフェ・アーリー・サマー

2007年5月13日

ネッツトヨタ富山高岡西店で行われた
ネッツ・カフェ・アーリー・サマーにお越しいただいた皆様、
ありがとうございました。

高岡西店では、放送終了後に、「○×クイズ大会」が行われました。
その賞品が「フルーツ」だったのですが・・・
ちょうど放送ブースの目の前、だいたい3メートル先くらいに並んでいたため、
フルーツのあま〜い香りがほのかに漂ってきて、
とってもいいニオイで気持ちよかったです♪

フルーツの香りって、癒し効果ありますね。
今度、放送中もスタジオに生の果物でも置いてみようかしら。

私は、果物の香りで好きなのはかんきつ類。
特に、オレンジの香りは好きで、
よく1袋買って、部屋においておきます。

ちなみに、最近よく食べるのは、グレープフルーツ。
あの、ほのかな苦味が最高♪

って、話がだいぶそれてしまいました。

ネッツトヨタ富山高岡西店のスタッフの皆さん、
気さくで素敵な方たちです。
きっと、色々な相談にも丁寧に応じてくださると思います!
ひろ〜い駐車場もありますし、場所もR8沿いでわかりやすいので、
お近くにお住まいの方は、一度行ってみてください♪

nets-urata.jpg

↑今回お世話になった浦田さんです。
 実はこれ生放送中・・・(笑)

yukikotajima 5:30 pm

眉山

2007年5月9日

会話をしていて、
無意識のうちにこの言葉から始めてしまうことはないだろうか。

「でも」

自分の過ちを認められず、
言い訳ばかりをしていないだろうか。

都合が悪くなると、感情のおもむくままに怒りをぶちまけていないだろうか。

宮本信子さん演じる「お龍さん」を観ていたら、
自分が恥ずかしくなりました。
私って、本当に器が小さいな、と。

相手に、大声でどなり散らすことは誰でもできる。
でも、冷静な態度で、丁寧な言葉で、でも時々嫌味を込めつつ、
言いくるめることは、なかなかできない。

それをさら〜っとやってしまうのが、このお龍さんです。
誰も、言い訳はできません。
さすがです。かっこいいです。あこがれます!

凛とした強さを感じさせるお龍さん。
決して、弱みを見せないお龍さん。
一途に一人の男の人を愛し続けたお龍さん。

そして、その娘「咲子」を演じるのが、松嶋菜々子さん。
今回の役どころは、泣くシーンが非常に多い!
松嶋菜々子さんの、
感情より先にあふれ出すように零れ落ちる涙に、
私は、何度ももらい泣き。
松嶋菜々子さんは、涙が似合う女性ですね。
今回、改めて実感。

その咲子と恋に落ちるのが、大沢たかおさん演じる「医師、寺澤」。
彼が、最高に素敵だ。

咲子と電話をするシーンがあるのですが、
あまりにも素敵な台詞で、
キュ〜〜〜〜〜〜〜〜ンときてしまいました。

名台詞です。

あえてここでは書きませんが
もし私が、ちょっと好きかも?と思う男の人にこの言葉を言われたら、
その瞬間、大好きになります。間違いなく恋に落ちます。

映画は、簡単に紹介すると、
母の恋と娘の恋に阿波おどりが絡み合って、
ある奇跡が生まれる・・・という内容です。

この阿波おどりのシーンも、迫力あります。
まるで本当に徳島にお祭りを見に来ているような錯覚に陥りそうになります。

映画『眉山』は、12日(土)公開です。
翌日は母の日です。
お母様に、この映画の券をプレゼントするのもいいかも。

yukikotajima 9:53 am

浮世でランチ

2007年5月7日

フリーペーパー「ふみたん」に紹介されていた
山崎ナオコーラさんの「浮世でランチ」を読みました。

なんとこの方私と同い年。
すごいなぁ。

「浮世でランチ」は、
他人とのコミュニケーションをとるのが苦手な25歳のOL君枝が主人公です。
そんな君枝の現在と中学時代の過去が交互に描かれています。

自分を偽ってまで人と群れることをしようとしない君枝。
群れる女子達を軽蔑しつつも、
どこか寂しさも感じている。

全体的に、淡々と静かに物語は進んでいきます。
どこにでもありそうな普通の日々。

でも、この作品には、
ドキッとするようなするどい一言が時々隠れています。

「警戒心丸出しのままで人に甘える様が、自分にそっくりでぞっとする」

公園で一人でお弁当を食べている君枝が、
そばにやってきた猫にえさを与えるシーンで、心の中で発した言葉です。

私は、この一言に、同じく自分のことを言われているようでぞっとしました。

自分に余裕がなくなると、
「なんであたしばかり?」
などと、自己中心的な考え方になってしまいがちですが、
実は、それは大きな勘違い。
人は常に人とかかわらなければいけないし、
大変なのは自分だけはない。
自分が好きな人とだけかかわることもできない。
時には、苦手な人ともかかわらなければならない。
というか、多分その方が多い気がする。。。

その辺の、頭ではわかっていても心では理解できない気持ち悪さが、
ストレートに表現されています。

これは私の心の中の言葉?
あれ、見透かされている?
と思う方も多いかもよ!

yukikotajima 10:05 am

ストロベリーショートケイクス

2007年5月6日

「ストロベリーショートケイクス」
と書くと、ケーキがどうしたって?
「〜ス」ってことは、ゆっきー、いくつも食べたの?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
そうではありません。
確かに食べたい、という願望はありますが。。。(笑)

これは、先日私がみた映画のタイトルです。
大好きな漫画家の魚喃キリコ(なななんきりこ)さんの漫画が原作です。

原作は、2002年に発売されました。
もちろん私も漫画を持っています。

4人の女性が主人公です。
恋がしたいけれどなかなか恋が訪れないフリーターの里子。
男の人に愛されることでしか自分の存在意義を確認できないOLちひろ。
一途に一人の男性を思い続ける秋代。
プライドが高く、過去の恋や仕事のストレスで過食と嘔吐を繰り返す、
イラストレーションの塔子。

「女性」と、ひとくくりにしても、
好きなものも、考えていることも、悩みもひとそれぞれ。

自分は、どの女性に近いかなぁ。
と、女性なら、自分を誰かに重ねて見てしまうはず。

ちなみに私は・・・
仕事に愛情をもって取り組んでいる塔子の気持ちもわかるし、
好きな人に自分の気持ちをはっきりと表現できない秋代の気持ちもわかるし、
自分ってうざいなと思いながらも好きな人につくしてしまうちひろの気持ちもわかるし、
「恋がした〜い、恋がした〜い」と日々思っている里子の気持ちもよ〜くわかる(笑)

ということで、全ての女性に、自分を重ねることができます。
あ、今、気づいてしまったことが一つ。

わたしって、かなり面倒くさい女だ・・・(笑)。

でも、女性ってみんな面倒くさいところ、ありますよね?
傷つきやすくて、もろくて、不器用で、
でも、強さもあって、時々かわいかったりもする。

この映画は、悩める女子達にみてもらいたいなぁ。
できれば、男子にはあまりみてもらいたくないかも(笑)。
女子の弱さを知ってほしい気もするけれど、
やっぱり、知らないでいてほしいかな、とも思う。
この、微妙な乙女心、わかっていただけるかしら?(笑)

見終わった後は、
女って面倒だけど、
でも、女でよかった♪と思いました。

そうそう、この映画、なんと魚津が使われています。
映画を見ながら、なんか見たことのある景色・・・
と思ったら、やっぱり富山でした。
ちょっとウレシイ。

ウレシイといえば、
安藤政信さんも出演しているのですが、
やっぱり素敵でした♪
無邪気な笑顔がまぶしかった。
この映画は、女子向き映画だと改めて思う瞬間です。

「ストロベリーショートケイクス」は、
富山市のフォルツァ総曲輪で、11日(金)まで上映中です。
(R−15なので、お姉さま向きかな)

yukikotajima 10:13 am

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007年5月5日

やっと『東京タワー』を見てきました。

実は、原作も読み、ドラマも見ています。
それぞれに良さがあると思いますが、
映画が、一番淡々と普通に描かれていたように思います。

大ヒット映画ですので、
皆さんの方が先にごらんになっていると思うので、
感想は少々。

オダギリジョーさんのことは、大好きなので、
毎回贔屓目になってしまいますが、
やはり、今回もかっこよかったです(笑)。
中でも、どうみても、田舎から出てきました、
といった感じのさえないボクの姿が、特に素敵でした♪
あの、もさ〜っとした髪型、結構好き(笑)。

話変わって、
オトンも、いい味でてますよね〜。
でも、あのマイペースっぷりは、紙一重のような気がする。
でも、見捨てられないのは、
やっぱり人としての魅力があるからなんだろうな。
どんなときでも、オカンを女にしてしまうのだから。
すごいことですよ。

そして、
オカンは、オカンのにおいやぬくもりが伝わってきて、
甘えたくなりました。
下唇をそっと歯でかんで、小首をかしげて、
母親の腕をぎゅっとつかみたくなりました。
わかるかなぁ?この感じ。
なんか、恥ずかしいのだけど、お母さんに触れたくなる感じです。

映画を見終わった後は、
母親の声が聞きたくなりました。

そして、お腹が減りました。

あ〜。ぬか漬け食べたい。

yukikotajima 10:09 pm

不都合な真実

2007年5月3日

GW後半、満喫されていますか?

昨日の放送の中でもお話しましたが、
先週やっと映画『不都合な真実』を見ました。

ユッキーの感想が聞きたい、なんてウレシイことを言ってくださる方もいたので、
もう富山での公開は終わってしまいましたが、
せっかくなので、感想を書かせていただきます。

『不都合な真実』は、
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞と歌曲賞を受賞したことで話題にもなりました。

アメリカの元副大統領アル・ゴアさんは、
アメリカはもちろん世界中で、環境問題に関するスライド講演を開き、
地球の危機を訴えています。
映画は、そんなアル・ゴアさんのスライド講演が中心になっているので、
映画を見た、というよりも講演を聞いた感じ。

ゴアさんが、
ここ数十年の間に、二酸化炭素がどれだけ増加し、気温が上昇したかを、
写真やグラフを用いて、わかりやすく説明していきます。

2枚の写真を並べることにより、
その激変ぶりが一目瞭然。
氷におおわれていたはずの場所が、今は森になっていたり、
川が流れていた場所が、砂漠になっていたり。。。

頭では、地球温暖化が進んでいることはわかっていたと思っていたけれど、
それはただの思い込みで、全然現状を理解していなかったことを実感しました。

だいぶ世の中も、環境への意識は高まってきましたが、
では、なぜ地球温暖化がよくないのか。
このままいくと地球がどうなってしまうのか、
理解している方は、どれくらいいるのでしょうか。
きっと、私のようにわかっている・・・と思っている、
という方が多いんじゃないかな?

もちろん、色々勉強なさっている方は、
この映画の内容は、何をいまさら?
と思うかもしれません。

でも、見て損はないと思います。

映画の方は、富山での公開は終わってしまいましたが、
『不都合な真実』関連の書籍は、たくさん出版されていますので、
本の方をお読みになってみてはいかがでしょうか。

というか、とりあえず、写真集を一度みてみてください!
地球がいかに良くない方に変わっているのか、一目でわかります。

環境問題を考え、実行していくにあたり、
まず、最初にやるべきことは、
「知ること」
だと、私は思います。

映画『不都合な真実』。
あ〜、せっかくならもうちょっと早く見るべきでした。
公開が終わってから紹介するのは、遅すぎますよね・・・。
すみません。。。

yukikotajima 6:46 pm

岐阜の旅

2007年5月1日

週末に、群馬の両親が富山に遊びに来ました。

土曜日は、ポートラムに乗って岩瀬の町へ。
美味しいお蕎麦やどら焼きに舌鼓を打ち、
森家では楽しいお話に耳を傾け、
久しぶりの会話を楽しみながら、のんびりと町を散策。

そして、日曜日は岐阜へ。
郡上八幡に行ってきました。

こちらは、途中立ち寄った芝桜の名所。
一面、お花のじゅうたんです。

siba.jpg
 
↓ついでに私も芝桜の前で一枚とってみました。

jibun.jpg 

実は、ここ、一般のお宅の庭を開放しているそうです。
でも、かなり有名らしく、大勢の人でにぎわっていました。
お土産やさんまでありました!
個人のお宅なのに・・・。
そういいつつ、私もここで「さんざしドリンク」を購入。
真っ赤な色の冷たく冷えたドリンクは、
甘酸っぱくて、美味〜♪のどが潤いました。

そして、その後は郡上八幡へ。
水の町、というだけあって、街を歩いていてもいたるところで、
水の流れる音がしていました。
八尾と、ちょっと似ているような気がしました。

テクテク懐かしい町並みを歩いていたら・・・
いきなりタイムスリップ。
現代、というか未来に来てしまった感じ。
「サンプル工房」を発見!
よく、レストランの入り口にあるような、
サンプル品が製造・販売されていました。

sample1.jpg

見てください。
まるで本物のよう。
こんにゃくなんて、触った感じもやわらかくて、
まさしく、こんにゃく!
間違って食べちゃうよ〜。本当に。

sample2.jpg

↑サンプルなので、
ラーメンを縦にしても、スープがこぼれませ〜ん(笑)

今回は時間がなくてゆっくりできませんでしたが、
郡上八幡は、昔ながらのいいところと、
サンプル工房のような、最先端の技術もあって、
今と昔がいい塩梅で共存している町だなぁと思いました。
あと、お水が美味しかった♪

今度またゆっくり来たいね。
と両親と話しながら、郡上八幡を後にしました。

両親とのプチ旅。
すっかり子供に戻ってしまって甘えっぱなしの私でしたが(笑)、
久しぶりにのんびりとした楽しい休日を過ごせました。 

yukikotajima 12:38 am