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眉山

2007年5月9日

会話をしていて、
無意識のうちにこの言葉から始めてしまうことはないだろうか。

「でも」

自分の過ちを認められず、
言い訳ばかりをしていないだろうか。

都合が悪くなると、感情のおもむくままに怒りをぶちまけていないだろうか。

宮本信子さん演じる「お龍さん」を観ていたら、
自分が恥ずかしくなりました。
私って、本当に器が小さいな、と。

相手に、大声でどなり散らすことは誰でもできる。
でも、冷静な態度で、丁寧な言葉で、でも時々嫌味を込めつつ、
言いくるめることは、なかなかできない。

それをさら〜っとやってしまうのが、このお龍さんです。
誰も、言い訳はできません。
さすがです。かっこいいです。あこがれます!

凛とした強さを感じさせるお龍さん。
決して、弱みを見せないお龍さん。
一途に一人の男の人を愛し続けたお龍さん。

そして、その娘「咲子」を演じるのが、松嶋菜々子さん。
今回の役どころは、泣くシーンが非常に多い!
松嶋菜々子さんの、
感情より先にあふれ出すように零れ落ちる涙に、
私は、何度ももらい泣き。
松嶋菜々子さんは、涙が似合う女性ですね。
今回、改めて実感。

その咲子と恋に落ちるのが、大沢たかおさん演じる「医師、寺澤」。
彼が、最高に素敵だ。

咲子と電話をするシーンがあるのですが、
あまりにも素敵な台詞で、
キュ〜〜〜〜〜〜〜〜ンときてしまいました。

名台詞です。

あえてここでは書きませんが
もし私が、ちょっと好きかも?と思う男の人にこの言葉を言われたら、
その瞬間、大好きになります。間違いなく恋に落ちます。

映画は、簡単に紹介すると、
母の恋と娘の恋に阿波おどりが絡み合って、
ある奇跡が生まれる・・・という内容です。

この阿波おどりのシーンも、迫力あります。
まるで本当に徳島にお祭りを見に来ているような錯覚に陥りそうになります。

映画『眉山』は、12日(土)公開です。
翌日は母の日です。
お母様に、この映画の券をプレゼントするのもいいかも。

yukikotajima 9:53 am