ゆきれぽ

2026年4月15日

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『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』

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新年度になって約2週間が経ちました。新しい環境での生活が始まった方は、そろそろ慣れてきましたか?良いスタートが切れた方もいれば、そうで無い方もいることでしょう。

なんか思っていたのと違う。これは私のやりたかったことではないような。でも、そもそも私のやりたいことって何?なんてことが頭に一度でも浮かんだ方は、この本を読んでみませんか。
そのモヤモヤがきっと晴れるはずです。

『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』
ジョン・ストレルキー 著
鹿田昌美(しかた・まさみ)訳

この本は2003年にアメリカで刊行され、世界での累計が500万部を突破したという世界的ベストセラーです。45言語で翻訳され、ヨーロッパでは2015年から9年連続で年間ベストセラーを受賞したのだとか。また、大企業の社員教育や大学などの教育機関で教材として使用されているそうです。

そんな発売から20年以上経っているにもかかわらず世界中の人々に愛されている名作が、去年11月に日本で復刊し、話題となっているようです。

著者のジョン・ストレルキーさんは、作家、講演家、冒険家で、7万キロにおよぶ世界放浪の旅の末、33歳のときにこの本でデビューしたそうです。また、講演活動などを通して、自分らしく生きる方法を世界中の人々に伝えているそうですよ。

✳︎

『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』は、220ページの短い物語です。主人公は、仕事に追われ、人生にも道にも迷っているジョンという男性です。彼は仕事にまつわるすべてから逃れるため、一週間の休暇を取り、車に乗って旅に出るのですが、いきなり道に迷ってしまいます。

イライラしながら車を走らせていたところ、「しつもんカフェ」という名のカフェを見つけます。中に入ってメニューを開けば、おなじみの食事がずらりと並んでいたのですが、裏表紙にこんなことが書かれていました。「お待ちのあいだ、次のことについて考えてみてください」と。そこには3つの質問が並んでいました。

“あなたはなぜここにいるのか?”
“あなたは死を恐れるか?”
“あなたは満たされているか?”

この質問を見たジョンは、なぜここにいるのかって、カフェで食事をするためなのに、おかしな質問をするなあと思います。

しかし、カフェのスタッフたちと話をするうちに、そういうことを聞いているのではないことに気付きます。そして、ジョンはそれぞれの質問に向き合っていくことになります。ちなみに、ジョンは「このカフェですごした夜が、ぼくの人生を変えた」と言っています。ストレスを抱えていたジョンの人生はいったいどのように変わったのでしょう。

ジョンのように今いる場所から逃げ出したいと思っている方は、まずは本の中の不思議なカフェ「しつもんカフェ」に行ってみてください。本の世界のカフェなら、いつでもどこでも好きな時に行けますよ。

カフェに行ったあとは、ジョンのように、あなたにもきっと何かしらのいい変化があると思います。私はたくさんの気付きがありました。たとえば、私はどれだけ自分で自分の世界を狭めていたのかしら、とかね。

短い物語でしたが心に残りましたし、心がモヤモヤした時にはまた読みたいと思いました。これは世界で20年以上読まれ続けるわけだわ。納得。

まさに新年度が始まった今読むのにピッタリな一冊です。普段あまり本を読まないという方もぜひ。

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