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20『てぃだかんかん』

2010年4月22日

今日のgraceでお送りした
24日(土)公開の映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』
の李闘士男監督と春名慶プロデューサーのインタビューは、
お聞きになりましたか?

終始ハイテンション(笑)のお二人は、とっても素敵なお話をたくさんして下さいました。

どんなお話をされたのか、の前に、
まずは、どのような映画なのか、簡単にご紹介しましょう。

一言でいえば、
沖縄でサンゴの養殖を初めて成功させた金城浩二さんの実話に基づいた感動のストーリーです。

その主人公の金城さんを岡村隆史さんが演じるということで、
お笑いの映画か?なんて思ったら大間違いでした。
私は、岡村さんに泣かされてしまいました。

こう、と思ったら疑うことなく、どこまでもまっすぐ突き進む主人公の姿は、
どこか幼さを残しつつも、嘘いつわりないまっすぐさで、私は、そんな彼が羨ましくありました。
なぜなら、私は、よく胡散臭いと言われるから。(苦笑)

そんなピュアな彼を支えるのが、松雪泰子さん演じる奥さまです。
奥さまは、主人公のぐらぐらゆれる気持ちを変わらぬ愛で支えます。

監督のおっしゃることには、この「変わらぬ愛」というのが、ポイントなんだとか。

この作品には、様々な立場のたくさんの人が出てきます。
状況次第で、ころころ「変わってしまう」人もいます。
でも、奥さまだけは変わらない。

そこがすごい!

でも、実は、私、監督に言われるまで、
奥さまのその強さにちゃんと気付けなかったんです…恥ずかしながら。
すっかり岡村さん目線になってしまっていて。

でも、後からでも気付けてよかった。
岡村さん演じる主人公とまるで同じでした。
私は、自分一人でなんでもやっていた気になっていたな。
そして、色々な人の支えがあるから、今の自分がいるんだよな、ということに、
あらためて気付かされました。

この映画に、今このタイミングで出会えて本当によかったです。

「夢を追う人がいて、その人を支える人がいる。
 その支える人に、自らの夢が無くても、夢を追う人を支えることで、
 一緒に夢を持ったことと同じなんだ」

監督がおっしゃった言葉です。

今の世の中、何が何でも夢を持ち、夢に向かってがんばなければいけない、
という風潮がありますが、そうじゃないんですね。

夢が持てない人だっている。
そういう人は誰かの夢を応援するだけでもいいのだそうです。

この言葉を聞いて、ちょっと心が楽になった人もいるんじゃないかなあ。

この映画を見れば、ますます、気持ちが楽になれますよ!

映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は、
TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡で、4月24日(土)、公開です!

yukikotajima 8:18 pm