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7『チェ 39歳別れの手紙』

2009年1月30日

今日は、明日31日公開の映画『チェ 39歳別れの手紙』をご紹介しましょう。

1月10日に公開された映画『チェ 28歳の革命』の後編です。

キューバ革命を成功させたチェ・ゲバラは、カストロに1通の手紙を残し、姿を消します。
彼が向かったのは、ボリビア。
大統領の独裁政権のもと苦しむ農民たちを救うため、ゲリラ軍を率いて戦うチェ。
しかし、支援を絶たれ軍は孤立。
チェの運命は!?

私は、これら2作を見る前に、
チェの若かりし頃の南米の旅が描かれた『モーターサイクル・ダイアリーズ』を見たので、
自分の中では、3部作のような気がします。

人を惹きつけてやまないゲバラ魅力は色々ありますが、
私は、彼の一本筋の通ったゆるぎない考え方に一番惹かれます。
冷静かつ正しい判断。ついていきたいと思わせる、堂々とした態度。

皆を守っているように見えて自分を守っているだけのリーダーは、たくさんいますよね。
見放され、あきれられ、気がついた時には「裸の王様」状態になっているリーダー。
いませんか?あなたのまわりにも。

こんな裸の王様だらけの今だからこそ、
皆をぐいぐい引っ張っていく真のリーダーが求められているのでしょうね。

話は変わりますが、
最近、戦国時代の武将の人気が高いのも、
そういったことも理由の一つなのではないかなと思います。
チェも戦国武将たちも、常に「死」が隣り合わせにあるからこそ「本気」なのかなと。

映画を見ながら、その強い精神力はどこからきているのだろう、
と彼の強さにただただひれ伏すばかりなのでした。

スティーヴン・ソダーバーグ監督は、7年間リサーチを重ね、
「チェと共に革命を体験する」ことに徹底的にこだわったそうです。
そして、チェ役のベニチオ・デル・トロは、なんと25キロの減量に挑んだのとか。
監督や出演者の皆さんの並々ならぬ熱い思いが伝わってきますよね。

今でしたら、ファボーレ東宝と高岡TOHOプレックスでは、
『28歳〜』と『39歳〜』を同時に公開していますので、
もしお時間&体力がある方は、2本続けてご覧になってみてもいいかもしれません。

その前に、もし可能でしたら『モーターサイクル・ダイアリーズ』を、
DVDで予習(人によっては復習)されるとよりわかりやすいと思います。

そして、ゲバラ関連の本を読めば完璧ですね(笑)。

私も何か読もうと思いながら、まだどれにしようか決めかねています。
また本を読んだら報告します!

yukikotajima 10:48 am