ゆきれぽ

2026年4月1日

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『猫鳴く森で謎解きを』

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今日から2026年度ですね。このブログでは今年度も「ヨリミチトソラ」で毎週水曜18時32分頃〜放送している本紹介コーナー「ゆきれぽ」との連動で様々な本を紹介していきます。

今日は4月最初の「ゆきれぽ」ですので、明文堂書店とのコラボ回!高岡射水店の書籍担当 野口さんのオススメ本です。

『猫鳴く森で謎解きを』
楠谷佑(くすたに・たすく)
ポプラ社

楠谷さんは、高校在学中にデビューした富山生まれの若手作家です。 中でも2022年に発売された『ルームメイトと謎解きを』は、コミカライズ、ミュージカル化されるなど話題となりました。

私もこの本は当時ラジオでご紹介し、楠谷さんご本人にも電話インタビューさせていただきました。

『ルームメイトと謎解きを』の田島のブログは コチラ

当時のブログを読んだら、「ドラマ化されそうな予感」「シリーズ化しないかな」と書いてありました。テレビドラマでは無かったけど、コミカライズにミュージカル化もされ、さらに続編も出ました。予想がほぼ的中で嬉しい。

その続編こそ、今日紹介する『猫鳴く森で謎解きを』です。

ちなみに、前作の『ルームメイトと謎解きを』は、全寮制の男子校に通う雛太(ひなた)と寮のルームメイトであるエチカの2人が、校内で起きた不可解な殺人事件に挑むという学園ミステリです。

なお、2人は正反対のキャラクターです。雛太は童顔で小柄なので可愛いと言われがちです。ですが空手部の主将です。一方、エチカはアイドル並みの見た目で高身長、そして頭脳明晰ですが、動物にしか心を開きません。

新刊はそんな2人のコンビによる続編で、前作を読んでいなくても楽しめます!ですが、前作では2人の出会いも描かれていますし、文庫化されていてお求めやすくなっていますので、前作が未読の方はぜひあわせてお読みください。

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さて、新刊の『猫鳴く森で謎解きを』の舞台は、学校ではなく、タイトルの通り「猫鳴く森」です。2人は夏休みにボランティア部の部長に誘われ、猫がたくさんいるというキャンプ場に1泊2日のボランティアに行くことになります。

最初はボランティアに全く興味の無かったエチカですが、猫たちの面倒を見ることも活動内容に含まれることを知り、動物好きなエチカは参加を決めます。そして、ルームメイトの雛太も一緒に行くことに。

ボランティアには3校からあわせて10人の高校生が集まります。夏休みに高校生たちが猫のいるキャンプ場に集まるだなんて、恋も生まれそうだし、青春の匂いがする〜!と思いきや、最初の出会いから不穏な雰囲気です。なんだかピリピリしているのです。どうやら全員が初対面というわけではないようで、複雑な人間関係が垣間見えます。

そんな中、ボランティア活動がスタートするのですが、キャンプ2日目に一人の生徒が何者かに殺害されてしまいます。そして、第一発見者となった雛太が容疑者としてみんなから疑われてしまうのです。エチカは雛太の容疑を晴らすため消去法推理で犯人を絞っていきます。果たして最後に残る1人は誰なのか。

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ではここで、この本を大プッシュしている明文堂書店 高岡射水店 書籍担当 野口さんのコメントをご紹介しましょう。

ルームメイトの最強コンビが帰ってきました〜。
今回も推理、友情、青春の三拍子揃ったミステリ。
我らが富山県出身作家、楠谷佑さんの最新作!
是非お楽しみください!!

野口さんもおっしゃっている通り、雛太とエチカのコンビが最強で最高です。事件が起こる前はピリッとした雰囲気の中、雛太はそれぞれの人間関係を観察していますが、エチカは猫のことしか頭にありません。ですが雛太が容疑者として疑われた事件後は前半とは異なる緊張感が漂う中、エチカが冴え渡る推理で謎を解き明かしていきます。

と同時に高校生たちの本心も明らかになっていくのですが、それぞれの心の痛みがリアルなのが印象に残りました。また、高校生たちが10人もいると、頭の中がこんがらがってしまいそうですが、それぞれキャラクターがはっきりしていて、関係性もしっかり描かれているので、安心してストーリーに入り込めます。なんなら自分もメンバーのひとりとして参加している気分になれます。

このコンビの物語は今後も続くのかな。だとしたら楽しみ!楠谷さん、次は富山あたりを舞台にしてみるのはいかがでしょう?(笑)

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『猫鳴く森で謎解きを』は、富山県内の明文堂書店全店の「ヨリミチトソラ ゆきれぽコーナー」にありますので、ぜひチェックしてくださいね。

なお、高岡射水店の「ゆきれぽコーナー」の場所が変わりました。レジの近くの本棚です。

◎明文堂書店のサイトは コチラ

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