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成政酒造の冬の新酒!

2011年12月15日

新酒の美味しい季節です。

お酒が大好きな私は、飲むだけでなく、
ついに酒蔵まで行ってしまいました。(笑)

私が訪れたのは、南砺市にあります、成政(なりまさ)酒造株式会社。
明治27年創業の小さな蔵です。
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周囲は豊かな自然に囲まれていて、のんびりとした雰囲気でした。

でも、一歩酒蔵に足を踏み入れると、
真剣な表情でお酒造りをされている杜氏さんたちがいらっしゃいました。

酒作りは、毎年、秋から翌年の春まで行われます。
新米が取れるのはもちろん、
気温が低いことやお水が綺麗なことから、
この時期にお酒作りが行われているのだそうです。

今回、お酒のことを色々教えて下さったのは、
杜氏の林成明(はやし・なりあき)さん。
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お酒は、麹作り、お酒の元になる酒母(しゅぼ)作り、
「三段仕込み」といわれる3回に分けて行われる仕込みなどを経て、
お酒ができるのですが、一番大変なのは見極めなのだとか。
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お酒によって対応の仕方が変わってくるので、
先を見る目や素早い決断が大切になってくるそうです。

また、ある杜氏さんから、こんなことを言われたそうです。

「杜氏は、どんなベテランでも毎年が一年生だ」

毎年、米の出来や気温は異なる。
だから、毎年、同じ作り方をしていてはダメだ、と。

また、「いいお酒」について、林さんは、
「いいお酒かどうかは、お酒を味わった方が「美味しい」と思えば、いいお酒です」
とおっしゃっていました。

そこで、私もいいお酒かどうかを確かめるべく、
ドキドキしながら、お酒を飲んでみました。

飲んだ瞬間、自然と口から出てきたのが
「美味しい」という言葉。
まるで息を吐き出すかのように、
「美味しい」と言う言葉が出てきました。

いいお酒でした。

ちなみに、出来栄えは、
去年は、綺麗なお酒だったけれど、
今年は、去年に比べると、しっかりと味ののったお酒になったそうです。

私が飲んだのは、先週の月曜日に発売されたばかりの
季節限定の2種類のお酒です。
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?「純米しぼりたて【生酒】」

⇒微炭酸のシュワッとした風味が持ち味の濁り酒。
 瓶の中で酵母が生きているので、シュワシュワッとしています。
 普段お酒を飲まない方たちからも人気があるそうです。
 
 そうそう、こちらのお酒は瓶をふらずに飲んで下さいね。

?「雄山錦純米無濾過生原酒」
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⇒独特の芯のある旨みと、甘く鋭い麹の強靭な風味が特徴の生酒。
 毎年大人気のお酒。
 特にツウの方から支持を得ているのだとか。

・・・・・・・
 
■純米しぼりたて【生酒】 720ml 1,260円/1.8L 2,520円【税込】
   
■雄山錦純米無濾過生原酒 720ml 1,575円/1.8L 3,150円【税込】

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いずれも3月までの期間限定販売ですが、
無くなり次第終了ですので、お早めにお求めください。

またいずれも富山市と南砺市を中心とした県内の酒屋さんで扱っているそうですが、
詳しくは、直接お電話でお問い合わせください。
        
◎お問い合わせ  0763−52−0204

お電話では、お酒の相談にものってくださるそうですので、
お気軽にお電話なさってみてくださいね。

◎成政酒造株式会社HP
http://www1.tst.ne.jp/narimasa/index.html

そういえば、杜氏の林さんが、こんなこともおっしゃっていました。

「自分は、成政じゃないとダメなんだ。という人がたくさん増えたらいいな」

yukikotajima 12:32 pm