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6 『もしドラ』

2011年1月24日

週末は、法事で群馬に帰っていたのですが、
電車の中で、去年話題になった本を読んでみました。

すでに100万部を突破した
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
通称、『もしドラ』です。

タイトル通り、高校野球の女子マネージャーが、
甲子園出場に向けて「ドラッカー」の本を活用するというお話です。

ドラッカーは、ご存知、マネジメントの父として有名な経営学の大家です。

あのドラッカーをどのように野球にいかすのか?と、その興味から手に取った大人の方、
表紙が、アニメのようなイラストなので、マンガ感覚で読まれた方、
また、AKB48ファンということで、興味をもたれた方もいらっしゃったようで、
すでに100万部を突破するべストセラーとなっています。
さらに、アニメ化、映画化も決定しています。

これは、私も読まねば!ということで、読んでみました。
まるでマンガのような感覚で、あっという間に読めました。
小説そのものもスピード感がありましたし。

でも、人の心を動かすにはどうしたらいいのか?
という、人と接する上で大切なことが、この本には書かれていて、
スピード感はありつつも、大切なところは、ちゃんと心に残りました。

読み終えてすぐ、今なら、本家のドラッカーも理解できそうな感じがするわ、と思ったら、
『もしドラ』の最後のページには、
次は、この本を読んでね、と、
ドラッカーの『マネジメント』の紹介があって、思わず笑っちゃいました。(笑)

yukikotajima 6:14 pm

5 キノベス1位の作品は。。。

雪の降る季節は、秋以上に読書に向いているように思います。
雪降る夜はとても静かで読書をするのにぴったり。
さらに、様々な受賞作が発表されるのもこの季節。
読みたい本が増える時期でもあります。

今日のgrace内コーナー「キノコレ(13:45頃〜O.A.)」では、
紀伊國屋書店富山店の朝加さんから、
先日発表されたばかりの直木賞、芥川賞の他、
紀伊國屋書店の書店員の皆さんが選んだ「キノベス2010」についてもご紹介頂きますので、
どうぞお楽しみに♪

私も、キノベス2010で、1位に輝いた本を読みましたので、軽くご紹介。

◆『いちばんここに似合う人/ミランダ・ジュライ(新潮社)』
20110124kiokore.jpg

本のタイトルが書かれているだけのシンプルな黄色の表紙が目を引く、この本には、
16の物語が収められています。

そのどれもが、突然始まって気付くと終わっているような切り取られ方をしていました。
初めて会った人から、あたりさわりない挨拶などは飛ばして、
いきなり核心に迫っていくような話を聞かされているような感じです。
しかも、どう答えていいのか、わからないような内容のお話を。

そんな暴露をされても困る!と、
不器用ながらもあけっぴろげな登場人物たちのふるまいを哀れと思いつつ、
そのひりひりした痛みに気づいてしまう自分もいました。

著者のミランダ・ジュライは、カンヌ新人賞を受賞した映画監督でもあり、小説と言いつつ、映画的。
何本ものショートフィルムを見ているかのようでした。

◆この本が1位となった「キノベス」について詳しくは、今日のキノコレを聞いてね♪

★キノコレについて詳しくはコチラをチェック!
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1152.html

yukikotajima 10:22 am