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グリーンブック

2019年2月22日

日本時間の来週の月曜にアカデミー賞受賞式が行われます。
様々な話題作がノミネートされていますが、
アカデミー賞最有力と言われているのが『グリーンブック』です。

アカデミー賞の前哨戦として知られるトロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞、
ゴールデン・グローブ賞では作品賞をはじめ最多3部門受賞しています。

映画のパンフレットには「おじさん二人の物語」とあります。(笑)

時は1962年。
おじさんの一人は、孤高の天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーです。
高級マンションに住み、大統領のためにホワイトハウスでも演奏をするほどです。
彼はアメリカ南部にコンサートツアーに行くための運転手を雇うことにします。
その運転手が、もう一人のおじさん、トニー・リップです。
がさつで教養の無いイタリア系の白人で、まさに仕事を探しているところでした。

そんな二人が一台の車に乗って2ヶ月間、一緒に過ごすことになるのですが、
タイプの異なる二人は最初は衝突ばかりでした。

しかし、少しずつお互いの良さに気付き笑顔も増えていきます。

ただ、この時代、二人がツアーでまわるアメリカ南部は
まだまだ黒人差別が色濃く残っていました。

タイトルの「グリーンブック」は、
1936年から1966年まで毎年出版された
黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのことです。

この映画では、ツアー中、運転手のトニーが
グリーンブックを使ってピアニストのドクターが泊まれる宿を探していきます。

果たしてコンサートツアーは無事成功するのか?
という物語です。

***

『グリーンブック』は、3月1日(金)に公開されるのですが、
私は一足早く映画を見ました。

と、て、も、良かったです!

あらためて先ほど予告編を見たら
感動が蘇ってきてそれだけで泣けてきたほどでした。
心がほぐれました。

人種差別というと重たい雰囲気になりそうですが、
この作品はおじさん二人のやり取りが軽快なので
それほど重苦しさはありません。
そこがとてもいい!

ずっと二人の旅を見ていたい気持ちになりました。
映画が終わるのが寂しく感じられたほどです。
でも、最後もこれまた良くて。。。(涙)

また、おじさん二人だけでなくトニーの奥様も素敵です。
女性としても人としても魅力的で。

それから、この映画は実話がベースになっていることも注目ポイントの一つです。
運転手のトニーの息子さんが制作と共同脚本を手がけたのだとか。

映画『グリーンブック』は3月1日(金)の公開です。
ぜひご覧ください。

アカデミー賞を受賞してほしいなあ!

◎映画『グリーンブック』の公式サイトは コチラ

yukikotajima 11:59 am