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11『戦場にかける橋』

2010年2月26日

午前十時の映画祭〜何度見てもすごい50本〜」、ご存知ですか?

全国の映画ファンの投票をもとに、
1950年〜70年の映画の中から選ばれた50作品を1年間にわたって上映するものです。

詳しくは、こちらのサイト↓↓↓をご覧ください。
http://asa10.eiga.com/

しかも全国でたった25の劇場でしか見られません。
富山では、TOHOシネマズ ファボーレ富山で上映しています。

鑑賞料金は、1000円。学生は500円。

1作品の上映期間は、1週間ですので、
見たい映画は、事前に上映期間をチェックしておいた方がいいかも。

2月6日から上映が始まり、
明日からは4作品目の『戦場にかける橋』の上映がスタート!

私は、50作品全てを見る!と意気込んでいたのですが、
すでに『ブリット』、『大脱走』は見逃してしまいました。
あぁ、もったいない〜!

過去の名作を大きなスクリーンで、
しかもオリジナルニュープリントで見られるチャンスなんて、
今後あるかわかりません!

是非、あなたも映画館で過去の名作をご覧になってみて下さい。

ちなみに、明日から公開の映画『戦場にかける橋』をテスト上映で見てきました。

戦時中の、日英両軍兵士の人間愛が描かれた作品です。
タイの森の中のクライ河に、鉄道の通る橋梁を建設する日英両軍の物語です。
橋を完成させるまでの過程、そして、橋完成直後の悲劇。
CGなどは一切無い時代の映画です。
映画への並々ならぬ情熱を感じました。また、戦争の虚しさも。
戦争を知る方法は、色々あるけれど、
この作品は、今の時代にこそ、見るべき映画だと思いました。

それから、この映画を見た後は、英軍の捕虜たちの
「クワイ河マーチ」の口笛が頭の中から離れなくなりました。

でも、一緒に見に行った後輩の上野アナが、ひとこと、
「あれって、サル・ゴリラ・チンパンジー♪の曲ですよね?」と。

あ、そうだね〜なつかしい!と思った瞬間から、
困ったことに、頭の中には「サル・ゴリラ…」が離れない…。

そういえば、この曲、今でもCMソングに使われています。
もちろん「サルver.」ではなく、「口笛ver.」ですが。

『戦場にかける橋』の上映期間は、2月27日(土)〜3月5日(金)です。

yukikotajima 5:44 pm

10『母なる証明』

2010年2月22日

現在公開中の映画『母なる証明』を見てきました。

キム・ヘジャ、ウォンビン主演、ポン・ジュノ監督の韓国映画です。
韓国では大ヒット!また、日本でもかなり評価が高く、私も楽しみにしていました。

ところが、既に見た人に「どうだった?」と感想を聞くと、
「よかったよ。でも、あれは…」と皆、口ごもるのです。

そんなことを言われたら、逆に気になるじゃないですか!
これは、確かめねばと見に行ったわけですが、
その理由がわかりました。

たしかに、口ごもる。

いや、とてもすばらしい作品なんですよ。
でも、紹介しづらい。言葉選びが難しい。

簡単にストーリーをご紹介しましょう。

漢方薬店で働きながら一人息子のトジュン(ウォンビン)を育てる母(キム・ヘジャ)。
息子は、まるで子供のような、とてもピュアな心をもった青年です。

ある日、2人の住む町で、女子高生の殺人事件がおきます。
事件の容疑者として身柄を拘束されたのは、トジュン。
母は息子の無罪を信じ、真犯人を追っていく、というお話です。

全編にわたって、母の息子への愛が描かれています。

どうです?美しいお話のようでしょ?
でも、この作品、公式サイトによれば「ヒューマン・ミステリー」です。

ここから先、ミステリー要素が複雑に絡んでいきます。
そして、最後、まったく想像もしていなかった結末が待っていました。

心も身体もぶるぶる震えました。

具体的な感想は、まったく書いていない、というか書けない…のですが、
ここまでの感想で、気になった方は、是非ご覧になってみて下さい。
きっと、私が口ごもった理由がわかると思いますよ。

上映期間の短い映画です。是非、お早めに!

それから、この映画は、絶対に遅刻をしないでくださいね!
最初のシーンが、とても肝心ですから。

yukikotajima 5:35 pm

13『ほかならぬ人へ』

2010年2月18日

第142回直木賞受賞作、白石一文さんの『ほかならぬ人へ』を読みました。
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先日、東京に行ったときに、新宿の紀伊国屋書店でみつけた、
この本の「熱烈応援ペーパー」を見たら、読みたくてたまらなくなってしまったのでした。

その応援ペーパーに書かれていたのが、これ。

「ベストの相手が見つかったときは、
 この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」

小説の中の一文でした。
どうです?未婚の方、早速、読みたくなったんじゃないですか?(笑)

それでは、早速、簡単にストーリーをご紹介しましょう。

裕福な家庭に生まれた27歳の明生(あきお)は、
その生活に馴染めず、一人、居心地の悪さを感じています。
そんな中、周囲の反対を押し切って美人のなずなと結婚し、
幸せな日々を過ごしていたのですが、
突然、なずなから「元カレのことが忘れられない」と打ち明けられ…
というお話です。

明生のまわりには、なずな以外にも、
幼馴染の女性や、会社の女性の先輩など、
様々な女性が登場します。
彼女たちが明生とどのように関わっていくかについては、是非、本を読んでみて下さい。

そして、この本には、もう1作、「かけがえのない人へ」という作品も収録されています。

二つの作品につながりはありません。
でも、自分にとってベストな相手は誰なのか?というテーマは、同じです。

運命の人に出会ったときには、ビビビとくる、なんていう人もいますが、
何をもって「ベストな相手」なのでしょう?

私は、わかりません・・・。
というか、わかっていたら、既に結婚しているか。(苦笑)

でも、実際、自分の心に正直になったら、
案外、簡単にわかるものなのかもしれませんね。

と言いつつ、正直になったら、必ずしもハッピーになれるかといったら、そうじゃない。
もしかしたら、アンハッピーな結果になってしまうこともあるかもしれない。
辛くなるのがわかっているから素直になれない、という人もいると思うし。
私だって、できることなら、お互いにベストな相手だと思える人に出会って、
ハッピーな日々を過ごしたいと思うけれど、こればっかりは、わからない。

でも、どんな結果になるにせよ、
自分の気持ちには、ちゃんと気付いてあげたいな、と思いました。

気付かないフリって、1度すると、慣れちゃうんですよね、心が。

本のタイトルにもなっている「ほかならぬ人」は、
恋人、友達、家族など、人によって様々だとは思うけれど、でも、それだけじゃない。
ほかならぬ人は、「自分自身」でもあると思うのです。

私は、この本を読んで、自分自身と、もっと会話をしようと思いました。

恋をしている人も、恋がしたい人も、恋を終わらせたい人も、
「恋」について考えている方は、是非、読んでみてください。
また、自分の本当の気持ちを知りたい方にもオススメ♪

きっと、あなたを覆う、嘘や言い訳でできた殻の中から、
むきたての卵のような、素直な自分がつるんと顔を出すはずです。

yukikotajima 5:09 pm

11・12 音楽(クラシック)がテーマの本を。

2010年2月15日

今日のキノコレで紀伊國屋書店の白山さんにご紹介頂く本を私も読みました。
音楽、それもクラシックがテーマになった本です。
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★『さよならドビュッシー』 中山 七里(なかやま しちり)

『このミステリーがすごい!』大賞の第8回(2010年)大賞受賞作です。

主人公は、ピアニストを目指す16歳の少女。
裕福な家庭に生まれ、帰国子女のいとことは姉妹のように仲が良く、
ちょっと怖いけれど大好きなおじいちゃんや家族とともに、幸せな日々を送っています。

しかし、彼女の身に次々に不幸が襲いかかり…。
それでも、彼女はピアニストになる夢を強く持ち、コンクール優勝を目指します。

そんな彼女の姿に感動し、なんとかコンクールで優勝してほしい!
と思っているところに、殺人事件。

頑張る少女の感動物語かと思いきや、それだけでは終わりませんでした。
終盤、ミステリ要素が濃くなっていき、最後の1行まで全く目が離せませんでした。

私は、ピアノを習ったことは無いのですが、
そんな私でも、へえ、なるほど!と思えるような、
曲の背景なども学べ、そういう意味でも面白かったです。

実際にピアノを演奏したことのある方が読んだら、
演奏の難しさなどが想像しやすく、より深く堪能できるかも。

それから、この本の魅力は、登場人物のセリフにもあります。
彼女にピアノを教える岬先生(ハンサム&かしこい&性格もいい)や、
ちょっと怖いけれど憎めないおじいちゃんが、とてもいいことを言うのです。

さりげなく、大切なことを気付かせてくれます。

例えば・・・
仕事は好きだけど、この仕事、本当に自分に向いているのかしらと思うこと、無いですか?
そんな時に、この本を読むと、心を震わす素敵な言葉に出会えると思います。

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★『カルテット!』 鬼塚 忠(おにづか ただし) 

『Little DJー小さな恋の物語』がベストセラーとなった鬼塚忠さんの新作です。
こちらは、先ほどの本に比べると、言葉も平易で、どなたでも読みやすいと思います。

中学生の少年、開(かい)は、父、母、姉の4人家族。
ところが、家族はバラバラ。父と母は離婚の危機。
そんなとき、開は、家族4人の演奏会を提案します。

文章がイキイキとしていて、全体的なテンションも高く、とてもイメージしやすいため、
本を読んでいるというより、テレビドラマを見ているような感覚でした。

家族がテーマになっているので、お子さんから大人の方まで楽しめると思います。
特に、中高生&その両親。

さらっとあっという間に読めてしまい、どちらかと言えば、軽めの本ですが、
軽いからといってふわふわ飛んでいかず、
しばらくあたたかさが持続する素敵な作品でした。

実は、私は、感動して、何度も泣いちゃいました。
読みながら、何度、鼻をかんだことか。
一家に1冊、いかがでしょう。
でも、特に、ママやパパは、お子さんたちのいないところで読んでくださいね。
泣くところを、お子さんたちに見られてしまいますよ〜!

そうそう、本の帯には、キノコレでおなじみ、
紀伊國屋書店富山店の朝加さんのコメントが載っています。

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今日ご紹介した作品は、音楽がテーマになっているので、
どちらも、いずれ映画化orテレビドラマ化されるような気がします。
どのような配役になるんでしょうか。
今から、楽しみです。

そして、これらの本は、
今日の13:45頃から「キノコレ」のコーナーで、
紀伊國屋書店富山店の白山さんにご紹介いただきますので、
どうぞ、お楽しみに!

白山さんのオススメ文は、graceのインフォメーションに載っています↓。
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_913.html

また、今夜には、ポッドキャストでPC上でお聞きいただけますので、
よかったら、こちらもお聞きくださいませ♪

yukikotajima 10:33 am

ネッツ・カフェ・ハッピー・バレンタイン♪

2010年2月13日

富山市新庄本町のネッツeタウンからお送りした
『特別番組ネッツ富山プレゼンツ・ネッツ・カフェ・ハッピー・バレンタイン』
にお越しいただいた皆さん、ありがとうございました。

今日は、まず、大人気のヴィッツ特別仕様車 F Limited?ついて、
伊藤さんに教えていただきました。
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鍵をバッグの中にいれておけば、
ドアを開けたり、エンジンをかけたりできる、便利な
「スマートエントリー&スタートシステム」が人気なんだとか。

春らしい色でかわいらしいですよね!
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野口さんからは、ネッツ富山の車検について教えていただきました。
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大人気の「ネッツクイック車検」は、たった60分で車検が完了しちゃうんですって。
すごいですよねー!
なぜ短時間でできるのか?
その秘密は、贅沢に複数のスタッフの方が点検をされるから。
なんと、洗車&室内掃除までしていただけるんですって。
さらに平日にご利用の方には、
今なら、4月末までご利用いただける「タイヤ交換券」をプレゼントということですので、
そろそろ車検という方は、是非、ネッツ富山のクイック車検をご利用ください♪

その他、ネッツeタウン(ネッツ富山本店)は、イベント盛りだくさん!

私の後ろでは、小次郎さんがジャグリングをしていらっしゃいます。
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今日は、このあと15:30〜ジャグリングショーがあるそうです。
また、カイロプラクティックやハンドマッサージも無料ですので、
是非、このあとも引き続き、ゆっくりネッツeタウンでお過ごしくださいませ。

また、近々、公開生放送も予定していますので、
是非、遊びに来てね♪

さて、来週は、FMとやまのスタジオから
ネッツ・カフェ・ドライヴィン』をお送りします。

メッセージテーマは
「楽しんでいますか?ウィンタースポーツ」です。

今日からオリンピックが始まりましたし、
今年は雪も豊富ですので、
実際、スキーやスノボを楽しんでいらっしゃる方も多いのでは?
メッセージは、こちらから↓
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_26.html

yukikotajima 2:48 pm

羊はなライブ♪

2010年2月12日

先ほど、富山市民プラザ・アンサンブルホールに
「羊毛とおはな」のライブを見に行ってきました。

羊はなライブは、いつ見てもあたたかい。
その理由は、音楽が醸し出すあたたかさだけではなく、
彼らを支えるスタッフの皆さんのあたたかさによるものも大きいと思うの。

羊はな手作りグッズ、
羊はなライブを彩るステージなど、
いたるところに手作りがあふれています。
手作りだから、あたたかいのはもちろん、
そこに愛が込められているから、よりあたたかさを感じるのですね。

今回も、そんな人のぬくもりを感じた空間でした♪

さて、その羊はなの2人を支える羊はなバンド、通称、ゆかいな仲間たちの1人、
ベースのカズさんは、なんと、ジャズバンド「クオシモード」のメンバーでもあります。

羊はなバンドでは、頭に動物のカチューシャをつけちゃうくらいキュートですが、
クオシモードでは、細身のスーツに身を包み、クールな演奏を披露します。
去年、私は、そのギャップにキューンときちゃいました。
本当に素敵です!!!

クオシモードのライブは、
3月19日(金)20:00〜
金沢マニールで行われます。

お時間のある方は、是非!

yukikotajima 11:44 pm

9『インビクタス』最高でした!

2010年2月10日

今年、私が、一番注目していた映画『インビクタス/負けざる者たち』を見てきました。

南アフリカ共和国で、初の黒人大統領が誕生したところから物語はスタート。
ネルソン・マンデラ大統領を演じるのは、
本人を知る人々から、まるで本人そのもの!と大絶賛のモーガン・フリーマン。

私は、モーガン・フリーマンが大好きなため、
かなりひいき目に見ているところはありますが、
彼が良いことを言う度に、ウルウルしていました。

マンデラ大統領は、白人たちに仕返ししようとする仲間たちを戒め、
「赦せ(ゆるせ)」と言います。

今まで、自分たちが白人からどれだけむごい仕打ちを受けてきたのか、
誰よりも知っているのは、大統領本人のはずです。
だって、アパルトヘイト政策のせいで、30年近くも牢獄に入れられていたのですから。

「憎しみから生まれるのは憎しみのみ」

私は、今まで、嫌なことをされたら、その人にも同じ痛みを与えなければ、
わかってもらえないのではないか、と思っているところがありました。

でも、マンデラ大統領は違った。
「ゆるせ」という言葉は、私にはかなり衝撃的でした。

戦争とか差別とか、世界中の数々の大きな問題も
「ゆるす」ことによって、だいぶ解決されるでしょう。
また、個人対個人の小さなケンカにしたって同じことです。

映画では、白人と黒人が、徐々に1つになっていく様が、
1年後に南アで開催されるラグビーのワールドカップを軸に描かれていきます。

小川もこさんが、以前、「戦いはスポーツだけでいい」
ということをおっしゃっていましたが、私も、その通りだと思いました。

よく、音楽は人々を1つにする、と言われますが、
スポーツにも、その力があることを痛感しました。

私が好きなシーンは、
白人と黒人が、なじんでいく、ひとつになっていくシーン。
つまり、たくさんあるのですが…。

特に好きなのは、
白人たちが、ラジオでラグビーの試合の様子を聞いているところに、
黒人の少年がやってきて、最初は、おまえはあっちに行け、というような態度なのだけど、
結局、一緒に観戦し、得点した瞬間は、手を取り合って喜んでいるシーン。

今、思い出しただけでも泣けてくる…。

それから、マット・デイモン演じるラグビーチームの主将(白人です)も素晴らしい。
彼は、大統領と直接話をしたことで、
国がひとつになることの重要性を身に染みて感じます。
でも、彼は、チームメートに、自分の考えを押し付けたりしません。
「俺は、こうする。お前たちは、どうする?」
というような提案の仕方です。

こちらはこちらで、もう1人のリーダーの姿がありました。

この映画は、本当にたくさんの方に見ていただきたいけれど、
一番は、リーダーの方たちに見ていただきかな。
国、会社、チームなど、たくさんのリーダーたちに。

今年こそは、短めのブログを…と思っていたのに、結局、熱くなると長くなってしまう。
すみません。でも、それくらいに素敵な作品だったんです!

次は、マンデラ大統領の獄中生活を描いた映画
『マンデラの名もなき看守』 を見ようと思っています。
さらに、マンデラ大統領関連の本も。

そういえば…
去年の今頃は、『チェ・ゲバラ』の映画を見て、思いっきりはまって、
チェ関連の本や映画に没頭していたなあ。

ちなみに、その前の年は、エリザベス女王。

魅力あふれるリーダーたちに影響を受けやすいみたいですね、私は。

ところで、今年は、その南アフリカで、サッカーのW杯が行われます。
治安の問題などの不安要素もたくさんありますが、
今年、サッカーをきかっけに、世界がいい方向にちょっとでも向いてくれたら、いいなあ。
そのためにも、皆が、この映画を見てほしい!!!
そしたら、ちょっとは、世界も変わるかも。

yukikotajima 10:19 am

チャレンジ25キャンペーン!

2010年2月9日

「チャレンジ25キャンペーン」、ご存知でしょうか?

地球温暖化問題を解決するために、
チーム・マイナス6%から新しく生まれ変わったのが、
この、チャレンジ25キャンペーンです。

JFN38局で放送している2〜3月限定番組
「Free Tempo 〜GREEN CHALLENGE」(毎週土曜10:00〜10:25)では、
「自分のペースで便利なままで出来るエコから!」をキーワードに、
「地球温暖化」の進行に歯止めをかける、
CO2排出の少ない新しいライフスタイルや、地球環境を考えるライフスタイルを、
ミュージシャンや俳優、文化人などの著名人達が提案。
土曜日の午前10時を彩る心地よいアコーステックサウンドとともにお届けしていきます。

またJFN各局のDJ・パーソナリティが、「グリーンチャレンジャー」として、
それぞれの番組内で「チャレンジ25」への取り組みを紹介していきます。

FMとやまのグリーンチャレンジャーは、私、田島悠紀子!

「grace」(月〜木曜13:30〜15:55)の中で、また、特設サイト内のブログの中で、
私自身の、そして、富山の企業の取り組みも紹介していきます。

各局パーソナリティによるブログはもちろん、
是非、FMとやまのブログも見てね〜!

ちなみに、今は、私のチャレンジ25宣言と、
富山の企業「コーセル」の環境への取り組みを紹介しています。

≪特設サイトはこちら!≫
http://www.tfm.co.jp/free/     

≪FMとやま専用ブログはこちら!≫
http://www.tfm.co.jp/free/blog.php?catid=691

yukikotajima 9:33 am

10『廃墟に乞う』

2010年2月8日

先日、第142回芥川賞・直木賞の受賞作が発表され、
芥川賞は11年ぶりに「該当作なし」、
直木賞は佐々木譲(ささき・じょう)さんの「廃墟に乞う」と
白石一文(しらいし・かずふみ)さんの「ほかならぬ人へ」が受賞しました。

受賞作をお読みになった方も多いと思いますが、私も、ついに読みました。
まず読んだのは、佐々木譲さんの『廃墟に乞う』です。
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主人公は、休職中の警官の仙道です。

ある事件をきっかけに心に傷を負い、自宅療養中の仙道は、
過去に関わった様々な人から、個人的に捜査を依頼されます。
ただ、休職中の仙道は、警察手帳も拳銃も持てず、捜査権はありません。
仙道は、いったいのどのような捜査をしていくのか?
そして、仙道は、現場復帰することはできるのか?
といった内容の連作短編集です。

事件1つにつき、1話です。

佐々木さんの警察小説というと、北海道の警察のお話が多いのですが、
今回も北海道警の刑事が主人公です。ただ、休職中ですが。
でも、休職中だからこそ、自由に動き回れるという利点はあります。
この小説では、その点を利用し、扱う事件も広く北海道内となっています。

北海道という、ある種独特な地域の中で繰り広げらる様々な事件には、
北海道ならではのものもあれば、
他の地域、それこそ富山に置き換えることができるものもあり、
現代が抱える問題がギュッと凝縮されているようにも思いました。

主人公の仙道は、休職中ということで、一歩離れたところから事件を見つめます。
また、心の病にかかっているため、無理をしないようにしようとも思っている。

でも、事件の核心に迫っていくときは、さすが、刑事!
心のすきまに、さりげなくするするっと入っていき、本音を吐かせる。
その一連の流れからも休職前の仕事っぷりが想像できます。

また、休職中にもかかわらず、
様々な人から「助けてほしい」と電話がかかってくることからも、
人望があることがわかります。

確かに、仙道の導き方は、うまいのです。心を開かせる力がある。
もし、私が仙道から質問されたら、
知らないうちに誘導されて、喋ってしまいそうですもん。
そして、困った時には、電話をしてしまいそうです。

さて、仙道は、どのように本音を吐かせるのか、
そして、事件解決のために、どのようなお手伝いをするのでしょうか?

知りたい方は、是非、本を読んでみてね〜。

yukikotajima 10:59 am

久しぶりの再会♪

2010年2月7日

週末、ふらっと東京に行ってきました。
久しぶりに親友たちにも会ってきました。

とってもかわいいでしょ〜!
子供も、そしてママも。(笑)
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そうなんです。
みんな、もうママになっているんですよー。

ちょっと前までは、学校、恋、そして、仕事の話など、
話題は皆、似たり寄ったりで、同じペースで進んでいたはずなのに、
30歳を過ぎたあたりから、少しずつ、進む道に変化が出てきました。

でも、皆、それぞれの道をしっかりと歩んでいる。

時々、結婚もせず、しかも地元でもない富山で仕事をしている私は、
とても自分勝手な人間のように思えてくることもあるのだけれど、
でも、それも選択の1つなわけで、
もっと自分の選択に自信を持とう、と彼女たちに会って思いました。
と同時に、あまりにも子供たちがかわいくて、
私も早くママになりたい〜!とも思ったのも事実ですが…。

それにしても、やっぱり親友っていいね。
久しぶりでも、全然そんな感じがしない。
昨日まで、一緒に同じ時を過ごしてきたような、
居心地の良さがありました。

彼女たちから、たっぷり元気をもらったことだし、
明日からまた私も頑張らなきゃな〜!

yukikotajima 11:10 pm

8『パピヨン』

2010年2月3日

いよいよ今週末2月6日(土)から、
映画ファンにはたまらないスペシャル企画
「午前十時の映画祭」が始まります。

TOHOシネマズ ファボーレ富山を始め、
全国25の劇場で、映画史に残る名作50本の作品が1年間上映されます。

企画タイトル通り、上映開始は午前10時!

と言いつつ、作品によっては、午前10時以外の時間でも上映されるそうですので、
詳しくは、上映スケジュールをご確認ください。↓
http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/053/TNPI2000J01.do

ちなみに、どんな作品が上映されるのかというと、
40年代から90年代に上映された洋画が50本です。

例えば、私が見たい作品を少しピックアップすると、
『雨に唄えば』
『ウェスト・サイド物語』
『アラビアのロレンス』
『ベン・ハー』
『スティング』
『ニュー・シネマ・パラダイス』
など、このままいったら、全ての作品を書いてしまいそうな勢いになるほどの名作の数々。

まさか、あの過去の名作を大きなスクリーンで見られるなんて!
と、私は、ラインナップを見ているだけでも興奮気味です。

県内でしたら、TOHOシネマズ ファボーレ富山でご覧いただけます。
また、劇場には1年間のタイムスケジュールもありますので、
是非、お手にとって下さい。

ちなみに、記念すべき1回目の上映は「パピヨン」です。
一足早く、私も大きなスクリーンで見てきました。
私が生まれる前の1974年の作品です。

胸に蝶の刺青があることからパピヨンと呼ばれた、マックウィーン演じる主人公が、
無実の罪で終身刑を宣告されるものの、
自由を求め、脱獄を繰り返すというストーリーです。

刑務所生活の凄まじさ、
脱獄への強い執着、
そして、友情。

男の物語でした。
こんなことを言うととても偉そうですが、
CGなどの技術が無い時代の映画の泥臭さが私は好きです。
演じる役者からも、映画からもパッションが感じられ、
それこそ、魂を揺さぶられます。

しかも、昔の男たちは、泥だらけであろうが、
ゴッキーを食べようが(ひ〜〜。全身に鳥肌がたちました)、
品があるように思うのです。
その人自身から醸し出される空気がそうさせているように思います。

私の勝手なイメージですが、
物事に対する取り組みが真摯だから、
そう見えるのかな、という気がするのです。

そして、過去の名作は、とてもワクワクする。

以前、私の父が、「昔の映画にはロマンがある」と言っていました。
今は、父の言葉の意味がよくわかります。

今年は、ロマンがいっぱいです♪

当時、映画館で見たという方も、
DVDでしか見たことが無い方も、
是非、今年はロマンを感じに毎週映画館へ!

あ、そうそう、この「午前十時の映画祭」の作品は、
全て千円で見られるんですよー。さらに学生はワンコインの500円です。

yukikotajima 10:45 am

9『借金取りの王子』

2010年2月2日

1月11日のブログで、
現在、NHKでドラマ化されている、
垣根涼介さんの小説『君たちに明日はない』をご紹介しましたが、
とても面白かったので、続編の『借金取りの王子』も読みました。
 
主人公は、リストラ請負会社に勤める村上真介、33歳。
リストラを希望する会社から依頼を受け、リストラ候補者を面接をする仕事です。

今回の面接相手も皆、個性豊かでした。
そして、今作には、前作には無かったある特徴がありました。それは「女性」です。
文庫の解説に「女性の人間描写、つまり女の仕事っぷりがテーマ」ありまして、
思わず、「なるほど!」と声を出してしまったほどに納得させられました。

面接相手が女性、もしくは、女性と深くかかわりのある男性なのです。
だからなのか、前作よりも、より惹きこまれました。

仕事をしていて、ふとした瞬間に、自分は本当にこの仕事をしていていいのか、とか、
なんか辞めたいな、とか、働く人なら一度は頭に浮かんだことがあると思うのです。
と同時に、もし本当に今この仕事を辞めたら、とか、別の仕事を始めたら、とか、
その先のことも合わせて考えたのではないでしょうか。

そんな、仕事をする上で、誰もが感じる疑問・不安などのリアルな思いが綴られ、
他人事とは思えず、どの女性に対しても共感できました。

最後まで、思う存分、楽しませていただきました。

仕事がテーマになっているので、
できれば、平日夜に、毎日ちょっとずつ読むのがいいかも。
一応、連作短編集になっているので、わけやすいですしね。

もちろん、休日に読んでもいいけれど、
お休みの日は、仕事のことは考えない方がいいかなと思って。

あ、このシリーズを読むときには、先に、
俺たちに明日はない』を読んでくださいね!
既に2冊とも文庫化されていますので、是非、通勤かばんの中に忍ばせて、
毎日ちょっとずつ読んでみて下さい。

yukikotajima 9:07 pm

8『サクリファイス』

2010年2月1日

近藤史恵さんの『サクリファイス』を読みました。

テーマは、自転車ロードレース。
まるで自転車ロードレースのガイドブックのような本でした。

私は、自転車レースの知識は、ほぼゼロでしたが、
とてもわかりやすく説明されているので、十分楽しめました。

自転車ロードレースは、
勝つために走る「エース」と、サポート役の「アシスト」に分けられ、
アシストは、エースのために、サクリファイス、犠牲を厭いません。

主人公は、アシストの男性です。
彼の目線で、自転車ロードレースが語られます。
そして、読み進めるうちに、話題は、レースから、ある事件へと変わっていき…。

コンパクトなのに話題が豊富で、
でも、詰め込み過ぎという感じは無く、
どちらかというと、あっさり読めてしまいます。

それこそ、映画を1本見るくらいの時間で、あっという間に読めました。

自転車ロードレースは、一人きりの競技かと思いきや、チームプレーなんですね。

チームプレーのスポーツの皆さんは、
自転車ロードレースのことを、一度は勉強すべきでは?と思ってしまいました。
あ、これは、仕事にも言えるな。

特に、俺が俺がタイプの方に読んでもらいたい1冊です。

上にいる人こそ、自分の力だけで結果を残したと天狗になりがちです。
でも、そうじゃない。みんなの支えがあってこその結果なんだ、ということに、
この本を読むと気付かされると思います。

私は、この本を読んで、ちょっとだけ視野が広がったように思います。

『サクリファイス』は、今日の13:45〜の
grace』内コーナー「キノコレ」の中で、
紀伊國屋書店富山店の朝加さんにご紹介いただきますので、お楽しみに!

朝加さんの書評は、インフォメーションに載っています。
こちらも是非お読みください。

yukikotajima 11:20 am