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West Side Story

2009年7月29日

昨日、オーバードホールで行われた劇団四季のミュージカル
『West Side Story』を見てきました。

私は、この作品が大好きで、
映画はもちろん、今まで様々な『West Side Story』を見てきました。

映画は、ビデオ&DVD、ともにもちろん持っていて、
もう何度繰り返し見たことか。

そもそも私が最初にこの作品に出会ったのは、高校生の時。
女子高だったのですが、私の通っていた高校には、
音楽部(ミュージカル部)があり、年に一度、ミュージカルを上演していたのです。
宝塚の女子高生版のような感じです。

その時に見たのが『West Side Story』でした。
華やかなダンスと音楽に、一瞬ではまりました。
そして、友人たちの舞台上の姿に感動し、
バスケ部を辞め、だらだらした日々を過ごしていた私には、かなり強い刺激となりました。
私は何をやっているんだろう、って。

劇団四季の『West Side Story』は、踊りも歌も素晴らしかった。

滑らかで、ふわふわ飛ぶような柔らかさもあれば、キレもある踊り。
本当にかっこよかったです。

次から次へと登場するおなじみの曲の数々にも感動!
もう何度も見ている作品なので、次の曲はわかっているのですが、
でも、やっぱり嬉しいもので、
ライブで、私が好きな曲をアーティストが歌い始めたときの
「お〜!」という興奮が、ずっと続いている感じでした。

実は、昨日はチケットが買えなくて、あきらめかけていたのですが、
当日券が出たので、とりあえず会場に向かってみたのです。
そしたら、ギリギリ余っていて買えたんです〜〜〜。

あきらめなくて本当によかった!

yukikotajima 9:58 am

39『怖い絵』

2009年7月27日

突然ですが、美術館で「絵」を見る時、
どのようにして、その絵を楽しんでいますか?
そして、想像していますか?

私は、絵は好きですが、
まったく知識が無いため、見方がわからずにいました。
なので、パンフレットなどを読んで、
付け焼き刃で得たばかりの知識をもとに、表面的に絵を見るだけでした。

ところが、先日、
「絵は見る」ものではなく、
「読む」ものかもしれない、
と思う本に出会いました。

『 怖い絵 / 中野京子 』です。

本のタイトルにある「怖い」絵というのは、
一目で怖いと思える絵、というわけではありません。
中には、そのような絵もありますが、
一見、どこが怖いのかわからない絵がほとんどです。

本の帯には「心の底からゾッとする、名画の見方、教えます!」とあります。

『怖い絵』は、「実は、こんな真実が隠されているんですよ!」
ということが、事細かに説明されている本です。

扱っている名画は、有名な西洋名画が20点。
まず、名画がカラーで紹介され、次のページから、その絵が読み解かれていきます。

絵を描いた画家の生い立ちや性格、その画家の絵の特徴の他、
その絵が描かれた当時の社会状況、その絵に隠された真実などが紹介されています。

例えば、学校の美術室で見たことのある方も多いと思います。
ドガの『エトワール、または舞台の踊り子』。

舞台上で白いチュチュを身に付けて踊る踊り子の絵です。
真っ暗な舞台の上でスポットライトを浴びて、透明感のある白さを放つ踊り子。
一見、主役を勝ち取って幸せに踊っているように見えますが…
踊り子の後ろには、男性の影が見えて、
この時代の歴史背景を見ると、この男性がどういう存在の人なのかすぐにわかります。

他にも、ホガースの描いた『グラハム家の子どもたち』という、
かわいい4人の子供たちの絵画は、どこにも不幸の片鱗は見えません。
ところが、子供たち以外の絵に目をやると、
不気味なものがたくさんあることに気付きます。
実際、ホガースがこの絵を描いた後、
絵が予知したとおり、悲しい出来事が起きてしまったそうです。

ご紹介した絵が想像つく方には、へ〜とおわかりいただけると思いますが、
まったく想像もつかない方は、頭の中が「???」ですよね。
是非、続きは、本を読んでください。

絵に興味がある方はもちろん、
私のようにまったく知識がなくても大丈夫です!

ただ、本のタイトル『怖い絵』の通り、怖いです。

私は、読んだ後からじわじわ怖さが広がっていきました。
「絵」の印象が強いので、エピソードと合わせて頭の中に残りやすいんです。

夏休みをお過ごしの学生さんもいらっしゃることと思います。(ウラヤマシー)
あ〜暇だ〜と思っているなら、是非!
この夏は、「絵」を読んでみてください。

ある意味、涼しい夏になるかも〜。

ちなみに、紀伊國屋書店でも非常に良く売れている人気本なんですって。
この本を読んで、この怖さにはまってしまった方は、
シリーズ3作目まで出ていますので、是非、読んでみてください!

yukikotajima 10:02 am

38『用もないのに』

2009年7月24日

エッセイ『 用もないのに / 奥田 英朗 』を読みました。

私の大好きな作家さんといえば、奥田英朗さん。

『空中ブランコ』などの伊良部シリーズや、
アラサ—女子が主人公の『ガール』などで人気の作家さんです。

私は、奥田さんの小説も好きですが、エッセイも好きなのです。

野球(特に中日)が大好きな奥田さんが、プロ野球のキャンプの様子を見に、
全国各地を旅した様子を面白おかしく書いたエッセイ『野球の国』は、最高に面白かった!
このエッセイを読み、伊良部シリーズの伊良部は奥田さんそのものだ!と思ったものです。

ですので、最新エッセイ『用もないのに』も面白いに違いない、
と思って買ってみました。

今回は、北京オリンピックの星野ジャパンを見に行ったり、
ニューヨーク、フジロック、愛知万博に行ったりした時の様子が書かれています。

本音満載で、とにかく好きなように書いています。(笑)
今年もちょうど今日から始まったフジロックに行った時の様子は、
私自身行ったことがないけれど、まるで行ったような気分になるほど、
絵が見え、そして、身体が感じました。
雨にぬれ、歩きすぎて足が疲れ、文句を言いながらも、
好きなアーティストのライブを見て興奮し、元気を取り戻している様子が、
鮮明に表現されていました。

音楽のとらえ方にも共感できました。

「若者よ、いいと思ったらCDを買え!」を連呼していました。

音楽も聞かず、ただライブでワーワー騒ぎたいだけではダメだと。
フジロックで1万人集めたアーティストのCDが5000枚しか売れないのは間違っている、と。
奥田さんは、音楽にも精通していらっしゃるのです。

イヤミなオジサンのような時もある奥田さんなのですが、(笑)
でも、情けなかったり、
人として、それどーよ!と思わず突っ込んでしまいたくなる時もあったりして、
憎めないのです。
そして、その愛すべきへなちょこぶりが、かわいいのです。
(奥田先生、すみません)

ゆる〜く読めます。
夏は旅に出かけることも多いと思います。
旅のお供にもぴったりです。
きっと、愉快な旅になると思います。

yukikotajima 7:28 pm

部分日食☆

2009年7月22日

今日は、日食〜☆

富山は、部分日食が見られるということで、
私も朝から見る準備万端!

※PCの方は、写真をクリックすると大きくなります!

帽子&使用済みの図書カード。
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なんで?この2つなのか?

理由は、日食を見るため。

ピンホール現象で、日食が起きると影が三日月の形になるのだとか。

まず、9時の影です。
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そして、こちらが、11時過ぎの影。
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あ〜!!!
三日月になっている!!!

感動!

こちらは、図書カードの穴。
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他にも、CDや白い紙にうつしてみました。
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拡大すると・・・
ni4.jpg

こちらはCD。
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ほんのひと時でしたが、感動的な瞬間でした。

皆既日食は、もっと感動が大きいんでしょうね。

富山で皆既日食が見られるのは、26年後。
次は、絶対に見たいな〜。

それにしても、首の後ろがひりひり。
日焼けしたみたいです・・・。(苦笑)

yukikotajima 11:54 am

サマボ

2009年7月20日

おとといの土曜日、サマボことサマー・ボイス・カーニバルに行ってまいりました。
富山の夏フェス、とでもいうべき音楽イベントです。

県内外のアーティストが勢ぞろいし、土日の二日間、
昼から夜まで太閤山ランド野外劇場でライブを繰り広げるものです。

私は、サイゲンジさん、ティック、そしてファンキストのライブを見ました。

去年に続き、太閤山ランドに入ってから道を間違え、遠回りして野外劇場へ。
どんどん近づくサイゲンジさんのパワフルな歌声。
最初から見られなかったことを悔みつつ、一瞬で会場内のテンションに溶け込む私。
そして、一緒にファンデも溶けまくる私。
道を間違え走って会場へ向かったため、
椅子に座るや否や大量の汗が噴き出てきたのでした。
でも、その分、夏気分を味わえましたが〜☆

サイゲンジさんのライブは、いつもとても楽しそうです。
本人が楽しんでいるから私も楽しい。
そしてとても自然体。
歌声も演奏もパワフルなんだけど、肩の力は抜けていて、とても自然体。
そんな彼の作り出す世界観が、野外の空気にぴったりはまっていて、とても素敵でした。
会場内の天井につるされたブリキの魚たち&まるで海の波のような青い布と、音楽が、
気持ちよくつながっているように思えました。一体感がありました。

次に登場したのが、金沢出身の3ピース、ティック。
さわやかでした〜。
ティックのライブは、清涼感がありました。
風に揺れるブリキの魚たちが、
ティックの曲にのせてユラユラ揺れていて、本当に泳いでいるみたいで、
まるで、海の中にいる気分。
気付けば、私の汗もすっかりおさまって、すがすがしさでいっぱいでした。

ラストは、去年初めて見た瞬間ファンになったファンキスト。
「みんな前においでよ」というボーカルの染谷さんの一言で、
会場内、スタンディングのライブハウス状態。
梅雨どき富山が一瞬で常夏の南国にチェンジ〜!
パワフルでエネルギッシュで、本当に楽しかった。
でも、ファンキストは、イキオイだけではないんです。
ちゃんと伝えているんです。メッセージを。
だから、ギュッと心をつかまれるんだろうなあ。

今回のサマボ。
去年に続き、音楽ももちろん素敵でしたが、大きなブリキの魚さんたちにも癒されました〜。

あ、海にも行きたくなってきた。
そういえば、今日は海の日でしたね!
梅雨が明けたら行ってこよっかな〜。
かき氷を食べに。

yukikotajima 8:38 pm

37『朗読者』

2009年7月13日

現在公開中の映画『愛を読むひと』の原作、
『朗読者 /ベルンハルト・シュリンク 松永美穂 訳  』を読みました。

この本は、ドイツの作家・ベルンハルト・シュリンクによって1995年に発表され、
25ヶ国で翻訳され、全世界の500万人が涙したという大ベストセラーです。

映画の感想は『ゆきれぽ』の6月23日のブログに載せていますので、
もしよかったら、そちらも読んでみてください。

舞台は、1958年のドイツ。
15歳のマイケルは、21歳年上のハンナと激しい恋に落ちます。
そして、ある日、ハンナから「なにか朗読してよ、坊や!」と、朗読を求められ、
マイケルはハンナのために朗読するようになります。
ところが、ハンナは、突然、姿を消してしまいます。
それから8年後。2人は再会。そしてハンナの秘密が明らかに…。
という内容です。

でも、これは、あくまでもストーリーの前半のお話。
ストーリーは、マイケル目線で綴られ、
最初は、15歳のマイケル、
次に、8年後の23歳からのマイケル、
そして、40代の今のマイケルのお話にわかれています。

映画を見ていて、ストーリーを知っているにも関わらず、泣けました。
映画を見た時には、マイケル目線で、ハンナに対して理解できない部分もあったのだけど、
本を読んでいる時、私は、ハンナ目線で、ハンナの心が少しわかったような気がしました。
映画を見た時は、涙は出てこなかったのに、
ハンナが素直な感情を表したと同時に、熱い涙がこぼれてきました。

映画と原作と2つの作品を味わってやっと1つの物語が完結したように思いました。

あとがきに、「この本を2度読むことを勧める」とありました。

一読したときにはインパクトの強い事件が残るが、
二読目に初めて登場人物たちの感情の細やかさに目が開かれる

と。

本を2度読んでもいいと思うけれど、
私は、できれば、映画も味わうことをお勧めします。

ちなみに、映画『愛を読むひと』は、今週金曜日17日まで、
TOHOシネマズ ファボーレ富山、TOHOシネマズ 高岡で公開中です。
まもなく上映終了となりますので、お早めに!

yukikotajima 10:32 am

33『ごくせん THE MOVIE』

2009年7月12日

今日は、昨日公開された映画『ごくせん THE MOVIE』をご紹介します!

もともと2002年に放送され大ヒットしたテレビドラマで、
その後も、2005年に第2シリーズ、2008年に第3シリーズが放送され、
どのシリーズも話題となりました。

特に、若手のイケメンが勢ぞろいしていることもあり、
女性たちから絶大な支持を得ましたよね〜。
女性同士が集まれば、
ごくせんの不良グループの中で誰がタイプ?という話によくなりましたし。
私も第1シリーズから見ているファンの1人です。

私は『ごくせん』の面白さは、もちろんイケメン集団が出ていることもありますが、
『水戸黄門』的なわかりやすさにあると思います。

起承転結&勧善懲悪がはっきりしている。

生徒が事件に巻き込まれ、悪い人たちにボコボコにされ、もうだめ〜という時に、
ヤンクミこと彼らの担任の先生が、お決まりのタンカを切って、生徒を助ける。

という、とってもわかりやすいストーリー。

先が読めないストーリーも面白いけれど、
必ずこうなる!とわかっているベタなストーリーも心地いい。
笑いの部分もベタで、思わず、プププと笑ってしまう。
今回も笑わされました。

しかも、ヤンクミの言葉は、的を射ていて、心にぐさっと刺さるものが多いのです。
誰もが、そうだよなと思える、強さがある。

そのわかりやすさ、シンプルさが、ごくせんの魅力の1つだと思います。

わかりやすいと言えば、キャラのわかりやすさもあります。
一人ひとりが際立っています。
特に、キャラの濃い、生瀬勝久さん演じる猿渡校長もいいキャラです。
今回も、ヤンクミとのおなじみのバトルもありますので、どうぞお楽しみに!

さて、肝心の映画のストーリーですが、
熱血教師ヤンクミこと山口久美子が高校教師になって7年。
相変わらず生徒たちに手を焼く日々を過ごしています。
そんなある日、久美子の学校に教育実習生が来ることに!
なんと、久美子の教え子、小田切竜だったのです。
同じ日、クラスの生徒たちがまたまたトラブルを起こします。
さらに、卒業した教え子たちにもトラブルが発生し・・・。
というお話です。

また、今回は、完結編ということで、
過去の教え子たちが大集結しているのも、ファンにはたまらないポイントの1つですよね。
彼らが今何をしているのかは、映画を見て確かめてね!

そうそう、『ごくせん』といえば、
とにかく出演者が多く、1度に30人くらいが登場するシーンもありますが、
大きなスクリーンですので、一人ひとりの顔がわかりやすくなっています。
そこも見どころの1つかな。

『ごくせん THE MOVIE』は、
TOHOシネマズ ファボーレ富山、TOHOシネマズ 高岡で現在上映中です!
是非、ご覧ください。

yukikotajima 10:32 am

ネッツ・カフェ・サマー@高岡西店

2009年7月11日

ネッツ富山・高岡西店から公開生放送でお送りした
『ネッツ・カフェ・サマー』にお越しいただいた皆さん、
ありがとうございました!
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今日は、夏のドライブにオススメのミニバンをご紹介しました。

まず、浦田幸造さんから、
『VOXY特別仕様車ZS煌?』をご紹介いただきました。
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なんと、車内には9つのスピーカーが隠れているんです。
まるで映画館のような音で音楽を楽しめるのだとか!
贅沢ですね〜☆
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浦田さんは、2度目の出演です!

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次に、磯辺一誠さんから、
4月にフルモデルチェンジした『新型WISH』をご紹介いただきました。
こちらは、高出力と低燃費を両立した
「バブルマチックエンジン」を搭載しています。
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娘さんも一緒にパチリ♪
このあと、たくさんのお子さんに囲まれてしまった磯辺さんでした。(笑)
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人気者です!

ネッツ富山高岡西店の皆さま、大変お世話になりました!
とても楽しかったです☆

さて、来週土曜の11時〜11時55分までは、
FMとやまのスタジオから、『ネッツ・カフェ・ドライヴィン』をお届けします。
メッセージテーマは『海ドラ』。
海ドライブにまつわるメッセージを募集中です。
メッセージは、インフォメーションからお願いします。

★ネッツ富山のHPはコチラ ⇒ http://www.netz-toyama.co.jp/

yukikotajima 5:53 pm

オレペコライブ@ラッコント

2009年7月10日

先ほど、富山市のラッコントで行われた
オレンジペコーのライブに行ってまいりました。

デビュー以来、オレペコのライブは何度も拝見していますが、
変わらない部分と、いい意味で変わったところのバランスがとてもいいのです!
今回は、今までで一番パワフルなライブだったように思います。

トモジさんは、笑顔も踊りも歌声も、すべてがはじけていました!
踊っている様子も、とってもキュート♪
そしてカズマさんも、今回は、はじけた歌声を披露していました。
照れながらも大きな声で歌い上げている様子は、
今までにないカズマさんの姿で、こちらもある意味とってもキュート♪

そうそう、いいはじけっぷりと言えば、
お客んたちも、かなりはじけていました。
ライブ終了後、一人ひとりのお客さんの表情をこっそり拝見していたのですが、
皆、満たされた顔をされていました。
リリースされたばかりのNEWアルバムを購入している方も多かったです。
きっと帰りの車の中でライブの余韻に浸りながら帰ったんでしょうね!

私も、このライブ後の余韻。大好きです☆

yukikotajima 11:29 pm

32『おと・な・り』

2009年7月8日

今日は、現在公開中の映画『おと・な・り』をご紹介します。

タイトルの『おと・な・り』は「お隣」と「音鳴り」のダブルミーニング。
同じアパートのお隣さんどうしの30歳の男女の物語です。

岡田准一さん演じる、
撮りたい写真と今撮っている写真とのギャップに悩むカメラマンの聡と、
麻生久美子演じる、
お花屋さんでバイトをしながらフラワーデザイナーを目指す七緒。

2人は顔を合わせたことはなく、
お互いの生活音、例えば、コーヒー豆を挽く音、フランス語の練習の声などを聞いて、
お互いの存在をひそかに心地よく思っています。

実際、この映画は、様々な「音」が効果的に使われています。
もちろん映画なので映像はあるのだけど、
「音」がクローズアップされている点はラジオ的だなと思いました。
隣に住む人がどんな人かわからないけれど、
その人の生活音を聞きながら相手のことを想像している様子はラジオ的。

ラジオは、想像できるメディアだと思うので。

想像といえば、私はこの映画のエンドロールが大好きです。
それこそとてもラジオ的!
この映画は絶対にエンドロールが終わるまで席を立ってはだめですよ〜!
(というかすべての映画は最後まで見てほしいのですが)

出演者は皆、30歳の人々。
誰も今のままでいいとは思わず、
この先の人生について悩んだり、前に進むために頑張ったりしています。

私自身も30歳。
彼らが他人事とは思えず、
まるで友人のお話を聞いているような、
また、自分自身を見ているような気持ちになりました。
将来のこと、家族のこと、友達のこと、恋のこと…。
あまりにも等身大でリアルなので、
私の未来はどうなるのかしらんと、ちょっと不安になったり、前向きになったり、
自分自身と重ねてユラユラ揺れながらも、
やっぱり最後は見てよかったなと思えました。

そうそう、もう一人の岡田君、岡田義徳さん演じるコンビニの店員さんは、
出演シーンはわずかですが、見ている人の気持ちを一番大きく動かす人物です。
私も動いちゃいました。
全体的にふわんとしていて優しくて甘酸っぱいお話でしたので、
彼の言動は、ある意味いいアクセントになっています。
彼については、映画で確かめてね〜。

yukikotajima 10:38 am

読書で青春カムバック。35・36

2009年7月6日

今日の『キノコレ』でご紹介する本2冊です。
私からの感想も軽く載せますね〜。

紀伊國屋書店富山店の朝加さんの感想はgraceのHPを!
また、放送終了後、ポッドキャストでもお聞きいただけます。

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★『図書館の神様』 瀬尾まいこ

バレー部の顧問になりたかった主人公の女性教師は、
まったく興味のなかった文芸部の顧問になってしまいます。
部員は1人。垣内君。
この垣内君は、本を読むのが本当に好きで、
本を読んだり研究したりしているときはとてもキラキラしているのです。
そして、非常にいい子です。
先生はまったくやる気無いのに、
先生に対して怒ったり飽きれたりもせず、
「こんなのどうですか?」と前向きに提案してくる。
なんとも素敵キャラです。
そして、草食系かと思いきやサッカーも上手い。
モテ要素ありまくりです。
でも、1人で文芸部にいるのです。
私が同じ高校に通っていたらたぶん好きになります。
いや、もうすでに好きですね。(笑)
さらっと読めて、本を読んだというよりもマンガを読んだような感じでした。
私の中で垣内君は、もちろん超イケメンに描かれていました。(笑)

そうそう、先生の弟もナイスキャラです。

あぁ。サイダー飲みたい。

しっかりやらなきゃ。私、もっと頑張らなきゃ。
と思っている女性に読んでもらいたいかな〜。
まぁ、いっか〜。といい意味でテキトーになれて、楽になると思います。

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★『学問』 山田詠美 

いきなりある人の死亡記事からはじまり、ドキリ。
もしやドロドロ重い話なのか?
と思ったら、主人公は4人の小学生(男子2人と女子2人)。
特に事件性などはなく、彼らが高校生になるまでの出来事が描かれています。

山田詠美さんの作品は、それこそ私が学生のころによく読んでいましたので、
色々な意味で懐かしさのある作品でした。

小学生から高校生までの間は、心と体の変化が著しい時期。
その変化が主人公の「フトミ」を通して丁寧に描かれています。
今までは何でも話あっていた友達が、大人になるにつれ、すべてを話さなくなり、
男女間の友情にも少しずつ変化が生じ…。

大人になると1年があっという間で、
3年前なんてついこの間のことのように思えますが、
子供のころは、1年がとても長く、3年前はかなり昔のことで、
それこそ学年が1年あがるだけで、
自分はとても大人になったような気がしていたように思います。

ゆっくり流れる。でも本人たちにとってはめまぐるしく過ぎていく子供時間の流れ。
その流れに身を任せ、ゆらゆら過去の旅をしているような1冊でした。

yukikotajima 11:48 am

『1Q84』33・34

2009年7月5日

5月29日の発売以来、ついに100万部を達成した、
村上春樹さんの最新長編小説『1Q84(いちきゅうはちよん)』
をやっと読みました。

『1Q84 BOOK1<4月−6月>』
『1Q84 BOOK2<7月−9月>』

この2冊です。
でも、2冊と言いつつ、4冊分くらいあったんじゃないか、と思うくらいのボリュームでした。
量だけでなく、内容の濃さもボリュームがありました。
これはどういことなのだろう?と深読みしていると、本当に先に進みません。
私も久しぶりに読むのに時間がかかった本でした。
でも、その分たっぷり春樹ワールドを楽しめたのでよかったのですが♪

気になるタイトルの1Q84年は、1984年とは微妙に異なる世界のこと。
主人公は2人。青豆という名の女性と天吾という男性。
その2人の主人公が交互に入れ替わりながら話が進んでいきます。

発売前はまったく中身が明らかにされなかったので、
できれば、これから本を読む方もあまり様々な情報を入れずに、
まっさらな状態で読むのがいいと思います。
ですので、いつもは長文の感想を書く私も今回はあまり触れないことにします。

本編と関係ないところで感想を述べるなら、
この本には、たくさんの登場人物が出てくるけれど、
一人ひとりが際立っているので、
「あれ、この人誰だっけ?」と前のページに戻って確認するようなことはなく、
非常に読みやすいということ。
でも、「際立つ」といっても強烈な個性の人物ばかりというわけでもないのです。
気付いたら、私の心にしっかりと印象付けられているのです。
そうなの。
この本は、人物だけではなく「気付いたら、こうだった」ということが多いのです。
それは、私だけではなく、登場人物たちも感じています。
「気付いたら○○だった」
無意識のうちに変化が生じているんですよ!
どうですか?なんかワクワクしてきませんか?
ぜひ、あなたもこの感覚味わってみてください!
はまるよ〜。 

yukikotajima 11:56 pm

ユーミンコンサート☆

2009年7月2日

昨日、大雨の中、行ってきました。
ユーミンのコンサートに!!!

松任谷由実さんのコンサートは初でした。

私の友人の一人にユーミンの大ファンがいて、いつも話を聞いていたので、
すっかり見に行ったような気持ちになっていましたが、
いやいや、百聞は一見にしかず、ですね。
見に行ってよかった!
そして、彼女がいつも興奮混じりに熱く語っていたのがよ〜くわかりました。

コンサートというよりもショーに近く、
物語性もあって劇のようでもあり、
まるで夢の世界にいるような感じでした。

もう何百回と歌っているであろう曲も、
まるで初めて世に出す曲のように大切に歌っているように感じられました。
ずっと新鮮さを保っている感じ。
みずみずしくて、でも、深みもあって。

それから、こんなことを言うのは、とても生意気かもしれませんが、
ユーミンは、とてもキュートな女性でした。
はじけたかわいさがあって、あぁ、私もこんな大人になりたいな、と思いました♪

ひと時の華やかな夢の時間。
もちろん目覚めは最高でした☆

yukikotajima 7:59 pm