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16『ララピポ』

2009年3月12日

明日で残念ながら上映終了となる『ララピポ』を、
今日、仕事が終わってから見てきました。

昨日、ファボーレ東宝の志村教授から、「今週金曜までだよ!」と言われ、
あわてて手帳をチェック!
木曜なら行けるかもしれない!と思い、
なんとか仕事を終わらせ、ファボーレ東宝へ。
頑張りましたが、3分遅刻・・・。
ちょっとショック!
ま、席についた瞬間、そんなことは忘れちゃいましたが。

さて。
上野アナの日記にもありますが、私は原作者、奥田英朗さんの大ファン!
もちろん『ララピポ』ももっています。

でも、だいぶ前に読んだので、実はストーリーをうっすら忘れていました。

なので、映画を見ながら、
「お〜!そうだった、そうだった、こんな話だった!」
と、ストーリーが進むにつれ、私の記憶も鮮明になり、
映画の世界はもちろん、記憶がよみがえっていく、その過程も楽しく、
楽しみが二倍!一度で二度美味しい感じでした♪

本を読んだ時、映画化は絶対に無理だと思っていたのですが、
脚本を担当した中島哲也さんは、さすがですね。
原作の世界を、よりポップに濃く色づけされていました。

楽しそうに見える人の心にも実は、暗い部分があって、
というか、誰でも皆、心の中に闇を抱えているのですよね。
他人から見れば、たいしたこと無いことでも、
その人にとってみたら、一大事なこともあるわけで。

人間は、弱くてもろくて傷つきやすいけれど、優しさも必ずもっている。

なんで自分ばかりこんな目に・・・と思うことはよくあるけれど、
そんなどん底の中にいるからこそ気付けることもあります。

映画の設定は、なかなかタブーな世界に踏み込んでおり、
役者さんたちも、今までにない役柄に体当たりで挑戦しています。
その辺も見どころです!

たまたま道ですれ違った人たちの人生をこっそりのぞいているような感じの映画でした。

yukikotajima 11:34 pm