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ひとよ

2019年11月7日

明日11月8日(金)に話題の映画『ひとよ』が公開されます。

去年、『孤狼の血』が話題になった白石和彌監督の最新作です。

今回のテーマは「家族」です。

「家族の映画」と聞くと、どんなイメージを抱くでしょうか?

「アットホームで笑顔あふれるほのぼのとした雰囲気」
をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、
『ひとよ』は、いきなり殺人事件から始まります。

15年前のある夜、母親が父親を殺害します。
子供たちに暴力をふるう父親から子どもたちを守るために。

母は「15年経ったら必ず戻ってくるから」
と子どもたちに約束し、警察へ出頭します。

そして、15年後。
すっかり大人になった子どもたちの前に母が帰ってきます。

子どもたちは、久しぶりに母に会って何を感じると思いますか?

子どもたちの母に対する思いはそれぞれ違っていました。

長女は母との再会を喜びますが、
次男は母を受け入れることができません。
そして、長男はどうしていいかわからず。。。

というのも、犯罪を犯した母のせいで、
子どもたちのその後の人生は、
嫌がらせを受けたり、夢をあきらめたりと
決して幸せな日々ではなかったのです。

果たしてこの家族はこの先どこに向かっていくのでしょうか。

次男を佐藤健さん、長男を鈴木亮平さん、長女を松岡茉優さん、
そして、母を田中裕子さんが演じています。

田中裕子さん演じるお母さんが圧倒的な存在感でした。

また、子どもたちの葛藤もひしひしと感じられました。
言葉というよりも表情から伝わる思いが凄かった!
滲み出てくる複雑な思いを目にしながら、
もし私だったらどうするんだろう…と思わずにはいられず、
スクリーンを見つめながら胸が苦しくてたまりませんでした。
でも、もう見るのは嫌とは思いませんでしたよ。
それどころか最初から最後まで一度も、
いや、一瞬たりとも退屈を感じることなく
スクリーンに釘付けにでした。

いやあ、すごい映画だった。

佐藤健さんの印象も大きく変わりました。
これまでは優しい雰囲気の華奢な好青年という印象だったのに、
繊細さの中にたくましさも感じられ、すっかり大人の男性になったのね、
と思ったのですが、私の感想、まるで親戚のおばちゃんみたいだな。笑

それから、この作品、重いだけではありません。
時折、笑いなどもはさまれていて、
なんとなく舞台っぽいなあと思ったのですが、
実際、もともとは舞台で上演されていた作品だそうです。
そう言われると他にも舞台っぽさが感じられるかも。

映画『ひとよ』は、明日8日(金)に公開されます。
ぜひご覧ください。

◎公式サイトは コチラ

yukikotajima 11:41 am

山中千尋・フィメール・トリオ

2019年10月17日

昨夜は、魚津市の新川文化ホールで行われた

山中千尋・フィメール・トリオ「プリマ・デル・トラモント」
スペシャル・ライブ・ツアー2019 富山公演

を見に行ってきました。

富山ではすっかりおなじみの山中さんですが、
今回は、女性3人によるフィメール・トリオでのライブでした。

ライブの最後に、山中さんが
「私たちにとっての“女性らしい”は“パッション”」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

確かにパワフルで情熱的なライブでした。
でも、熱いだけじゃなく、しなやかさや柔らかさもあって、
選曲も新旧織り交ぜたバラエティに富んだ内容でした。

山中さんの演奏スタイルも曲によって目まぐるしく変わっていき、
あらためて全身で表現される方だなあと実感。

そのため、同じステージでのライブなのに
曲によって背景が変化しているようにも思えました。

まるで山中さんがリビングで楽しそうに演奏されているのを
こっそりのぞいている気分になったり、
都会のホテルのバーラウンジにいる気分になったり。

山中さんは、演奏される前に必ず曲の解説をされるのですが、
それがとても分かりやすく、曲を聞く準備が一瞬で整うのです。
だから、より世界に入りやすいのかもな。

今回も充実のひと時でした!

また、毎回ライブで披露されている八木節も最高でした。
八木節といったら群馬の民謡です。
山中さんと同じく私も群馬出身ですので、より心に響くのです。
山中さんの八木節を聞くと、毎回群馬が恋しくなります。笑
特に今回の演奏は、いつも以上に神々しく感じられました。

また次回のライブも楽しみしています〜。

***

さて、山中さんと言うと、11月8日(金)19時からオーバード・ホールで行われる

FMとやま×オーバード・ホール×ほとり座 特別上映会
「ブルーノート・レコード ジャズを超えて 」

にスペシャルゲストとして登場されます。

昨日のライブでもブルーノートの曲を演奏されており、
ブルーノートについてもお話になっていましたが、
映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて 」は、
マイルス・デイヴィスからノラ・ジョーンズまで
80 年にわたりジャズをリードしつづける革新的レーベル
「ブルーノート・レコード」の真実に迫る傑作ドキュメンタリー映画です。

映画の上映終了後には、音楽評論家の行方均さんとトークショーをされます。
司会は、grace月・火曜担当の垣田さんです。

どんなお話をされるのか、楽しみですね♪

現在チケット発売中ですので、お早めにお求めください。

◎詳細は コチラ

yukikotajima 12:14 pm

映画『真実』

2019年10月10日

明日、是枝裕和監督の最新作、映画『真実』が公開されます。

是枝監督というと、去年、『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭で
最高賞にあたるパルムドールを受賞しましたが、
最新作の『真実』は、日本人監督として初めて
ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品
に選出されたことでも話題になりました。

『真実』の主人公ファビエンヌを演じるのは、
『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』のカトリーヌ・ドヌーヴ。
『真実』では、国民的大女優の役を演じています。

彼女の娘をジュリエット・ビノシュ、
娘の夫をイーサン・ホークが演じています。

***

少しだけ物語をご紹介しましょう。

カトリーヌ・ドヌーヴ演じる国民的大女優のファビエンヌが、
自伝本「真実」を出版することになります。

出版のお祝いのために、
海外で脚本家として活躍している娘のリュミールと夫、孫が
ファビエンヌの家にやってきます。

ところが、自伝本を読んだ娘のリュミールは、
お祝いをするどころか、嘘だらけの内容に怒りをあらわにします。

また、長年にわたってファビエンヌを支えてきた秘書が、
自伝に自分のことが一言も書かれていないことにショックを受け、
突然、辞めてしまいます。

代わりに秘書をすることになったのが娘のリュミールです。

母の撮影に同行する中で、過去の様々な記憶が思い出されていくのですが、
思い出すのは嫌な記憶ばかり。
娘はついに母に想いをぶつけます。
そして…。

***

カトリーヌ・ドヌーブというと、
私は『ロシュフォールの恋人たち』が好きで、これまで何度も見ているため、
スタイル抜群でポップなカラーが似合う
キュートな20代の女性という印象がどうしても強いのです。
ですから、今回の『真実』の、ワガママで偉そうな大女優の姿を見て、
正直最初は、あまりのギャップに「私のドヌーブ様が…」とショックを受けたのですが、
でも、見ているうちにお茶目な部分が可愛く思えてきて、
ヒョウ柄を着こなす大人のドヌーブも素敵だなあと思えました。

また、何かを抱えていそうな親子の表情は、どこか暗さが漂いながらも
映像が軽やかで美しいので、
スクリーンから受ける印象は決して重くはありませんでした。

最後もとても良かったです。

映画『真実』は、明日10月11日(金)の公開です。
秋の映画鑑賞にぴったりの作品です。
ぜひご覧ください。

◎公式サイトは コチラ

yukikotajima 12:06 pm

映画『キングダム』

2019年4月17日

明後日19日の金曜日に話題の映画『キングダム』が公開されます。

2006年1月から「週刊ヤングジャンプ」で連載がスタートした
原泰久さんの大人気漫画を実写映画化したものです。

舞台は、紀元前の中国春秋戦国時代。
大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年と
中華統一を目指す若き王の物語です。

戦災孤児の少年を山崎賢人さん、若き王を吉沢亮さんが演じています。
そのほか、長澤まさみさん、要潤さん、大沢たかおさんも出演しています。

監督は「アイアムアヒーロー」「図書館戦争」などの佐藤信介さんです。

一足早く『キングダム』を鑑賞してきました。
私は原作漫画を読んだこともないし、中国春秋戦国時代のことも詳しくありません。
それに、登場人物もとても多そうだし、作品を理解できるかしら… 
と正直、不安を抱えながら映画を見始めました。

が。
そんな不安は一瞬で消えました。
あっという間に物語に夢中になっている私がいました。

俳優陣のイケメンっぷり注目される映画ですが、
物語そのものが面白いので原作の人気がある理由がわかりました。
そして、漫画も読みたくなりました。

漫画を読んでいない私でも思う存分楽しめましたが、
逆に原作ファンのほうが本当に楽しいの?と思っているかもしれません。

私も読書が好きなので、好きな作品が映像化される度、
つい原作と比較してしまうので気持ちはわかります。
でも、この『キングダム』に関しては、
原作者の原泰久さんが脚本に関わったそうですよ。
そして、原作とは異なる場面の追加なども
原さん自身がなさっているのだとか。
ですから、きっと原作ファンの方も楽しめると思います!

それから、この作品、なんといっても出演者も豪華ですので、
そういう意味でも楽しめると思います。
中でも印象に残ったのは、大沢たかおさんです。

私がよく知る大沢さんではありませんでした。
一瞬、ん?誰?となったほどです。

なんと半年以上かけてトレーニングし、体重を増やしたのだとか。
作品の中の大沢さんはまるでプロレスラーのようでした。
あとで原作のキャラクターを見たらそのままで、
素晴らしい再現度!と感動しました。(笑)

映画『キングダム』は、明後日4月19日(金)に公開されます。
ぜひご覧ください。

『キングダム』の公式サイトは コチラ

yukikotajima 11:51 am

グリーンブック

2019年2月22日

日本時間の来週の月曜にアカデミー賞受賞式が行われます。
様々な話題作がノミネートされていますが、
アカデミー賞最有力と言われているのが『グリーンブック』です。

アカデミー賞の前哨戦として知られるトロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞、
ゴールデン・グローブ賞では作品賞をはじめ最多3部門受賞しています。

映画のパンフレットには「おじさん二人の物語」とあります。(笑)

時は1962年。
おじさんの一人は、孤高の天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーです。
高級マンションに住み、大統領のためにホワイトハウスでも演奏をするほどです。
彼はアメリカ南部にコンサートツアーに行くための運転手を雇うことにします。
その運転手が、もう一人のおじさん、トニー・リップです。
がさつで教養の無いイタリア系の白人で、まさに仕事を探しているところでした。

そんな二人が一台の車に乗って2ヶ月間、一緒に過ごすことになるのですが、
タイプの異なる二人は最初は衝突ばかりでした。

しかし、少しずつお互いの良さに気付き笑顔も増えていきます。

ただ、この時代、二人がツアーでまわるアメリカ南部は
まだまだ黒人差別が色濃く残っていました。

タイトルの「グリーンブック」は、
1936年から1966年まで毎年出版された
黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのことです。

この映画では、ツアー中、運転手のトニーが
グリーンブックを使ってピアニストのドクターが泊まれる宿を探していきます。

果たしてコンサートツアーは無事成功するのか?
という物語です。

***

『グリーンブック』は、3月1日(金)に公開されるのですが、
私は一足早く映画を見ました。

と、て、も、良かったです!

あらためて先ほど予告編を見たら
感動が蘇ってきてそれだけで泣けてきたほどでした。
心がほぐれました。

人種差別というと重たい雰囲気になりそうですが、
この作品はおじさん二人のやり取りが軽快なので
それほど重苦しさはありません。
そこがとてもいい!

ずっと二人の旅を見ていたい気持ちになりました。
映画が終わるのが寂しく感じられたほどです。
でも、最後もこれまた良くて。。。(涙)

また、おじさん二人だけでなくトニーの奥様も素敵です。
女性としても人としても魅力的で。

それから、この映画は実話がベースになっていることも注目ポイントの一つです。
運転手のトニーの息子さんが制作と共同脚本を手がけたのだとか。

映画『グリーンブック』は3月1日(金)の公開です。
ぜひご覧ください。

アカデミー賞を受賞してほしいなあ!

◎映画『グリーンブック』の公式サイトは コチラ

yukikotajima 11:59 am

七つの会議

2019年1月30日

去年の秋に、池井戸潤さん原作のドラマ『下町ロケット』が放送されていました。
毎週、楽しみに見ていたので、終わってしまって寂しいというか、
なんか物足りない…という方もいらっしゃるのでは?

そんな方は、是非この映画をご覧になってみてはいかがでしょうか?

明後日2月1日(金)に映画『七つの会議』が公開されます。

池井戸潤さんの企業犯罪小説を、野村萬斎さん主演で映画化したものです。

私は一足早くこの映画を見たのですが、
池井戸ドラマの空気がそのまま映画にも出ていました。

それもそのはず、
まず、監督が「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」など、
一連の池井戸ドラマの演出を手がけた福澤克雄さんなのです。

出演者もドラマでおなじみの方ばかりです。
例えば、香川照之さんは、この作品でもすさまじい表情を披露していますし、
『下町ロケット』に殿村役で出演されていた立川談春さんも出ています。
他にも「池井戸ドラマで見たことある!」という方たちが大勢出演されています。

また、音楽も池井戸作品をこれまで担当されてきた方なので、
池井戸ドラマファンにはたまらないと思います。

『七つの会議』は、ある中堅企業が舞台のサスペンスで、
とある秘密が徐々に明らかになっていく様が描かれています。

会社の秘密を暴くべくこっそり動いていくのが
及川光博さんと朝倉あきさん演じる男女なのですが、
緊張感が漂うぴりっとした空気の中で、
この二人の男女のやりとりだけはほのぼのとしており、癒されました。

映画はドラマと違って1週間待たずに結末を知ることができますし、
何より映画は大きなスクリーンなので迫力があります。
香川照之さんのおなじみの表情もスクリーンで見ていただきたい!(笑)

池井戸ドラマファンの方はもちろん、
テレビドラマをこれまで見ていない方でも楽しめると思います。

映画『七つの会議』は、明後日2月1日(金)の公開です。
ぜひご覧ください。

◎映画の公式サイトは コチラ

yukikotajima 11:35 am

富山地方鉄道殺人事件

2019年1月23日

あなたは黒部峡谷のトロッコ電車に乗ったことはありますか?

私は去年の春、久しぶりに乗りました。
東京から来た友人たちと一緒に乗ったのですが、
新緑のまぶしいほどの緑も黒部川のエメラルドグリーンも
新鮮な空気も全てが心地よく、
あらためて黒部峡谷の魅力を堪能しました。

また、友人たちも楽しんでくれました。

県外から友人や家族が遊びに来たら
また是非連れて行きたいな。
というか、私がまた行きたい。(笑)

実際、富山の観光スポットとして人気ですが…
その黒部峡谷でなんと殺人事件が起きたそうなのです!

えーーー!!!

あ、でも小説の中の出来事です。。。
驚かせてしまい、ごめんなさい。

今日ご紹介する本は、
西村京太郎さんの『富山地方鉄道殺人事件(新潮社)』です。

おなじみ、十津川(とつがわ)警部の長編トラベルミステリーの最新刊です。

十津川警部シリーズというと、テレビドラマでおなじみです。

これまで、渡瀬恒彦さんや内藤剛志さんが演じていらっしゃいます。

先日、紀伊國屋書店富山店に行ったら、
こちらの本がずらっと並んでいて、かなり目立っていました。

文芸担当の書店員さんにお聞きしたところ、
「今富山で旬といったらこの本です!」
とご紹介いただきましたので、早速読んでみました。

おなじみの富山がたくさん出てくるので映像が頭に浮かびやすく、
まるでテレビドラマを見ている気分で読むことができました。

また、地元の方たちにはおなじみでも
外の人からすると不思議に思えることなども書かれていて、
そういう意味でも楽しめました。

例えば、富山地方鉄道のことを地元の人たちは
「地鉄」と言いますが、駅名は「電鉄」です。
これ、去年の春、東京から遊びに来た友人からも同じことを言われました。

また、黒部峡谷鉄道から黒部ダムまで簡単に行けると思っている観光客も多いようです。
確かに地図で見ると近いですし、どちらも「黒部」とありますものね。
私も富山に来たばかりの頃はそう思っていました。

それから、新幹線の「黒部宇奈月温泉駅」は、
駅を降りても目の前に温泉街があるわけではない、とか。(笑)

富山に対する突っ込みが色々あって面白かったです。

***

『富山地方鉄道殺人事件』は、そんな富山が舞台になったお話です。

簡単にストーリーをご紹介しましょう。

若手官僚の男性が、「宇奈月から黒部への旅」と書き残して失踪します。
夫を心配した妻は宇奈月まで彼を探しに行きます。

そんな中、彼を知る女性新聞記者が、
黒部峡谷鉄道の終点、欅平で殺されます。

欅平に行くにはトロッコに乗っていくしかないので、
犯人は簡単にみつかりそうですが、
それがなかなか見つかりません。

いったい犯人はどこに潜んでいるのでしょうか?

富山県でおこった殺人事件ですが、
東京の大手新聞の記者が殺されたこともあり、
警視庁の刑事である十津川警部も富山にやってきます。

しかし、本当にそれだけの理由で十津川警部は富山にやってきたのか?

若手官僚の男性はどこに消えたのか?そもそもなぜ黒部にやってきたのか?
そして、彼を探しに来た奥さまは彼を見つけることができるのか?

など、読み始めてすぐに疑問が次々にわいてきます。

気になる結末は…
是非本のページをめくってみてください。

私は夢中になって読み進めていたら、あっという間に読み終えてしまいました。

ちなみに、十津川警部シリーズのことをあまりよく知らない方でも楽しめると思います!

yukikotajima 11:56 am

常設展示室

2018年12月19日

今日のキノコレ(grace内コーナー13時45分頃〜)は、
紀伊國屋書店富山店の奥野さんから
原田マハさんの新作『常設展示室—Permanent Collection—』
をご紹介いただきます。

奥野さんの推薦文は コチラ

私も読みましたので、軽く感想を。
原田さんと言いますと『楽園のカンヴァス』『ジヴェルニーの食卓』などの
アート小説でおなじみですが、今作もアート小説です。

人生の岐路に立つ6人の女性たちが世界各地の美術館で
一枚の絵画と出合うという短編集です。

その絵画の中に東山魁夷の『道』がありました。

私は、先月、東京に行ったときに
国立新美術館で行われていた
『生誕110年 東山魁夷展』で『道』を見たばかりだったので、
興奮気味に本のページをめくってしまいました。

登場人物たちが『道』について語り合っている時、
私も絵の前に一緒にいる感覚でした。
実際『道』を見た時、作品の前からしばらく動けませんでした。
ああ、なんて無駄のない美しさだと。
そして、眺めているうちに心が澄み切って、前向きな気持ちになれました。
本当に素敵な一枚でした。

この『道』にまつわる原田さんの短編もいいお話で、
この短編を読んだことで『道』がさらに好きになりました。

今回は短編集ということで、どれも短い作品ですが、
でもしっかり心に残る作品集でした。
6編それぞれが、常設展示室に飾られた作品のようでした。

そして、原田さんのアート作品を読むと、
原田さんのアート愛が強すぎるため(笑)しっかり感化され、
小説に登場した絵画を見に行きたくなるのです。

年内にどこかの美術館の、それも常設展を見に行きたいな。

yukikotajima 11:48 am

映画『ここは退屈迎えに来て』

2018年10月17日

今日のgraceの15時〜富山市出身作家、山内マリコさんが登場します!

山内さんと言えば、明後日19日の金曜から
山内さん原作の映画『ここは退屈迎えに来て』が公開されます。

おめでとうございます〜。

原作は2012 年に発表されたデビュー作で、
当時、私はラジオで作品をご紹介しました。

◎私の感想は コチラ

今日のgraceでは、原作をメインに映画のお話を伺います。
放送は今日の15時からです!

私は先日、試写会で一足早く映画を見てきたのですが、
ほぼ富山で撮影されており、
あまりにもおなじみの富山が切り取られているので
ちょっと恥ずかしさを感じました。(笑)

おなじみなのは、景色だけでは無く言動も、です。

女性二人が夜のファミレスでダラダラ喋る感じなんて、
私も20代の頃よくやってたなーと、懐かしい気持ちになりました。

他にもそれぞれの女性たちの気持ちがどれもわかって、
まるで客観的に自分を観察しているようでもあり、
そういう意味でも他人事とは思えない作品でした。

また、この作品は10代〜20代までの物語だけど、
35歳くらいになった彼女たちがどんな人生を送っているのか
覗いてみたくなりました。

アラフォーになった彼女たちが、
「若い頃、あんなこともあったよねー」
なんて言いながら笑ってたらいいなあ。

映画は19日(金)に公開となりますので、是非ご覧ください。

◎映画『ここは退屈迎えに来て』のサイトは コチラ

それから!
映画をご覧になったら、原作も読んでみてね。

私も今回久しぶりに原作を再読しました。
それも映画を見た後に。

久しぶりに読んだ原作は、新鮮な気持ちで楽しめました。
原作には、映画には出てこないお話もありますので、
映画を見た後に原作を読むと、おまけとして楽しめると思います。
そして、この短編が最高にキュートで面白い!

yukikotajima 12:02 pm

2つの家族の物語

2018年7月5日

先日、映画を2本連続で鑑賞してきました。

まずは、是枝裕和監督の『万引き家族』
カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した話題作です。

6月8日の公開からまもなく1ヵ月。
人気作品とはいえ、もたもたしてたら終わってしまう、
ということで観てきました。

さすが是枝作品。
家族の会話や生活感のある暮らしがあまりにも自然で、
作られた作品を見ているというより、
この家族の生活をのぞき見しているような気分でした。

貧しくても笑顔あふれる穏やかな日々を送る彼らからは
幸せなオーラしか見えません。
みんなでご飯を食べるシーンは、
ありふれた家族の日常に見えますしね。

でも、家族に見える人たちには血の繋がりはありません。
また、彼らが食べているものは万引きで盗んだものばかりです。
つまり犯罪です。

それでも、私はこの家族を嫌いになれませんでした。

特に安藤サクラさん演じるママがよかった。
ママっぽい立ち位置から「ママ」になっていく様に心動かされました。
ママのあの泣きのシーンには感動。私も涙。

でも、犯罪はダメだけどね!

是枝作品の余韻に浸りながら映画館を出ようとしたとき、
ふと、もう1本観ようかなと思い、その場でチケットを購入。
ちょうど10分後に上映開始の作品があったので、それにしてみました。
予備知識はほぼゼロです。

選んだ作品は『焼肉ドラゴン』でした。

いきなり喧嘩のシーンからのスタートで、
さきほどまでのぼそぼそトークの『万引き家族』
のボリュームとあまりにも違い過ぎて、まずそこにびっくり。

この映画も貧しい家族のお話でした。

こちらは、1970年前後の関西で、
焼き肉店「焼肉ドラゴン」を営む韓国出身の家族の物語です。

日本で暮らす韓国出身の家族の日々が描かれているのですが、
当時、彼らの暮らしは色々な意味で楽ではありませんでした。
理不尽なことや思い通りにいかないことだらけです。

でも、一家の主である父親は決して誇りを失わず、
家族のために前を向いて一生懸命仕事をしています。
口数は決して多くないけれど家族思いの真面目な父親です。

一方の母親は感情を抑えられず常に怒っています。
最初は、すごい剣幕のパワフル母ちゃんが登場したぞ、と思ったのですが、
この母ちゃんがいい味を出していて、すっかりファンになりました。

姉妹たちや、それぞれの恋人たちもキャラが濃くてハイテンションだし、
会話もほとんど焼肉ドラゴンのお店の中で繰り広げられていて、
まるで舞台のような作品だなあと思ったら、その通り。
人気舞台の映画化でした。

最初は、わーわー騒がしいだけの映画かな?
と思ったのだけど、気付いたら作品の魅力にはまっていました。

***

私は偶然この2本の作品を続けて観ましたが、
時代や設定やキャラクターたちは違えど、
どちらも貧しい家族の物語という点では同じでした。
そういえば、どちらの作品にも花火が登場していたな。
他にも共通点は色々ありますが、ネタバレになるので控えます。

万引き家族は、ただ一緒に暮らしているだけで血の繋がりはないけど、
本物の家族よりも仲が良かったりする。

一方の焼肉ドラゴンは、日本で暮らし日本語しか喋れず見た目も同じなのに、
日本人では無いというだけで差別されてしまう。

今は「多様性を認める」時代だと言われていますが、
それでもまだその考えが浸透したとは言い切れません。

誰もが生きやすい世の中へ向かっているように見えて、
逆に以前よりも窮屈な世の中になってきているようにも思います。

「正しさ」ってなんだろなあ。
ということを二つの映画を見た後、ずっと考え続けました。

是非、あなたもどちらの作品も観て、色々考えてみてはいかがでしょう?

yukikotajima 12:44 pm

OVER DRIVE

2018年5月31日

自動車レースのラリーを見たことはありますか?

ラリーとは、市販車をベースとした競技車両が、
山道や曲がりくねった道路などあらゆる路面を
全開で駆け抜ける自動車競技のことです。

F1のようにサーキットで複数台が同時にスタートするのではなく、
ラリーは公道(主に林道)で1台ずつのタイムアタックで行われます。

公道を前回走行で駆け抜ける
最も過酷な自動車競技、それがラリーです。

そんなラリーの世界を描いた映画『OVER DRIVE』
明日、6月1日に公開されます。

監督は、『海猿』をはじめ数々なヒット作を手がけた羽住英一郎さん。
ですから、熱くないわけがない!(笑)
今回も熱き男たちの映画でした。

チームのチーフメカニック兼エンジニアを東出昌大さん、
その弟で天才ドライバーを新田真剣佑さんが演じています。

真面目で確かな腕を持つメカニックの兄と
世界ラリー選手権へのステップアップを目指す天才ドライバーの弟。

子どもの頃は仲良しの二人でしたが、
ある出来事から二人の仲は険悪になってしまいます。

二人のいるチームは、国内トップカテゴリーで
優勝争いをするほどの強さがあるものの、
ドライバーの弟は、兄の助言を無視して無謀なレースを繰り返し、
ラウンドごとに兄と衝突を繰り返します。

そして、ある日、チーム全員を巻き込む試練が訪れ…
という物語です。

***

映画『OVER DRIVE』は、
映画館にいることを忘れてしまうくらいの迫力&スピードで、
先が見えない林道や海沿いの狭い道をマシンが走り抜けるシーンは、
まるで自分も同乗している気分になり、
実はこっそり何度も足はエアブレーキを踏んでいました。(笑)

モータースポーツはマシンを操るドライバーばかりが注目されがちですが、
この映画を見て、「チーム」で参戦している!
ということにあらためて気付かされました。

メカニックチームの皆さんは、撮影前に作業の練習を2ヶ月間したそうで、
映画を見ていてもチームの息はぴったりでした。

東出さん演じるメカニックの兄が
素人相手に楽しそうに専門用語だらけの話をしてしまう
シーンがあるのですが、このシーン好きです。
ああ、これぞ職人さんだなと思って。

それから、真剣佑さんの目力にやられました。(笑)
もともと吸い込まれそうな瞳をしていますが、
この映画はじーっと見つめるシーンが多いので、
それはそれは危険でした。(笑)
ほんっと美しい目をしています。

今回、天才ドライバーを演じるに当たり、
真剣佑さんは体も作り上げたのだとか。
もうね、その肉体も美しすぎました。。。

そんな真剣佑さんの美しい瞳や肉体はもちろん、
キレたり、泣いたり、笑ったりめまぐるしく変わっていく
彼の表情の変化にも注目です!

映画『OVER DRIVE』は、明日6月1日(金)に公開されます。
是非ご覧ください♪

そうそう!
映画には五箇山も登場するんですよー。
一度でも五箇山に行ったことのある方なら
思わず、えー!そこを?とスクリーンにむかって
突っ込んでしまいたくなるかも。(笑)

●映画『OVER DRIVE』の公式サイトは コチラ

私もまた見に行こうかなー。

yukikotajima 1:00 pm

孤狼の血

2018年5月9日

今週末、12日の土曜日に
映画『孤狼の血』が公開されます。

原作は『警察小説×仁義なき戦い』と評される
柚木裕子(ゆづき・ゆうこ)さんの同名小説で、
映画版はとにかく出演者が豪華!
役所広司さん、松坂桃李さん、江口洋介さん、竹野内豊さん
などが出演されています。

そして、監督は『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』の
白石和彌(しらいし・かずや)さんです。

映画の舞台は、昭和63年の暴力団対策法が成立する直前の広島の架空都市。

広島の地場の暴力団と新たに進出してきた巨大組織は、
もちろん仲がいいわけもないのですが、
ある日、巨大組織のほうの関連企業の社員が失踪します。

所轄署に配属となった松阪さん演じる新人刑事と
暴力団との癒着を噂される役所さん演じるベテラン刑事は、
その事件を追うことになるのですが、
この事件を機に二つの組の抗争が激化していく…
というストーリーです。

一足早くこの映画を見てきました。

この作品は、東映が放つ【超衝撃作】とのことなのですが、
もう最初から容赦ないです!手加減なしです。

痛みも苦しみもあまりにも生々しくて、
うっっ、と思いつつも
スクリーンを見つめ続けずにはいられない
かなり熱い映画でした。

特に主人公のベテラン刑事を演じる役所さんの存在感はすごかった!
目力も表情も筋肉も何もかもがずば抜けていました。

ただ、個人的には、冒頭のブタのシーンは衝撃的過ぎました…。
トラウマになりかけたほどです。(苦笑)

私は昔からブタが好きなのですが、
この映画を見た後しばらくは
部屋にあるブタグッズをすべて処分したくなりましたもん!

映画『孤狼の血』は、5月12日(土)の公開です。
ぜひご覧ください。

『孤狼の血』の公式サイトは コチラ

yukikotajima 5:52 pm

となりの怪物くん

2018年4月25日

最近は、富山で映画の撮影が行われることが増えていますが、
あさって金曜日27日に公開される映画
『となりの怪物くん』も一部が富山で撮影されました。

今ブログをお読みの方の中にも
エキストラとして映画に出演した方がいらっしゃるかもしれませんね。

この映画は、累計発行部数610万部を突破した大人気漫画を実写映画化したもので、
監督は大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』の月川翔さん、
主演を菅田将暉さんと土屋太鳳さんが務めました。

予測不能な超問題児で「怪物」と呼ばれる春を菅田将暉さんが
冷静で淡白なガリ勉の雫を土屋太鳳さんが演じています。

そんな性格の二人なので二人とも友達がいませんでしたが、
高校入学後、不登校の春の自宅に雫がプリントを届けに行ったことがきっかけで
春は雫を勝手に「友達」に認定し、雫にまとわりつきます。

はじめは無関心だった雫も、春の純粋さに触れるうちに少しずつ心を開いていき、
気付けば友達も増え…この先は是非映画をご覧ください♪

私は一足早くこの映画を見てきました。

菅田将暉さんは、作品によって全く異なるキャラクターになることで注目されていますが、
この映画では、まるで人懐っこい犬のように無邪気に甘えてくる様が大変かわいかったです。

男性に対してかわいいというのもどうかと思うけれど、かわいいのだから仕方ない!(笑)

先日テレビで放送されていた映画『帝一の國』も高校生役でしたが、
本当に同一人物?というくらいに全くの別人です。

『帝一の國』のような激しすぎる役もいいけれど、
少女漫画の王道のような役もいいものですね!

でもそろそろ高校生役も見納めかな。
そういう意味でも是非ご覧ください。(笑)

今年のゴールデンウィークは
大人の皆さんも映画を見て青春を味わってみては?

『となりの怪物くん』の公開は、明後日27日(金)です。

◎公式サイトは コチラ

yukikotajima 7:33 pm

ナラタージュ

2017年10月4日

今週末、10月7日(土)に富山で撮影された映画『ナラタージュ』が公開されます。

●映画の公式サイトは コチラ

この映画は、島本理生(しまもと・りお)さんの恋愛小説を映画化したものです。

高校教師と生徒として出会った二人が、
時が経ち再会したあと、恋に落ちる…というものです。

高校教師の葉山先生を松本潤さん。
生徒の工藤泉を有村架純さん、
また、泉を思う大学生・小野礼二を坂口健太郎さんが演じています。

そして、この映画のメガホンをとったのが、行定勲(ゆきさだ・いさお)さんです。

今日のgraceでは、行定監督のインタビューをお届けします。
15時からの放送です。どうぞお楽しみに!

私は、ひとあし早く映画を見てきました。
また原作も読んでいるのですが、
この作品に関しては、原作を読んでから映画を見るのがいいかも。

ちなみに内容はすこ〜し違います。
ラストも異なります。

原作の終わり方もいいけれど、
私は映画のラストのほうが好きかな。

ネタバレになりますので、
私がラストでどう感じたか言えないのがもどかしいー!

とにかくとてもいいラストでした。

ああ、言いたい。(笑)

yukikotajima 12:29 pm

彼女の人生は間違いじゃない

2017年9月20日

今日のgraceでは
15時から映画『彼女の人生は間違いじゃない』
主役の金沢みゆきを演じた女優の瀧内公美さんのインタビューをお届けします。

瀧内さんは、なんと富山出身なんです!

 

瀧内さんは、映画で見る限り
大人っぽいキレイなお姉さんに見えましたが、
実際の瀧内さんは、とにかくよく笑う
笑顔がキュートなかわいい女性でした。

また、よく喋る!(笑)
映画では、それほど喋る役ではなかっただけに、
こんなに喋る方だったのか、とびっくりしつつも
たくさん喋って頂いて嬉しかったです。

おかげでインタビューはかなり長くなってしまいました。(笑)

せっかくなので、今日はノー編集でそのままオンエアーします!

放送は、今日20日の15時からです。

ぜひお聞き下さい♪

●映画の公式サイトは コチラ

映画『彼女の人生は間違いじゃない』は、
富山ではジェイマックスシアターで
今週末9月23日(土)から上映されます。

映画は震災後の福島が描かれています。
福島で暮らす人々が今どんな気持ちでいるのか、
正直、私はわかっていませんでした。

市役所の職員に大学生の女性が
卒論のテーマにしたいと震災のことを根掘り葉掘り聞くシーンがあるのですが、
良かれと思ってやっていることが人を傷つけることもあるのですよね。

人の気持ちに寄り添っているようでいて
実は自分のことしか考えていない。

ドキリとしました。

この映画からは、たくさんのことを気付かされました。
私はなんて無知で世界が狭かったのかと。

まるでドキュメンタリーのようなリアルな空気感の作品でした。

見てよかった。

あなたも是非ご覧ください。

●ジェイマックスシアターのサイトは コチラ

映画を観た後に原作も買って読んでみました。

私は映画を見たあとに原作を読む方が好きですが、
この作品は、原作を先に読んでもいいかも。

ちなみにストーリーはちょっと違います。

そして映画のほうがより深さがあるように感じました。

yukikotajima 11:55 am

『明治乙女物語』『ワンダーウーマン』

2017年8月30日

今日ご紹介する本は、

『明治乙女物語/滝沢志郎(文藝春秋)』

です。

2017年度の松本清張賞受賞作なのですが、
選考会では、選考委員であるプロの作家さんたちが絶賛したのだとか。

ちなみに選考委員は、
石田衣良さん、角田光代さん、葉室麟さん、三浦しをんさん、中島京子さん
といったそうそうたる顔ぶれ!

選考委員のコメントは、小説の帯にのっていますので、
ぜひチェックしてみて下さい。

***

『明治乙女物語』は、
本のタイトル通り、明治時代の乙女たちの物語です。

時代は、欧化の波が押し寄せていた鹿鳴館時代と呼ばれる頃。

主人公は、東京の高等師範学校女子部に通う2人の女生徒です。

彼女たちは、教育者になるべく真摯に勉学に励んでいます。
しかし、この時代、そんな彼女たちに対して
「女が学問なんて」と白い目で見る人たちも少なくありませんでした。

当時の女性たちには、三従の訓(さんじゅうのおしえ)というものがありました。

「家にありては父に従い、嫁(か)しては夫に従い、老いては子に従う」
ことが正しいと当時は言われていたのですね。

そんな時代に「それは違う!あなた方は胸を張りましょう」と
彼女たちを鼓舞した人物がいます。

当時の文部大臣の森有礼(もり・ありのり)です。

その森から彼女たちは、鹿鳴館での舞踏会に招かれます。

めでたいことのように思いますが、
日本をはじめ各国の大使など要人があつまる鹿鳴館は
暴徒たちにとって格好の標的であり
実際、鹿鳴館を襲うという糾弾状も出るほどでした。

それでも彼女たちに舞踏会に行かない
という選択肢はありませんでした。

行かざるをえなかったのです。

でも、賢い彼女たちです。
決して権力に屈することはありません。

常に自分の心に正直であり
何が正しくて何が間違っているのかをしっかりと理解しています。
若いからとか女性だから未熟であるなんてことはありません。

彼女たちなりの戦いをします。

***

本当に面白かったです!!

そしてこの物語は、明治時代のお話ですが、
現代に通じる部分も多々ありました。

また、今も昔も変わらない嫉妬といった感情も包み隠さず描かれ、
人間らしさも感じられました。

特に主人公二人の友情の描き方が最高です。

他にもさまざまな女性たちが登場しますが、
どの女性も皆それぞれに魅力があり共感できました。

理不尽に負けそうな女性の皆さん、是非読んでみて下さい!

本を読んだあとは、
私も負けていられないわっ!
とむくむくとやる気が湧いてくるのではないかしら?

また、この物語はフィクションですが
実在の人物もたくさん登場するのも面白い理由のひとつです。

森有礼のほか伊藤博文や唐人お吉、大山捨松などが物語を彩ります。

とにかく面白い一冊でした。

***

話はちょっと変わりますが、
先日公開された話題の映画『ワンダーウーマン』を見たときに、
『明治乙女物語』と重なるところがあるなあと思いました。

もうご覧になりましたか?
今日本でも大ヒットしているそうですね。

『ワンダーウーマン』は、史上最強の女性戦士の物語で、
主役を演じるガル・ガドットが大変美しい!

 映画『ワンダーウーマン』の公式サイトは コチラ

もちろん乙女たちはワンダーウーマンのように
実際に戦場で戦士として戦うわけではありませんが、
でも、純粋で基本的に優しいことや
精神的な強さがあること、その一方で可愛らしさもあること
などが共通しています。

戦う強い女性というと、
「私についてきなっ!」というような
姉御肌の女性を思い浮かべそうですが、
乙女もワンダーウーマンもそうではありません。

強いけれど、男性になろうとしているわけではないですし、
女性であることを利用するわけでもありません。

ひとりの人間として、自分が正しいと思うことをしているのです。
心に嘘をつかず。

そして、自ら行動していきます。
誰かがやってくれたらいいのにと人任せにするのではなく、自分でやる。

と、偶然、同じ時期に味わった作品が戦う女性のヒロインものだったのですが、
どちらも重なるところがありました。

それからもうひとつ。
どちらの作品もヒロインのそばには男性がいるのですが、
男性の雰囲気も似ているところがありました。

優しくて強い。その上、イケメン。(笑)

『ワンダーウーマン』も大変面白かったです。

もしよろしければ、どちらの作品もお楽しみください。

yukikotajima 12:20 pm

追憶

2017年5月3日

今週末、6日(土)に
富山をはじめとした北陸が舞台の 映画『追憶』 が公開されます。

先月18日には、富岩運河環水公園で凱旋イベントが行われ、
主演の岡田准一さんも会場に登場し当日は約4,500人の方が集まったようです。

映画『追憶』は、監督の降旗康男さんと撮影の木村大作さんの
巨匠二人が9年ぶりにタッグを組んだ作品です。

主演は、岡田准一さん。
共演は、小栗旬さん、柄本佑さん、安藤サクラさん、長澤まさみさん
といった豪華な顔ぶれです。

先日、岡田さんが富山でイベントを行った理由は、
この映画のほとんどが富山で撮影されたからです。

雄大な立山連峰や海に沈む夕日のほか、
八尾や氷見などのおなじみの富山が登場します。

撮影の木村大作さんといえば、
『劒岳 点の記』、『春を背負って』でおなじみですが、
さすが富山の美しい景色を知り尽くしていらっしゃる木村さんです。

スクリーンから木村さんの富山愛を感じました。

どのように富山が撮られているかは、
ぜひ映画館でお確かめください♪

***

簡単にストーリーもご紹介しましょう。

物語は、25年ぶりに再会した幼なじみの男性3人を軸に描かれます。

子どものころは仲良しだった3人が
過去のある出来事を機にそれぞれ別の生活を送るようになります。

それから25年後、3人は、刑事、被害者、容疑者という立場で久しぶりに再会します。

主演の岡田さんは刑事を演じているのですが、
ずっと盛り上がったままの眉が印象的でした。
そう、ずっと不機嫌なのです。

普段は吸い込まれそうな美しい「目」をされている岡田さんなのに、
今回は目以上に眉に注目してしまったほどです。

顔で演じていました。

その一方で、安藤サクラさんの包み込むような優しい佇まいにも釘付けになりました。

長澤まさみさんもいつも以上に透明感を感じたのですが、
なんとこの映画、全キャストがほぼ「ノーメイク」だったのだとか。

なんてこと!

そうか、だから余計、顔の表情や透明感が感じられたのか。

是非そのあたりにも注目してご覧になってみてください♪

映画『追憶』は、今度の土曜日6日に公開です。

 映画『追憶』公式サイトは コチ

***

そうそう、映画を見た後、
本屋さんで原作を見つけたので読んでみました。

細かいところはすこし映画とは異なりましたが、
映画を見た後に原作を読んだことで、より深く作品の世界を味わえました。

もし映画と合わせて原作も読みたい!という方がいらっしゃれば、
私は、映画を見たあと復習がてら原作を読むことをおすすめします〜!

yukikotajima 10:49 am

エヴェレスト 神々の山嶺

2016年3月2日

今日のキノコレは、夢枕獏さんの

『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』をご紹介します。

紀伊國屋書店富山店の奥野さんが
たっぷり熱い思いを綴っていらっしゃいますので、
本の紹介については コチラ をお読みください。

私も そこに本があるから読むのである ということで(笑)、
この作品を読んでみました。

もともと上巻下巻とわかれていたものを
今回、1冊にまとめたのだとか。
なんと1000ページを超えています。

手にした時、ずっしりとした重みがありました。

でも、読んでいて辛いという感じはありませんでした。
というのも、とてもテンポがよいのです。

登場人物たちの心の声などは、
息づかいまで感じられるほどです。

彼らに寄り添いながら文字を目で追っていったら、
気付いたら読み終えていたような感じでした。

そして、この作品は3月12日に映画として公開されます。

実は私、一足早く映画を見ているのですが、
映画を見てから原作を読んだので、より作品の世界を深く味わうことができました。
また、読めば読むほど映画の配役がぴったりだなあと実感しました。

原作も五感を刺激してくるものがありましたが、映画もすごかったです!

映画は3Dではないのに、まるで雪山の中に自分もいるかのような感覚になりました。
実際は寒くないけれど、体は寒さを感じてブルッとくるような感じです。

他にも街の匂いを感じたり、太陽のまぶしさに思わず目を細めてしまったりと、
本能的な部分で体が反応してしまうような作品でした。

是非、原作&映画セットで体感してみてください。

***

そしてそして。

映画は3月12日(土)に公開となりますが、
graceでは、9日(水)の14:25頃から
監督の平山秀幸さんのインタビューをお届けします。

是非お聴きください♪

yukikotajima 12:13 pm

映画『バンクーバーの朝日』

2014年12月18日

今日は、あさって土曜日に公開される映画
『バンクーバーの朝日』をご紹介します。

私は、一足先に見てきました。
この映画を見なければ、私は彼らの存在を知ることはなかったと思います。

バンクーバー朝日の。

バンクーバー朝日というのは、戦前のカナダ・バンクーバーに実在した日本人野球チームです。

戦前、カナダの日本人街で暮らす日本人たちがいました。
彼らは過酷な環境の中で肩を寄せ合うように暮らしています。
そんな中で生まれたのが、「朝日」というの名の野球チームでした。

体が小さくパワーもない彼らは、最初はなかなか現地のチームに勝てません。

ところが彼らは自分たちの特性を生かした戦術を使って活躍するようになります。

そんな彼らのプレイに日本人だけでなく、白人たちまでもが熱狂していきます。

これが実話だということに驚きます。

監督は、映画『舟を編む』の石井裕也さん。

野球チームのキャプテンを演じるのは、妻夫木聡さん。
その他、チームのメンバーを亀梨和也さん、勝地涼さん、池松壮亮さん、
そして、主人公の父親を佐藤浩市さんが演じています。

そのほか、キャストはとても豪華です!

逆境の中で彼らはどのように立ち上がり前に進んでいったのか。
きっと彼らから学ぶことはあると思います。

「国と国の戦いは、スポーツだけでいい」なんてよく言われますが、
本当にそうだなあとこの映画を見ながら改めて思いました。

映画『バンクーバーの朝日』は、あさって12月20日(土)に公開されます。
是非ご覧ください。

映画『バンクーバーの朝日』のHPは コチラ

yukikotajima 11:45 am

映画『アオハライド』

2014年12月12日

いよいよ明日13日に、
富山で撮影された映画『アオハライド』が公開されます。

 アオハライド の公式サイトは コチラ

私は一足早く見てきました。
すでにラジオで何度もお話している通り、とっても楽しめました♪

高校生の恋愛モノということで、
見る前は、30代後半の姉さんがついていけるかしら、と思っていたのですが、
すっかりスクリーンにくぎ付けでした。

この映画の何がいいって、ベタなストーリーなのだけど、
そのベタな感じがよいのです。まさに「アオイ」感じで。

心の奥の懐かしい部分を突かれ、
高校生だった時の自分が戻ってきて、気分はまるで女子高生でした。

は?

って言わないで。(笑)

私にもそんな時があったのですよ。ああ、懐かしい。

さて。

スクリーンに映し出される映像も
富山のおなじみの場所が、瑞々しいタッチで描かれていて
透明感にあふれていて素敵でした。

また、登場人物がみんなかっこよくかわいかったです。
美男美女ばかり!

中でも主人公の本田翼ちゃんが、かわいかった。

そして、その本田翼ちゃん演じる双葉が恋する
東出昌大さん演じる洸君が、いちいちかっこいい。(笑)
このかっこよさは、見た目ではなく、言動ね。

何、その台詞!うわーーずるい!

と何度思ったことか。

映画の最後の台詞がこれまたよくて。
大人の男性には言えない台詞です。
あれは、高校生だから心に響くんだろうな。

あんな風に高校時代に言われたかったなあ。
と思う元・女子高校生は多いように思います。

富山で撮影されたというだけでなく、
大人の皆さんでも楽しめる作品になっていると思います。

瑞々しく透明感あふれる世界を是非ご覧ください♪

そうそう、富山で撮影されているのですが、
富山にいたと思ったらいきなり高岡にいて、かと思ったら富山に戻ってと、
あまり場所的なつながりはありませんので、
そのあたりは、無視してごらんください。
そうしないと、ちょっとこんがらがってしまいそうなので。(笑)

yukikotajima 3:55 pm

『玄牝(げんぴん)』富山上映会

2014年3月24日

今日は、今度の日曜日30日に富山県呉羽青少年自然の家で上映される
映画『玄牝(げんぴん)』をご紹介します。

富山でも以前上映されたのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

いま全国各地でこの作品の自主上映が行われているようです。

・・・

『玄牝(げんぴん)』とはどんな作品なのか簡単にご紹介しましょう。

愛知のある産科医院には、
「自然に子を産みたい」と願う妊婦たちが全国からやって来るそうです。

その産科とは愛知県岡崎市にある吉村医院。

吉村医院では院長の考えのもと、
薬や医療機器などの人工的な介入をせず、
女性が本来持っている“産む力”を信じて産む
「自然なお産」(自然分娩)を行っています。

院内に建つ古民家では、妊婦の心身を鍛えるという理由から、
妊婦の皆さんが薪割りや板戸ふきなどの昔ながらの労働を行っています。

赤ちゃんを産むのは、昔ながらの畳の部屋。

自然出産をしたお母さんは、新たな命の誕生とともにこう言うそうです。
「気持ちいい」と。

吉村医院には、全国各地からたくさんの妊婦たちがやってきます。
お産は痛くて苦しいものだと思い続けていた人、
初めての出産で経験した医療行為が辛い記憶になってしまった人など、
それぞれの事情や想いを抱える妊婦たちもたくさんやってきます。

でも、臨月が近づくにつれ、彼女たちはいきいきと輝きはじめるのだそうです。

そんな吉村医院での命の営みを見つめたドキュメンタリー映画、
それが『玄牝(げんぴん)』です。

玄牝とは、老子のことばで、“神秘なる母性”のことなんだとか。

監督は、『萌の朱雀(もえのすざく)』、『殯の森(もがりのもり)』の河瀨直美さん。

映画は、繊細な瞬間の撮影を受け入れた女性たちの圧倒的な美しさとともに、
生命の神秘のありようを映し出しているそうです。

・・・

私は、映画は見ていないのですが、吉村医院のDVDブックは見ました。

『しあわせなお産をしよう 自然出産のすすめ/吉村正』

こちらにも、たくさんの妊婦さんたちが登場するのですが、
赤ちゃんを産んだママたちの心からの幸せそうな表情が印象的でした。

映画『玄牝』もそういった自然な美しさが映し出された作品のようです。

『玄牝』は今度の日曜日に上映されます。
川瀬監督の美しいドキュメンタリー作品をあなたもご覧になってみませんか?

・・・

≪ 『玄牝』富山上映会 ≫


日時:3月30日(日)

・午前の部 10:30(開場10:00)

・午後の部 14:00(開場13:30)

*12:10〜13:20 助産師さんと一緒に昼食を囲んでおしゃべりタイム(各自昼食持参)

*午後の部は親子タイムとなっており、お子様と一緒にご覧いただけます。
 もちろんお子様連れでない方もOK!

場所:富山県呉羽青少年自然の家

料金:大人1000円(当日1300円) 中高生800円(当日1000円)


前売券予約連絡先

メール aka_manma@hotmail.co.jp

電話 080・6351・3992(中島)

   090・3799・1519(本多)


パンフレットは コチラ

『玄牝』のオフィシャルサイトは コチラ

yukikotajima 3:54 pm

ラッシュ プライドと友情

2014年1月2日

ラジオをお聴きの方はご存知だと思いますが、私はF1が好きです。

好きなドライバーは「私のキミ様(笑)ことキミ・ライコネン」。

アイスマンと言われるクールなまなざし。
だけど走りは熱くうまく本当にかっこいい!


でも。

この方が頭から離れなくなってしまいました。

ジェームス・ハント。

そして。

もう一人、ニキ・ラウダ。


二人ともです。(笑)


というのも、2月7日に
ジェームス・ハントとニキ・ラウダ、
二人の天才ドライバーの対決を描いた

映画『ラッシュ プライドと友情』

が公開されるのですが、
私は一足早くその映画を見て、すっかりはまってしまったというわけです。


そういえば、キミ様もジェームス・ハントのファンで、
トリビュートヘルメットを作り、以前話題になりました。


私、今年ナンバーワン映画がもう決まりました。

この作品です!

と断言できてしまうくらいに感動しました。


映画を見ながら映画館にいるのかサーキットにいるのか、時々わからなくなりました。

目の前をマシンが走り抜けていく様は生そのもの!

体に響くエンジンサウンド、
タイヤやオイルのにおい、
そして、前髪が浮き上がるほどの風。

「いやいや、においや風は無理でしょ!」と思いましたよね?

ええ、実際には無理です。

でも、私には感じられたのです!

去年の夏、スーパーGTを生で見たときの感動を思い出しました。

実話を描く『ラッシュ』は、ドキュメンタリーのようでもありました。

こんなに興奮したレースはないというくらいに興奮しました。


さて。

いきなりあつくるしい感想で始まってしまいましたが、
内容についても軽くご紹介しましょう。

映画『ラッシュ プライドと友情』は、
ロン・ハワード監督が、1976年のF1世界選手権を舞台に、
2人の天才ドライバー、ニキ・ラウダとジェームズ・ハントの戦いと絆を描いたものです。
実話です。

実話の映画化は、何かと不満を口にされる方もいるようですが、
この作品の満足度はかなり高く、なんと93%なんだとか。

なんといっても俳優さんたちがご本人によく似ているんです。

ラウダもハントもそっくり!

ハントなんて本人かと思ってしまうくらい。

クリス・ヘムズワース演じるハントの女性を虜にするあの色気と筋肉。

女性に対しては超だらしないのに、
でも、こっそりレースのイメージトレーニングをしている姿には・・・惚れます(笑)。
記者会見後のシーンも泣けたなあ。

でも、ダニエル・ブリュール演じるラウダはラウダで素敵です。
ハントとはまた別のかっこよさがあります。
彼こそ、本当の意味で強く、それでいて優しい人です。

そんなハントを支える奥様がまたいい人で。
ううう。涙。


この映画には日本も登場します。
なぜならラウダとハントの最終決戦の地が、富士スピードウェイだから。

果たして勝負の行方は?


「面白そうだけど、F1はわからないし…」という方もいらっしゃると思います。
特に女性の方。

でも楽しめると思います。

なんといってもレーサーたちがかっこいいですし(笑)。
もちろん、それだけじゃない魅力が詰まっています。
きっと見てよかったと思うはず!

この映画をきっかけに、F1に興味を持つ人が増えたらいいな。

案外、女性がはまりそうな予感がするわ。

今年はF1ブームがくるかも!?


心ふるわすヒューマンドラマ、

『ラッシュ プライドと友情』

は2月7日の公開です。


公式サイトは コチラ


私は、映画が公開されたらまた見に行こうと思います。

久しぶりにまた見たい!と思えた作品と出合えました。

去年はなかなか映画を見に行けなかったのだけど、
今年はもっと見に行こう。

やはり、映画っていいね!

・・・

最後に。

元F1ドライバーのミハエル・シューマッハさんの回復を心から祈ります。

yukikotajima 10:56 am

ウリオ原画展

2013年8月7日

先日graceでご紹介した

絵本『ウリオ』の原画展

に行ってきました。

image7.jpg

絵本『ウリオ』は、
富山出身の女優、室井滋さんが文をお書きになったものです。

絵は、大人気絵本作家の長谷川義史さんがお描きになりました。

その長谷川さんの原画展が、
いま富山で行われているのです。

場所は富山市磯部町にある

香希画廊(かきがろう)

です。

image6.jpg

画廊の外壁には大きなポスターがあるのですぐにわかります!

image5.jpg

ウリオについての詳細は、

こちら

で私が紹介していますので、よかったらお読みください♪

原画展は、ワクワクが止まらないひとときでした。

長谷川さんの、
ちょっととぼけた感じのあたたかなタッチは、
絵本で見た時よりイキイキしていました。

まるで今にもイラストが動き出しそうな質感でした。

おおらかな作風は、
一見、大雑把に描いているように見えるのですが、
原画を間近で見るととても繊細でした。

とくにお料理のイラストが美味しそうで、
匂いまで漂ってきそうなほど!

見に行って本当によかったです。

原画展は、ウリオの原画の以外にも
長谷川さんの他の作品も展示されているのですが、
こちらもどれもあたたかみがあって素敵でした。

私がカフェやバーをやっていたら、
この絵を飾りたい!と思うような作品ばかりでした。

あつ〜い夏ですが、
涼しい画廊で絵画鑑賞というのも
なかなか優雅な過ごし方だと思いませんか?

ちなみに、この原画展は、
今度の日曜日11日までの開催ですので、
お早めに〜。

また10日の土曜日には、
室井滋さんも画廊にいらっしゃるのだとか。

詳しくは、香希画廊さんにお問い合わせください。

ホームページは こちら

yukikotajima 12:43 am

脳男

2013年2月8日

一昨日のgraceで、明日9日に公開となる
映画『脳男』の瀧本監督インタビューをお届けしましたが、
お聞きいただけましたか?

nootokokantoku.jpg

『脳男』は、去年夏に富山県内各地で撮影されていた映画です。

約2000人のエキストラの方が参加されたそうですので、
今ブログをお読みの方の中にも、
私出たよ!という方がいらっしゃるかもしれませんね。

ラジオで監督がお話しになっていましたが、
富山県内の様々な場所が映画に登場します。

しかもいつもとは違った使われ方をして。

私は気付いた場所もありましたが、
ほとんどわかりませんでした…。

映画を見た後に、ロケ地マップを手に入れ、
ひとつひとつ確認しながら、
マップに向かって、

えーここも?

うそー!これは気付かなかった!

と突っ込みを入れておりました。(笑)

そんな私が一番気付かず衝撃を受けたのはラストです。

あの場面が富山であることに、
まったくまったく気付きませんでした。

その使われ方がいい感じなのです。

さて、あなたは、映画を見ながら気付くかな?

ちなみになぜ私が気付かなかったのかというと、
映画そのものに集中してしまったからです・・・。

この作品、他には無い世界感です。

私は、映画を見た後、原作を読んだのですが、
映画は原作以上にパワーアップしているように感じました。

nouotokohon.jpg

そういう意味では、原作ファンの方も、
新鮮な気持ちで映画『脳男』の世界を味わえると思います。

脳男、生田斗真さんの圧倒的な存在感。

それから、爆破犯の緑川の異常さ。

ああ、思い出しただけで、コワイ。

ラジオで監督がお話しになっていた
生田さん演じる脳男の腕立てふせならぬ
「指立てふせ」に私は目が釘付けでした。

生田さんは、映画のために体を鍛え、
そして練習をして、あの指立てふせができるようになったそうです。

他にも、ささみ&野菜生活を続けられたりしたのだとか…。

なんてストイックな!

かっこいいですねえ。

そうそう、原作は続きがあるのですが、
映画は続編はあるのかしら!?

映画『脳男』は、明日、2月9日(土)、公開です。

★公式サイトはコチラ

yukikotajima 4:14 pm

最近見た映画

2013年1月24日

今日は、最近私が見た映画を三本、ご紹介します。

***

『レ・ミゼラブル』

最初の船のシーンを見た瞬間「私この映画好きだ」と確信。

こちらに迫ってくるような映像や会場内に響き渡る歌声に、
体中の細胞がむくむくっと目を覚ましたかのような興奮を味わいました。

どの人も歌っている時の表情が印象的でした。
するどい目にどこまでも開く口。
その大きな口から絞り出される叫び。

圧倒されっぱなしでした。

もう一度、見に行きたい。

「オレ、ミュージカルって無理なんだよねー」という人にこそ、見て頂きたい。
「なんでいきなり歌ってんの?」なんて思えないよ、あの映画を見たら。

***

『渾身 KON−SHIN』

こちらは、古典相撲のお話です。
『レミゼ』とは違った熱さがありました。

昔ながらの日本人の熱さ。
寡黙にでも熱く必死に練習を重ねる様のかっこよさ。

また、母を亡くした子どもが、
ある女性に対し心を開いていく様に涙。

子どもの素直な反応に、涙が止まらなくなってしまいました。

***

『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』

こちらは、まだ公開前です。
今度の土曜日、1月26日に公開されます。

キャストがとにかく豪華ということで話題の映画です。
美しい女性たち、、、
と、ダメ男たち。
いや、ホント、しょうもない男性が次々に登場するんですよ。(笑)

でも、監督は「ダメ男たちは普通の男性の姿だよ」とおっしゃっていました。(笑)

そうなんです!
実は、先日、富山にいらっしゃっていた監督にお話を伺いました。
そのインタビューを今日のgraceで放送します。

映画はもちろん、男と女についても熱くお話し頂きました。

放送は、今日、1月24日(木)の14:25頃〜です。
是非、お聴きください。

yukisadasan.jpg

***

今年は、たくさんの映画を見に行きたいと思っています。
いい作品に出合ったら、ラジオでも熱く紹介していきますね!

yukikotajima 12:24 pm

『外事警察 その男に騙されるな』

2012年5月31日

明後日、6月2日(土)に、映画『外事警察 その男に騙されるな』が公開されます。

外事警察とは、警視庁公安部外事課。
日本のCIAとも呼ばれる対国際テロ捜査の精鋭部隊です。
決して表で活動することはなく、街に溶け込み、家族にさえ身分を明かしません。
そして、任務遂行のためには手段を選ばず、民間人までも“協力者”として利用します。

この外事警察は、もともと2009年にNHKでドラマとしてスタート。

騙し合い、裏切りの連続に、先の読めないスピーディーな展開、
そして、その重層的なストーリーから、ドラマも高評価を得ます。
そんな話題のドラマの映画化です。

「公安の魔物」と呼ばれ、人の心を巧みに操る主人公、
住本健司(すみもとけんじ)を渡部篤郎さんが演じています。

その渡部さんに、先日お会いして、お話を伺いました。

そのインタビューを、
今日、5月31日(木)の14:25頃〜
grace』でお届けします。

是非、お聞きください♪

・・・

映画は、今度の土曜日、6月2日から公開されます。

私は、一足早く拝見したのですが、
騙し合いの世界に終始ドキドキしっぱなしでした。

また、映画の世界だけでなく、
「外事警察」という仕事が本当にある、ということにもビックリ。
勝手に、もし私のところに、協力者としての依頼がきたら、
私は引き受けるのかなあ、と映画を見終えた後もずっと考えていました。
そもそも、私のところには来るはずはないと思いますが。(笑)

あ、あと、男性陣も男前ぞろいでした。

渡部さんも素敵でしたが、
キム・ガンウさんもかっこよかったです♪

それでは、まずは、今日のインタビューを聞いて、
そして、土曜日以降は、是非、映画をご覧下さい。

yukikotajima 11:38 am

最近見た映画

2012年1月19日

最近見た映画です!

・『ロボジー』

『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督の最新作です。

新型ロボットの開発に失敗した家電メーカーの3人が、
なんと、おじいちゃんをロボットの中に入れて、ロボット博に出場。
大反響があったものの、中に人が入っていることはもちろん秘密で…。

もし、このロボットの中に入ったおじいちゃんが、
穏やかな人だったら、ヒューマン映画になるのでしょうが、
頑固でわがままなじいさんが入ったことにより、
様々な予想外の出来事が起き、
その結果、コメディー映画となっています。(笑)

私が印象に残ったのは、
ロボジーのまま、お孫さんに会いに行くシーン。
顔が見えないからこそ、
本音が言えたり、したかった行動ができたりする、
というのは、なんかわかるなと思って。

頑固なおじいちゃんの不器用な愛が、
ちょっと素敵でした。

・・・

・『万年筆』

こちらは、富山県は氷見市が舞台になった映画です。

以前、graceに、市川徹監督と、
主演の渡辺裕之さん、竹内晶子さんのお二人にご出演いただき、
映画のお話をいろいろ伺ったのですが、
お三方とも、氷見での撮影を大変楽しまれていたのが伝わってきました。

特に、かもめのシーンがお気に入りなのだとか。

氷見の名所がたくさん出てきます。
それこそ、この映画と同じように、氷見をまわってみるのも楽しいかも。

それから、この映画は、主演のお二人以外は、
全員、氷見のみなさんが役者をやっていらっしゃるそうです。
知っている方がスクリーンに登場するかもしれませんよ!
そういうわくわく感もぜひ味わってみてください。

yukikotajima 9:49 am

23.24 鯨とりとレイルウェイズ

2011年12月2日

今日は、最近見た映画をご紹介します。

最近といっても、こちらは1ヶ月近く前ですが。
富山水辺の映像祭で上映されていた作品です。

『鯨とりナドヤカンダ』

1984年、韓国で大ヒットしたロードムービーです。
男2人女1人の3人の逃避行は、笑いどころ満載で、とても面白かったです。

韓国の映像作品というと、
美男美女が出てくる美しい作品が多いイメージを持っていましたが、
この作品は、とても自由。
見た目よりおもしろさに重きが置かれていて、
今から30年近く前の韓国に、こんな自由な作品があったことにビックリしました。

今の韓国の映画やドラマにはまっている方たちが、
この作品を見たら、きっと驚くのではないかしら。
というか韓流ファンの方にこそ、是非見ていただきたいなあ。

テンポも音楽も気持ちのいい映画でした。

・・・

そして、もう1作品は、公開2日目に見ました。
富山が舞台となった映画。

『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』。

こちらは、公開まで待てず、
先に小説を読んでしまったのですが、
この作品に関しては、小説を読んでから映画を見ても、
まったく違和感はありませんでした。
どちらかというと、あえて読んでいただきたいくらいです。
映画をご覧になってから読んだら、より作品世界を深く理解出ていいかも。

ちなみに、私の小説の感想はこちら 
⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=2049

本の感想に、主人公のあるセリフに感動し、
もし映画の中で登場したら泣いてしまいそうだ、と書きましたが、
まさに、泣いてしまいました。

あらためていいセリフだなと。

でも、そんないいセリフを言う主人公なのに、
近い存在の人には肝心のひと言が言えないのですねえ。

素直になれない大人たちに、
なにやってんのよ!と、心の中で突っ込みつつも、
では私は素直か?と言えば、
はいっ!と即答できる自信も無く。

ご夫婦はもちろん、本当は素直な気持ちを伝えたいのに、
なかなかできずにいる方には、見ていただきたい映画です。

でも、一番は、世の中の頑固なお父さんかな。(笑)

私の父も頑固ですので、もちろんすすめておきました。
でも、見に行くかなあ。
今度、父と母に、映画チケットでも贈ろうかしら。
そうでもしないと、父は母と二人で映画を見に行くこともしなそうだからなあ。

映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は。
富山は先行で11月19日に公開されましたが、
全国公開は、明日12月3日です。

是非、このブログをお読みの県外の皆さん、
富山だから、ということだけでなく、
作品としてとても素敵な作品ですので、是非ご覧下さいませ。

富山の美しい景色も見どころの1つですよ♪

yukikotajima 3:46 pm

21,22 天才チンパンジーと落ち武者

2011年11月1日

今日は、最近見た映画の感想を。
どちらも話題作ですので、軽く感想のみを書きます。

■『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』

映画『127時間』を見て以来のファンである
ジェームズ・フランコ見たさに見てきました。

想像以上にかっこよかったです!(笑)

ワイルドな役もいいけれど、
今回のような優しい役も素敵♪

天才チンパンジー、シーザーとの自然なやりとりがとても素敵でした。
シーザーや痴呆の父への優しいまなざしや愛に、
役の上でのこととわかっていても、ますます好きになっていきました。(笑)

おっと、この勢いだと、
いかにかっこよかったかを延々書いてしまいそうなので、
このあたりでやめておきます。

さて。
もちろん、作品そのものも楽しめました。
作品そのものに勢いがあり、ひきつけられました。
このあと、どうなってしまうんだろう?
というドキドキがずっと続いているような感じでした。

この作品は、「天才」チンパンジーのことが描かれていますが、
映画を見た後、動物を目にした時、
全ての動物たちが、天才動物のように思えてなりませんでした。

もしかしたら、動物たちには、人間たちの心はお見通しなのではないかな、と。
知らないのは、人間だけだったりして。

・・・

■『素敵な金縛り』

笑いました。
声をあげて大笑いしました。
私も他のお客さんたちも大爆笑!
映画館がこんなに笑いに包まれた作品も久しぶりです。

幽霊が見える人と見えない人がいるからこそ成り立つ面白さ。

私は、幽霊は好きではありません。
もちろん今まで見たことは無い・・・はずです。

でもね、今まで、幽霊にであってしまったらどうしよう?
と思ったことがないわけではありません。

出そうだなと思った時、
私に害を与えないのであれば、遭遇してしまってもいいか。
よっぽど生きている人間の方がこわいし、
などと思って、心を落ち着けていただけに、
この作品には、共感ができました。(笑)

幽霊=こわい

と単純に思わず、全員がおびえていないところが、いいなと思って。
こわがるどころか、みんな興味津々ですしね。

そういうくだらない部分が気持ちよかったです。

でも、アハハと大声で笑うだけでなく、
優しい頬笑みでスクリーンをみつめるシーンもあり、
とてもいい表情で見続けることができた映画でした。

そういう意味では、観客の表情の良さ、ナンバーワン映画かもしれません。

yukikotajima 6:48 pm

19.20 モテキ、セカンドバージン

2011年10月10日

今日は最近(といってもちょっと前に)見た映画を2本ご紹介します。

1本目は、『モテキ』。

先日graceで、大根監督&原作者の久保ミツロウさんのインタビューをお届けし、
番組でも何度も感想を話していたため、
すっかりブログにも感想を載せたつもりでいました。

ふとある日、私はどんな感想を載せたのだっけ?
と思って、ゆきれぽを見てみれば・・・無い!
失念しておりました。申し訳ありません。

公開だいぶ経ちますので、
内容についてはあえて触れず、感想のみを。

私は、映画を見る前に、せっかくならすべての作品を味わいたいと思い、
コミックを全巻読み、ドラマも全話を見てから映画を観ました。

もちろん、いきなり映画から入っても楽しめると思うけれど、
今までのことを知っているからこそわかることもあるので、
より深く楽しめると思います。

ですので、お時間があれば、
せめて漫画を読んでから映画をご覧になってみてください。

でも、ストーリーをすべて知ってしまったらつまらないんじゃ…
と思った方もご安心ください!

映画は、原作の続きを描いていますので、
新たなストーリーとして楽しめるのです。

『モテキ』の魅力は、いろいろあると思いますが、
なんといっても、音楽との連動が楽しいのです。

新旧、ジャンルを問わず、J・POPが様々な形で登場しています。

原作者の久保さんが、インタビューで、
「まるでジュークボックスのように、
映画館で好きな音楽を大音量で聞けてうれしかった」
とおっしゃっていたのが、印象的でした。

恋の形も様々で、出演者の言動に共感しやすいのも魅力の1つ。

私はたぶん、この中で一番近いのは、
真木よう子さん演じる「素子」になるんだろうな。

できれば、長澤まさみちゃん演じる「みゆき」になってみたいけれど。(笑)

なんて話を延々できるのが、『モテキ』の一番の魅力なのかもな。

・・・

実は、もう1本も恋愛映画です。

こちらも、テレビドラマが大ヒットしました。

『セカンドバージン』。

私もドラマにはまった、
いや、正確にはコウさん演じる長谷川博己さんにはまった一人です。

もうねえ、かっこいいのよ〜、コウさんが。

ドラマを見て結末はわかっているけれど、
大きなスクリーンで、コウさんを観たいと思い、映画館へ。

意外だったのは、私が観た回は、
女性より、男性が多かったこと。

鈴木京香さんファンだったのですかね?

その鈴木京香さん演じるルイさんも美しかったです。

ルイは、見た目だけじゃなく、生き方がかっこいい。
仕事に対してのゆるぎない自信に、
私は、ほれぼれとしてしまいました。

ドラマの時から思っていたのですが、言動がスマートなのです。
特に丁寧な謝罪の仕方が印象に残りました。

ぐちぐち言い訳などせず、まず頭を下げる。
なかなかできないことです。

そんな働く女性としての生き方をたくさん学んだ作品でした。

って、自分で書いていた思ったのですが、
まったく軸部分の恋愛の感想を書いていないですね、私。

まあ、心に響くポイントは人それぞれということで。(笑)

yukikotajima 4:17 pm