
2014年11月12日
- #本
ウドウロク
読みながら、わかるわかる!の連続の共感しまくりの本を読みました。
それは、NHKの「あさイチ」でおなじみの大人気のアナウンサー
有働由美子さんのエッセイ 『ウドウロク(新潮社)』 です。
タイトルの『ウドウロク』(有働録)は、
逆から読むと「クロウドウ」(黒有働)となります。
どうやら「あさイチ」の現場では、
ブラックな発言をする度、「クロウドウ」と言われているようです。
確かに、ばっさり思い切った発言をされること、ありますものね。(笑)
でも、狙っているわけではなく、
思ったままを口にされているだけなのだと思います。
有働さん自身、この本の中で
「素直に述べているだけなのに」
と書いていますし。
作り笑いや言わされている言葉は、
耳に入った瞬間、通過してしまうものですが、
有働さんの自然な喋りは、心にすうっと入ってきます。
そういう意味では、有働さんの喋りはとてもラジオ的だなあと思います。
この本も有働さんの心の内が正直に綴られています。
しっかりしていそうに見えて、
実は、だらしなかったり、甘えん坊だったり、不安を感じたりする
有働さんの意外な一面も垣間見ることができます。
たとえば、腹筋をリリースして食べる家でのひとり飯、
一人暮らしのスーパーでの買い物かごの寂しさといった
独身女性ならではのエピソードも。
私も同じ独身女性として、ああ、わかる。。。とせつなくなりました。
もちろん、寂しい独り身の話だけでなく(笑)、仕事の話もあります。
私にとって有働さんは同じ仕事の先輩でもあるので、
やはり仕事に関してのお話が一番心に響きました。
学ぶこともたくさんありました。
有働さんが二日酔いの朝、必ず読む詩が紹介されているのですが、
これが、とてもいい詩なので、私も真似させていただくことにしました。
どんな詩なのか気になる方は、『ウドウロク』で確認してね。
他にも、結婚式の司会の取り組み方や、
後輩への指導の仕方なども具体的で勉強になりました。
でも、堅苦しくはありません。
それどころか、笑えます。
それも、かなり。
ですから、カフェや電車の中でお読みになる方はご注意ください。
絶対にゲラゲラ笑ってしまいます。
私は大笑いしました。
軽快で面白い、そして時々ブラックな有働さんのお喋りに
あなたも耳を傾けてみてください。
でも。
笑うだけでは終わりません。
真面目な話や心を打つ話も絶妙の分量&タイミングで入っています。
この本を買って本当によかった!
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プロフィール
田島 悠紀子
Tajima Yukiko
7月13日生まれ。群馬県出身。
B型。 -
担当番組
・富山ダイハツ オッケイウィークエンド
(毎週土曜 11:00~11:55)・ヨリミチトソラ
(毎週水曜・木曜 16:20~19:00) -
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