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54,55 『獣の奏者(1闘蛇編、2王獣編)』 

2010年10月4日

またまた面白い本に出会ってしまいました。

今日の「キノコレ(13:45頃〜オンエアー)」で
紀伊國屋書店富山店の朝加さんに紹介して頂く小説
『獣の奏者(けもののそうじゃ)』です。
20101004kinpokore.jpg

既に私が好きなタイプの本をご存じの朝加さんから、
「田島さんは、ファンタジーはあまり好きではないですよね?」と言われ、
答えにくさを感じつつも(笑)、「えぇ」と答えたら、
「そんな方にこそ読んでいただきたい本があるんですよ!」
と、ニヤリと笑いながらすすめられたのが、
『獣の奏者』の『1闘蛇編(とうだへん)と、2王獣編(おうじゅうへん)』の2冊でした。

ファンタジーかぁ…
しかも、2冊もある…
タイトルを見れば、まるでアニメのようだなぁ…
と、本の表紙を見ながら頭に浮かぶのは否定的な言葉ばかり。(苦笑)

でも、まぁ、とりあえず、読んでみるか、
と、本を開いてみれば、主な登場人物の紹介がありました。
まるで、マンガのようだなあと思いつつ、
こんなに登場人物がいるのかぁ。理解できるかしら?と、また不安要素が増え、
早速、読み始めました。

しかし、しかし、しかし。
たった1ページ読んだだけで、
今までの「負」の感情は全て消えました。

文字から、絵が見え、臭いが感じられ、
あっという間に作品の世界に入っていました。

そこからはノンストップで読み続けました。

見たことも無い架空の獣たちが登場しているにも関わらず、
勝手に私の頭の中で作り上げた「絵」が、はっきりと浮かび、
読んでいるというより、見ている感じでした。

そして、そのまま時間を気にする暇なく読み続け、
気付いた時には、2冊読み終えていました。

そして、あとがきを読んで、本当はこの2冊で完結予定が、
ファンの希望により、プラス3巻が書かれた、というのを知った瞬間、
読みたくて、読みたくて、仕方なくなってしまいました。

それこそ、今、この瞬間にも読みたい。(笑)

そういえば!
この本が、どんな内容かまったく触れていませんでしたね。
内容については、コチラに書かれた朝加さんのコメントを読んでみてください。
⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1072.html

良くも悪くも、年を重ねる度に、
「自分の好きなもの、苦手なもの」が、はっきりしてしまうものですが、
中身を見ないうちから、好き嫌いの判断をするのはもったいないな、
と今回、気付かされました。

いつも、似たような本ばかりを読んでいる、という、そこのあなた!
ファンタジーは、ちょっと…という、大人の皆さん!

是非、『獣の奏者』シリーズを読んでみてください。(ニヤリ)

そして、読んだら再び、私のブログを読んでみてください。
きっと、共感してもらえると思います。

そうそう、この作品、去年、『獣の奏者エリン』としてアニメ化もされたそうです。

yukikotajima 10:36 am