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56・57 日本の「食」を考える本を2冊ご紹介!

2009年10月20日

今日は、「オレンジマート ビタミンステーション」でもおなじみの、
食育コミュニケーターの牧野弘美さんから教えていただいた
2冊の本をご紹介します!
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◆『食品の裏側/安部司(あべ・つかさ)』

食品添加物の元トップセールスマンが書かれた本です。

本の冒頭の「白い粉だけでとんこつスープができる」というお話に、
いきなり度肝を抜かれ、おそるおそるページをめくってみると、
著者は、今まで食品添加物を扱っていただけに、とってもリアル!

しかし、表現そのものは、まるで講演会を聞いているように、わかりやすく、
あっという間に読めました。

実際、この本には、
食品添加物が大量に使われている加工食品や、
実は、知らずに口に入れている食品添加物などが、
具体的に紹介されています。

でも、この本のいいところは、ただ、脅すだけではない、ということ。

食品添加物が身体に悪いのは、わかる。
じゃあ、私たちはどうしたらいいのか、ということが、わかりやすく書かれています。

例えば、食品の表示を見たときに『台所にないものが添加物』とか、
たくさんある添加物の中で、特に気をつけなければいけないのは、
「たんぱく加水分解物」と「ブドウ糖果糖液糖」の2つ!などです。

シンプルで、とってもわかりやすくないですか?

なぜ、たんぱく加水分解物とブドウ糖果糖液糖なのか?は、本を読んでみてね!

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◆『日本の「食」は安すぎる 
  〜「無添加」で「日持ちする弁当」はありえない〜/山本謙治』

もう1冊は、先日、牧野さんも熱くお話になっていましたね。
適正価格のお話です。

安いものは、私も大好きですし、
このご時世、1円でも安いものを買いたい、
と思う方も実際、多いのが現状だと思います。

でも、山本さんは、安い食を求め続けるということは、
身近な日本国内の生産者・製造業者を
生活できない状況に追い込んでいくということでもある、
と言いきっています。

『食品の裏側』ともかぶる点がたくさんありました。
2冊に共通しているのは、「商品をひっくり返すこと」。
つまり、食品の情報を見る、ということです。

そして、私たち消費者が、食材そのものを見る力を持つことが必要!だと。

私にとっては、かなり耳の痛いお話が満載でした。
でも、読んでよかった。
今、気付けて本当によかったです。

これからは、買い物の時間が、いつもよりも長くなりそうです!

今日は、日本の「食」を考える本を2冊ご紹介しました。
日本の食を考える!なんて言うと、それだけで、自分には無理〜!
と思ってしまいそうですが、どちらもとっても読みやすいので、ご安心を。
是非、読んでみてね!

yukikotajima 8:45 pm