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45「星守る犬」

2009年8月17日

村上たかしさんのコミック『星守る犬』を読みました。
この本は、今日13:45頃〜放送の「キノコレ」で
紀伊國屋書店富山店のスタッフさんにご紹介いただく本です。

今、様々なメディアで話題になっているコミックなのだとか。

本の表紙は、満開のひまわり畑の中央にたたずむ白い一匹の犬の絵です。
そして、本の後ろを見れば、古い車が、そのひまわり畑の中に一台。

この絵が表わす意味は、コミックを読んで初めてわかります。

この本は、コミックだからこそ、心にぐっとくるのかもしれません。
あっという間に読めましたが、心には深く長くとどまる素敵な作品でした。

ストーリーは、こう。
小さい娘さんが、犬を拾ってきます。
最初は家族にかわいがられているのですが、
娘さんが大きくなり、家族の状況も変わり、
気付けば、家に残ったのは、お父さんと犬のハッピーだけ。
そこで、2人だけで車に乗って旅に出よう、ということになるのですが…。

お父さんの優しさやハッピーの無邪気さに涙がぽろぽろ。

読み始める前に見た本の表紙と
読み終えた後に見た本の表紙は、
同じものでもまったく別物に感じました。

私は犬を飼ったことは無いにも関わらず、これだけ心を動かされたということは、
犬を飼っている人には、かなり心にくるものがあるんじゃないかしら。

決していい人&いい犬ばかりが出てくるお話ではありません。
人間のいい部分と嫌な部分が包み隠さず出てきます。
中には心が痛くなる方もいるかもしれません。

でも、読んだ後はきっとみんな優しい気持ちになると思います。

yukikotajima 9:34 am