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50『しがみつかない生き方』

2009年9月28日

今日は、7月の発行以来、すでに30万部の発行部数を突破した、
幻冬舎から出ている、香山(かやま)リカさんの
『しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』
をご紹介します。

紀伊國屋書店富山店の朝加さんから、
今、女性を中心によく売れているので、田島さんも是非、読んでみて、
と教えていただきましたので、早速読んでみました。

著者の香山リカさんは、精神科医です。
テレビをはじめ、様々な媒体で活躍されていますので、
御存じの方も多いと思います。

この本には、「ふつうの幸せ」に気付くための10の方法が書かれていました。

例えば、
・恋愛にすべてを捧げない
・自慢・自己PRをしない
・すぐに白黒つけない
・お金にしがみつかない
・生まれた意味を問わない
などです。

実は、私は、ハウツー本は、自らはあまり読みません。
正直、苦手だからです。

よくあるハウツー本は、
読み始める前はワクワクしていても、
読んでみると、では、具体的にどうしたらいいんだ?
ということがわかりにくかったり、
そんなのできるわけない。それができない私は、もしかして、だめだめなのか?
と思って、元気を出そうと思って読んだのに、
結局落ち込んだりしてしまったりしたことがあるので、
ハウツー本を読んで、元気になったことというのは、そうは無いのです。
まあ、たまには、読んでよかった!と思えることもありますが。

だから、あまり自ら進んで読まないのです。

でも、この本「しがみつきない生き方」を読んだ後は、心がフラットでした。
そういう考え方もあるんだな、こういう人もいるんだな、
と冷静に受け止めることができて、心がとても穏やかでした。

でも誤解しないでほしいのは、
私が本に書かれていることにすべて共感した、
というわけではないですよ。

こういう考え方もあるんだ、ということに気付けた、ということです。

色々な人がいるから、色々な考え方があっていいと思うのです。
それに、人はロボットではないから、考えが変わったり、間違ったりすることもあります。
また、人によって、得意なものや興味あるものも違います。

私が一番心に残った言葉は、「他人の弱さを受け入れること」。

自分ができるからといって、人が同じようにできるわけではない。
できない人もいるし、自分とは違う考えを持つ人もいるんだ。
という「人は、一人一人違うんだ」ということに気付けました。

でも、その「違い」を、日々の生活の中で意識している方は、どれくらいいるのでしょうか。
頭ではわかっていても、認識できずにいる方も多いと思います。

この本を読んでいると、知らず知らずのうちに、
何かにしがみついている自分に気付かされます。

『しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』は、
色々頑張りすぎて、ちょっと疲れてしまっている方には、いい処方になるかもしれません。
とても楽な気持ちになれるので。

でも、私から読み方の注意点を1つ。
この本、『しがみつかない生き方』に対しても、しがみつきすぎませんように。
あくまでも、フラットな気持ちで読んだ方が効き目があるかも!

yukikotajima 11:36 am