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独身女性のみなさ〜ん!スノボツアーに参加しませんか?

2015年2月25日

スノボ好きの独身女性の皆さん!

3月7日土曜日に 日帰りのスノボツアー をしますので、

是非ご参加くださ〜い♪


場所は、上越市のキューピットバレイです。

富山市のランプジャックからバスに乗って向かいます。


バス代、保険代、お昼代、リフト券、

さらにランプジャック抽選会のプレゼント&FMとやまからのプレゼント付き で、

女性の方は、 税込6000円 です。

おトク〜!!

 キューピイッドバレイのHPは コチラ

男性の受付は終了していますが、 女性はまだ間に合います。

ただし、 先着順 ですので、お早めにお申し込みください。


参加条件は、 独身 であることです!


また、スキーでもOKですよー。


お友達同士でもお一人でもOK!

私、田島がナビゲートしていきます。

当日は、色々サポートしますので、気軽に声をかけてくださいね♪

ご興味のある方がいらっしゃれば、ぜひご参加ください。


 ツアーの詳細&申込は コチラ


ご参加お待ちしております!

yukikotajima 5:24 pm

『狗賓童子(ぐひんどうじ)の島』

2015年2月18日

紀伊國屋書店の橋本さんから、
「この本を是非読んでみてください」
と手渡されたのは、

飯嶋和一(いいじま・かずいち)さんの

『狗賓童子(ぐひんどうじ)の島』

という本でした。

本のタイトルを見ただけでは、
全く何のことかわかりませんでした。

本の表紙には荒れ狂う波の絵が描かれ、
ばらぱらと本をめくってみれば、
びっしり小さな文字が並んでいました。
それも漢字がやや多め。
どうやら歴史小説らしいことはわかりました。

しかも、持った瞬間、ずしりとした重さを感じ、
これは、読むのに難儀しそうだなと、
読む前から心が折れかけたのですが…(笑)

著者の飯嶋和一さんのお名前を見たとき、
この方の本を私は以前読んだことがあることに気付きました。

その本とは、『始祖鳥記』という本です。

ラジオでも紹介していました。
ブログにも感想を書いていました。

過去の私の感想は こちら

この本がとてもよかったことを思い出し、
先ほどまでの不安は何処へやら、
わくわくしながら、すぐさま新作の
『狗賓童子(ぐひんどうじ)の島』を読み始めました。

1ページ目から心を掴まれました。
言葉のリズムが心地よく、すうっと物語の世界へと誘われました。

***

簡単にストーリーをご紹介しましょう。

舞台は、幕末の隠岐(おき)。

日本海に浮かぶ小さな島に、
流人として、大坂から1人の少年がやってきます。
彼の名は、西村常太郎、十五歳。

父が大塩平八郎と共に挙兵にしたことによる処罰でした。

島での暮らしを案じていた常太郎でしたが、
意外なことに島の人々から温かく迎えられます。

なぜ温かく迎えられたのか?

突然ですが、皆さんは、大塩平八郎のことは覚えていますか?

えーっと…誰だっけ?
という方のために簡単に説明しますね。

平八郎は、天保の飢饉に際し、救民と幕府批判のために挙兵した人物です。
残念ながら大塩平八郎の乱は失敗に終わったものの、
社会的影響は大きく、平八郎の名は全国に広まったそうです。

もちろん、隠岐にも平八郎の名は届いていました。

その大塩平八郎とともに挙兵した常太郎の父の名ももちろん知られており、
その息子ということで、常太郎は島の人たちから好意的に受け入れられたのでした。

優しく温かい島の人たちの中で成長した常太郎は、
医術を学び、医師となり、
漢方を用いながら病気に罹った島の人たちを救っていきます。

冷静に患者をを診て、漢方を処方するさまは、
島に突如現れたヒーローのようでした。

このまま医師として活躍する常太郎の物語で終わるのかと思いきや、
そうではありませんでした。

幕末の激動の時代に小さな島も巻き込まれていきます。

お互い助け合いながら過ごしていた島の人たちでしたが、
飢饉と悪政により、このまま飢え死にするしかなくなった時、
不満が爆発し、ある行動に出ます。

そして物語は大きく動き出します。

***

この物語には、常太郎をはじめ、人として素晴らしい方たちがたくさん出てきます。
もちろん、その逆の人たちもいますが。

辛い状況下でも、自らの立場をわきまえ冷静に考え行動する様を見ていると、
私はなんて甘ちゃんなんだと恥ずかしくなります。

「思考することを止めて短絡に走れば、それは必ず自滅を招く」

ある僧侶の言葉です。この言葉がずしりと身に染みました。

幕末の物語でしたが、現代にも通ずる教えがたくさんありました。

幕末ものは、世にたくさん出ていますが、
小さな島の幕末物語も是非読んでみて下さい。

この物語には、よく知られる人物や出来事もところどころ登場します。
ですから、日本の幕末の全体像もつかむことができます。

また、民衆たちが当時、何を感じていたのかが、手に取るようにわかります。

そういう意味では、読んだというより、体感した感じに近いものがありました。
まるで幕末にタイムスリップし、島の人たちと共に過ごしたかのような感覚でした。

というのも、描写がとても丁寧で、物語が立体的に感じられるのです。
隅々まで目に見え、肌で感じるかのような五感が刺激される文章でした。

ちなみに、書評家や書店員のあいだで、「飯嶋和一にハズレなし」と語られているそうです。

飯嶋さんの本を読むのは2作品目ですが、私も同じことを感じました。

飯嶋さんの他の作品も読んでみたいな。

かなり読み応えのある1冊ですが、
きっと読んだ後、かなりの満足感があると思います。

私は残りのページが少なくなるにつれ、
もっと読んでいたいという気持ちになりました。

あなたも早速今夜、幕末の世界へタイムスリップしてみては?

yukikotajima 12:20 pm

フランス人は10着しか服を持たない

2015年2月11日

今日のユキコレ(grace内13時45頃オンエアー)でご紹介する本は、
アメリカでベストセラーになった

『フランス人は10着しか服を持たない
 〜パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣〜
 /ジェニファー・L・スコット/神崎 朗子【訳】』

という本です。

日本では、去年秋に発売されたのですが、
すでに30万部を突破し、日本でもベストセラーとなっています。

私も本屋さんに行くたび気になっていました。

この本は、典型的なカリフォルニアガールだった著者が、
ホームステイ先のフランスのマダムから学んだことが書かれています。

著者は、大学時代にフランスの貴族の家にホームステイするのですが、
その家を取り仕切るマダム・シックから、
フランス流の生活の楽しみ方を学びます。

フランスに行く前は、
だらだらと間食をしたり、無駄なものを買ったり、
普段はビーチサンダルで過ごしたり、
きちんとしたパジャマは持っていなかったりするような女の子でしたが、
フランスに行ってからは、がらりと生活スタイルが変わります。

間食をしなくなり、
いらない服は捨て、無駄なものは買わないどころか、
無駄な時間(テレビをだらだら見る、芸能雑誌を読む)も減ります。
また、きちんとしたパジャマも買います。

彼女はなぜそんなに急に変われたのか?

マダムからあれこれダメ出しをされたわけではありません。
(ゼロではありませんが)

フランスではこうなの。だからこうしなさい!
と頭ごなしに言われたら、きっとカチンときて、
フランスなんか嫌い!となりそうですが、
マダムはそんな言い方はしません。
嫌味も言いません。
おかしいと思ったことを正直におかしいと言うだけです。

ですから素直に耳に届きますし、
たいていはマダムの言っていることが正しいのです。

それに、マダムの丁寧なライフスタイルを見ていると、
適当でいる自分が恥ずかしくなってきます。

この本は、そんな著者の心のうちが正直に書かれています。
そして、それは読者である私自身の気持ちと重なり、
私もちゃんとしようと素直に思えてきます。

そう。この本はとても素直に読めます。
そして、早速実践してみようという気持ちになれます。

そうそう。

本のタイトルの

「フランス人は10着しか服を持たない」

とはどういうこと?って思いますよね?

そのことについてももちろん書かれています。
本当に10着しか持たないんですって。
イケてない服は一着も持たないそうですよ。
その理由が気になる方は、ぜひ本を読んで確かめてね♪

私は、職業柄、服を10着にしぼることはちょっと無理そうですが、
でも、できることから実践していきたいな、と。

以前、ラジオでもお話しましたが、
私、田島の今年のテーマは、「無駄を減らす」なのです。
まさに今の私にぴったりの本でした。

無駄を減らすことで、
大切なもの、似合うもの、必要なものを
この1年でみつけていきたいな。

ちなみに、この本を読んで私がいいなあと思ったことを
いくつかピックアップしてみますね。

・味わうことに集中する

・褒められても謙遜しない

・持っているものに満足する

・五感をフルに生かす

・情熱的に生きる

yukikotajima 9:23 am

ネッツカフェの公開生放送でした。

2015年2月7日

今日はネッツ富山本店から

特別番組『 ネッツ富山プレゼンツ・ネッツカフェ・ハッピーバレンタイン』

を公開生放送でお届けしました。

広くてオシャレな店内!

新型ヴェルファイアの店頭発表会ということもあり、
今日のテーマは「至福のとき」でした。

ヴェルファイアこそ、至福のときを感じられるお車です!

助手席はこんなに後ろまでさげられます。
これ、世界初のことなんですって。

見た目もかっこいい!

店内には2台のヴェルファイアが展示されています。

来週末は試乗会が行われるそうです…

が、なんと、ハイブリッドモデルは今日から試乗できるそうですよー。

乗ってみたい方は是非本店へ。

さて、今日のラジオ報告です。

新型ヴェルファイアをわかりやすく教えて下さった
南保さんです。

コンシェルジュの浦上さんです。

皆さま大変お世話になりました♪

そうそう、今日のテーマ「至福のとき」にたくさんのメッセージを頂きました。
ありがとうございました。

中には、

・ラジオを聞いている時間

・今この時間です

などという嬉しいメッセージも。

ありがとうございます!

これからもそんな風に思ってもらえるような番組作りを心がけていきます♪

また、今日会場に来てくださった皆さんもありがとうございました。

次はいつになるかわからないけれど、
次の公開の時にもぜひ遊びに来てくださいね♪

しばらくは、FMとやまのスタジオから

ネッツカフェドライヴィン

をお送りしていきますので、こちらもよろしくお願いします。

来週2月14日のテーマは「緊張」。

バレンタイン当日は緊張している人が多いのでは?
ということで、このテーマです。

来週もメッセージお待ちしています。

 詳細は コチラ

yukikotajima 2:55 pm

明日はネッツカフェ公開生放送!

2015年2月6日

明日は、久しぶりにラジオの公開生放送!


午前11時から

富山市新庄本町のネッツ富山本店から

特別番組ネッツ富山プレゼンツ・ネッツカフェ・ハッピーバレンタイン

をお届けします。

公開生放送の時には、ショールームがカフェになり、

お越しいただいた皆様には、

スイーツ&お飲物

が無料で振る舞われます♪


ぜひカフェに行く感覚でお気軽にお越しくださいね〜。


 公開生放送についての詳細は コチラ


それでは、明日、ネッツ富山本店でお待ちしています♪

yukikotajima 7:54 pm

九年前の祈り

2015年2月4日

思ったことを悪気もなくそのまま口にする方、あなたの周りにいませんか?

よく言えば、裏表が無い。

悪く言えば、空気が読めない…。

そんなおばちゃんたちがたくさん出てくる本を読みました。

それは、先日、芥川賞を受賞した

小野正嗣さんの『九年前の祈り』

です。

今日のキノコレで紀伊國屋書店富山店の橋本さんに詳しくご紹介いただきます。

 橋本さんの推薦文は コチラ

・・・

私も読みましたので、簡単にご紹介しますね。

主人公は、シングルマザーの35歳の女性です。
幼い子供を連れて久しぶりに大分の実家に帰ってきます。

ところが、彼女のお母さんが何でも思ったことを口にする人なのです。

彼女がお母さんと会話をする度イラっときているのが、
本を読みながら伝わってきて、私までイライラ。

でも、娘の方も投げやりで不満でいっぱいで、
家族間のやりとりにはどこか刺々しさがあります。

というのも娘は自分の子供のことで悩みを抱えていて、
全く心に余裕が無いのです。

そんな時に思い出したのが、9年前のある出来事でした。

・・・

この本は、大分の田舎が舞台なのですが、
田舎にありがちなあれこれが詰まっていて、
まるで実家に帰って、いろんな人の噂話を聞いたかのような気分になりました。

いろんな人、と書きましたが、『九年前の祈り』は短編集です。

同じ町の出来事が描かれており、それぞれのお話がゆるやかに繋がっています。

不満と閉塞感がにじみ出ている田舎の物語なのですが、でも、暗さだけではありません。

この作品には独特な比喩がたくさん使われているため、
どこかふわっとした光も感じられます。

比喩が効果的に絵として見えてきて、
幻想的な雰囲気を演出しているような感じがあります。

でも、ふわふわとしたおとぎ話ではなく、
あくまでも舞台は大分の田舎で、現実は常にべったり寄り添っているという
面白い読書体験でした。

また、独特な言葉選びと文章のリズムを感じた一冊でもありました。

私が普段読むタイプの本の呼吸のリズムとは違いましたが、
いつもとは違う呼吸に合わせて読むのも刺激があって面白かったです。

芥川賞を受賞した物語もよかったけれど、
私は、最後の「悪の花」という作品が印象に残りました。
暗く悲しく、でもどこか美しくて凛としていて。

悪の花、短編映画でもいいから、映像化されないかな。
映像でも見てみたい。

yukikotajima 11:50 am