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清須会議

2013年9月4日

こんなに読みやすい時代小説は今まで読んだことがありません。

今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)
で紀伊國屋書店富山店の白山さんにご紹介いただくのはこちら。

『清須会議/三谷幸喜(幻冬舎文庫)』

◎白山さんの紹介文は コチラ

白山さんがわかりやすく紹介されていますので、
私からは簡単に感想を。

『清須会議』は、11月9日(土)に映画の公開が決まっています。

映画の公式サイトには、すでに配役も発表されています。

まず映画の公式サイトをチェックし、
誰がどの役なのかを確認してから本を読みました。

そのため顔も声もはっきり頭に浮かび、
本を読みながら早くも映画を見ているような感覚でした。

でも、映画は小説とは全く違ったアプローチになっているのだとか。

本を読んでいる人も読んでいない人も楽しめるようになっているのですね!

・・・

この本の一番の特徴は「現代語訳」されていること。

今風の言葉が使われているため、大変わかりやすいのです。

プレ会議にパーティー、シンボル、アクティブ、コラーゲンなど、
出てくる出てくるカタカナ言葉。

また、一文も短いので、テンポよく読めます。

きっと時代小説はちょっと苦手…という方でも読めると思います。

そうそう、肝心の清須会議とはどんな会議なのかというと、
信長亡き後、清須城を舞台に後継者を誰にするかを話し合った会議のことです。

その心理戦が大変面白く、あっという間に読むことができました。

一人一人のキャラクターがはっきりしているので、
登場人物が多くてもちゃんと見分けがつきます。

清須会議については歴史好きの方ならご存知かとは思いますが、
それでもこの本は新たな解釈で楽しみながら読めると思います。

今後、同じ時代が描かれた作品を読んだり見たりするときには、
この作品のキャラクターがまず頭に浮かんでしまうように思います。

それくらい濃いキャラたちでした。

まだお読みでないかたは、文庫化されていてお求めやすくなっていますし、
是非読んでみて下さい。

それにしても映画の公開が待ち遠しい♪

yukikotajima 10:38 am