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マルート、ホテルヴィスキオ富山

2022年3月17日

昨日のgraceでだいぶお話してしまいましたが(笑)、
今日のgraceシン・トヤマは明日18日に富山駅前にオープンする
JR富山駅ビル商業施設「MAROOT(マルート)」
「ホテルヴィスキオ富山」をご紹介します。

「マルート」と聞くと懐かしい気持ちになる方もいるかもしれません。

この名前には、戦災から復興の象徴であり富山駅ビルのルーツでもある
「まると百貨店」へのオマージュも込められているそうですよ。
また、富山の人々の暮らしに必要なものを「まるっと」揃え、
地域の暮らしの「根底(=root)」を支える役目を担い、
「気軽に過ごせる毎日の居場所」を感じることができる
商業施設を目指していくそうです。

施設のコンセプトは、富山の人々の暮らしに必要な「衣」「食」「住」が揃う
「理想の暮らしのアパートメント」で、約72店舗が入っています。
このうち半数程度が食に関連するショップということで、
特に「食」に力を入れているそうです。

先日行われた内覧会に堀池アナと参加したのですが、
たしかに私たちは美味しいものを食べてばかりでした。

揚げたてのかりんとうまんじゅうは通常より小ぶりのサイズで、
つい手がのびパクパク食べたくなりましたし、
富山米で作られたおだんごも美味しかったです。
このおだんごは来週のシン・トヤマで詳しくご紹介しますので、お楽しみに♪

また、ジューシーな入善唐揚げ、本場仙台の牛タンなどお肉もたっぷり頂いてきました。

ドリンクも味わってきました。

北陸初の「ティー」を楽しむ新しいスターバックス
「スターバックス コーヒー 富山マルート店」のティーを頂きました。

一見、ティーなの?と思ってしまったほど色鮮やかで、
私が頂いたドリンクには果肉やジュレが入っていて、食感も楽しめました。
でも香り豊かでティーとしての美味しさももちろん味わえました。

そして、その隣にあるのが、日本酒バル「バール・デ・美富味(みとみ)」です。
こちらでは、県内19の蔵元のフレッシュな生酒がタップから提供されるほか、
気に入ったお酒は店内のショップで買うこともできます。

若者世代にも日本酒を楽しんで頂きたいということで、
見た目も華やかで飲みやすい日本酒カクテルもあります。

また、ピンチョスなど「バル」ならではのメニューもあり、日本酒と共に楽しめます。

店内には富山初となる「リキュール醸造所」も併設しており、
日本酒と様々な果実を組み合わせたリキュールを今後製造していくそうです。

ご神木で作られた一枚板のテーブルを始め、
木のぬくもりを感じられるおしゃれな店内で
皆さんも今までとは一味違う日本酒体験をしてみては。

マルートには他にも生鮮食品やコスメ、雑貨、洋服、書店などのお店がありますので、
ぜひ店内を歩きながら、どんなお店があるのか楽しんでみてください。

私も食べて飲んで歩いて楽しみました!

ただ…欲張りすぎてちょっと疲れてしまったのですが、
店内にはたくさんの椅子やソファがあって
いつでもどこでも休憩できたんです。最高〜!

しかも椅子はもちろん、休憩スポットはどこもオシャレで、
ただそこに座ってぼーっとするだけでも癒されますし、楽しい時間を過ごせます。

たとえば、かわいい照明やカラフルな鳥さんたちでにぎわう鳥かご、
富山の昔の地図が飾られたスポットなど、
休憩スポットごとに全く印象が異なるのが楽しかったです。

店内のデザインは、富山との共通点の多い北欧を参考に
富山らしい解釈やアレンジが加えられているそうですよ。

様々なお店はもちろん、店内の装飾にも注目してみてくださいね。


さて、マルートを満喫した私は、
同じビルにある「ホテルヴィスキオ富山」にも泊ってきました。
JR西日本ホテルズの北陸エリア初出店となるホテルで、ビルの上層階にあります。

全てのお部屋に大きな窓があり、
東側の客室からは立山連峰が、西側からは神通川がのぞめます。

私が訪れた日は美しい青空が広がっていて、まるで窓枠が額縁のようでした。
お部屋からぼーっと外の様子を眺めるだけでもいい時間が過ごせました。

ホテル内には、飲み物やお菓子を頂きながらゆったり過ごせる宿泊ゲスト専用ラウンジや
大浴場などもあり、ホテル内でのんびりくつろげます。

楽しみにしていた朝食は、富山の食材を使ったメニューや郷土料理など
約60種類の中からお好きなものをブッフェスタイルで楽しめます。

私もマス寿し、昆布巻き、ほたるいかのマリネ、米麴の甘酒など
富山らしいものをたっぷりいただいて大満足でした。

なお、こちらのレストランは、昼と夜は富山の海の幸やお寿司が楽しめる
「とやま鮨 海富山(うみとやま)」として宿泊者以外の方も利用できます。
次は飲みに行きたいな〜。

ということで、明日18日(金)に富山駅前にオープンする
マルートとホテルヴィスキオ富山をご紹介しましたが、
私がご紹介したのは、ほんの一部です。
この続きは直接マルートに行ってお楽しみください♪

私もまだ利用していないお店だらけですので、近々また行こうと思います。

◎マルートの公式サイトは コチラ

◎ホテルヴィスキオ富山のサイトは コチラ

yukikotajima 12:19 pm

ホテルJALシティ富山

2022年3月3日

graceでは毎週木曜14時25分頃から「シン・トヤマ」をお届けしています。

今日ご紹介するのは、3月1日にオープンした「ホテルJALシティ富山」です。

富山初のオークラ ニッコー ホテルズのグループホテルで、
JR富山駅の南口から徒歩3分のところにあります。

10階建てで客室は252室あり、すべてダブルかツインでシングルはありません。
中には、段差が無く車いすでも過ごしやすいバリアフリーの客室もあります。

こちらがユニバーサルツインです。

今回私はクイーンサイズのベッドのある「モデレートクイーン」に宿泊したのですが、
ベッドはもちろん室内も広々としていて快適でした。

客室は、グレーが基調の落ち着いた空間の中に、
赤のペンダントライトやクッションがアクセントとなっていて、とてもオシャレでした。

この赤は、おなじみJALのブランドカラーで、
館内には赤がところどころに使われています。

お風呂とトイレが別なのも良かったです。

全てのお部屋のバスルームが独立型で、
バスタブとレインシャワーの付いた洗い場が備えられているので、
ゆったりと快適なバスタイムが過ごせます。

そのほか、大型の4Kテレビや無料Wi-Fi、コーヒーマシンやソファなどもあり、
お部屋にずっといたくなりました。

私は照明を少し落とし、ヒーリングミュージックを聞きながら
ソファに座ってコーヒーを頂いてみたのですが、いいひとときでした。

座り心地抜群のソファは、
飛行機のファーストクラスコンパートメントがモチーフになっているんですって。
それは快適なわけだ!
まるで飛行機のファーストクラスを利用している気分が味わえました。

この旅気分、実はお部屋に入る前から始まっています。

廊下のじゅうたんが空の雲の上を飛行機が飛ぶデザインなんです。
飛行機に乗ってお部屋に到着するという遊び心ステキ♪

ちなみに、客室のじゅうたんは、富山の「雪」「立山」「雨」のデザインなんですって。
上の写真は「立山」です。

館内は「富山に Touch」をコンセプトにデザインされているそうで、
錫製のタンブラーなど富山ならではのアイテムが並ぶ特別なお部屋や

1階には富山の恵みを楽しむレストラン&バー
「Cafe Contrail(カフェ コントレイル)」があります。

朝食の他、ランチやディナー、バーで
富山の食材を使用した料理や富山の地酒を楽しむことができます。

ディスペンサーで地酒やワインを楽しめるバーもあり、
プリペイドカードを購入することで、
8種類のお酒を利き酒のように楽しめます。

ホテル内で販売されている富山で作られた錫やガラスの酒器を購入し
店内でグラスキープをすると、1日1杯お好きなお酒が無料でいただけるのだとか。
毎日飲んでもいいそうですよー。それも永遠に。すごい!

私は今回宿泊し、翌朝、揚げたてのすり身揚げや、富山県産てんたかくなどの
富山づくしのブッフェを頂きましたが、とても美味しかったので、
次はランチやディナーで利用したいと思いました。

カフェ コントレイルは、宿泊者以外の方も利用できるそうですよ。

こちらはランチ、ディナーともに利用できるハーフコースです。美味しそう!

また、QRコードを使用したチェックイン・チェックアウトも便利でした。

富山県にお住まいの皆さんも、
ぜひ飛行機旅気分を味わいながら
「ホテルJALシティ富山」に宿泊してみては。

◎「ホテルJALシティ富山」の公式サイトは コチラ

yukikotajima 9:18 am

ニューレッドアロー号

2022年2月24日

graceでは毎週木曜14時25分頃から「シン・トヤマ」をお届けしています。

富山の新スポット「新富山」や
富山に無くてはならない「芯富山」を紹介するコーナーです。

今日ご紹介するのは、富山地方鉄道で2月19日から運行が始まった
「ニューレッドアロー号」です。

ニューレッドアロー号は西武鉄道が1993年に導入した7両編成の特急列車で、
富山地鉄が2020年に購入し、3両編成に改造しました。

富山地鉄は旧型のレッドアロー号も譲り受けており、
このほど新旧のレッドアローがそろいました。

先日、報道向けの試乗会があり、私も乗ってきました。

乗ってまず感じたのは車内の広さです。

地鉄で通常使用している車両より横幅も高さもあるそうです。

さらに解放感を感じたのは、席に座って窓の外を見た時です。
一枚ガラスの窓は旧型に比べると1.5倍ほど大きいそうで、外の景色がよく見えました。

この日は直前まで雪が降っていたため素晴らしい景色が広がっており、
キラキラ輝く銀世界を独り占めしている気分でした。

窓枠が額縁のようです。

シートの座り心地もよく、足元も広いので快適でしたよ。

乗り心地も景色も抜群のこのニューレッドアロー号には、
新たに優先席や運賃箱が設けられました。

オリジナルグッズの販売機も設置され、
他ではなかなか手に入らないアイテムが販売されています。

例えば、レールを枕木に固定するのに使われた「ペンギンくぎ」「犬くぎ」
線路に敷いてあった「石」などがあり、どれも使い込まれた風合いが魅力です。

ちなみに、石は長年使っていると角が丸くなるため
30年〜50年に一度入れ替えているのだとか。
車両はもちろん、こういったアイテムもSDGsの取り組みの一つだそうです。

車両は今回7両から3両に改造されましたが、
電鉄富山駅側の2両は平成7年に、上市駅側の車両は平成5年に製造されたもので、
平成5年のほうは、もともと反対向きの車両だったそうです。
(私が指さしている車両です)
というのも当初使いたかった車両に出入り口が無く、これは不便!ということで、
出入口のある別編成の車両を連結させたのだとか。
ところが、この車両の向きが反対だったことから連結は大変な作業だったそうです。
(ちなみに連結後に富山に運んだそうです)

また、先頭の乗務員室は壁をくりぬいて窓をはめたほか、
車内にモニターカメラを設置しセキュリティ面の強化を図るなど、
様々な改造をしたことでより快適になったそうです。

ニューレッドアロー号は、2月中は一般公開を兼ねてダイヤが公表されています。
3月以降はどの時間に走るかはお楽しみに!だそうです。
ダイヤについては、富山地方鉄道のHPでご確認ください。

◎詳しくは コチラ

なお、西武鉄道時代は特急列車として親しまれていましたが、
地鉄では普通列車の場合、特急料金はかかりません。
(特急の場合は特急料金が必要です)

ニューレッドアロー号は、
西部鉄道時代、小江戸と言われた川越がブームの時に導入され
川越旅で利用された方も多かったようです。

都会を走っていた車両が今年からは自然豊かな富山を走ります。

これまでとは異なる線区を走る様子を見ることが、
ファンの皆さんにはたまらないそうです。

私は乗車はしましたが、まだ走る様子を外から見ていないので、
いつか見かけるのを楽しみにしています。

皆さんも富山を走るニューレッドアロー号にぜひ注目してみてください!

yukikotajima 10:07 am

ビビビとジュルリ

2021年4月15日

今月から木曜graceに新コーナー「シン・トヤマ」がスタートしました。
富山の「新」しいスポットの他、「芯」となるお馴染みの富山もご紹介していきます。
ラジオをお聞きの皆さんからの「シン・トヤマ」情報もお待ちしています。


さて、今週は、富山の新しいスポット「新富山」をご紹介します。

先週末4月10日(土)に富山県美術館3階にオープンしたばかりの
レストラン「BiBiBi & JURULi(ビビビとジュルリ)」です。

FMとやま新人アナウンサーの「みなこちゃん」こと
水梨子(みずなし)アナと行ってきました♪
(みなこちゃんと呼んでるのは私だけかも。笑)

美術館の中のレストランということで、テーマは「アートとイート」

アートで感性を“ビビビ”と
イートで食欲を“ジュルリ”と
刺激するような場を目指しているそうです。

メニューにも「アートとイート」が体現されており、
美術館に所蔵されている作品にインスパイアされたメニューもあります。

例えば、カンディンスキーの作品にインスパイアされたという
富山の旬の食材をふんだんに使った“コンポジション”プレートは、
色とりどりの料理が様々な器に盛り付けられているのですが、
なんと、これらの器を並べ替えて楽しむことができるんです。

ポロックの作品にインスパイアされた“アクション・ペインティング”カレーは、
2色のカレーとカラフルな野菜を混ぜることで、見た目と味わいの変化が楽しめます。

このカレーが美味しかった!
トマトソースのカレーと白エビと牛乳がベースのカレーは、
単体でも混ぜても美味でした〜。

運ばれてきた料理をただ食べて終わりではなく、
ひと手間加えることでアート体験になるのですね。
それも誰でも簡単にできるのがいいですよね。

また、アートだけでなく富山にもこだわっているそうで、
食材は県内 15 市町村で生産されているものを、
食器は富山の職人さん達が作った伝統工芸品を使用しているそうです。
しかもオリジナルを。
食器は木のプレートに鋳物、陶器、磁器、ガラスなどがあり、
それぞれの質感の違いはもちろん、見た目と素材のギャップも楽しめました。

例えば、“コンポジション”プレートの白い四角い器は一見陶器に見えますが、
なんとアルミ製なんだとか。確かに持ってみたら軽くてびっくり。

“コンポジション”プレートは器を動かして楽しんでいただくメニューですから
軽い上に割れる心配が無いは安心ですよね。

ちなみに、これらの器はいずれ店内で買えるようになるのだとか。
また、えごまドレッシングや白エビカレーの販売も予定しているそうですよ。

メニュー表も楽しかったです。

まるで新聞のようなメニュー表には、
メニューのほか、富山で作られた食器の特徴や、
コンポジションってなに?アクション・ペインティングってなに?
といったアートに関する言葉の解説などもあり、
読み物としても楽しめました。
これなら、お料理を待つ間も飽きることはありませんよね。
なお、メニュー表は持ち帰りOKです。

そして、このレストランの最大の魅力は、
大きなガラス窓から見える素晴らしい景色です。
晴れた日には青空と立山連峰を眺めながらお食事が楽しめます。

店内にはその青空を彩るアート作品もあります。
安野谷昌穂(あのたに・まさほ)さんのペインティングやモビール型の立体作品です。

安野谷さんは自然の中で見つけたものなどを活用しているそうで
遠くから見るとオシャレな雰囲気ですが、
よーく見ると一つ一つは面白いアイテムが使われています。


「ビビビとジュルリ」は、様々な角度から楽しめるレストランでした。

「でも、アートはよくわからん…」という方でも大丈夫です。
誰でも簡単にアートに触れることができますので♪

私はアートが(詳しくはないものの)好きで
富山県美術館にはもう何度も足を運んでいますが、
今後はこのレストランもセットで楽しんでいこうと思います。

なお、現在美術館の1階TADギャラリーでは、
映画化もされた写真集『浅田家』でおなじみの写真家、
浅田政志さんの写真展「私の2020年」を開催中です。
浅田さんが富山の人々を撮影した写真などが展示されています。

浅田さんの写真って、たった一枚の写真から
動きやストーリーが感じられるので好きなんですよねー。
写真の中の富山の皆さん、とてもいい顔されてましたよ。
観覧無料ですし、ぜひレストランの帰りにでも立ち寄ってみてください。

そして、4月24日(土)からは、
「ポーラ美術館コレクション展—印象派からエコール・ド・パリ—」
が始まります。
モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、マティス、ピカソなどの作品
が勢揃いする超豪華な展覧会です。ああ、早く見たい〜。

なお、「ビビビとジュルリ」では今後、
企画展と連動したメニューも登場するそうですよ。こちらも楽しみ!

ぜひ皆さんも美術館での絵画鑑賞と合わせて、
新しくできたレストラン「ビビビとジュルリ」もお楽しみください。

◎ビビビとジュルリの公式サイトは コチラ

◎富山県美術館の公式サイトは コチラ

yukikotajima 9:20 am

福光美術館を堪能してきました。

2021年4月8日

今月から木曜graceに新コーナー「シン・トヤマ」がスタートしました。

北陸新幹線開業以降、富山の新スポットが続々と登場しています。
その一方で、昔から長く愛されるお馴染みの富山も見直されています。
コロナ禍を経て地元富山を楽しむ人も増えていますよね。

このコーナーでは、新しい富山の他、
「芯」となるお馴染みの富山もあわせてご紹介していきます。

ラジオをお聞きの皆さんからの「シン・トヤマ」情報もお待ちしています。


さて、今週は皆さんにぜひ行っていただきたい
昔からある富山のスポット「芯富山」をご紹介します。

南砺市にある福光美術館です。

山の中の自然に囲まれた美術館で、
先日訪れた時もウグイスをはじめ様々野鳥が鳴いていました。

館内には、福光に疎開していた版画家の棟方志功や
福光で生まれた日本画家の石崎光瑤の作品が常設展示されています。

中でも私が好きなのが石崎光瑤の「雪」という作品です。

木の枝に雪が積もっている絵なのですが、
枝が垂れ下がっている様子から
北陸地方の水分を含んだ重たい雪であることが分かります。

また雪は何度も厚く塗り重ねているため、
いかにも重たそうなのが伝わってきます。

今にも木から雪が落ちてきそうな気配もあって、
白を基調としながらも躍動感が感じられる、
私のお気に入りの作品です。

まだ見たことのない富山の皆さん、
ぜひ間近でその迫力をご堪能ください。

***

そして、福光美術館と言えば、現在、話題の企画展を開催中です。

「アートって何なん? ーやまなみ工房からの返信ー」です。

この企画展が大人気で、来場者数は例年の倍以上なんですって。
年齢層も幅広くリピーターの方もいるそうです。

この企画展は、社会福祉施設「やまなみ工房」
生み出された作品を展示しているものです。

作品を制作しているのは、施設を利用している障がい者の皆さんで、
もともとは美術とは無関係だったそうです。
では、スタッフが教えたのかというと、
スタッフも美術を学んだことはないのだとか。

でも、彼らの作品は今、世界で高い評価を得ています。

そこで、企画展のタイトルにもなっている
「アートって何なん?」となるわけです。

そもそもアートとは何なのか。
その答えと出合えるのが、この企画展です。

展覧会を企画した学芸員の土居彩子(どい・さいこ)さんによると

「アートとは作品そのものというより、自分の好きな世界を貫き通すこと」

だそうです。

どの作品も制作者の思いのままに作られており、
他の人の手が加わることは無いそうです。
まさに純度100%の作品です。

様々な形や色のボタンが縫い付けられた「ボタンの玉」

ずらりと並ぶお地蔵さん

様々な色の糸で表現された「ゲルニカ」

など唯一無二の作品ばかりです。

館内では制作風景を動画で見ることができるのですが、これがとても良かったです。
約8分くらいですので、ぜひご覧ください。

テレビの中の皆さんはキラキラの瞳で、とても楽しそうに制作していました。
また、色を塗るにしても線を描くにしても、迷いが無いのが印象的でした。
すうっと勢いよく筆を走らせていくさまの、何と気持ちのいいことか。

ここまで好きなものと出合えるなんて羨ましいと思ったのですが、
実は、やまなみ工房のスタッフが様々な画材を用意して、
一人一人に合ったものを本人に見つけてもらっているのだとか。
やはりしっくりくる画材と出合った時は嬉しそうなんですって。

でも、全員がすぐに見つかったわけではなく、
中には10年かかってようやく出合えた人もいたそうです。

また、制作には口を挟まず表現は全て任せているそうです。
だからどこまでものびのびと好きな世界を表すことができるのですね。

ぜひ皆さんも会場で作品を見て、
「アートって何なん?」の答えを見つけてみてください。

また、会場までの通路に飾られた制作者の皆さんの顔写真もご覧くださいね。
この写真がこれまたとてもいいので。

ところで、福光美術館でこの企画展を開催した理由の一つは、
版画家の棟方志功とも通ずるところがあるからだそうです。

企画展を見た後に常設展の棟方志功の作品を見ると、
皆さんもきっと納得されると思います。

ですから企画展だけでなく、常設展も必ず鑑賞してくださいね。
私のイチオシ、石崎光瑤の「雪」もお忘れなく〜。

また、2階で開催中の企画展
「beのコトと人とこの美 Art session in Nanto」もあわせてどうぞ。
こちらでは富山を含む9県から集まった「アール・ブリュット」を紹介しています。

アール・ブリュットとは、
美術の教育や既成概念の影響を受けず、
衝動のままに表現された作品のことです。

日本では「障がい者のアート」と言われることが多いものの、
それだけを指すわけでは無いそうです。

やまなみ工房の作品は、同じ施設で生まれているのに対し、
こちらは個々の家で生まれていることもあり、よりディープ感があります。

そのほか、4月18日(日)には、「じょうはな座」で
やまなみ工房ドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」の上映会が、
26日(月)には、いのくち椿館で
やまなみ工房の山下施設長の講演会がありますので、
これらもあわせてお楽しみください。

◎福光美術館のサイトは コチラ

帰りに新富山スポットにも寄ってきました。

去年9月にオープンしたスターバックスコーヒー 射水歌の森運動公園店です。

店内に飾られているアール・ブリュットを見たかったのです。

作品は高岡市のNPO法人 障害者アート支援工房
「COCOPELLI(ココペリ)」の協力のもと制作されたそうです。

鮮やかな色彩の作品を見ながらコーヒーを飲んで過ごすひととき。良い時間でした。


今の時代、人の顔色をうかがってばかりで、
自分の本当の気持ちがよくわからなくなってきた…
という方もいるのでは?

そんな皆さんは、ぜひ彼らの作品に出合ってみてください。
心、潤いますよ。

yukikotajima 10:43 am

街なかで高地トレーニングをしてきました!

2021年4月1日

今日から木曜graceに新コーナー「シン・トヤマ」がスタートしました。

北陸新幹線開業以降、富山の新スポットが続々と登場しています。
その一方で、昔から長く愛されるお馴染みの富山も再び見直されています。
また、コロナ禍を経て地元富山を楽しむ人も増えていますよね。

このコーナーでは、そんな富山の「新」しいスポットやお店、イベントの他、
富山の「芯」となるお馴染みの富山もあわせてご紹介していきます。

ラジオをお聞きの皆さんからの「シン・トヤマ」情報もお待ちしていますよ〜。

初回の今日は、富山市役所の北側、富山駅側の真横に今日オープンした
「Toyama Sakuraビル」をご紹介しました。

「Toyama Sakuraビル」は、株式会社ホクタテが代表企業を務める
株式会社PPP新桜が建築した地上8階建ての官民連携の複合ビルで、
富山市教育委員会や保育園、フィットネスクラブ、
テレワークに最適な自習室などが入居しています。
ビルの維持、管理、運営は、ホクタテが行っていくそうです。

◎詳細は コチラ

施設内の「ワークブース Sakura」は、
個別ブースや会議室、個別防音ブースなどがあり、
仕事や学習に集中できる環境が整っています。
高速Wifiやドリンクサービスもあります。
月額利用の他、ビジター利用もできるそうです。

私も中に入ってみましたが、とても静かで落ち着いた環境なので、
勉強や仕事がはかどりそうだと思いました。


他には、富山初となる「低酸素ルーム」を兼ね備えたジム
「APA(アピア)コンディショニングジム×ハイアルチ」が入居しています。

なんとこのジムは、標高2500メートル級の立山室堂と同じ環境が再現されており、
街なかにいながら高地トレーニングができるんです。

しかも、高地つまり低酸素状態ではカラダに負担がかかるため、
きつい運動をしなくても高い効果を得ることができ、
その効果は30分歩くだけで2時間分の運動に匹敵するのだとか。
また、気圧は変化しないため、高山病にかかる心配もないんですって。

低酸素環境では体の細胞が活性化するため美容効果も高く、
都会では30代以上の女性に人気だそうです。

低酸素と言うとなんだかとても苦しそうですが、全くそんなことはありませんでした。

実は私、先日体験をしてきました〜!

楽しく30分歩いただけで、辛さは全くありませんでした。
早歩きをしていたら、あっという間に終わってしまった感じです。

低酸素状態で30分トレーニングした後は、コンディショニングエリアで
ストレッチや筋トレなどの体のリカバリーができます。
私はブルブル高速振動のパワープレートを使用したのですが、
びっくりするくらい足が軽くなりました。
顔や頭までブルブル揺らして全身スッキリ!

リカバリーの時間を入れても1時間弱くらいと短時間でしたが、満足度は高かったです。

高地トレーニングに興味のある方はもちろん、
運動したくてもなかなか時間が無いという方にもオススメです。

また、運動経験がなくても、一人一人のレベルに合わせて
歩く速度を変えることができますので、無理せずトレーニングができますし、
スタッフの方が一人一人に合ったアドバイスをしてくださいますので、安心です。


陽気で気さくなスタッフの河上さんにお世話になりました。ありがとうございました!

今ならオープン記念で無料体験もしているそうですので、
まずは一度体験してみてはいかがでしょう?

◎詳細は コチラ

私は低酸素状態でのトレーニングは初めてでしたが、
とても良かったので、また利用したいなと思っています!


今日からスタートの新コーナー「シン・トヤマ」、
来週からは毎週木曜の14時25分頃からお送りします。
ぜひ皆さんオススメの「シン・トヤマ」も教えてくださいね!

◎graceのサイトは コチラ

yukikotajima 6:14 pm