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16『人間失格』

2010年3月16日

映画『人間失格』をやっと見ました。
最近、公開後、だいぶたってから見に行くことが多いなあ。

映画は、上映期間が決まっているので、
見たい!と思ったときに見ないと、見られなくなってしまいます。
私も、今まで何度も悔しい思いをしているので、
最近は、自分の予定と上映時間を照らし合わせながら、
なるべく時間を見つけて、見に行くようにしています。
案外、時間は作ればどうにかなるものです。

人間失格の原作は、過去に何度も読んでいますが、
より深く理解するために、一応、映画を見る前にも読んでみました。
と言っても、今回はマンガ版ですが。(笑)

ストーリーを頭に入れて、早速、鑑賞。

いやあ、豪華でした。出演者、とくに、女性陣が。
皆、すごい存在感でした。

そのため、生田斗真さん演じる葉蔵は、どこか空虚さを漂わせていて、言葉も少なく、
やや、印象が薄いかな?と思ってしまったのですが、
映画を見終わって、あ〜なるほど!これでよかったんだ。と思いました。

この作品には、たくさんの女性たちが登場するため、
しつこさを感じて、ややうんざりしてしまいそうなものですが、
見終わった時に、全くそんな気持ちにならなかったのです。

斗真演じる葉蔵は、女性への寄り添い方がうまいのです!
自分が出すぎるわけでも、逆に影が薄すぎるわけでもなく、
絶妙のバランスで、女性をひき立てているように思いました。
たぶん、意図してではなく、自然とそういう空気が作れているのだと思います。

あぁ、だから、女性たちは、彼にはまるのね。と妙に納得。

客観的に見れば、私自身、葉蔵に惹かれることは無いと思うけれど、
実際、近くにいたら、私も好きになっちゃうのかもなあ。
何とかしてあげたい…と思いながら、気付いたら好きになっている気がする。
悔しいけれど。

まだ、ご覧になっていない方、
そろそろ上映も終わりそうですので、お早めに〜!

yukikotajima 8:25 pm