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ANA LET’S ENJOY TOKYO〜ボーイング787〜

2011年11月30日

grace内で月に一度お送りしているコーナー
『ANA LET’S ENJOY TOKYO』。

「ANA富山‐東京便」を利用してTOKYOを楽しもう!と題して、
私、田島悠紀子が、月に1度、ANAを利用して、東京の観光スポットを訪れ、
あらためてTOKYOをgrace&ブログでご紹介していますが、
今回の旅の目的は、飛行機そものです!

ANAが世界に先駆けて導入した「ボーイング787」。

ドリームライナーと呼ばれるアメリカ、ボーイングの中型機「787」は、
11月から、羽田空港と岡山、広島の間で定期便として就航がスタートしました。

なんといっても注目なのは、
数々の日本企業の先端技術が使われているということ。
全部品のうちの35%、主翼や接合部などの重要な部品を日本企業が担当。
まさに「準国産」とも呼べる最新鋭機なのです。
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中でも東レが開発した、軽くて丈夫な炭素繊維を
全重量の50%に採用している点も話題となっています。

また、その乗り心地にも注目が集まっています。
早速、リポートしていきましょう!

※ちなみに、ブログで使用した写真は、全てミュージアム内のもので、
 実際の機体のものではありません。

・・・

先日、私はまるで初めて飛行機に乗るこどものようにワクワクしながら、
富山から羽田空港へ向かいました。

前回の東京旅で、羽田空港内をぐるりとまわって楽しんだ私は、またもやぶらり空港散歩。
なぜなら、空港内は、常に新しい商品が登場したり、
楽しそうな催し物を行ったりしているので、飽きることがないのです。
私もボーイング787に乗るまでの時間、ブラブラしようかなと散歩を始めたところ、
目の前に、飛行機の機体の一部が見えてきました。
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なんと、今、羽田空港内には、
「787ミュージアム」という、
ボーイング787を体感できるミュージアムが
期間限定でオープンしていたのです。

このミュージアムは、
羽田空港第2ターミナル2F出発ロビーで
来年1月31日までの期間限定オープンです。
実際の座り心地なども体感できますので、
羽田空港を利用される際には、是非行ってみてください!
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私もANAの小林志帆さんに、
ボーイング787のことを色々教えていただきました。
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小林さんから教えていただいたことを頭に入れて、早速広島便へ。

飛行機の乗り込む前から、機体の写真を撮るなどして大はしゃぎの私。(笑)
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まず、乗ってみて、その天井の高さにビックリ!
乗降口の天井を高く持ち上げ、半円形のドーム型になっているので、
今までにない開放感を味わえます。

そして、席に到着。
収納スペースも今までよりも広々としていました。

照明は、LEDを使用。
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淡いブルーをベースに、
なんとレインボーカラーになることも。
レインボーカラーになった瞬間は、皆さん、上を見上げていました。

私も大興奮!
上だけじゃなく、キョロキョロ機内全体を見渡してしまいました。
なんとも幻想的な空間でした。

また、窓もこれまでより1.3倍もワイドになって外の景色を贅沢に味わえます。
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窓のシェ—ド(日よけ)も、
従来の手動式から、透過光量を調節できる電動式に!
透明の窓がじんわり真っ暗に変化していく様子には、
思わず声をあげて感動してしまいました。

気になる乗り心地は、音も静かで安定した乗り心地。
気圧高度が押さえられていたり、湿度も大きく改善されていたりしていて、
とっても快適な乗り心地でした。

また、ミュージアムで小林さんから、
「是非トイレも使ってみてください」とアドバイス頂いたので、
滅多に使わないトイレもあえて利用してみました。
どうやら、数あるトイレのうち、
窓のあるトイレがあるらしいのです。

ドキドキしながら、トイレのドアを開けてみれば、ビンゴ!

本当に偶然でしたが、窓付きトイレを利用することができました。

さらに、このボーイング787は、環境面においても優れており、
新開発のエンジンでは、燃費効率が約20%も改善されたのだとか。

快適な乗り心地はもちろん、遊び心も感じられる空の旅は、
今まで以上にワクワクしたものでした。

本当に楽しいひと時でした♪

是非あなたも「ボーイング787」に乗って、
新しい空の旅をしてみませんか?

・・・

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◎ANAホームページ ⇒ http://www.ana.co.jp/

『ANA LET’S ENJOY TOKYO』
リポートは、今日30日(水)のgraceの中で、
15:20頃からお届けします。
放送も聞いてね〜。

・・・

●おまけ●

今回は、飛行機に乗ることが目的だったので、
広島滞在は、約1時間でした。(笑)
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でも、しっかりお好み焼きを食べて、
もみじまんじゅうを買って満喫しましたよ〜。
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yukikotajima 12:45 pm

66、67 謎解き〜&星やどりの声

今日のユキコレ(13:45頃〜オンエアー)は、
紀伊國屋書店富山店で今人気の本を2冊ご紹介します。
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まず1冊目は、現在テレビドラマ化もされている話題作の第2弾、
『謎解きはディナーのあとで2/東川篤哉(小学館)』をご紹介します。

1作目は、去年の12月にgraceでご紹介しました。
私もブログに感想を載せています。
⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=1724

過去の私のブログを読んでみたところ
いずれテレビドラマ化されるのだろうな、と書いてありました。
まさにその通りになりましたね。
でも、私が想像していた配役とは違いましたが。(笑)

あらためてどんな内容なのか簡単にご紹介しましょう。

主な登場人物は3人。
・令嬢刑事の宝生麗子
・上司でかつ御曹司の風祭警部
・毒舌執事の影山

本来なら事件を解決するのは、警察ですが、
この作品は、毎回、毒舌執事の影山が大活躍します。
しかも、散々お嬢様に毒舌を吐きながら推理していくというスタイルで。

その毒舌のタイミングと暴言の内容、風祭警部のKYな言動など、
お決まりの流れはそのままに、
あら、この作品にこんな展開ってあり?
というラストまで待っています。

1を読んでこの世界感にはまった方は是非読んでみてください。

・・・

2冊目は、現役大学生作家、朝井リョウさんの最新作
『星やどりの声(角川書店)』です。

浅井さんは、1989年岐阜県生まれ。
早稲田大学在学中の2009年、
『桐島、部活やめるってよ』でデビューし、注目されました。
今回は学生生活の最後に書かれた本だそうです。

若い、というだけで、
「本当に面白いの?」
なんて、上から目線で読もうともしない大人の方も、
中にはいらっしゃるかもしれませんが、
そんな方にこそ読んでもらいたい1冊です。(笑)

ほとばしるエネルギーを感じつつ、
でも、読者を置いてけぼりにするようなぶっ飛んだテンションではなく、
さらに、登場人物が小学生から20代の若い人たちで著者と年齢が近いということもあり、
心の動きや学校生活などの描写がとても繊細&リアルです。

また、今年度落涙ベスト1の呼び声も高い話題作でもあります。
そういう私も、読みながらワンワン泣いてしまいました。

さっそくどんなお話なのかご紹介しましょう。

『星やどりの声』は、ある家族の物語。
4年前に病気で父が他界した早坂家は、
三男・三女、母ひとりでにぎやかに暮らしています。
母は「星やどり」という喫茶店をひとりで切り盛りしています。

物語は、小学生の末っ子からしっかりものの20代半ばの長女まで、
章ごとに視点が入れ替わり、こどもたちの目線で描かれています。

また、時系列はそのままの流れで書かれているので、
物語そのものも違和感なく進んでいきます。

父親を亡くし、それぞれ寂しさと悩みを抱えながら、毎日を過ごす早坂家の人々。
その家族の中心にあるのが、亡き父が作った喫茶店「星やどり」。
星空を眺めることができる星型の天窓、
人気のビーフシチュー、
ブランコの形をした席など、
一度は訪れたくなるお店です。

不器用ながらも家族が家族を思うこの作品に、
私は、涙が止まりませんでした。

特に小学生の末っ子視点のストーリーには泣かされました。
大きなカメラを手にし、発言も大人びた、クールな小学生なのですが、
そんな小学生がある瞬間、本心をあらわにするのです。
心の中にしまった感情をどばっと吐き出した瞬間、私の目からもどばっと涙が。
ああ、いま思いだしただけでも涙が出てくる…。

この作品は、こどもたちの目線で書かれているけれど、
どなたが読んでも心に響くと思います。
あ、でも、お父さんが一番泣いちゃうかもな。

さあ、あなたも、こどもたちの心の声を聞いてみませんか?

ところで、この作品もいずれ映像化されるような気がします。(笑)
というか、してほしいなあ。
喫茶店『星やどり』を是非、再現してほしい。
そして、できれば、私も訪れて、ビーフシチューを食べてみたい。

そうそう、それからこの作品には、ラジオも出てくるんですよ。
しかも無くてはならない存在として。
そういった意味でも大好きな作品です。(笑)

yukikotajima 11:38 am