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城端別院 善徳寺

2024年4月5日

富山県内も今週4月2日に、桜の開花が発表されましたね。

リスナーの皆さんは、お花見の予定などを立てている方も多いかもしれませんね!

県内各地に桜の名所はありますが、

今週末は、樹齢350年の糸桜がある寺院を訪れてみませんか?

 

今回は、城端別院 善徳寺をご紹介します!

 

境内にある糸桜は、一昨日満開になり、今週末ごろまでがきれいにみられるとのことです!

糸桜のそばにある菊桜などは3分ほどの開花状況です。(4月5日時点)

 

城端しだれ桜まつりも開催中なんですが、そのまえに、

まずは、善徳寺についてご紹介しましょう!

 

1470年ごろ、第八代蓮如上人が福井の吉崎に赴き、北陸地方に浄土真宗を布教した際に、

富山と石川の県境の砂子坂に寺院を開いたのが、善徳寺の始まりです。

 

その後、山本、福光と移転し、最終的に1559年に今の城端地域に移転しました。

 

善徳寺は、東本願寺を本山とする真宗大谷派の寺院です。

善徳寺の六代目が、本願寺と織田信長との戦い石山合戦に参戦し、

本願寺を守ろうとする教如上人に協力したからです!

教如上人は、のちの東派一代目なので、東の派閥についたということです。

 

すごく歴史がある寺院なんですが、城端に移ってから一度も火事がなく、

建物や宝物がそのまま残っているんです!

 

本堂は、江戸時代に老朽化で倒れ、1759年に再建されてから、

およそ260年間1度も火災で焼失することなく現存しています!

ただ、老朽化で本堂が後ろに傾き始めたため、

鉄柱を入れる工事を行い、2017年に工事が完了しました!

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山門は1815年に再建されたものが今も残り、

それぞれ県指定文化財になっています!

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また、善徳寺は門前町と距離が近いのも特徴です。

以前は、山門のすぐそばに門前町の建物があります!

境内も狭く、山門からすぐ本堂があることで、

地域の人々との関係が深いんです。

 

例えば、明治時代に門前町で火事があり、山門にも火が迫ったとき、

住民たちは、自分の家にも火が迫っているのにもかかわらず、

必死に山門を守ったと言われています。

 

今でも地域の方とのつながりが深く、

私が取材で善徳寺を案内しているときも、地域の方が善徳寺のお掃除をしていました!

 

また、城端別院では今でも朝にお勤めと法話を行っているんですが、

5・6人の方が毎朝いらっしゃるそうです。

 

そして、善徳寺には多くの宝物が残っています!

というのも、善徳寺は加賀藩の前田家との関係が深いんです。

 

13代目の加賀藩主前田斉泰公の息子の亮麻が、

城端別院の16代目住職として善徳寺に2歳でやってきました。

亮麻呂は4歳で亡くなるまで善徳寺の住職を務めました。

 

その亮麻呂が善徳寺に来るときに持参した「木馬」が残っています!

漆塗り、金唐皮、銀で加賀象嵌が施されたあぶみなど、美術工芸品としても優れており、

加賀藩の御用職人が手がけたものと推察されています。

 

また、加賀藩主が鷹狩のために城端別院に泊まったり、

城端別院の17代目の住職のお嫁さんに、斉泰公の娘が嫁ぐなどしています。

 

ちなみに加賀藩主が泊まっていた一番くらいの高い部屋「御殿」には、

加賀藩主を守るためにいろいろな工夫も施されていました。

例えば、屋根裏からの侵入を防ぐため、部屋の天井をふすまにしたり、

床下からの侵入を防ぐため、あるくと音がなるしじみの殻をしきつめたり、

城端地域の加賀藩への忠誠心の高さが表れています。

 

そして、加賀藩ゆかりの宝物だけではなく、

民芸運動を代表する作家たちの作品も多く残っています。

 

善徳寺は民芸の父「柳宗悦」が、美の法門を執筆した場所になります!

民芸の世界では、善徳寺が聖地になっているそうです。

さらに、南砺市に疎開してきていた棟方志功も足繫く善徳寺に通っていたこともあり、

濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチなど当時民芸運動に携わっていた方も善徳寺を訪れたそうです。

 

善徳寺にのこる宝物や、民芸運動を代表する作家の作品は、

7月22日から28日に行わる虫干法会の際に、一般公開されます。

 

この時期しかみることができませんので、

ぜひ虫干法会の際は、善徳寺を訪れてみてくださいね!

 

そして、冒頭でもお話しましたが、

今、樹齢350年の糸桜がちょうど見ごろを迎えています!

今の本堂が建設されるよりも前から、善徳寺を見守る桜です。

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(↑3月29日撮影)

糸桜というのは、しだれ桜のことで、

4月7日まで、「城端しだれ桜祭り」も行われています!

 

善徳寺の境内では、

4月7日の午前11時とお昼12時から、雅城会の雅楽や

同じく7日には、大谷婦人会の呈茶があります。

一服700円で、お菓子もついてきます。

 

また、門前町ではワンコイン大市が行われます~!

お祭り期間限定で、ワンコイン100円もしくは500円で購入できる商品が、17店舗で登場します~!

 

人気で予約を締め切ったイベントもあるんですがm

明日明後日、善徳寺の台所で行われる絹のコースターづくりや、

善徳寺ないで行われるオンライン英会話は、予約なしで参加できます!

時間など、詳しくは南砺市商工会城端事務所のHPをご確認ください。

 

また、山門のそばには2代目糸桜、

山門の左手側に兼六園からきた菊桜もありますよ~!

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(↑3月29日撮影)

 

しだれ桜まつりの期間中は、糸桜のライトアップを夜9時ごろまで行っています!

 

 

ぜひ、夜桜も楽しんでくださいね~!

 

初めて、城端別院善徳寺にいってきたんですが、

様々な歴史があり、今も地域の方とのかかわりが深いことに驚きました。

今度は、7月の虫干法会のときに訪れたいなと思っています!

 

今日は、現在しだれ桜まつりも行われている「城端別院善徳寺」をご紹介しました!

 

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「城端別院 善徳寺」

場所 城端駅からおよそ徒歩10分

行事 毎朝6時半 お勤めと法話

*誰でも訪れることができます。

*他の行事は、HPをご確認ください。

拝観案内 一人500円

*事前申し込みで、城端別院の各部屋を案内

*詳しくは、城端別院までお問い合わせください。

 

「城端しだれ桜まつり」

期間 明後日4月7日まで

ライトアップ 午後9時ごろまで

*今年は開花が遅れたため、お祭り期間後もライトアップ予定

お祭りの詳しい情報は、コチラから。

(城端しだれ桜まつりのチラシはコチラ。)

 

城端別院善徳寺のHP

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mizunashi 8:00 PM