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とやま土人形工房

2024年2月13日

暦の上では春になりましたね!

もう雛人形を出した方もいらっしゃると思います!

私の実家も、「雛人形を出したよ!」と連絡が来ました。

今回は、ひな祭りにむけて、

富山市民俗民芸村内にある土人形工房で、

自分だけの雛人形を作ってきました!

 

2年ほど前に、別の番組のコーナーで、土人形工房ご紹介させていただいたんですが、

STEP!では、初めての紹介になります!

(その時のブログは、コチラ。)

 

まず、土人形についてご紹介しましょう!

とやま土人形は、江戸時代後期に始まりました。

1848年から1854年に富山十代藩主前田利保公が、

名古屋の陶器職人であった広瀬秀信を富山に呼びました!

そして、窯を気付いて、千歳焼を作っていました。

広瀬秀信の子・安次郎が陶器づくりのかたわら、

天神臥牛を焼いて献上しました!

これが、とやま土人形の起源となっています。

 

その後、民間信仰や縁起物、またおもちゃとして、土人形が作られるようになりました!

広瀬家から技法を学んできた渡辺家が、

土人形の技法を守り続けてきました!

しかし、3代目の後継者がいなかったため、

技法を後世に伝えるため「とやま土人形伝承会」が設立されました。

 

今は、とやま土人形伝承会のメンバーの皆さんが、

日々土人形づくりを行っています!

 

私が行った日も、土人形工房で、みなさん作業をしていました!

粘土で土人形の型を作っている方や

絵付け体験を行っている方もいました!

とやま土人形伝承会のメンバーの皆さんが、作った作品は、

1階のお店で購入できます!

image1

作る方によって、色合いや顔つきが変わってきますので、

お気に入りが見つかると思います。

 

そして、今回私は、素焼きの土人形や土鈴(鈴が入っている人形)に絵付けを行ってきました~!

 

あと、1か月もするとひな祭りがあるので、

抱き雛を作ってきました!

お内裏様とお雛様が肩を寄せあっている形です!

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高さも10センチほどで、かわいらしいサイズです。

 

抱き雛のほかにも、今年の干支「辰」や、

招き猫、そして土鈴のふくろうやこいのぼり、ライトレール、

そして貯金箱になっている貯め猫、貯め犬がありますよ!

 

ぜひ、好きな型を選んで絵付けを行ってみてください!

 

そして、色を塗る型を決めたら、

お手本を選びます!

10体ほど、お手本があり、

私は、3体お手本に選びました。

こんな柄にしよう!色はこの組み合わせにしよう!と考えるのも、

楽しいです!

今回は、自分の好きな色を取り込みたいなぁと思ったので、

お内裏様の袴を黄緑にする!と決めて、

他の色を決めていきましたよ!

 

絵付けに使える色は、約20色あります!

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事前に用意していない色でも、

この色が欲しいですというと、土人形工房の方が色を出してくれます!

私も、「紺色」と「ゴールド」「シルバー」を追加で、出していただきました!

 

そして、土人形の絵付けつかう色は、塗った後すぐ乾きます!

なので、ベースの色を塗った後に、

その上から細かい模様を描くこともできますし、

はみ出しちゃった!失敗しちゃった!というときも、修正ができます。

不器用な私にとっては、本当にありがたいです!

 

まずは、素焼きの土人形にベースとなる色を付けていきます!

今回の抱き雛は、大まかに分けると、

お内裏様の羽織、袴、お雛様の着物、

それぞれの顔パーツに分かれます!

 

袴に黄緑を塗り、お内裏様の袴は、紺色、

そしてお雛様の着物は赤を、少し太めの筆を使って塗っていきます!

 

そのあとは、細い筆で着物の細かい柄を書いたり、

お顔をかいたり。

 

顔が本当に難しかった・・・

小さいお顔に、目と口、そして眉を書いていくんですが、

問題は目ですよね(笑)

 

線が太くなって目に見えなかったり、

右目は上手く描けたのに、左目失敗したりとか(笑)

 

お雛様の右目は一発で成功したんですが、

それ以外は、すべて3回ほど書き直しました。

 

一度、失敗したところをお顔のベースとなっている白で塗りなおして、

目を書いて、失敗したらまた白で塗って、目を書いてと繰り返していました(笑)

 

目が書けなくて、悩んでいたら、

工房の方に、何回か紙に書いて練習してから描いてみたら?とアドバイスをいただきました。

アドバイスを受けて、何度も練習したことで、

なんとか顔を仕上げることができました(笑)

image2

工房の方が近くにいるので、わからないことがあっても優しく教えていただけるのも嬉しいです!

 

やっぱり普段筆を使わないので、

難しいんですが、ちょっぴり難しいからこそ、本当に集中できますし、楽しいんですよ!

私も今回2回目の体験でしたが、リピーターの方も多いそうです!

 

子供から大人まで楽しめますので、

ぜひ自分だけの土人形を作ってみてくださいね!

 

今回は、とやま土人形工房の絵付け体験をご紹介しました!

 

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とやま土人形工房 絵付け体験

場所:富山市民俗民芸村内にあるとやま土人形工房

時間:午前10時から~午後16時まで。

*体験終了時刻が16時となります

*所要時間は1時間から2時間ほどのため、14時頃までに行くのがおすすめです。

休館日:年末年始

料金:3月まで 一体700円

4月以降 一体880円

*4月に材料費高騰のため値上げをされるそうです

干支の土人形について:夏ごろまでは辰

秋からは、来年の干支蛇

予約の電話番号:076-431-4464

*事前予約がおすすめです

とやま土人形工房のHPはコチラから。

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mizunashi 12:00 PM