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まいぶんKAN

2023年12月12日

昨日はお休みを頂き、

土日月と東京・横浜方面に行ってきました。

久しぶりに横浜に住む友人と会ったり、舞台をみたり、

とても充実した3日間でした。

昨日は、一人気ままに「横浜・八景島シーパラダイス」に行ってきました!

一人水族館は2回目だったんですが、

意外と楽しめます(笑)

また、その話は今週のSTEP!でお話しますね!

 

さて、先週のSTEP!では、朝日町の「まいぶんKAN」をご紹介しました!

 

まいぶんKANは、朝日町の遺跡を知って、実際に体験ができる博物館です。

朝日町の遺跡というと、

不動堂遺跡が有名ですよね!

不動堂遺跡は、縄文時代の遺跡で、国の指定史跡登録を受けています!

 

ただ、他にも朝日町には多くの遺跡があります。

その数なんと、105か所!

縄文時代から江戸時代まで、様々な年代の遺跡があります。

また、遺跡は、ヒスイ海岸近くのエリア、

旧北陸街道沿いのエリアに多いです!

 

そして、まいぶんKANでは、遺跡の出土品を保管・管理し、

展示を行っています。

 

現在、特別展「縄文の匠たち 受け継がれる技と美」開催中です。

境A遺跡の朝日町に新しく指定された出土品のお披露目を行っています。

image0

境A遺跡は、朝日町の境地区にある遺跡です!

朝日町の遺跡の中でも、大きな遺跡です。

 

境A遺跡は、昭和59年・60年に、北陸自動車道の建設にともっなって、

発掘調査され、縄文時代早期から晩期の遺跡だとわかりました!

 

出土品の数は、約10万点!

ひとつの遺跡で10万点もの出土品がでることは、

かなり珍しいそうです!

 

そして、その中の2432点が国重要文化財に指定され、

今年の3月に新たに182点が朝日町の指定文化財になっています!

 

私も実際に、出土品をみてきました!

まず、目を引くのは「縄文土器」です。

image2

深めの筒状の入れ物から、大皿のような土器、

土台がついた土器など、形も様々な土器が展示されています。

 

学芸員の方から聞いて、面白いな~と思ったのは、

土器が縄文時代の時にどのような使われ方をしていたのかはわからないということです。

 

例えば、深い入れ物は収穫した木のみなどを保存していたかもしれませんし、

水を入れていたかもしれません。

もしかしたら、料理関係ではなく全く別のことに利用されていたかも・・・

そう考えると、面白いですよね!

 

様々な形の土器がありますが、

それぞれどんな使われ方をしていたのか考えながら見るのもおすすめです。

 

また、一部の土器には内側に黒いすすが残っているものもありますので、

内側もよく見てみてください!

 

続いて、ご紹介するのは、ヒスイに関する出土品です!

境A遺跡では、目の前にヒスイ海岸があったので、

ヒスイの出土品だけで、およそ1万2000点あります!

他の遺跡では、ヒスイは発見されても数点らしいので、

いかに多いかがわかりますよね~!

 

境A遺跡では、ヒスイはいろいろなことに使われていました!

まず、ヒスイは海岸でとれるどの石よりも堅かったので、

道具を加工するために使われていました!

 

また、装飾品としても使われています。

縄文時代の初めの頃は、ペンダントが主流でした。

だいだい親指の大きさぐらいのヒスイに、

ひもが通るほどの穴をあけて、紐を通して首飾りなどにしていました。

 

その後、勾玉などちょっと変わった形のペンダントが登場します。

 

さらにその後、ビーズのような細かい飾りを作り、

紐に何個も飾りを通したアクセサリーになります。

 

最初の首飾りが登場してから、

細かい装飾のアクセサリーになるまでには、何百年と時がたっているそうです!

 

そして、まいぶんkanでは、

細かな飾りがどのように作られていたかも、順を追ってみることができます。

まずは、小さめのヒスイを削り、丸く形を整えます。

その後、穴をあけていきます。

時には、穴あけが失敗することもあるようで、

失敗した加工品も展示されています。

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固いヒスイを加工するのは、高度な技術が必要だったんだなぁと感じました!

 

また、ヒスイは他の地域との交流にも使われていました!

朝日町産のヒスイが、他の地域の遺跡から出土しているそうなんです!

 

学芸員さんによると、それぞれの特産品などの交換を行っていたとのことです。

 

実際に、境A遺跡でも、

富山では取れない黒曜石やチャートが見つかっているので、

ヒスイなどと交換していたと考えられています。

 

縄文時代は、集落ごとの生活が行われていたと思っていたので、

びっくりしました!

他の地域でも、きっと朝日のヒスイは魅力的だ!と評判だったんじゃないかなとおもいます!

 

他にも、

特別展では、狩りに使う道具や、土偶、木製品なども展示、

民俗コーナーでは、大正時代から昭和初期に使われた鍛冶屋の道具や、

タラ漁の道具なども展示されています。

ゆっくりご覧になってみてくださいね!

 

また、まいぶんkanでは、古代体験もできます!

勾玉づくりや、土器づくり、網代編み、火起こし体験があります。

日によって体験できるメニューなども変わりますので、

予約がおすすめです!

団体の方は、必ず予約をしてくださいね。

 

私は、お家でできる勾玉づくりキットを購入して、家で作ってみました~!

一個300円です。

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付属のやすりで削っていくんですが、結構時間がかかる!

キットの石は、ヒスイより柔らかい石なんですが、

それでも1時間ほどかかったので、

ヒスイでのアクセサリー作りは当時大変だっただろうなぁと感じました。

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ぜひ、みなさんも古代体験してみてくださいね!

 

初めてまいぶんKANに行きましたが、縄文時代の文化について詳しく知ることができました。

保管品が多いので、企画展ごとに違う出土品を見ることができるのも魅力です。

また、何かわからないことがあったら、学芸員の方に質問をしてもOKだそうです!

ぜひ、地元の歴史に触れてみてくださいね~!

 

今回は、朝日町のまいぶんKANをご紹介しました!

 

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まいぶんKAN

場所:朝日町の不動堂にあります。

開館時間:午前9時30分から、午後4時30分

*最終入館は、午後4時

休館日:火曜日

観覧料:一般300円、高校生以下無料

特別展「縄文の匠たち 受け継がれる技と美」:12月24日(日)まで

*学芸員による展示解説が、12月10日(日)、23日(土)、24日(日)の13時30分から行われます!

 

12月25日から、2月9日までは、展示替えの為休館となりますので、

ご注意ください。

 

まいぶんKANのHPはコチラから。

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mizunashi 12:00 PM