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大谷美術学園生徒による絵画作品展

2023年4月24日

早いもので、4月も残り1週間となりました。

私は、あっという間な1か月でした。

気が付いたら、あと少しで大型連休!

今週も、頑張っていきましょう!

 

さて、先週のSTEP!では、「GALERIE MILLET」(ギャルリミレー)をご紹介しました!

 

GALERIE MILLETは、富山市の中央通り、街中にある美術館です。

ミレーや、コロー、ドービニーなどのバルビゾン派の作品や、

写実主義の先駆者クールベなど作品を所蔵しています。

 

現在はミレーとバルビゾン派というテーマで、展示をしています。

私も何度か訪れていますが、

ゆったり、じっくり作品を楽しめる美術館です。

 

そして、現在企画展「大谷美術学園生徒による絵画作品展」開催中です!

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富山市西町にある大谷美術学園に通う、

3歳から14歳までの生徒さんの作品が展示されています。

 

2016年から行っている企画で、

今年で8回目になります!

 

毎年、その年有名なアーティストの作品をテーマに作品作りしています。

 

今年は、太陽の塔の作者岡本太郎さんの作品をテーマにしました!

 

まず、目に飛びこんでくるのが岡本太郎さんの代表作「明日の神話」を子供たちの感性で模写した作品です。

 

横7M、縦1.3mの大きな作品です。

3歳から14歳までの生徒が協力して作品を仕上げました。

 

もともとの作品より、色使いが明るく、

子供たちらしい作品になっています。

 

そして、子供たちが印象に残った部分は、少し大きく描かれていたり、

反対に、岡本太郎さんの作品より小さく描かれている箇所もあったりしました。

子供たちが、岡本太郎さん「明日への神話」という作品をみて、

どこに興味をもったのか、気になったのかがわかって面白かったです。

制作中の様子をとった写真も展示されていて、

写真からとっても楽しく絵をかいている様子が伝わってきました!

 

中学生や小学校高学年の子が下図や構図を考え、

小さい子たちに教えながら制作したそうです!

 

子供たち視点でみた「明日への神話」、

迫力満点ですので、ぜひご覧になってみてください。

 

そして、もう一つ子供たちの作品が飾られています。

岡本太郎さんの「こどもの樹」をモチーフにした作品です。

 

岡本太郎さんの「こどもの樹」は、高さ7.5m、幅5.2Mで、

太い木の幹からのびるいくつもの枝の先に、

表情豊かな顔がついている作品です。

 

文化や人種を超えた子供の姿を現していると言われています。

 

今回は、子供たちが「もし、子供の樹の顔を自分がデザインするなら!作るなら!」というテーマで、作品を作りました。

 

100を超える作品がそろっているんですが、

同じもの、似たような作品が一つもない!

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一つ一つ違う表情ですが、同じなのは土台となる円形の画用紙。

サイズは一緒で、色を選ぶところから一人ひとりの感性が表れています。

 

円形の画用紙に、画用紙でパーツを作ってはったり、ギザギザのボール紙で模様を作ったり、キラキラのテープを使ったりして、表情豊かな顔を作っています。

 

特に気になった作品をいくつか紹介しましょう。

まずは、天気を表した作品。

顔の左側は、晴れの日、

右側は雨の日を表しています。

晴れの日は、目が太陽になっていて、口もにっこり嬉しそうな表情。

髪の色もゴールドで、明る印象です!

対照的に、雨の日は、目が雨粒になり、目からはナミダが出ています。

口もしょんぼり寂しそうな表情で、髪は黒で、ちょっぴり暗い印象を受けました。

きっとこの作品を作った子は、晴れている日は嬉しくてにっこり、雨の日はちょっぴり残念な気持ちで過ごしているのかなぁなどと、いろいろ想像しながら見ていました!

 

また、同じ動物をテーマに作っていても、全然違う表情になるんですよね!

たとえば、うさぎをテーマに作っている子が3人いました。

1人は、濃い青のうさぎ。緑の可愛い帽子をかぶって、ニッコリ笑顔。

顔の下には、画用紙で作ったいちごと人参がはってありました。

 

もう一人は、白いうさぎで、耳は黄色。

顔の外側は、黄色い画用紙で縁取られていました。表情は、きょとんとした表情でかわいらしかったです。

そして、襟元には大きな金ぴかのリボンをつけていました。

 

3人目は、黄色の兎でした。顔の周りにオレンジの画用紙で立体的な模様を作っていました。

表情は、ちょっとお惚け顔で、愛嬌がありました!

 

同じテーマにしても、作る子供によって、全然違う作品ができるんだなぁとみていて楽しかったです。

 

他にも、ピエロみたいな作品に、目がお花や星になったり、片ほうの目が隠れていたり、角があったりなどなど。

言葉では表現するのが難しい個性豊かな表情がそろっています。

子供たちの発想力に驚かされました。

 

子供の樹という作品を見た後は、自分だったらどんな顔にしようかなあと想像してみたり、

実際に作ってみるのもいいと思います!

色とりどりの画用紙があればできます!

子供から大人まで楽しめると思いますので、お休みの日に家族で作ってみてはいかがでしょうか。

 

どの作品も、ユニークで、楽しく見ることができました。

ぜひ、大人にはない子供ならではの作品に

触れてみてくださいね。

 

今日は、街中美術館「ギャルリミレー」をご紹介しました!

 

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「GALERIE MILLET」

時間 午前10時から午後5時(最終入館午後4時30分)

休館日 月曜日

5月1日(月)は開館。

5月8日(月)~10日(水)は休館。

入館料 一般 300円

高校生、大学生 200円

中学生以下 無料

大谷美術学園生徒の絵画作品展 5月7日(日)まで

GALERIE MILLETのHPはコチラから。

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mizunashi 3:55 PM