2. VIDEO GAMES / LANA DEL REY
2012年3月9日
先日ラナ･デル･レイ、ロサンゼルスのラジオ局･KROQにゲスト出演しました。その時に、ネット上で｢彼女の歌は、あまりにも現実離れしたことばっかり歌われている、という書き込みがされている｣ことを教えられたそうです。それに対してラナは、｢消して自分は物議を醸すような偏った考えを持った人間ではない｣と否定していました。その上で、｢いろんな人が、私がちょっと変わったことやひどいことを歌の中で言っているように話しているが、それは本当のことではないということを伝えたい。自分自身は。甘ったるいポップなバーを書こうとは思っていない。音楽という形で自分の人生を記録しているだけ｣と話していました。
自分の生きている姿を音楽を通して表現する。これって、ある意味、アーティストの原点なのではないでしょうか。この意識は、先ほど3位のアデルも同じだと思います。曲を聴いて人々が共感してヒットして名曲として残されていく、理想的な形ですよね。今の音楽の作り方を考えると、こういう意識のアーティストがもっとクローズアップされてもいい世の中なのではないか、という気がしています。
