ミュージックパワープレイ(今月の推薦曲)
MUSIC POWER PLAY
2025.11 今月
FMとやまが推薦するホットな楽曲を毎月ご紹介
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I Wish I Didn’t Waste Your Time (アイ・ウィッシュ・アイ・ディドゥント・ウェイスト・ユア・タイム)
Thundercat (サンダーキャット)
発売日
2025年09月15日
サンダーキャット、本名、スティーブン・リー・ブルーナー。
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のベーシスト、音楽プロデューサー、及びボーカリスト。サンダーキャット名義でのソロ活動のほか、フライング・ロータスやケンドリック・ラマーの作品への参加等で知られている。
ドラマーのロナルド・ブルーナー(父)とロナルド・ブルーナー・Jr(兄)を家族に持ち、
音楽一家で育つ。幼少期からベースを演奏し始め、16歳の時に、セッション・ミュージシャンとしても活動を行う。エリカ・バドゥの『ニュー・アメリカ パート・ワン (第4次世界大戦)』(2008年)やフライング・ロータスの『コスモグランマ』(2010年)に参加2011年に初のソロ・アルバム『ザ・ゴールデン・エイジ・オブ・アポカリプス』をフライング・ロータスのレーベルブレインフィーダーからリリース。作風はスタンリー・クラークやジョージ・デュークなど1970年代のフュージョン音楽からの影響。
変幻自在の才能を持つグラミー賞受賞アーティストでもあり、ゴリラズ、ジャスティス、テーム・インパーラなど多くの大物アーティストともコラボレートしている。2022年にはDisney+の『スター・ウォーズ:ボバ・フェットの書』で俳優デビューも果たし音楽活動を超えた才能を魅せる。パワー・プレイ曲は2年ぶりにリリースの新曲。
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THE BUTTER(SPORK VERSION)ザ・バター・スポークヴァージョン
OSCAR JEROME(オスカー・ジェローム)
発売日
2025年11月21日
イギリス東部、ノーフォーク出身。
現在はサウスロンドンを拠点とするギタリスト兼ソングライター。 Oscar Jerome (オスカー・ジェローム)。ナイジェリアの英雄フェラ・クティ、モーゼス・ボイド、トム・ミッシュらも通った、音楽ダンス学校の名門、トリニティ・ラバン・コンサヴァトワール大学でクラシックギターとジャズギターを学ぶ。
ロンドンジャズシーン中でキャリアを積み、2016年デビューEPでのMaxwell Owinとのコラボレイト、Joe Armon-Jones、Sons Of Kemet、Ezra Collectiveなどのジャズアーティストたちとの共演。Lianne La Havas、IAMDDBらとの共演やアフロビートアンサンブル、Kokorokoの作曲と幅広く活躍。
2019年にはカマシ・ワシントンのUKツアーサポートも経験。ジャズの影響を受けながらヒップホップ、パンク、アフリカンミュージック、ソウルの影響も色濃く、単にジャズという括りでは捉えきれないソングライティングと、リズミカルで歯切れのよいギターリフにバリトンボイスによるボーカルが魅力。
パワー・プレイ曲は今年4月にリリースされたアルバム「THE FORK」からの曲のアコースティック・ヴァージョン。11月21日リリースのアルバム「THE SPORK」より
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2025年、インディーズシーンに突如現れたシンガーソングライター Gen Kakon(ゲン・カコン)。
作詞・作曲のみならず、ミュージックビデオの制作も手がけた2025年3月リリース「愛と哀の共同体」は、社会の片隅で切なさを抱えながらも、夢を諦めずに生きる人々への讃歌。MVでは「ガソリンスタンドで働きながら、シンガーを目指す青年」を主人公に据え、愛おしくも儚い現代の“Wonderful World”を、日常と情熱のコントラストで描いている。
この作品で、その類まれなメロディーセンス、生まれ持った“特別な歌声”と磨き上げられた表現力を披露し、多くのリスナーを獲得し、Gen Kakonの存在が多くの音楽関係者の間でも注目される。
本作「Boy, Don't Cry」は、前作から7ヶ月ぶりとなる待望の新曲で、作詞・作曲はGen Kakon。前作同様に、数々のアーティストの話題作のプロデュース&編曲を手掛ける釣俊輔氏が共同サウンドプロデューサーとして参加。秋の街中に溶け込むような優しさとエモーショナルな感情を織り交ぜた、美しいNEW SOUNDが完成した。
本作リリースと並行して、Gen Kakonは、2025年インディーズ3部作を締め括るべく第3弾の「新曲」を制作中。多くの人に”見つけられる前”の今だからこそ、彼の等身大で真っ直ぐな歌声とサウンドは、“リアル”で柔らかな響きを持って、リスナーの心に共感の輪を広げていくだろう。 -
1989 年長野県生まれ。愛知県とタイ( バンコク) にて育つ。
幼少期からビートルズに憧れ、テニスラケットをギター替わりにして歌っていたが、中学時代のギター購入をきっかけに、バンコクのストリートで弾き語りを始める。
その後、都内近郊のBar で“流し”として演奏することを中心とした音楽活動を本格化。
インターネットの普及により音楽もストリーミングで聞かれる時代となった一方で、時代と逆行するように、“流し” であることにこだわりを持ち続けた。
2017 年、自身が“流し”として演奏をしていたBarの常連客の一人、桑田佳祐と出会う。
ブルース、カントリーミュージックの影響を受けた田内の歌声、音楽を気に入っていた桑田が、数年の時を経て「俺が一曲面倒みてやるよ」と声を掛け、まさかまさかの桑田佳祐に楽曲プロデュースをしてもらう前代未聞の展開に。
不器用だが実直に音楽に向き合ってきた男が、アメリカン・ドリームならぬジャパニーズ・ドリームを掴むことができるのか!?壮大な音楽ドキュメンタリーが、今、始まる。