BARゴーストの地縛霊探偵
2024年11月29日
今日11月29日は、語呂合わせで「イーブックの日」となっています。
電子書籍販売サイト「ebookjapan」が制定した記念日です。
ということで、電子書籍ではなく紙の本でよみましたが、
今日は私水梨子オススメの1冊をご紹介します!
今回ご紹介するのは、宝島社文庫から販売されている歌田年さんの「BARゴーストの地縛霊探偵」です。
本屋さんで何か気になる本ないかな~と探しているときに、
出会った一冊です!
私は、結構ミステリーが好きで読むんですけど、
地縛霊探偵という言葉がすごく気になって、手にとってみました!
地縛霊なのに、いったいどうやって解決するのでしょうか。
舞台は、東京・新宿にある「バー・コースト」
幽霊が出ると噂されていることから、
「バー・コースト」ではなく、「バー・ゴースト」と呼ばれることも(笑)
その噂というのが、
バーのあまり使われていない一室から、足音が聞こえるというもの。
ある日、一人の老人がバー・コーストに来店し、
足音の謎を解明します。
ただ、解明した直後に、脳梗塞で倒れ、その日のうちに亡くなってしまうんです。
そして、亡くなった老人は、
なぜか、バー・コーストの地縛霊となってしまいました。
零体がみえる常連客の『ぼく』には、
この前亡くなった老人の様子が見えている様子・・・
バー・コーストに持ち込まれる事件の謎を、
地縛霊となった老人は、どのように解決していくのでしょうか。というお話です。
もう少し本の魅力を話したいところなんですが、
ネタバレになってしまうので、この辺にしておきます(笑)
私は、最後の最後に、そういうこと!?と驚き、
読み返しました。
ミステリー系だと、いろんな本で最後驚くことが多いですが、
今回は、もう声に出して『え!?』と言ってしまいました(笑)
ちなみに、このお話は、零体が見える『ぼく』視点でお話が進んでいくんですが、
事件ごとに、お話が分かれているので、
とっても読みやすかったです!
私も今回は、一気読みする時間がとれなくて、
お話しごとによみました!
探していた娘がお店で突然消えたお話や、
双子にまつわるストーリーなど!
地縛霊探偵の老人だけでなく、
常連客たちも、あーじゃない!こーじゃない!と推理しているのも面白かったですね~!
常連客たちが仲良くて、バー・コーストで居心地よさそうにしているのをみて、
私も、普段Barにいくことはないですが、行ってみたくなりました(笑)
また、仕掛けやパロディも多かったり、実在する映画のタイトルでてきたりと、
ミステリーや映画好きの方は、より楽しめる作品になっています。
私は、ほとんど知らない作品でしたが、
『BARゴーストの地縛霊探偵』は楽しめましたので、詳しくない方も安心してください!
個人的には、一つのお話しの中で日本語の間違った使い方をテーマにしたものがあり、
興味深く読んでいました(笑)
小説なのに、ちょっぴり勉強にもなるのが面白いですよね(笑)
地縛霊探偵の老人はどうやって事件を解決していくのか、
そして、バー・コーストに持ち込まれる事件の謎は、
ぜひ本を読んで確かめてみてくださいね!
今日は、宝島社文庫から出ている歌田年さんの『BARゴーストの地縛霊探偵』をご紹介しました!