こんにちは、ゲスト さま
高岡市立福岡小学校での公開収録を振り返って
12月の「しげちゃん☆おはなしラジオ」は
高岡市立福岡小学校の開校50周年記念式典で行われた
公開収録の模様から、2週に渡ってお送りしました。
 
12月8日の放送は、福岡に伝わる昔話「元取山の童子」でした。
しげちゃんの朗読と、児童の皆さんが描いたさし絵、
お楽しみいただけましたか。
 
物語の舞台は、福岡小学校からも見える元取山(もとどりやま)。
むかし、元取山には不思議な洞穴があったそうです。
 
ふもとの村人が、暗い洞穴に向かってお願いすると(1)、
ゴワーンという音がして、
朝になると、お願いしたものがちゃーんとそろえて置かれていました(2)。
 
ところが、惣介と言う男が、借りたものを返さずにいると、
洞穴は、何も貸してくれなくなりました(3)。
 
しばらくして、惣介と嫁さんの間には、可愛い男の子・太助が
生まれましが、何年たっても歩けず、二人は心配します(4)。
 
太助が10歳になった秋の日のこと。
惣介と嫁さんが俵にお米をつめていると(5)、
太助が急にいなくなり、二人は大慌て。
太助は、俵につかまって、立とうとしていました(6)。
 
そして、とことこ歩き出したかと思うと、俵をゴロゴロ転がし始めます(7)。
 
大喜びした惣介は、俵をかついだら、太助にやると約束します(8)。
 
太助は、あっという間に、俵をみっつ、かついで走り出します(9)。
 
あわてて追いかける惣介夫婦。
村人も追いかけますが、だれも追いつけません(10)。
 
これまで歩けなかったのが嘘のように、太助は山道を走りぬけ、
洞穴の前まで来ると、ぴたりと止まりました(11)。
 
そして、後ろを振り返り、にやっーっと笑うと、
洞穴の中に消えてしまいました(12)。
 
 
洞穴からは、「今帰ったぞう。」「これで元だけは取ったわい」などという
不気味な声が低く響き、あとはシーンと何も聞こえなくなりました(13)
 
それから、この山を
元取山(もとどりやま)と呼ぶようになったそうです(14)。
 
そして、15日の放送は、同じく福岡の昔話から、「宇太郎さんのこばなし」。
かつて小矢部川に住んでいた動物、カワウソが、いろいろイタズラをするお話、
児童の皆さんが、朗読と効果音で「おはなしラジオ」に参加してくれました。
 
全校児童の皆さんによる元気一杯の歌も、ありがとうございました!
 
さて、22日の放送後半では、子ども達の感想インタビューをお届けしながら
しげちゃんが、楽しかった公開収録を振り返ります♪
 
是非、お聴き下さい!