こんにちは、ゲスト さま
11月15日のキノコレ


★☆★★☆★  11月15日の 『キノコレ』  ★☆★★☆★  

「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45~『grace』の中でお送りしています。

今週は、紀伊國屋書店富山店  奥野晃英さん  からオススメの本をご紹介いただきます。

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本日ご紹介する本は、 原田マハさんの新作 『たゆたえども沈まず』 です。

原田さんと言えば、『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』などを始め、
画家を題材とした作品を数多く執筆されています。

今回は、そんな画家たちの中でも、世界で最も有名な画家のひとり、
フィンセント・ファン・ゴッホの半生に焦点を当てた作品となっています。

そして、この作品にはもう二人、主人公がいます。

一人は、経済的にも精神的にも兄を支え、
当時の芸術界でほとんど評価されなかった兄の絵を信じた
フィンセントの実の弟、画商のテオドール・ファン・ゴッホ。

そして、もう一人は、19世紀末パリで巻き起こった日本ブーム、ジャポニスムの只中で、
浮世絵を売りさばいた日本人画商、林忠正。

何をやっても上手くいかず、絵画の世界でも自分だけの表現を求め苦しむゴッホ。

兄の絵と日本の浮世絵に惹かれながらも、
生活のため面白みの無い絵を売る事に疑問を感じるテオドール。

そして、アジア人と言うだけで好奇の目で見られる中、孤高を貫く忠正。

彼らの出会いが、後の絵画の歴史を大きく動かす傑作を生み出していきますが…。

この作品を当店で推している理由が一つあります。
ゴッホ兄弟の人生に大きく関わったとされる、林忠正は、
実は、富山県、現在の高岡出身の実在の人物です。
今から100年前に富山を飛び出し、自分の力を信じて、世界と向き合いました。

その点でも、是非、富山の人に読んで頂きたい作品です。

『たゆたえども沈まず』は当店エスカレーター横のフェア台で展開しておりますので、是非ご覧ください。

先日、原田マハさんが当店にご来店下さいまして、
直筆のサインを同じ場所に飾っております。
こちらも是非、ご覧下さい。

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<広辞苑>

続きまして、来年2018年に出る商品で、
恐らく最初の話題作になるのではないかという商品のご案内です。

その商品とは、ズバリ辞書の『広辞苑』でございます。

来年の1月12日、10年ぶりの改訂版、第7版が発売される事が先日報道されてから、
多くのご予約を当店でも承っております。

今予約していた方は、
普通版は、定価9,000円のところを8,500円、
机上版は、定価14,000円のところを13,000円と特別価格で販売いたします。

卒業や就職などの節目の贈り物にも最適な1冊です。

是非当店でご予約ください。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

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紀伊国屋書店富山店  

住所: 富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F   
電話番号: 076-491-7031  
営業時間: 10:00~20:00  

HP http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

※今月の店休日  11月は無し