PROGRAM

 
2011/05/18 (水)
  • 5月18日のキノコレ

  • 紀伊國屋書店富山店 朝加さん

5月18日のキノコレ[grace]

 5月18日の 『キノコレ』     

「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。

今週は、紀伊國屋書店富山店 係長 朝加昌良さんのオススメ本です!


もうすぐ映画化!
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 『プリンセス・トヨトミ』万城目学 文春文庫
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・今回は28日から映画公開される『プリンセス・トヨトミ』の原作本についてご紹介。

・著者、万城目学さんは本作と『鹿男あをによし』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』で
 3回直木賞候補にもなっている、今注目の書き手。

 その作風は一言で言えば「ホラ話」。そう、愉快なホラ話。
 奇想天外なアイデアと勢いのあるストーリーが魅力です。
 「作り話が巧い」というのは作家さんにとって褒め言葉、と思うのであえて言います、万城目さんは嘘つきだ!と。

・さて、『プリンセス・トヨトミ』ですが、冒頭いきなりこうあります。「5月末日、大阪が全停止した」と。
 さてなにが起きたのか、その物語の始動は2つ、10日遡ったところから始まるとのこと。

・1つ目の視点は「会計検査院」なる機関の3人組。
 
 この機関は明治2年より130年もの歳月を数え、内閣からも独立し、
 国の予算が使われる機関や法人の会計状況を検査する、
 なんていうウソがもっともらしく語られています(笑)

 切れ者で「鬼」の異名を持つ松平、
 おっちょこちょいだがここぞという時に「あたり」を引く「ミラクル」鳥居、
 モデルのような長身で「プリンセス」と呼ばれる旭・ゲーンズブルー。

 今回の検査先は大阪。

・2つ目の視点は、うってかわって大阪の子どもたち。
 
 女の子になりたい、という願いを持つ真田大輔とその幼馴染である橋場茶子。

 ついに学校に念願のスカート姿で大輔が登校する…という顛末から始まります。
 ちなみに彼らが住んでいるのは大阪の下町の商店街、その雰囲気がよくでています。

・さて、検査院の3人は大阪で検査を進めるうちに妙な社団法人を発見します。
 社団法人OJO(何を表しているかは読んでお確かめください)。
 これを怪しいとにらんだ彼らは検査に赴く。ミラクル鳥居の活躍もあって、その代表に会うことに。
 その代表とは、真田幸一、真田大輔の父親であった ――。

・検査院の来訪という事態に対し、大阪の男たちが団結して立ち上がります。
 彼らはとある秘密を代々伝えており、まさに今が団結すべき時。
 大輔も例外にはならず、その動きに巻き込まれてゆきます。
 
 こうして交わった2つの視点、そして大阪のとんでもない秘密。さて決着はどうなるか。

・なお、著者最新作も4月下旬に発売したばかり。
 タイトルは『偉大なる、しゅららぼん』(集英社)。
 
 ホラ話をさらに楽しみたい人はこちらもぜひどうぞ。



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紀伊国屋書店富山店からのお知らせ
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あわせて120種類を展示販売しております。



◆紀伊国屋書店富山店   場所は、富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F   
  電話番号  076-491-7031   営業時間 10:00〜20:00  

・定休日 :5月の定休日はなし、25日は特招日でお得なポイント2倍デー。
              6月は8日が定休日。



◎5月18日の放送は、ポッドキャストでもお聞きいただけます!

grace


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