[音楽]
(スピーク・トゥ・ミー)SPEAK TO ME
ジュリアン・ラージ(JULIAN LARGE)
1988 年、アメリカのカリフォルニア州サンタローザ生まれ。
5 歳よりギターをはじめ、12 歳の時に全国で TV 放送されたグラ
ミー賞授賞式で演奏するなど、少年期より既に神童の呼び声高く、
注目を集める。
その後間もなくアーティストとしての育ての親ともいうべきゲイリ
ー・バートンに誘われてステージを共にし、2003 年にはゲイリー
のアルバム『GENERATIONS』のレコーディングに参加。
更に
2005 年にリリースされた『NEXT GENERATIONS』にも参加し、
自身のオリジナル曲を複数提供するなど、本格デビュー前ながら、
ミュージシャンとしての地位を確立して行った。
かのハービー・ハンコックをして、「ジュリアンは心と意思と魂でプ
レイする。こんなに若いのに、いつそれを学んだのか」と言わしめる
など、ゲイリー・バートン以外にも JAZZ 界でジュリアンを支持する声は多い。
ブルーノートから 4 枚目となる本作では、アメリカーナ・
ブームの立役者でもありこれまでに多くの伝説的なアーテ
ィストも手掛けてきたシンガー・ソングライター、ジョー・ヘン
リーがプロデューサーを担当。
全曲ジュリアンによる書き下
ろしでアコースティック・ギターも積極的に採り入れており、
フォークやゴスペル、オールド・タイムといったルーツ・ミュ
ージックの要素を感じさせつつもジャズとのバランスが絶
妙に保たれたサウンドは、どこか新しさを感じさせる響き
となっている。
編成は、ホルヘ・ローダー (b)とデイヴ・キング (ds)との
レギュラー・トリオに加え、リヴォン・ヘンリー (as, ts, cl,
alto-cl)、パトリック・ウォーレン (p, keys)、そしてクリス・
デイヴィス (p)といったゲストも参加。ジュリアンが描く新
たな音世界を最大限引き出すことに成功している。
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