ブログトップページはコチラ

アーティスト野口哲哉のつくるもの

2019年6月28日

私が不定期でお送りしている「WITH MUSEUM」。
今回は、森記念秋水美術館で開催中の「野口哲哉展 鎧ノ中デ -富山編-」をご紹介しました。
*
元々油絵を専攻していらした野口哲哉さん。
緻密なスケッチののちにつくられている作品は、鎧兜をまとった武士がモチーフになっています。
*
しかし、野口さんが作っているのは、”武士”ではなく、時代背景も階級も関係ない”人間そのもの”。
武士は刀を振り回し戦っているたくましい存在と思っていませんか?
「日本男児たるもの」の精神のもと、常にキリッとした表情を見せるものだと信じていませんか?
*
…武士だって、疲れることはあるし、物思いにふけることもある。
人間らしさというのはどの時代もそう変わるものではないはず。
そんな思いでつくられた作品たちが展示してあります。
*
野口さんの作品は、武士たちがまとっている鎧兜も、掛け軸のようなつくりの絵画も、全部野口さんの手作りなんだそうです。
しかもその素材は、樹脂やプラスチック、アクリルなど、現代にあるもの。
そこもまた野口さんのこだわりなんだろうなぁ。
*
小さいときから歴史が好きな野口さん。犬より猫が好きな野口さん。ミニカーが大好きな野口さん。
好きだからこそ譲れない部分があったんだと思うんです。
その尊敬の念がこめられているからこそのリアリティだと私は感じました。
*
「あははっ何これ!ウケる〜!!」そんなふうに笑うもよし。
「なぜこんな素材で、こんなものを?どんな思いでこれを…?」と思いを巡らせるもよし。
ここには、「ありそうでないもの」と「なさそうであるもの」が、野口氏独自の世界観で表現されています。
*
国内外で高く評価されている野口哲哉さんの、北陸初の本格的な個展です。
8月25日まで開催されています。
梅雨の一刺激に、夏の思い出にいかがでしょう?
*
ちなみに私が取材に伺った際は、中学生が複数人で観に来てました!
多感な生徒たちにはどんなふうにうつったんだろう。
現代で戦うあなたの目にはどんなふうにうつるんだろう。
行かれた方、ぜひ番組宛てにメッセージお寄せください♪
—————————–
森記念秋水美術館 http://www.mori-shusui-museum.jp/
「野口哲哉展 鎧ノ中デ -富山編-」
〜8月25日(日)まで
—————————-
yoshimoto 11:33 PM