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TOKYO!

2008年11月22日

今日から12月5日まで公開の映画『TOKYO!』をご紹介します!

この作品は、世界的に活躍している3人の監督が、
それぞれの視点で「東京」という街を描いたオムニバスです。

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最初の作品は、ミシェル・ゴンドリー監督による『インテリア・デザイン』

映画監督を目指す恋人アキラとともに上京したヒロコは、
部屋探しも就職もうまくいかず、
自分が何のために生きているかわからなくなります。
そんなある日、自分の体の異変に気づきます・・・。

ファンタジーな世界を描きつつ、
リアルな東京も感じられて、
でも、やっぱりどこかフワフワしていて、
「東京」の街の空気を見事にあらわしているなと思いました。

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次の作品は、レオス・カラックス監督による『メルド』
ある意味、この作品もファンタジーと言えるのかもしれないけれど、
先ほどのような、ほんわかさはゼロです。

東京の下水道に住み、マンホールから外に出ては、
人々を恐怖におとしいれている、マンホールの怪人、メルド。
まるで何を考えているのかわからないメルドの言動は恐ろしいけれど、
見た目が普通でも、何を考えているのかわからない人間もいるわけで。

映画の世界のお話とわかっていても、私は、とてもこわさを感じました。

メルドの一点を見つめた感情の無い表情が、
しばらく頭から離れませんでした。

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そして、メルドをだいぶ引きずりつつ始まったのが、
ボン・ジュノ監督の『シェイキング東京』です。

次から次へと、予測不可能な展開を見せた「メルド」とは一転、
こちらは、ほとんど動きがありませんでした。

なぜなら、ひきこもりの男性の話だからです。
10年もひこもりをしていた男性が、
ピザ配達の女性に恋をし、外に出てみると・・・
というお話です。

お金さえあれば、家から1歩も外に出なくても生活できる。
既に、そんな世の中になっているのですよね。

これも「東京」の現実なのですね。

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3人の監督による「東京」は、
それぞれ、独自の視点で、
不思議な世界観を描きつつも、とてもリアルに心に響きました。

全部で120分も無い映画ですが、
とても内容が濃く、もっと長い時間、見ていたような充実感がありました。

yukikotajima 9:17 am