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富山記念

2012年8月29日

去年の富山記念以来、
リスナーの皆さんと一緒に競輪観戦をしたり、
バンクを走ったり、サイクリングをしたり、
さらに、番組で競輪の魅力をお伝えする
『ゆっきー&山野の爆笑競輪塾』をお届けしたり、
私にいたっては、全国各地の競輪場に行ったりするなど、
この1年は、色々な角度から「競輪」の魅力をお伝えしてきました。

そして、先日、25日〜昨日28日まで、
富山競輪場ドリームスタジアムとやまで
もっとも大きなレース、富山記念が行われました。
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2日目の26日には、私とナベッチが参加しての

「ゆっきー&ナベッチと行く 
 ドリームスタジアムとやま 記念競輪応援ツアー」

が行われました。
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イベントは昼からでしたので、
私は、朝早くに競輪場に行き、朝練を見学しました。
現役の競輪選手や、元競輪選手の木庭さんの解説を聞きながら、
選手の皆さんの練習風景をたっぷり見ることができました。

意外だったのは、私以外にも結構女性の方がいたこと。
朝から爽やかな声援がバンク内に響いていました。

当日は、その他にも様々なイベントがあり、
私も色々見たり体験したり食べたりして楽しみました。
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まずは、グルメ。
当日は、B級グルメが大集合していました。
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ツアー参加者の皆さんには、B級グルメチケットが配られ、
お好きなものを召し上がっていただきました。

私は白エビ焼きそば&コロッケをいただきました。
美味しかったです♪

また、今回は、地元の選手の皆さんによる
「選手会ブース」もありました。
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スピードコンテストに、私も挑戦!
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以前、名古屋でチャレンジした時は、47キロしか出なかったのですが、
なんと、今回は、70キロが出来ました!!

ちなみにナベッチは、72キロでした。(笑)

月曜火曜には、お子さんたち向けの自転車教室があり、
選手の皆さんの指導のもと補助輪が取れたお子さんたちがたくさんいたそうで、
常に感動に満ち溢れていたようですよ!

選手の皆さんも嬉しそうでした。

さて、美味しいものを食べたり、自転車に乗ったりと、
楽しんでいるうちに、あっという間にツアーの時間に!

今回は、KNBさんとの合同イベントでした。

競輪キャスターのタオグチさんから
競輪指導を受けながら、まずはステージでモニター観戦。
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その後、バックスタンドに移動して、
解説を聞きながら、予想ゲームを楽しみました。
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そんな中、8レースで感動の瞬間がありました。

今回の富山記念に唯一富山の選手として出場している
宮越大選手を、私たちツアーメンバーも応援していたのですが、

なんと!

そのレースで1着を取ったんです。

レース後の宮越選手のガッツポーズはとてもかっこよく、私たちも大喜び!

とても気持ちのいい瞬間でした。

それにしても、日曜日は、熱かったし、暑かったですね。

私もナベッチも服の色が変わるほどに汗をかいていました。
お見苦しい姿を失礼しました!

参加者の皆さんは、大丈夫でしたか?

本当に暑い中、参加して下さり、ありがとうございました。

初めて競輪を生でご覧になった方も多かったようですが、
楽しんでいただけましたか?

ちなみに、今回初めてスタッフとして参加したFMとやまの女性は、
この日初めて見て一目惚れ状態で、
「次はいつ行くの?一緒に行こう!」
と目を輝かせながら言っていました。(笑)

男たちの真剣勝負、迫力あふれるレース、男泣き。
そのすべてがかっこよく、まぶしくて、
スポーツとしての自転車の魅力を私もあらためて実感しました。

そして、せっかくなら決勝も見たい!と思い、
最終日も、朝から決勝まで生で観戦!

優勝は、ロンドンオリンピックにも出場していた
渡邉一成選手でした。

クールな印象の渡邉選手ですが、
この日ばかりは、感情をあわらにして喜んでいる姿が印象的でした。
本当にかっこよかった!

感動しました。

grace内のコーナー「ゆっきー&山野の爆笑競輪塾」は、
富山記念が終わりましたので、いったん今日で終了となりますが、
競輪のレースは、まだまだ続いていきます。
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是非、また生のレースを見にお出かけになってみてくださいね。

私も9月に早速行こうと思っています♪

★ドリームスタジアムとやまのHPはコチラ

★私の個人ブログ「続・ゆきれぽ」にも感想を載せていますので、
 よかったらお読みください。

yukikotajima 5:43 pm

ふくわらい

今日ご紹介するのは、全国の書店員さんたちの間で話題になっている本です。

今月はじめに出たばかりの、
西加奈子さんの『ふくわらい(朝日新聞出版)』。
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最初の1ページを読んで、この本が好きだと思いました。
ページをめくり始めてからはノンストップでした。

普通じゃない話もたくさん出てきます。
いや、普通じゃないことだらけかも。

例えば、生首をサッカーボールにしてみてはどう?という会話とか、
会社の屋上で不思議な呪文を唱えながら雨乞いを始めるとか、
その他にも、様々。

もし私が、例を全て上げると、
それだけで、うっっ。となって、
もう結構!と思うだけでなく、
私が悪趣味と思われてしまいそうなのでやめておきます。(笑)

最初にことわっておきますが、
私はこれらのことが好きというわけではありませんよ〜!

「小説」として面白い本でした。

また、言葉を紡ぐとはどういうことか?
心で感じるとはどういうことか?
といったこととも向き合っていて、
私が普段思っていることを、
小説の中の登場人物たちが真面目に語り合っているのが、
とても気持ちよかったです。

そういう点でも読んで良かった本でした。

***

主人公は、定(さだ)という25歳の女性編集者。

小さいころから変わらない趣味は、
暗闇でひとり、ふくわらいで遊ぶこと。

いつからか、人の顔をじーっと見つめては、
勝手に顔のパーツを切り離し、ふくわらいのようにして楽しむ、
という想像(妄想)をするようになり、
無言で人の顔を見つめる女として、不気味がられるようになります。

そんな定は、言葉遣いがとても丁寧で、性格も真面目そのもの。

冗談が通じないので、ロボットなのでは?などと言われてしまうことも。

しかし、そう言われても、
「私の手の甲には、血管がはっきりと流れています。
 信じられないら、少し切ってみましょうか?」
と真面目に返してしまう。

つまり、定は個性的な女性です。

でも、そのほかの登場人物も相当個性的。

そんな濃いメンバーが次々に登場して話がどんどん濃厚になっていき、
いったいこのお話はどこに向かっていくんだろう?
と、本のページをめくるのが、楽しみで仕方ありませんでした。

そして。

想像もつかないラストが待っていました。

ああ。

この気持ちよさを味わわせるために、
西さんは、この話を書いたのね、と、納得。

やはり作家さんはすごいなあ。

文字を読んでいるだけなのに、
私の全く知らない世界が体感できてしまう。

そんな読書を私はあらためて、好きだわあ、と思いました。

今回も素敵な読書時間となりました。

西さん、ありがとう。

yukikotajima 11:31 am