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15.16 防災

2011年3月14日

東日本大震災で被災された地域の方々のために、
富山をはじめとした、被災していない地域の皆さんは、
「私にも何かできることはないのか?」
と思いながら、募金などへの協力をされている方もいらっしゃることと思います。

私ももちろん、自分が出来る範囲で協力をし続けていきたいと思っています。

そういった被災地への協力はもちろん、
もう一度、皆さんに、防災意識を高めていただきたいと思いまして、
今日のユキコレ(13:45頃〜オンエアー)は、
ぜひ、富山の皆さんに読んでいただきたい本をご紹介します。
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それは、自らも阪神・淡路大震災にあった、
渥美公秀(あつみ・ともひで)さんが書かれた本
『地震イツモノート』です。

災害ボランティア活動の研究と実践を行っていらっしゃる渥美さんの視点で書かれた、
防災の知恵と工夫が満載の1冊です。

本の帯には「キモチの防災マニュアル」とあります。

渥美さんのまるで話しかけるような語り口と、
JT広告でおなじみの寄藤文平(よりふじ・ぶんぺい)さんのイラストのおかげで、
大変わかりやすい内容になっています。

例えば、地震が起きた直後は、どうなって、何が必要になるのか、
ということが具体的に書かれています。

その中から、私たちもすぐに実践できるものをいくつかピックアップします。

・明かりはなくなる。
⇒日ごろから懐中電灯を近くに準備しましょう。プラス電池も。
 懐中電灯は1つではなく、家中に置くべき。

※渥美さんは、笛とライトを携帯電話につけて、携帯電話は常に身につけているのだとか。

 そのほか、渥美さんは、普段から、
 バッグの中に、大きめサイズのハンカチを入れているのだそうです。
 (大判ハンカチは、緊急時、包帯、バンダナ、マスクの他、色々なものに使えるため)

・水はなくなる。
⇒タッパーに大きい氷を作る。溶けたら水として使える。
 ふだんからやかんに水をいっぱい入れておく。

・家の中は危険
⇒富山の方は、車をお持ちの方が多いと思いますが、
 車も第2の家と考え、必要なものを入れておく。

本には、これらのほか、イラストとともに、防災基本備品ものっていますし、
避難所生活についてや、渥美さんが推薦する防災活動なども紹介されています。

この本を読んで、私も、早速、基本備品をそろえ、玄関近くに置きました。

被災地の皆さまへの協力はもちろん、
この本を読んで、自分自身の防災対策も今一度、しっかりと取り組んでいただけたら、と思います。

・・・

もう1冊は、「生活の知恵」として選んでみました。

「おいしく食べて体に効く!クスリごはん」。

体の悩みを、薬ではなく毎日の食事で解決するためのヒントが、
マンガでわかりやすく解説されています。

スイッチひとつで、快適な生活が遅れるようになった今、
私たちには、昔の人たちのような「知恵」がありません。

今の私たちには、そのような「生活の知恵」を学ぶことも大切なのではないか、
と思って選んでみました。

被災地の皆さまにとっては、何をいまさら、という内容かもしれませんが、
富山を含め、被災していない地域の皆さんに、
私たちが今できることの1つとしてご紹介したものですので、ご理解いただければと思います。

yukikotajima 11:16 am