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3月13日&20日放送は富山出身、国際的にも活躍のクラリネット奏者・西田宏美さんがゲストです♪

2015年3月20日

2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーショ
によるふれステ・マガジンでした。
今回は富山市出身で国際的にも活躍のクラリネット奏者・西田宏美さん
をゲストにお迎えしました。写真撮影のときはお茶目な表情をされる
西田さん♪トークは音楽の求道者というか情熱で一杯のお話でしたよ。
現在は川崎市在住、ちょうど富山での演奏会の時にあわせてスタジオに
お出でいただき、インタビュー。県立中央病院ロビーでの演奏の模様
から「からたちの花」をお届けしましたが、こちら筝奏者のお母様と
一緒の演奏会。実は西田さん、クラリネットは8歳のときからですが
もっと小さいときから筝や尺八など邦楽に触れて育ったのだとか。ど
ちらも魅力的ながら、気持ちを内に秘める邦楽よりも、もっともっと
前に表現する西洋音楽に引かれ、クラシックの道に進みます。呉羽高
校から武蔵野音大の器楽科クラリネットを専攻。渡欧し、スイスイタ
リア音楽院大学を主席で卒業。在学中から国内外数多くの音楽コンク
ールで優秀な成績を収め、2001年第18回富山県新人演奏会では
最優秀賞を受賞されています。ソロ、アンサンブル、オーケストラな
ど様々な場で、活躍。ところで、ヨーロッパに留学された西田さんで
すが、再びアメリカ・ニューヨークで深くクラリネットを学ぶために
2009年、留学。ジュリアード音楽院でも名高いチャールズ・ナイディック
氏に師事するためですが、奥さまである大島文子氏との出会いがクラ
リネットのみのアンサンブル、ニューヨーク・リコリッシュ・アンサ
ンブルでの活動につながっていったということ。2週目にそのお話、
詳しくご紹介いただきましたね。アメリカの現代音楽家の曲ばかりを
収めたファーストアルバムは「レコード芸術」の特選盤を受賞。現在、
世界の音楽家に日本のわらべ歌の編曲を募って3枚目にレコーディン
グされるそうで、そのあたりの斬新なアプローチも注目のアンサンブルです。
西田さんの個人的な活動としては、富山出身の映像作家・町野三佐紀
さんと2回目の試みとしてクラリネットとアートとのコラボを東京で開催される
ということで、新しい表現を常に見つめる彼女ならではの感じがします。
富山には演奏会や、後進の指導でも戻っていらっしゃっているのですが、
夏には、富山でブラームスの「クラリネット五重奏曲」を聴かせる演奏
会があるそうですよ。心震える美しい世界を是非堪能してみたいですよ
ね♪
13日にお届けしたのはニューヨーク留学中、同じ建物の1階と3階に
下宿していたのが縁でというピアニスト関本昌平さんとの2011年のデュ
オコンサートからプーランク作曲クラリネットソナタ第一楽章を☆
20日にお届けしたのはニューヨーク・リコリッシュ・アンサンブルの
セカンドアルバムからクラリネットと言えばこの曲、ガーシュウィンの
ラプソディ・イン・ブルーでした☆☆☆
ヨーロッパでは感情の表現を、アメリカではテクニックの表現を重点的
に学んだと話していた西田さん、そしてベースには和・邦楽の精神も持
つクラシック・クラリネット演奏家として、益々の活躍が楽しみになっ
てきます。お話、どうもありがとうございましたー!!!
(Takagishi記)
FMとやま 5:28 PM