２週に渡っては富山の音楽＆ステージシーンを応援するOTANIふれ逢
いステーションによるふれステ・マガジンです。
今回は富山のシンセサイザー奏者、作曲家として長く活躍されている滝
沢卓さんをお迎えしています。滝沢さんは３０年近く前になるFMとやま
の開局の頃から、ご出演いただいたり、番組のテーマ曲を作ってもらっ
たりして来ました。宇宙や自然の神秘を感じさせるオリジナル曲は聴く
人の心に深く染み入ってきますね。昭和３３年、高岡生まれの滝沢さんは
少年の頃から雨晴の海などで水平線に浮かぶ夏の入道雲や水に潜っ
て見る幻想的な魚達の様子に自分だけの音楽を感じていたそうです。作
曲はその自分の中で沸き起こってくるイメージに音の命を与えたもの。
そしてシンセサイザー奏者として１番影響を受け、尊敬しているのは冨
田勲さんとおっしゃっていました。その他、喜多郎さんやYMOなども有
名ですが、滝沢さんにとってシンセサイザー奏者＝冨田勲さんであり、
現在、８０代を迎えてもなお旺盛な音楽への情熱には大いに刺激を受け
るそうです。青春時代、１人になりたくて大型バイクを走らせていた頃、
ボランティアで触れ合ったお年寄りなど人の心のひだに感じた思いもま
た、自然や宇宙と同じく滝沢さんの音楽のテーマになっています。喜び
や悲しみ、痛みに正直に寄り添い生まれた音楽の数々。自然深い中での
暮らしを長く続ける滝沢さん。現在は射水市の青井谷に住まいをもうけ、
命の息吹を感じながらの日々は、創作の感性をより研ぎ澄ませてくれる
ともおっしゃっていました。
ソロとして活躍が中心ですが様々なミュージシャンとのコラボもあり、
毎月数多くのライブがある中で、２００４年から毎年１回必ず行ってい
るのが中国出身で東京を拠点に活躍する二胡奏者、ジャー・パンファン
との演奏会、「二人会　郷（ふるさと）コンサート」。第９章「Jyun-
Aiー巡逢ー」が今月１８日（日）午後２時から新川文化ホール・小ホー
ルで開催されます。（A席（指定）３５００円　B席（自由）３０００円
　当日は５００円UP）
もともとジャー・パンファンさんの音楽のファンだったという滝沢さん。
中国古典からモダンミュージックまで美しい二胡の音色は心に響きます。
ある縁からこのコンサートにつながり、去年は陸前高田でも一緒に演奏
をされています。
来週はほとんどがオリジナルという１５枚になるアルバムや曲作りにつ
いて。また震災前から続く陸前高田の人々との交流をはじめ現在、岩手
各地の仮設住宅などを訪ねて行っている心のふれあいを通した演奏活動
についてじっくりお話を伺うほか、自然環境をベースにした富山での定
期演奏、脚本・音楽を手がけるプラネタリウム番組制作のお話まで色々
と伺って参ります♪どうぞお楽しみにー！！！
本日お届けした曲はジャー・パンファンさんの演奏で「Silent Moon」
でした☆来週も滝沢さんの音楽をBGMにインタビュー。そしてベスト盤
からライヴ・バージョンで滝沢さんの「我が人生」をお送りする予定
です☆ご期待下さい！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Takagishi記）