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2月8日&15日放送は若者による邦楽コンサートに向けて…、篠笛奏者・泉紫風さんがゲストです♪

2013年2月8日

2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーション
によるふれステ・マガジンです!
今回は富山市にお住まいの篠笛奏者、泉紫風(いずみしふう)さんをスタ
ジオにお迎えしました。泉さんは邦楽家として2010年に35周年をす
でに迎えられ、オリジナルの作曲の篠笛他、全国大会で優勝された山中節
、江差追分などの民謡の唄や津軽三味線など様々な邦楽を教える「紫風会
を主宰。実はギターもするんですよ♪と次々お話が出てくるほど演奏は古
典からジャズまで幅広くなさっています。
オンエアでは篠笛のオリジナルCDを聴きながらお話を伺いましたが、響き
渡る笛の音の澄んだ美しさは格別。もともと尺八をされていた泉さん、伴奏
の一楽器として始めた篠笛だったのですが「黒髪」と言う楽曲の篠笛バー
ジョンに涙が止まらないほどの感動の出会いをしたことが大きなきっかけ
になったそうです。篠笛のロングトーンの中にどれだけ自分の感情が表現
できるかが大切とおっしゃっていました。篠笛は細い竹に穴を開けただけ
のシンプルな日本の横笛ですが一本一本響きの違いを身体で感じて演奏す
るのだそう。また泉さんは邦楽だけではなく西洋の音階にも合うように穴
の位置を微妙に調整しながら篠笛を作ることもあるそうで、独自に培って
いらっしゃった表現と共にそれが幅広い楽曲につながっていきます。泉さ
んの篠笛に魅せられて県内だけではなく石川や大阪からもお弟子さんがい
らっしゃるそうですよ。2008年には日本の邦楽演奏家の一人として1
ヶ月間オランダ・オーストリアの公演に参加、ヨーロッパの歴史あるホー
ルでの演奏会、貴重なエピソードも色々伺いました♪
実は打ち合わせでは3枚目のオリジナルアルバムにも取り組んでいらっし
ゃると話されていましたが泉さんが作曲をされるときはまず曲のイメージ
を文章でお書きになり、そこから笛を持って吹いたときに自然にその曲が
紡ぎ出されて来るそうです(HPでは試聴とその文章も拝見できますよ。実
は作詞作曲で歌も歌っていらっしゃる!)。本日お届けしたのはアルバム
「人生(たび)の風」から「夜半(よわ)の雪」☆まだまだ寒さの厳しい
この季節、音の情景と静かに降り積もる雪が重なってきますねー。幽玄に
広がる泉さんのアルバムはヨガ教室のBGMされることもあるとか。
さて、来週は4月に計画されている若者のための邦楽コンサートについて
詳しくご紹介します。大門高校、龍谷高校、となみ野高校、八尾高校とい
う県内4高校の邦楽部の皆さんが出演する演奏会「邦楽への誘い~未来の
日本文化を担う若者たち」は4月7日(日)午後1時半から県教育文化会
館で開催(入場無料)。邦楽の素晴らしさと可能性を若い世代はじめ幅広
く伝えるために企画された初の試みへの思いをお話していただきます。プ
ロの若手邦楽演奏家も参加するというステージ、期待が高まります!!!
その頃は桜も気になりますね。来週ももちろん泉さんのオリジナルCDから
お届けしますがアルバム「しの笛幻想」から古謡「さくらさくら」をモチーフにした
「さくら舞い」は必聴ですよ☆どうぞお楽しみにー!!!
                        (Takagishi記)
                  

   

FMとやま 5:17 PM