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8月10日&17日放送は富山で唯一の英国式ブラスバンドをご紹介、BRASS BAND TSB♪

2012年8月10日

白熱のロンドン五輪、日本選手達の大活躍に興奮の毎日ですねー!
2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーショ
によるふれステ・マガジン。今回は富山で唯一の英国式ブラスバンド
をご紹介します。ゲストはブラスバンドTSBの代表吉田大樹さんと指揮
の高桑勇気さんをスタジオに迎えました。「英国式ブラスバンド」、初
めて知りましたが通常学校などの部活動で行われるブラスバンドは吹奏
楽、ウィンド・バンドのことで吹いて演奏する楽器(木管楽器、金管楽器)
を使用しますがTSBの皆さんが行っている英国式ブラスバンド(ブリティッ
シュスタイル・ブラスバンド)はフルートやクラリネットなどの木管楽器
は使わず金管のみ(もともとブラスバンドのbrassは真鋳の意味だとか)。
それもトランペットなどで代用する場合もありますがバンドの基本構成は
サクソルン属という金管楽器(コルネット、ホーンにチューバなどのベー
ス楽器)に直管楽器であるトロンボーン、それに打楽器で編成されていま
す。音色も特徴的で金管独特の華やかな響きと共に同属楽器なので音の調
和が美しくパイプオルガンのように聴こえることもあるとか。演奏方法も
間接音を聴かせる等吹奏楽とは違う部分も多く奥が深い(そのあたりは来週
に)。本場イギリスではそれぞれの町に必ず町のバンドがあって小さいう
ちから練習したり(地元のサッカーチームみたいですねぇ)、コンクール
などの大会も盛んに行われているとのお話でした。日本ではまだ数少なく
富山ではこのスタイルは唯一というBRASS BAND TSBは2005年に今の名称に
なりましたが発足の1998年に憧れの大阪のバンドにあやかって英国式ブラ
スバンド「The Sound of Breeze」でスタート。吉田さんも高桑さんも発
足当初からのメンバーで富山大学応援団吹奏楽部のメンバーを中心に学生
や社会人の金管奏者達で結成したのが始まりなんだそうです。通常の吹奏
楽で木管楽器が担っている繊細なメロディラインを金管楽器で演奏するの
で表現力もより求められるというのも大変さと共に英国式の醍醐味かもし
れませんね。ブリティッシュスタイルブラスの魅力、聴く人にも演奏する
人にももっともっと広く知ってほしいと活動している皆さん、次回は北陸
の英国式ブラスバンドの交流や練習場所である芸術創造センターの9月
30日に予定されているフェスティバルでの演奏会、10月21日のウィン
グ・ウィング高岡でのブラス・イン・オータム、来年3月県教育文化会館
での第15回定期演奏会へ向けての抱負を伺っていきます(いずれも入場
無料)。また随時詳しい情報は今年6月にリニューアルしたという公式サ
イト
に載っていますので(雷鳥と立山を図案化したオリジナルエンブレム
もカッコいい!団員申し込みや演奏の依頼などの問い合わせもこちらから)
よろしくお願いしますね。本日お持ちいただいたのは英国式ブラスバンド
のヨーロッパ大会のCD。やはりブリティッシュスタイルのブラスはヨーロッ
パが盛んなのだそう。皆さん海外のWEBをいつもチェックして最新の音楽
状況にアンテナを張ってるようですね。お届けしたのは本場イギリスのブラ
スバンドによる演奏でいつかTSBで演奏したいという憧れの楽曲の一つ、20
04年イギリスの作曲家フィリップ・スパークが作った「Music of spheres」
からお送りしました☆宇宙の始まりがイメージされているそうですが美しく
力強く幻想的、今聴くとなんだか聖火が頭に浮かびロンドン五輪の閉会式へ
気持ちが高まりますねぇ。
来週は皆さんのバンド名の由来ともなった大阪のThe Breeze Brass Bandによる
「カンタベリー・コラール」をお送りする予定です☆
次回もどうぞお楽しみにー!!!
                          (Takagishi記)

FMとやま 5:21 PM