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マダニに注意!!!

2013/6/4 火曜日

よしもとです。

最近、マダニによる被害が報告されています。
きのう6月3日までに感染が確認されている方は20人。このうち9人が亡くなっています。
現時点では西日本を中心に確認されていますが、いつ富山で報告されるかわからない。
私たちは被害を防ぐために、どのような対策をしたら良いのでしょうか。

富山県衛生研究所に行ってお話を伺ってきました。
左から順に、
ご出演いただいた齊藤尚仁次長、
ダニの研究をしていらっしゃる、がん研究部の山内健生主任研究員、
SFTSについて伺ったウイルス部の滝澤剛則部長です。
ありがとうございました!!

今回死者を出しているのは、マダニが媒介するSFTSというウイルスです。
国内では今年1月に山口での感染が確認され、
中国四国地方、九州地方の10の県で被害が出ています。

症状は、発熱、倦怠感、吐き気、下痢など風邪と似ているとのこと。
野山に入ったあとや、ダニに噛まれたあとがあるときは要注意です。

衛生研究所で、実際にダニを見せてもらいました。

たくさんの血を吸えば、ダニはその分大きくなるそうで、
ペンと比較すると、その大きさがよくわかると思います。


左の容器に入っているのは、本当に小さなもので、「点」のようにしか見えませんでした。
真ん中の容器では、ダニの形(足など)が確認できるほど。
右の容器・・・これ1匹しか入っていないんです。たくさんの血を吸ったダニはこんなに大きくなるんです!!!
ダニのたくましさを実感しました。。

感染しないために、野山、草やぶなどで活動するときは
・ 肌を露出しないように
・ ダニに噛まれない忌避剤(ドラッグストアなどで販売されています)をつける
・ お風呂でダニにかまれていないか確認する
万が一噛まれたときは
・ 無理に引き抜かず、病院の受診を
・ 数日から2週間の間に、発熱、発疹があれば医療機関を受診して



富山で被害を出さないように、私たち一人ひとりが気をつけていきましょう!

grace 15:56:45